2023年11月26日日曜日

いよいよ冬到来か? 奇数分割法

今週末、いよいよ平野部にも雪の積雪予報が。まだタイヤ変えてないのに・・・。気温が高いこの時期なら、たとえ雪が降っても積もる前に溶けてしまうからさほど心配はないのだけれど、これが積もると鳴門親方困ったことになる。という事でクルマの6か月点検と併せてタイヤも交換してきました。

オーディオの方はというと、機器やらレコードのクリーニングに使っているジャンクのプレーヤーなどの運び込みは大方完了しました。
SX-3はスピーカースタンドの中古の良い出物が無く、もしくはあってもすぐに売れてしまったり、ちょっとお値段と折り合いがつかなかったりで座礁気味。もともと考えていた無〇良品のコの字型のスツールがお値段も手ごろなのでこれで手を打とうかと考えています。
ダメなら、オーディオ部屋のテーブルにもなるし、もう一台はリビングで使おうか。アンプとの接続はまだ悩み中。デノンを使ってパワーアンプを分離するか、SPセレクターを使うか、そのままタンノイのSPケーブルを外して使うかなあと思案中。

スピーカーセッティングはそれこそ暗礁に。どうにも低音域がボンつき気味。スピーカーを移動しては聴いて確かめ、というのを繰り返すがなかなかコレはという良い結果がでないでいた一週間。
ネットで以前に見かけた奇数分割法を試してみました。詳細はこちらこちらを。結構前から云われている説のようですがウィッチは全く知りませんでした。
簡単にいうなら部屋の寸法を測り、1/3,1/5,1/7で割った数値を元にスピーカーを設置するというもの。
我が家の場合、縦長配置で縦5.32m横3.50m天井高2.41mです。今回は天井高は横に置いておくことにして計算します。縦は5.30mで計算しました。大変アバウトではありますが、
縦1/3=1.77m,1/5=1.06m,1/7=0.76m
横1/3=1.16m,1/5=0.70m,1/7=0.50m
という結果に。スピーカーユニットの中心が来るように設置します。
今回は縦横1/3では現実的ではないと判断して縦1/7,横1/5を選択しました。スピーカーの中心が後方の壁から0.76m、左右の壁から0.70mとなるようにセッティングしました。
音出しをしてみると、確かに低音域のボンつきが激減。ウソみたいですがホント。まるで狐につままれたようでビックリです。
モノは試しと以前の部屋の時も使った定在波シミュレーションソフトStandwave2を使ってピーク・ディップの少ないリスニングポイントを探します。すると正面の壁(スピーカー後方の壁)から3.75mの位置が良いという結果に。これは概ね縦5/7にあたります。
ボンつきが全く無い訳ではないものの随分と聴きやすくなりました。
ただ、以前の部屋でもあったような耳痛い感じが若干あります。どうも正面向かって右の壁がウィークポイントのよう。オーディオ部屋の右隣は寝室。左は外壁ですのでどうしても右の壁が弱いのでしょうね。叩くとボンボンと音がしますし。左側のレコード棚に合わせて右壁の吸音材を多めに貼り付けて様子をみています。これでだいぶ良くなりました。

さて、高域のサー(もしくはシー)というノイズ?が気になります。
部屋の暗騒音のような気もするし、電気系統由来のもののような気もするし、アンプの残留ノイズ?全く分かりません。
確かにオーディオ機器の電源を投入していないオーディオ部屋に入るとサーとかシーという音が耳につきます。これは暗騒音だろうと思います。
どこまでEQを使わずに調整できるのか?まあEQ使ってもいいのですがもう少し我慢してSPのアッテネーターも使い調整してみます。タンノイのバークレイは基本高音域のロールオフとエネルギーの増減で調整なので、高域をロールオフもしくは減衰してしまうとどうしてももっさりとしてしまいます。それでいて高域のノイズ感はあんまり変わらないのでどうしたものかなあという感じです。

しかし前の部屋でも悩まされていた事象にまたもや悩むことになるとは・・・。
まあ、現状ここまで出来ることはやっていますし、要因も複合的なのでしょうしあんまり気にしない方が良いのかもしれません。





