2024年3月16日土曜日

パワーアンプどうするぅ?

マッキントッシュ=デノン・ショックから一週間。

デノンの1500AEをメインアンプに据えて調整用に使っているCD音源を聴く日々。やはりMC2255は調子が悪いのだという結論。
月曜日にMさんにもう一度来て頂き一緒に聴いてもらって確認できた。少し今後のアンプについても相談させていただいたが、その時はまだ頭の中が整理されてない状態だった。

今週は寝ても覚めてもアンプのことが頭を悩ませる。
9時間しか眠れないし、御飯も2杯しか食べられない。大好きなビールも350㎖缶をあっという間に飲み干してしまうくらいだった。

いろいろ選択肢があると思うので整理がてら書いていこうと思う。

①MC2255を使い続ける
やっぱり思い入れがあるし、修理して今の環境でちゃんと鳴らしたならどんなだろう?という思いがある。使い続けるのであれば一度点検に出したいが、代理店も以前修理をお願いした工房も混んでいてかなり待つことになる。修理費用もネックだし、直る類の故障なのかというのもある。
使い続けたいが現実的でないと現時点では思っている。
②デノン1500AEをメインアンプとして使う
これが一番現実的な選択かと思っている。思っているけれどももう少し趣味性のあるアンプで鳴らしたいという思いもある。金銭的にもこれが現実的という現実が悲しいが。
③新たにアンプを購入する
正直なところこれが理想的ではあるが、金銭的にはもっとも非現実的なのがさらに悲しい。

で、③を選択するとしてどんなアンプにするのか?
①真空管? ②トランジスター?
真空管アンプ、一度は使ってみたい気がする。タンノイに合うに決まっているに違いない。
メーカー製も良いだろうがアンプビルダーの方に作製をお願いするのも良いかも?などと思い、Mさんにお話ししてみたが、作製してもらうにも製作者とこちらの考えの違いというか価値観がぶつかってしまうことがあって、そしてそれは結構しんどいことになるとMさんは仰る。
そんな話を聞き、やっぱり躊躇してしまう。なんとなく怖い。
もう一つ、平日にあんまり音楽を聴く時間が取れない中、ウォームアップに時間が掛かるであろうアンプはちょっと困る。
トランジスターはこれまでもずっと使ってきたので安心感はある。
ただ、これまでの重量級のアンプはもう御免。20Kg以内に抑えたい。もう腰が持たない。
トランジスターならA級はどうだろうか。随分昔にヤマハのA-2000aというA-AB級切り替え可能なアンプを使っていたことがあった。その時はあんまりよくわかんなかったけれど今ならもう少し上手く使いこなせるんじゃないかなぁ。
とはいえ、新品は買えないまでも、あんまり古いものも困るしという事でやはりお値段はそれなりにしてしまうのですよね。

まあしばらくはデノンで楽しむことになってしまうのだろうなぁ。

2024年3月10日日曜日

前言撤回します! 謝謝!

本日1本目のブログを公開した後、今日いらしたMさんと電話でお話しさせていただいた。Mさんとすかんぴんさん、オフ会のあと電話で話したそうで出力トランスなど何かしらマッキントッシュに不調や劣化の可能性も考えられるね、という話だったそう。
思い当たるフシがあった。最近、左右の出力差を感じることが度々あったのだった。関係あるのかないのかわからないが。以前メンテナンスして頂いたのが2019年と5年前。その時はトランジスタ交換やメーターの修理がメインであったと記憶。
まあ、40年以上昔の機器なのでいろいろガタが来てもおかしくはないなあと。

そうなると不調を抱えたままマッキントッシュに頑張ってもらう訳にもいかない。お休みしていただくことに。無期限活動休止とした。

デノン君にメインアンプとして緊急登板願うことに相成りました。
昨日購入のSPセレクタを使ってバークレイとSX3に分配。プリとEQの条件を揃えてセレクタで切り替えながら聴くとマッキントッシュの不調がよくわかります。
デノンのアンプはラックから出してマッキントッシュがあった場所に。ラックがスカスカになってしまいました。
黒い猫さんにそうお伝えしたら「新たに何かしら置けますよ」と返ってきた。
またそうやって煽るから~。でも笑いましたし、何だかうれしくて泣けてしまいました。

