2020年7月25日土曜日

連休3日目 LB WSS

連休も早3日目。今朝は先日不発に終わった抜糸に行ってきた。無事に抜糸は完了。縫い目はもちろん閉じてはいるものの、糸の通っていた穴は塞がっておらず、ヒリヒリ・ピリピリと痛痒い。それでも糸が当たってないだけ、座っていても随分と楽だ。

実はこの連休に入る前日、内輪で飲み会をした。市内の小さな韓国料理店。2階の座敷といっても12畳ほどのところに我々のグループを含めて3組。15人くらいのお客さん。もう、密も密。
で、ちょっと心配な七味。小心者。

さて、昨日はNHKFMでいつも金曜日の午後にやっている”オペラ・ファンタスティカ”の拡大版、オペラ・ファンタスティカ サミットと題して昼の12時15分から夕方6時50分までの特別番組をやっていた。ネットラジオの”らじるらじる”で聴いていたが、最後の方のキャンディードは聴けずじまい。
夕食後に娘がPCを持って行ってしまった。

ちょっと悔しいので、今日は病院から帰って、バーンスタインの”ウェストサイドストーリー(以下、WSS)”を初め、アメリカ音楽を聴いている。
今日のような蒸し暑い、はっきりしないような天気に合うかどうか?

WSSは作曲家バーンスタインの代表作。異論はなかろう。ブロードウェイで上演されたのち、映画化され、七味も後年それを観たクチ。
バーンスタイン自身による自作自演盤は晩年にあたる84年にようやく録音された。歌手陣は、主要なキャストをオペラ歌手で固め、オケやコーラスはブロードウェイの腕っこきを集めたという。キリ・テ・カナワやカレーラス、トロヤノスにマリリン・ホーンのクラシカルな歌唱が見事にハマり、もう、まるでオペラですやん。
七味的にはWSSはオペラ、認定です。
で、WSSの制作過程のドキュメンタリー映像もあったりします。
レニーがトロヤヌスの前で堂々と煙草をプカプカ、プーっと煙を吐くシーン何かは時代を感じさせますし、カレーラスに対するダメ出しのシーンなんかはかなりスリリング。合わせて観ることをおススメします。

夕方は歯科受診の予定。うっかり飲まないようにしなきゃ。

DG UCCG-2098



2020年7月23日木曜日

4連休の使い道

さあ、4連休。本来であればオリンピックの開幕、だったはずだがこのコロナ騒動では中止も致し方ない。何だか来年にやる気満々の方も居られるようだが、この状態では厳しかろうと思う。

我が職場は4連休となる場合、どこかで1日出勤せねばならない内規があるのだが今回は暦通りの休みに。4日も休みがあるけど何をして過ごそうか。
昨日は抜糸のために午後から有休を頂いたのだが、なんと午後休診。ということで抜糸はお預け。土曜日に。

さて、この4連休をどう過ごそうか?と考えているうちにもう1日が過ぎてしまった。
昨日のお酒が残って、午前中はぼんやりと過ぎてしまったし、まあ特に予定もなく。
結局音楽を聴いて過ごすことになるのだろう。
このところ、オーディオの方は微調整を続けたおかげで、より耳当たり良く鳴るようになってきた感がある。
最近聴いてなかったマーラーやブルックナーあたりを聴いてみようか。



2020年7月19日日曜日

カラヤンの命日 シベリウスなど、いろいろと

今週は粉瘤の切除の手術を受けたりしたものだから、あんまり体調も万全とは言えず。7針を縫う手術というか処置はどの程度のものかよくわからないが、結構しんどい。
手術を受けた翌日は大事を取って休み、水曜日には出勤してみたものの、木曜の朝には結構な出血があり、傷口が開いてしまったようなので、この日もお休みした。
今週5日間のうち、結局フルで仕事に行ったのは水曜と金曜のみという体たらく。
痛みの方は抗生剤と塗り薬と痛み止めでなんとか凌いでいる、といったところ。抜糸は来週の水曜日になるか、ダメなら土曜の予定。

そんな今週、ツイッターでは13日がマゼールとC・クライバーの命日、16日がカラヤンの命日ということで、盛り上がっていた。あんまり演奏家や音楽家の命日や誕生日に合わせて音楽を聴くことはしない方だが、七味も少し乗っかってみたりして。