2023年11月19日日曜日

オーディオ部屋の様子など

2週間ぶりのご無沙汰でございました。
ご無沙汰しているうちにアレよアレよと季節は冬モードに。急いで冬物を引っ張り出そうとするものの、冬服どこに仕舞っただろうか?段ボール箱を何箱もひっくり返してようやくゴム引きのアウターを見つけて着込んでおります。

この2週間というものああでもない、こうでもないとスピーカーの位置を動かしながらそこそこバランスの取れた音が出るポイントを探す旅に出ておりました。最近になりようやくコレはと思えるポイントを定めることが出来ました。
これまでのイコライザーを使った調整は一旦やめて部屋とスピーカーの素性を生かした音を作ってみようというのが課題というか短期的な目標ではあります。
前回だったか前々回だったかで部屋の音の印象を素直な出音だというような事を書いた気がしますが、やはりまあまあな感じです。歪み感のようなノイズも前の家の時とそんなに変わらない感じがしますが、もう少し部屋の響きを抑えてみない事には何とも。
ただ、スピーカーのセッティングについては以前ほどの制約が無いのでその点は非常に楽に感じます。でも部屋の雰囲気は以前に似ている様にも思います。
部屋の調音に竹炭パネルというものを使ってみました。1㎡あたりに竹炭を1.6㎏使用したパネル。低域の吸音に優れているとのことで低域が溜まりそうなところを中心に壁にピン止め。音響への効果はそれなりかと思うけれど、吸音効果以外にも消臭・吸湿効果もあるのでまあ、良しですわ。

吸湿といえば、我が家は太陽光発電で高気密高断熱の24時間換気システム。使用する暖房器具はエアコンのみ。という事で家中が乾燥状態。エアコンを回していると平気で湿度30%を切っていたりする。おかげで皮膚はガサガサの咽喉もガラガラ状態。
洗濯ものをリビングのエアコンの下に干したりしたが効果は極わずか。堪らず加湿器を買ってきた。加湿器を稼働するとそれでも40%以上をキープ。これでミイラにならずに済む?

今日、ようやく仏壇を搬入して頂きました。新居完成の遅れから何度か納入の日取りを延期して頂いたのですがこれで母の一周忌を行うことが出来ます。でもその前に入魂式をしてしなければ。その段取りはこれから。

新居に引っ越して今日で4週間。だいぶ新しい生活に慣れてきましたし、気持ちにも余裕が持てるようになってきました。何より音楽をそこそこ良い音で楽しむことが出来てます。
来週はクルマの点検ついでに冬タイヤへの交換をしなければと思っています。

グレーのパネルが竹炭パネル




2023年11月5日日曜日

クリスティアン・ツィメルマン 日本ツアー2023@柏崎

 3連休の中日、ツィメルマンの柏崎公演を聴いてきた。前回はすっかり失念してソールドアウト。今回は満を持しての発売初日のチケット購入。イトコのうな君と行ってきました。
9列目のほぼ中央という目の前でツィメ様がお辞儀をして、ピアノを弾いてくださるという至福を味わってきました。
プログラムは前半がショパンのノクターンから4曲。2番・5番・16番・18番、そしてピアノソナタ第2番。後半はドビュッシーの版画、シマノフスキのポーランド民謡の主題による変奏曲。
自身のスタインウェイを持ち込んでの演奏。ツィメ様は調律だけでなくピアノの修理もできるのだとか。ポーランドの音楽院には当時、碌なピアノがなくご自分で直すこともあったと何かの記事で読んだ記憶があります。

