2020年7月5日日曜日

GM Sym.8 N.Järvi etc.

梅雨というには今年の梅雨は上越はあんまり降ってない。ジメジメとまではいかないけれど、ムシムシとした天気だった今週。今日も昨日に続いての雨模様。ようやく梅雨らしい天気となった。それにしても九州熊本の豪雨。老人施設が濁流に呑まれお年寄りが被害に。これだけ気象予測・予報が発達しても繰り返される被害には心が痛む。

そんなうっとおしい中、今週は久しぶりにうっとおしいマーラーなんぞを集中的に聴いて過ごしている。
もう、ほとんどマーラーを取り出して聴くことはしてない。そんな中でも更に聴く機会の少ないのが8番か。とはいえ、「千人の交響曲」と言われ最もマーラーらしい曲、と七味は思っている。この曲で演奏する編成の肥大化はMAXとなる。「宇宙が鳴動する」かは置いておいても映える曲であることは間違いない。
今日はそんな8番のご紹介。
最初に聴いたのはハイティンク/KCOのSACD、ペンタトーン盤。71年フィリップスの録音。
ここでのハイティンクは大健闘しており、一定の水準には纏めているが、正直なところ、聴後に大きな満足を得るには至らなかった。
SACDも、我が家ではその恩恵を受けることはできず。もしかしたらマルチch再生なら、また違うのかもしれない。このマスターテープは元々4chのものらしい。

そんな不満を解消するため、もう1枚取り出してみた。ネーメ・ヤルヴィ盤。BISによるライヴ録音。ライヴとは思えない優秀録音。演奏は第一部が20分18秒、第二部が49分38秒のトータル69分56秒(バックインレイには70分16秒との表示)というスマートな演奏。演奏後の拍手も収録されているのでもう15秒ほど短いかもしれない。
94年9月に起きたエストニア号沈没事故により孤児となってしまった子供の救済基金のために94年11月に行われた演奏会のライヴとのこと。
事故発生から2か月という、まだ記憶も生々しいなか行われたためか、この曲が孕んでいる祝祭的な趣は残しつつも、深い鎮魂の思いが溢れる感動的な演奏となっている。
ヤルヴィのマーラーはシャンドスで始められたが、結局全集とはならなかったように記憶している。当時、シャンドスにはセーゲルスタムの全集があり、2つもマーラーの全集はいらなかったようだ。

もう一つ。マゼール/WPh.盤も聴いたがさすがに3つ目には体力も尽き、眠ってしまった。こちらはやたらと醒めた演奏で、こういう行き方もあるなあ、と思わせるもの。

BIS CD-700




4 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2020年7月5日 10:52

    結構体力と時間を使う聴き方ですね。
    最後寝てしまうのも仕方ないでしょう。
    プレーヤー的にCDよりSACDの方が
    優位に聴ける可能性は高い筈ですが
    少々不思議ですね。
    友人宅だとSACDはかなり優位な鳴り方なのですが。

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    1. はい。腰に来ます。休日、たっぷり音楽を聴こうと思うとほぼほぼ椅子に座りっぱなしです。腰に良い訳ゃあないですね。
      SACD、必ずしもCDより優位とは思ってないです。70年代の4chステレオ用のマスターテープから起こしたようですので、それもあると思います。SACDの恩恵を受けるディスク(マーキュリーやRCAなど)もありますが必ずという訳ではないというのが印象です。

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  2. こんにちは。
    ヤルヴィの8番はかなり以前に聞かせていただいたと思います。環境が飛躍的に向上しているので、8番らしく壮麗に再生できるのではないでしょうか。
    SACDにもよりますが、新しい録音はだいたいよいですが、古い録音のSACD化は不自然すぎると思うことがあります。いろいろですね。

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    1. 今の音に慣れてきて、やはり不満というか欲が出てきますね。上手く倍音が響かせられると良いのですが。
      このSACDの8番は通常のCD盤を全集でも持っているのですが、あんまり変わらないような気がします。往年のマーキュリー盤やRCAのリヴィングステレオ盤はSACD化は上手くいっているように感じますがどうなのでしょうね。

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