マゼールとクライバーの命日には二人のベートーヴェンの7番を聴き比べ。
まずはマゼール/CLEの演奏。こちらは動的なエネルギーに注力しない演奏。リズムも重いが、内声部も丁寧に演奏していて第2楽章などは流石と思わせる。クライバーは今更、何を言う事もないのだけれど。全く自在に音楽を動かすなあ、と思った次第。
マゼールの方は音楽が流れていかない分、ちょっと引っかかりというか躓きというか気持ちがすんなりとは音楽に乗っていかないが、クライバーはもう、自動運転のクルマのように乗せられて、連れていかれる感じで快適。
興が乗って、MTTのベートーヴェンも続けて聴いた。7番ではなく3番。
コレがすこぶる良い演奏でびっくり。MTTのベートーヴェンは小編成の室内オケによる演奏のはしりと思うが、ピリオドアプローチは採らず、従来の演奏に依っている。録音も小編成オケを意識したもではないようなマルチマイクでオン気味。現在からみると世に出るのが早すぎてすべてにおいて中途半端な感じが否めない。が!
聴いていて、かなり良いんじゃないか?聴き進むうちにマイベスト3に入るくらいに素晴らしいと思えてくる。大編成向きの録音で小編成の演奏。刈り込まれた弦と管楽器のバランスも良く、適度な軽さ。キビキビと小気味よい音楽のドライヴ感は聴いていて爽快なもの。やるなMTT。MTT、その後もベートーヴェン全集は再録音しておらず、自信のほどが窺えるということか。

16日はカラヤンの命日。何気なくDGに録音したシベリウスを手に取ってみた。DGには4番から7番までの4曲しか録音していないが、EMIにはモノラル期にフィルハーモニアO.と、それにデジタル期に入ってBPh.とも録音しているが、音楽は峻厳さと同時にオケのクリスタルのような硬質な響きが60年代のカラヤン/BPh.らしい録音と思えて好きだ。
またまた、興が乗って続けて今度は渡邊暁雄/日本PO.の全集を取り出して聴いた。
コレがまた素晴らしい演奏。カラヤンのゴージャスとは言わないがクリスタルを思わせる美音を奢った音楽と比べると、一層素朴な、真摯な音楽に頭が自然と下がってくる。
この全集、渡邊暁雄が亡くなった時に発売されたもの。初めて買ったシベリウスの全集だった。
随分と長い間聴かないでいたが、こんなに素晴らしかったとは。反省。

今回はちょっと聴いた音楽が多すぎた。まとまりに欠ける内容はいつもの通り。
名曲はどんな解釈にもその魅力を失わない、ということ。裏を返せばどんな解釈にも耐えうるのが名曲。もう一つは聴いて合わない、イケてないと思っても時間をおいて聴くとその印象もまた、ガラリと変わる、という結論でした。

そうそう、youtubeでを見つけて、テンション爆アゲ。芥川也寸志の遺作。外山雄三/東京交響楽団による追悼演奏会のライヴ録音。昔エアチェックしてテープを持っていたのを処分してしまい、もう一度聴きたいと思っていたモノ。これもまた素晴らしいものでした。もう最後のCで号泣で御座います。










2020年7月12日日曜日

続々・ふんりゅう日記 イギリス音楽をたっぷりと

5月末に切開して血膿を出してもらった我が粉瘤。その後もゲンタシンという抗菌塗り薬と、抗生剤の服用を続けてきた。抗生剤の服用は6月末くらいまで。
先日、再度皮膚科を受診し、粉瘤の袋状の構造物を取り除く手術(といっても小さいものですが)の予約をお願いしてきた。この袋状の構造物がある限り、また腫れてしまう可能性があるのだ。場所がお尻なだけに、また腫れてしまうのは避けたい。

ということで、月曜に行ってきます。翌日の火曜日も一応休みをもらう手筈を整えた。前回の排膿の時は入浴禁止だったし、翌日受診しなければならなかったことに加え、やっぱり痛かったから。
また、あの痛みと、絆創膏のかぶれを思うと身震いしてしまう。
来週はあんまり落ち着いて音楽、という訳にもいかなさそうなので今日はゆっくりと音楽を聴いて過ごした。
雨は降らないものの、どんよりとした天気はまるでロンドン。行ったことないケド。
イギリス音楽を集中的に。
アーノルドに始まり、ホルストと来て、RVW。
ハンドリーとロジェストヴェンスキーの全集から南極交響曲などなど。ホルストはマゼールを。
マゼールの惑星は、以前はかなり座りの悪い印象だったが、今回久しぶりに聴いてみて、やっぱり座りの悪い演奏(笑)だった。それでもバランスがよくなったおかげなのか、楽しく聴けた。