MC2255の処遇はまだ決めていません。少し時間をかけて決めたいと思ってます。

オーディオは個人的な嗜好や趣味性の強い趣味ではありますが、こうやっていろんな人に支えてもらったり助けていただいたりして自分はやっていけているんだと改めて思いました。
本当にありがとうございます。謝謝。

サビサビなので隠してます。
動作は問題なしです。


賑やかから一転、大騒ぎ

今週は冬に戻ったような天気。夕方になってようやく穏やかに。

今日はすかんぴんさんとご友人のMさんが遊びに来た。このお二人が来るとやはり賑やか、というか喧しい。←褒めてますよ。

マッキントッシュ・バークレイ(MB)とデノン・SX3(DS)でクラシックのいろいろなジャンルを聴き比べ頂いた。
以前(旧居時)に比べてバークレイの音はかなり良くなったとの事。まあ良くなっていてくれなくては困るのだがマリア・カラスのオペラアリア集のCDを聴き比べした時、どうもSX3に比べてバークレイの方の高域の抜けが今一つだね、カラスにはSX3が良いね、合うねという話に。
その場はそのまま流れて引き続きいろいろと聴き比べなどをしていたがSX3の意外?な大健闘が明らかになってきてバークレイの旗色が悪くなってきた。何だか上下が詰まった感じではないかとなり・・・
そろそろお開きというタイミングで、試しにマッキントッシュ・SX3(MS)、デノン・バークレイ(DB)にしてみたらどうなんだろうという、当然オーディオ好きなら出てくる疑問が呈されて・・・。

繋ぎ変えて音を出してみるとSX3の高域の抜けが悪くなり、バークレイの高域の抜けが良くなった。確かにそのように聴こえる。という事はアンプの要因ということに。アンプの色が強く出ていたことになる。
その時の記憶がちょっと無い(笑)マッキントッシュが、と思うとかなりショック。
そうこうしているうちにお開きに。帰りしなすかんぴんさんが「ブログのネタが出来たじゃないの」とちょっと意地悪。まあネタにはするんですがね。

時間が経って冷静になって考えてみると確かにアンプの性能差はあるよな、と。周波数特性をみるとマッキントッシュが20Hz~20kHzなのに対してデノンは5Hz~100kHzと圧倒的にデノンが良い。データがすべてではないけど、やはり数値上の性能は上がっているのだなあと。
お二人は断然デノンに軍配を上げて帰って行かれたが、すぐに「はい、そうですか。では明日からメインのパワーアンプをマッキントッシュからデノンにします」とは、やはりならないしなれない。
簡単に割り切れるものではない。オーディオ好きとしてはまだまだなのかもしれない。
事実は事実として受け止めるとして、どうするかは私が決めよう。
あまり評価していなかったデノンだがマッキントッシュを上回るポテンシャルがあることが分かったうえは、性能の良しあしもそのアンプの個性・キャラクターと捉えて、両方のアンプを愛することにしよう。

そう決めました。
まずは昨日買ってしまったSPセレクタ(わざわざ村上市まで行って買ってきた)は一旦棚上げにしようかと思う。マッキントッシュ一本で行くつもりだったがしばらくは現行のマッキントッシュとデノン2台体制で行きます。
パワーアンプ2台でスピーカ2台を切り替えながら使う方法ってどんなのだろうか?







2024年3月2日土曜日

我が家のオーディオはどうなんだ?

先週、「ウィッチ春の盤まつり」という事で長野市近辺のブッコフを周って銀色や黒いお皿をゲットしてきました。
オーディオはというと、デジタルEQを復活させました。
SPセッティングでかなり詰めてみたものの、気になってしまう特定の周波数でのふくらみを抑えることにしました。
以前の家の部屋ほどSPの設置場所には制約は少なくて聴いている感じでは整っていますのでEQでの調整も極わずかで済みそう。
そうするとパワーアンプ2台・SP2組体制が崩れてしまうのでどうしたものかと思案中。やはりマッキントッシュ1台で2組になりそうで、SPセレクタの物色を開始です。

「ウィッチ春の盤まつり」での黒いお皿の収穫はマリナー/アカデミー室内管のハイドンの名前付き交響曲を3枚ゲットできたこと。まだ聴けてませんが期待度高し。後はいわゆるペラジャケと呼ばれる盤を5枚。一通り針を通してみましたが盤質はあまり良くない感じ。まあ期待はそれほどですのでこれで良いかなぁ。後はフェルディナンド・ライトナーのカルミナ・ブラーナとケンペのブルックナー5番。これはちょっと期待です。
銀の皿はハイティンク/コンセルトヘボウの大地の歌、アシュケナージのラフマニノフにギレリスのグリーグなどピアノ曲多し。

