2021年7月28日水曜日

CDプレーヤーは修理へ 怒られそうだが・・・

先週あたりから再生中にプツっとかパツっとかノイズが乗ったり、音飛びを頻回に起こすようになった我が家のエソテリックSA-10。
修理をお願いすることにした。ま、修理を受け付けてくれるという段階。修理が可能か否かはアチラの判断となる。直ってくれるとよいなあ。修理不可でもお金取られるしなぁ・・・
ということでこの夏はレコードを聴く機会が増えるなコリャコリャ。

この4連休、ヴィンテージな機器でヴィンテージな音盤の数々を聴かせていただいたことはウィッチにとってとても新鮮な体験だった。
今はタンノイで落ち着いているウィッチだが、アルテック620を導入しようか悩んだ時期があった。タンノイはクラシック、JBLまたはアルテックはジャズなどという言説には懐疑的なところもありつつ結局のところタンノイでクラシックを聴いているわけだが、アルテックでクラシックも行けるんじゃないかと思っていた。
ただ、調べてみると箱が大きいし、良好な出物が少ないこと、ユニットのメンテが大変などの情報を耳にして怯んでしまった。ちょっとおいそれとは手を出せないと。
それ相応の覚悟がいるなぁ、と。そのころはアルテックをお使いの方も近くにおらず導入には踏み切れなかった。
まあ、タンノイのバークレイⅡ導入時も結構度胸は要ったわけですが。B&WSig.805からの同軸型もフロア型ってのは始めてでもあり。スピーカーが届き、とりあえず設置して音を出してみたときは正直ちょっと落胆したものだ。何とか仲間の力を借りながら調整し、最近になってようやく満足のいく音が出せたときはやっぱりうれしかった。

音楽のジャンルとしてはクラシックが9、そのほかが1くらい。ソースはCDが8、レコード、ストリーミングがそれぞれ1。ステレオ録音が8、モノラルが1といった塩梅。
この比率がすべて逆だったならアルテックにガラードやウエスタンやクラングフィルムでも良いのだろうと思う。
あとは録音年代が加わるかな?
録音年代も含めてどのソースを聴くかで機器が決まってくるように思います。
特にステレオじゃなきゃダメ!というわけでなく、モノラル音源も分け隔てなく聴いていますが、所有する音源の比率で言えばステレオ音源が圧倒的に多い訳で、CDでの再生はどうしてみようもないですが、レコードであればカートリッジをモノラル針に変えるくらいが関の山。あとは録音年代やレーベルに合わせてカートリッジを変えるくらい。
モノラル音源はそれだけで嫌!絶対聴かないという方もいると聞きますが、それはちょっともったいない話だなぁと。まあ他人それぞれですから。
SP時代の音源のCD復刻でも聴こうと思えば聴けますし。とりあえず聴いてみるスタンス。

何が言いたいのかというと、今回伺ったお二方の音は正直に申すならウィッチの好みの音とは少し離れています。すかんぴんさんの言をお借りすれば現代的な音ではない。ですがやっぱり濃密な何とも言えず素晴らしい音であったのは間違いないこと。
お二方のあの音の世界へ踏み込むにはウィッチは勇気も度胸も弾もない。
しかし、ああ云う音の世界も良いなあと心から思います。
ウィッチにはオーディオのマヨイガにちょっと行って戻ってくるくらいが丁度良いのかもしれません。