2020年7月11日土曜日

腰痛と音楽鑑賞

今年の1月にギックリ腰となった七味。
ここまで、再発は無く来ているが、依然として身体の裏側(背中側)の張りには悩まされている。
元々、身体が硬いうえに、あんまりというかほとんど運動せずにいるのがよろしくない。仕事では立ち仕事と座り仕事が半々くらいだが、結構重いものを持ち上げたりするほか、座っていても腰を捻るような、ちょっと無理な態勢でいることがどうしても多い。
さらに仕事でも自宅でもPCに向かっている時間が長い。老眼も進んできてどうしても顎を突き出したような格好で姿勢も悪くなる一方。止めは音楽鑑賞。基本、座って音楽を聴くがおんなじ姿勢で休日ともなればほぼ一日中座っていることに。

これでは腰や身体によいはずはない。
歳をとってくると、筋肉の柔軟性が無くなってくるし、おんなじ姿勢で長時間座り続けると、お尻や腰の筋肉が張ってくる。筋肉が短縮する。
座っている姿勢にもよるけれど、中臀筋と腸腰筋が使われない。中臀筋は腰からお尻の脇の上の筋肉で腸腰筋は骨盤の内側にある筋で、文字通りお腹と腰を繋ぐ筋肉。これが張ると腰回りの柔軟性が失われやすく、ちょっとした動きにも追従できずにギックリ腰となりやすい。
予防はストレッチ。
中臀筋は椅子に座って、脚を四の字に組んで上体を前に倒す。張っていればお尻の上の方が痛いハズ。腸腰筋は片立膝になって、反対の脚の付け根を反らしたり、立った状態で踵をお尻につけるように曲げて、足首を持って膝を後ろに伸ばすのが有効かと思う。また、骨盤の内側、脚の付け根付近を親指で揉むのも良いかもしれない。
注意点としては痛みがある時は行わないこと。
ストレッチをしていて痛いのは、そこの筋肉が張っているということです。ほぐしているうちに痛みは和らいできます。張りがほぐれている証拠ですね。

この他、腿の横とか膝の裏側などもほぐすとよいですね。

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2020年7月5日日曜日

GM Sym.8 N.Järvi etc.

梅雨というには今年の梅雨は上越はあんまり降ってない。ジメジメとまではいかないけれど、ムシムシとした天気だった今週。今日も昨日に続いての雨模様。ようやく梅雨らしい天気となった。それにしても九州熊本の豪雨。老人施設が濁流に呑まれお年寄りが被害に。これだけ気象予測・予報が発達しても繰り返される被害には心が痛む。

そんなうっとおしい中、今週は久しぶりにうっとおしいマーラーなんぞを集中的に聴いて過ごしている。
もう、ほとんどマーラーを取り出して聴くことはしてない。そんな中でも更に聴く機会の少ないのが8番か。とはいえ、「千人の交響曲」と言われ最もマーラーらしい曲、と七味は思っている。この曲で演奏する編成の肥大化はMAXとなる。「宇宙が鳴動する」かは置いておいても映える曲であることは間違いない。
今日はそんな8番のご紹介。
最初に聴いたのはハイティンク/KCOのSACD、ペンタトーン盤。71年フィリップスの録音。
ここでのハイティンクは大健闘しており、一定の水準には纏めているが、正直なところ、聴後に大きな満足を得るには至らなかった。
SACDも、我が家ではその恩恵を受けることはできず。もしかしたらマルチch再生なら、また違うのかもしれない。このマスターテープは元々4chのものらしい。

そんな不満を解消するため、もう1枚取り出してみた。ネーメ・ヤルヴィ盤。BISによるライヴ録音。ライヴとは思えない優秀録音。演奏は第一部が20分18秒、第二部が49分38秒のトータル69分56秒(バックインレイには70分16秒との表示)というスマートな演奏。演奏後の拍手も収録されているのでもう15秒ほど短いかもしれない。
94年9月に起きたエストニア号沈没事故により孤児となってしまった子供の救済基金のために94年11月に行われた演奏会のライヴとのこと。
事故発生から2か月という、まだ記憶も生々しいなか行われたためか、この曲が孕んでいる祝祭的な趣は残しつつも、深い鎮魂の思いが溢れる感動的な演奏となっている。
ヤルヴィのマーラーはシャンドスで始められたが、結局全集とはならなかったように記憶している。当時、シャンドスにはセーゲルスタムの全集があり、2つもマーラーの全集はいらなかったようだ。

もう一つ。マゼール/WPh.盤も聴いたがさすがに3つ目には体力も尽き、眠ってしまった。こちらはやたらと醒めた演奏で、こういう行き方もあるなあ、と思わせるもの。

BIS CD-700