さて前半のノクターン第2番は非常にゆったりとリラックスした雰囲気で始まりましたが次第に熱気を帯びて途中は結構テンポを上げるところも。
ソナタ第2番はもう圧倒的な演奏。ことばが出ないとはこのこと。いや言葉などいらないくらい。
休憩を挟んで後半。ドビュッシーの版画は東洋的な旋律とジャズ風なところもあって、前半のショパンと好対照。
ドビュッシーのエッセンスを余すところなく弾き切るツィメ様。最後はシマノフスキ。これがとても良い曲。もちろん演奏も圧倒的。
アンコールは無し。演奏に満足がいったときはアンコールを演奏しない?らしい。
休憩入れても1時間40分ほど。でもでも濃密!計算されつくした演奏。大満足で帰路につきました。
1年おきに日本ツアーをするようなのでまた柏崎に来て欲しいですね。絶対聴きに行く!
気になったのは空席が少々目立ったこと。柏崎のチケットは東京や横浜のおよそ1/2。外野がとやかく言う事ではないのは承知ですが、もったいない気がします。

2週続けての演奏会でしたが、思うのはそこでしか聴けない音がある、ということ。その空間に舞う音の塊の圧倒的な存在感、生の楽器の音は歪まないと聞きますがそんなことは無い。歪んでも良いのです。その体験が貴重なんだと痛感し再認識した2週間でした。

さて、3連休も終わり。オーディオルームはうな君に手伝ってもらってそれなりに聴ける音になってきました。レコードを棚に収めましたがCDはまだまだこれから。
棚に関しては強度は大丈夫か?と心配を頂きました。正直なところ強度についてはあんまり考えてませんでした。今のところ棚板がしなったりすることはありませんが今後そのような状態になったら支柱を立てるなどの対策はしたいと思います。
そして新しくて古いスピーカーも仲間入り。こちらは汚れが少々ひどいので落ち着いたらキレイにしたいと思います。












2023年11月3日金曜日

やっと音が出せました

引っ越してから約2週間。やっと音が出せる状況になりました。
機器を接続して音を出した瞬間はホッとするやら嬉しいやら疲労感やらで・・・。

今回にあわせてオーディオラックを新調したものの、棚板の位置が悪くてどうにも機器が収まらないという仕儀に。ウェルフロートボードにCDプレーヤーを載せたいのにそうするとパワーアンプが収まらない。これはまあ予想できた事なのでウェルフロートボード無しでも可と考えていたのですがそのCDプレーヤーがウェルフロートボード無しでも入らないことが判明。しかもプリアンプも入らない。
仕方ないのでパワーアンプは床に直置きとすることに。これによってスピーカーケーブルの長さの心配は一応なくなりましたが、まあ棚板間のサイズのチェックを怠った自分の間抜けさ加減に嫌気が差しましたね。
すかんぴんさん風に言えば”ひんえー、またやっちまったべ~”といったところでしょうか。

まだまだ、部屋の中はレコードが段ボールに入っていたり、CDが山積みになっていたりと雑然とはしているものの、スピーカーの位置も大体のところを決めて機器同士を結線し恐る恐る音出し。
バリバリとものすごいガリ。まあ半年も眠っていたので仕方ないかな。
そう、半年(まあ正確には7か月弱)スピーカーからの音を聴いてなかったんですよね。
そんなわけで出ている音の良しあしの判断が全く付きません。
まあ引っ越し当初思っていたお耳の”リセット”は出来たようです。
そんなにイヤな響きは今のところ乗っていないようには思います。やや高域のチラつき感ヒリヒリした感じもするようですがこれがノイズに由来するものなのかはまだ何とも。静謐さのようなものはあんまり感じませんがこれが調整で変化するものかどうかはこれからという事で。
部屋を作るにあたり床の対策は特にしていません。やや低域が膨らむような感じもありますがイトコのうな君が新築祝いにタオックのボードをプレゼントしてくれるというのでこれで少し締まるといいなあと思っています。
レコードプレーヤーはまだ結線してないです。
以前使っていたデジタルEQによる補正は今のところしない方向です。

いつも祝日は仕事のことが多いのですが今回は段ボールや片付けないといけないもの家具などもあり、お休みしました。
三連休、最終日は完全オフ日になると良いのですが果たして。
明日はいよいよツィメルマンの演奏会。ショパンのノクターンとソナタの第2番、ドビュッシーの版画、それからシマノフスキ。どんな演奏会となるか楽しみです。