2021年7月25日日曜日

連休4日目は、すかんぴんさんのご友人のM様のところへ

こんなに音楽に浸った連休は久しぶり。初日のすかんぴんさんのところに続いて、今日は彼のご友人のMさんのところにすかんぴんさんと一緒に行ってきた。
このMさんもアルテック使い。クラシックのSP盤、MONO盤をたくさん所有しておられる。それらを3台のプレーヤーを駆使して鳴らされている。
このほかにモノラルシステムとしてクラングフィルムのSPも。
我が家の貧弱なシステムを比べるのもおこがましいが、まことに贅沢な音がする。音の存在感がまるで別物。
いろいろと聴かせていただいたが、なかでもSP盤をクラングフィルムで聴かせていただいたトスカニーニのモーツァルトの40番のエネルギーの高い音と言ったらなかった。
モーツァルトの40番の名盤といえばワルターが筆頭かと思う。ウィッチも好きなのだが、トスカニーニのカンタービレの効いたちょとマッチョな風情の40番が実は大好き。無人島に持っていく1枚の候補(あれもこれも持っていきたいものが多すぎて)。
実は聴いている最中にあまりの演奏にウルウルとしてしまったほど。
しかし、Mさんの情熱の凄さといったら。すかんぴんさんによるとこの一年で大きくシステムも変わり音が良くなったそう。
オーディオの向かうベクトルは違えど、大いに刺激を受けました。ありがとうございました。
せっかくなので、帰りにすかんぴんさんに我が家の音を聴いていただいた。6割くらい?褒めていただいたのかな?お世辞としてもうれしい話。
おもてなしもせず帰してしまったなぁ。また機会があれば是非。

さて、充実の4連休もお終い。結局の連休中に肩首の痛み取れず仕舞い。明日も整体に行ってくるとしよう。




2021年7月24日土曜日

連休3日目は再びの柏崎・・・ オリンピック開会式

一昨日柏崎に行ったばかりだが、今日は妻の実家へ行ってきた。妻の祖父母(すでに故人)をお義母さんのご兄弟が住む他県へ移すというので、その前にお参りに行ってきた。
今年75歳になるお義母さん、久し振りにお会いしたがお元気そうで何よりでした。

昨日の夜はオリンピックの開会式を観ていた。ここまで、相次ぐ不祥事に却って一体どんな開会式になるのか気になってしまった。
SNSのTLでは選手入場時の音楽がゲーム音楽だったことがたくさん上がっていたし、国名を記したプラカードが漫画の吹き出しだったりとサブカルを意識したものだった。
圧巻だったのは海老蔵と上原ひろみのセッション。海老蔵の「にらみ」は疫病退散・無病息災のご利益があるんだとか。
面白かったのは50ある競技種目のピクトグラムを実際にパントマイムで見せるシーン。
”が~まるちょば”っぽいなと思ったら、やっぱり”が~まるちょば”だったよう。
聖火リレーのランナーに王・長嶋・松井が揃った画にはちょっと鳥肌。長嶋さんの歩行を松井が介助していたが、距離や介助方法にもう少し配慮があっても良かった気がする。 

開会式のフィナーレ、花火が打ちあがるときには吉松隆の交響曲第2番「地球(テラ)より」のフィナーレが流れた。もうそこですべてを持っていかれてしまった感じ。
そんなことをツイートしたら、フォロワーさんから吉松隆のファンをやめますと返ってきた。
開会式を観て思うのは、このオリンピックを開くためにというわけではないにしろ、コロナ感染を抑えるために不要不急なものとして演劇や芸能、音楽が大きな犠牲を払って活動を自粛したこと。なのに開会式にはこれらのパフォーマンスが不可欠だということ。何だかうまくは言えないのだけれど随分皮肉なことだと思う。

ファンやめますという気持ちもわからないではないけれど、音楽なんてものはいつの時代も為政者にいいように利用されてきた。その方もオリンピックの開催に反対で吉松隆が開会式に協力したから、という理由だと思う。
ワーグナーやショスタコーヴィッチ、先の朝の連ドラの主人公のモデルとなった古関裕而など、時の為政者に良いように利用された。だからと言ってその音楽が聴くに値しないかというとそんなことはない訳で。
やはり吉松隆の曲があの場面で使われたのは曲が素晴らしく、あの場面に似つかわしかったからであってね。オリンピックのために書いたわけでもなし。
様々な不祥事があった中で迎えたオリンピック開会式。あのフィナーレは少なくともウィッチは心揺さぶられたのは間違いないです。
選手の皆さんにはベストプレー、ベストパフォーマンスを期待したいです。

