2023年11月5日日曜日

クリスティアン・ツィメルマン 日本ツアー2023@柏崎

 3連休の中日、ツィメルマンの柏崎公演を聴いてきた。前回はすっかり失念してソールドアウト。今回は満を持しての発売初日のチケット購入。イトコのうな君と行ってきました。
9列目のほぼ中央という目の前でツィメ様がお辞儀をして、ピアノを弾いてくださるという至福を味わってきました。
プログラムは前半がショパンのノクターンから4曲。2番・5番・16番・18番、そしてピアノソナタ第2番。後半はドビュッシーの版画、シマノフスキのポーランド民謡の主題による変奏曲。
自身のスタインウェイを持ち込んでの演奏。ツィメ様は調律だけでなくピアノの修理もできるのだとか。ポーランドの音楽院には当時、碌なピアノがなくご自分で直すこともあったと何かの記事で読んだ記憶があります。

さて前半のノクターン第2番は非常にゆったりとリラックスした雰囲気で始まりましたが次第に熱気を帯びて途中は結構テンポを上げるところも。
ソナタ第2番はもう圧倒的な演奏。ことばが出ないとはこのこと。いや言葉などいらないくらい。
休憩を挟んで後半。ドビュッシーの版画は東洋的な旋律とジャズ風なところもあって、前半のショパンと好対照。
ドビュッシーのエッセンスを余すところなく弾き切るツィメ様。最後はシマノフスキ。これがとても良い曲。もちろん演奏も圧倒的。
アンコールは無し。演奏に満足がいったときはアンコールを演奏しない?らしい。
休憩入れても1時間40分ほど。でもでも濃密!計算されつくした演奏。大満足で帰路につきました。
1年おきに日本ツアーをするようなのでまた柏崎に来て欲しいですね。絶対聴きに行く!
気になったのは空席が少々目立ったこと。柏崎のチケットは東京や横浜のおよそ1/2。外野がとやかく言う事ではないのは承知ですが、もったいない気がします。

2週続けての演奏会でしたが、思うのはそこでしか聴けない音がある、ということ。その空間に舞う音の塊の圧倒的な存在感、生の楽器の音は歪まないと聞きますがそんなことは無い。歪んでも良いのです。その体験が貴重なんだと痛感し再認識した2週間でした。

さて、3連休も終わり。オーディオルームはうな君に手伝ってもらってそれなりに聴ける音になってきました。レコードを棚に収めましたがCDはまだまだこれから。
棚に関しては強度は大丈夫か?と心配を頂きました。正直なところ強度についてはあんまり考えてませんでした。今のところ棚板がしなったりすることはありませんが今後そのような状態になったら支柱を立てるなどの対策はしたいと思います。
そして新しくて古いスピーカーも仲間入り。こちらは汚れが少々ひどいので落ち着いたらキレイにしたいと思います。












2 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2023年11月5日 23:15

    2週連続の貴重なコンサート良かったですね。
    引っ越しの良い息抜きになったでしょうか?
    空席が少し有ったのは何だか勿体ない感じですよね。
    棚板が丈夫そうですが柱は細くて現状の
    天板の山積みCDが過積載に見えますよ。
    ビクターにスタンドも必要ですね。

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    1. CDは早いうちに棚に収めたいところですが、なかなかはかどりません。SX3はゆっくりやっていくつもりでいます。

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