エソテリックのSACDプレーヤーは今週末に発送予定。直るのか直らないのか。
パワーアンプなのか何なのかわからないが左右で音量差があるのは経過観察中。今はパワーアンプの左右ゲインコントロールで調整している。これでもいいかな。

今日は雪の予報。朝窓の外を見ると隣家の屋根に薄っすらと雪が乗っかってましたが、10時くらいになると結構吹雪いているし雪も大きいし。積もらなければ良いのですが。
まあ外出する予定もないですし。









妹の命日 オーディオ業界どうなんだ?

あっと言う間もなく3月になってしまいました。しかし寒い。まだまだ冬を実感します。

先日2月26日は妹の4回目の命日でした。という事は五回忌という事になるのかな。
偶々なのでしょうが、命日を前に日報に妹が代表を務めていた市民活動とそれにまつわる県政を振り返る特集記事が載ってました。
2013年から14年にかけて、柏崎刈羽原発の再稼働の是非を県民投票で決めようという活動でした。6万を超す署名が集まり県議会に法案が掛けられましたが結局否決され県民投票はなりませんでしたね。
あれから10年。柏崎刈羽原発は未だ再稼働には至っていません。柏崎はすっかり寂れてしまったですね。原発に取って変わらないまでもそれに代わるような、もしくは原発と並ぶような産業を根付かせることが出来なかったように思うのです。
今の状況を妹はどう思うのだろう? ふとそんなことを思った命日でした。

産業といえばオーディオ産業。こちらも衰退の一途でしょうか。先日SNSにオーディオショップの接客態度が悪いんじゃない?といったつぶやきを見掛けました。
ちょうど同じ頃に越後トキめき鉄道の鳥塚社長のブログを読んで、オーディオ業界も一緒だなと感じました。
少し引用します。

田舎というのはリソースが限られます。
例えば、500円で駅弁を100個作ってくれと言われてもなかなか対応できるものではありません。
だったら5000円のお料理を10人分作るのはどうでしょうか?
これなら少ない人員や小さな設備でも可能ですよね。  

レストラン列車などはこの考え方を基本としていますが、鉄道も同じで、例えば1人1000円の1日乗車券で乗ってくれる観光客を100人集めてくれと言われてもなかなか難しい。 

団体貸切なども、一生懸命外回りの営業をしたとしても、そう簡単に申し込んでいただけるものでもありません。 

だったら、1万円のお客様を10名集めるのはどうでしょうか。これならできるかもしれません。 

 つまり、田舎というところは、ローカル線もそうですが、リソースが限られていますから薄利多売は向いていないんです。

でも、できるだけ高いお金を払っていただけるお客様を少人数集めるのであればできるのではないか。
そもそも昔のように猫も杓子もオーディオだ、ステレオだという時代は過ぎてしまいました。今ではスマホにイヤホンでそれなりに音楽を楽しめるわけですから誰もオーディオ店に脚を運びません。 ネットで買うにしてもシステム組んで音楽を、という人は全盛期の数分の一、数十分の一かもしれません。
オーディオ人口が多いのなら以前のような598,798といった物量投入もその後のシステムのアップも見越した薄利多売型の商売も可能でしょうが原材料費も高騰していますからそれももう無理でしょう。
例えばアンプ開発費1000万円としてそれを回収するのに10万円で100人に売るよりも100万円で10人、1000万円で1人に売る方が製造コストも抑えられて現実的と思います。

そんなわけで、ただでさえショップに脚を運んでくれるお客が少ないのですから鳥塚社長の仰るようにリピーターを増やさなければならないわけです。ショップに脚を運んでいるお客というのはそれなりの金額を払っても良いと考えている人でしょうから、そういうお客を増やす接客、商売をしてほしいですね。でもそれが出来ているショップは少ないでしょうね。そして固定のリピーターだけでなく新規の顧客を少しでも増やす努力を業界全体で考えねば先は無いでしょうね。
と偉そうな事言ってますがあまり新しい機器には興味が沸かないウィッチではあります。
100万円、1000万円の顧客にはなれません。すいません。

と、長くなってしまったので今週は2本立てで参ります。