今日も雪模様の天気。この連休は雪の予報だが少し落ち着いたか。降ったり止んだりといったところだが晴れ間も見えたりして止んでいる時間の方が多い。
日用品の買い物に出かけるくらいで家でじっとしている。
こんな時は読書に限る、がこれがなかなか進まない。もう細かい文字が霞んで霞んでしょうがない。遠近両用の上にハズキルーペでようやく読めるが目が疲れてしまう。
意識しないうちに眉根を寄せてしまっているようで目の周りの筋肉が凝る。次第にそれが頸や肩コリに。何か良い方法はないものか。
スマホの文字も表示を大きくしなければ読めなくなったし、仕事でもエクセルは120%拡大しないとならない。
久し振りにStereo誌を2月号と3月号続けて買った。2月号は特集がレコード&カートリッジ、3月号はマッキントッシュ。久し振りと書いたが最後に買ったのはいつだったか思い出せないくらい。10年、いや20年くらい買っていない。すっかり薄くなってしまったStereoを見てオーディオの凋落を感じる。厚さ1センチくらいだもの。価格は2月号が1155円、3月号が1265円。3月号が少々高いのは特集に合わせてマッキントッシュのステッカーがついてるからか。高いと言えば高いがこの値段で続いているというのは凄いことだと思う。だって週刊文春なんて500円超えてますからね。
音楽の友社はレコード芸術誌が休刊(実質的な廃刊)となって次はStereo誌か?と言われているがどうなのだろうか。
3月号のマッキントッシュ特集は読みごたえがあった。マッキントッシュのプリアンプのナンバリングは基本的に製造発売が後になるほど数字が大きくなっていくが例外もあって混乱することも。なのでアンプ一覧は助かった。
始めて聞いたがマッキントッシュのユーザーをマキニストと呼ぶらしい。
もう一冊。
許光俊 著「決定版 交響曲の名曲・名演奏」講談社現代新書
これは最近出たもの。
SNS上では許という人は以前、演奏会でのプレトーク中に「早くしろ!」と怒鳴ったとか、演奏を聴かずにさっさと退席したとか音楽評論家なのにマナーが悪く、かなりの数アンチがいて、良く言う人を見たことが無い。ウィッチはちょっと前までその話を全く知らなくて。今はどうかは知らないが。
まあ、それはそれとしてこの本を面白く読んでいる。演奏家(指揮者)を評しては時には歯に衣着せぬ、なかなか辛辣な物言いでニヤリとしてしまうところもあったりする。まあ敢えてそういう書き方をしているのだろうがコレにはやり過ぎと感じる方や怒る人もいるんではないかと思う。まあ、らしいと言えばらしい気はする。
EQの調整はというと、微妙なところの調整の段階に突入。中音域から高音域(315Hz~3150Hz、5000Hz)あたりのバランスをみているところ。耳痛い感じのところを叩きつつ、繋がりよくなるポイントを探っている。今は耳痛い感じは少ないが出てくる音に音楽性があんまりない状態。あともう少しなんだけどなぁ。それが難しい。
SNSでフォローしている方がブルーノ・ワルターのベートーヴェン全集を聴いた感想を上げておられた。懐かしく思い、自分も聴いてみた。
学生の頃、しかも一人暮らしを始めたころに買った記憶がある。上下各3枚組でそれぞれ7500円だったような。全集としてまとまって出た最初かセカンドではないかと記憶している。ウィッチが初めて買ったベートーヴェン全集。マックルーアによるリマスタリング。
演奏はワルターらしい優美さの中に奇数番の曲などは厳しさもあり、誠にワルターらしい。
すでに引退してカリフォルニアのビバリー・ヒルズで余生を過ごしていたワルターを口説き落として録音された一連の作品はユダヤ人としての苦難や芸術家として順風満帆とは言えなかったそれまでの人生に対する大きな贈り物のように思う。
ベートーヴェンを始め、この時期にステレオ録音された演奏の記録が無かったらワルターは現代において忘れられていたんではないかと思う。
ベートーヴェンについて演奏のスタイルとしてはすっかり古いもの。ウィッチもどちらかと言うとピリオド奏法による演奏が面白いと感じるが、ワルターの演奏は普遍的で永遠だ。