あとは、このオリンピック開催期間中と終わったあとの感染拡大の規模がどうなるのか。
まあ増えはしても減るってことはないだろうけど。



2021年7月23日金曜日

連休2日目 

連休の2日目。朝方に空を眺めると薄曇り。こりゃあ降るか?と思ったが晴れてきた。
本日もHound(猟犬)ならぬWatchdog(番犬)のウィッチ。

昨日の余韻覚めず。昨日の記事の後にすかんぴんさんもブログを更新され、機器についての説明も丁寧にされていましたのでリンク張っておきます。

他所の音を聴くとついつい、自分のところを弄ってしまいたくなるのだが、あそこまで違うと弄る気力も湧かない。

今日は朝からブルックナーをば。
マリオ・ヴェンツァーゴ/タピオラ・シンフォニエッタによるCD。ヴェンツァーゴはCPOレーベルに複数のオケとブルックナーの交響曲を録音し全集を完成している。すべてを聴いたわけではないが、弦を刈り込み基本小編成でテンポも速く新鮮なブルックナー像を提示している。
この0番と1番でも室内オケを使い、とてもエッジの立った印象の演奏。

一昨日の夜、CDを聴いていると音飛びやプツっという音が。嫌な予感しかせんっ!
そいでもって、いそいでレンズクリーニングCDを掛けてみたりしたが一向良くなる気配はナシ。
いやいや、逝っちゃったかと。エソのサービスにも一応メールだけして・・・
いや、しかし・・・、と。
電源を切って再投入。その後は症状は出ず再生は安定。中の何かがバグった様子。
でも、ちょっと慌てたね。
まあ2008年だったか2007年だったかの製品。もう13年近く使っていることに。一度ピックアップとディスプレイの交換をしてもらってはいる。ショップの展示品だったものだから、ピックアップがヘタるのが早いと言われた。もう何が起きてもおかしくはないお年頃。ディスプレイはすっかり暗くて見えなくなってしまっている。せめてあと2年は生きながらえて欲しいもの。


2021年7月22日木曜日

すかんぴんさんのトコ行ってきた

連休の初日、昨日のブログで書いた通りクルマで1時間ほどの隣の街のすかんぴんさんのお宅に伺ってきた。緊張した~!

いやー!耳福とはこういうことを言うのだろう。アルテックにオートグラフ、ウェスタンエレクトリック(レプリカらしい)で聴くクラシック、ジャズのMONO盤LPにSP盤。
全く持ってウィッチの知識が追い付かないのが難だが、これまで本や雑誌、ネットで見聞きするだけだったオートグラフもウェスタン・エレクトリックのホーンエレクトロヴォイスもSP盤も初めて聴くことが出来た。
とにかく凄い。想像をはるかはるかに上回る浸透圧のある音、繰り出されるエネルギーが尋常ではなかった。3時間半の滞在ですっかりノックアウト。こういう世界もあるのか~。
今日、長年の疑問が氷解した。立ち上がりの良い音、スピード感のある音とよく耳にはするものの、実際それがどんな事象を指すのか今一つわからないでいたが、オートグラフとアルテックの聴き比べでそれが氷解した。アルテックは以前、糸魚川のKさんのトコでも聴いたが今回オートグラフとの聴き比べで納得。音の弾け方が全く違った!ジャズはアルテック、というのに深く納得できた。
最後に聴かせていただいたウェスタンで鳴らすジャズ、クラシックのSP盤はもう、言葉にならなかった。
帰ってから聴く我が家の音の薄っすいことと言ったら・・・。泣ける、ううう・・・。

この連休の最終日、すかんぴんさんと一緒にすかんぴんさんのお友達の上越のMさんのところにお邪魔することと相成った次第。こちらの方はクラシック音楽がお好きとのこと。なんでもアルテックをお使いだとか(違った?)。これもまた楽しみではある。
求める音は異なれど、オーディオの先達からいろいろと楽しいお話も聞けて行って良かった。
すかんぴんさん、ありがとうございました! 日曜日もよろしくお願いします。


2021年7月21日水曜日

明日から4連休

オリンピックの関係で明日から4連休。
今日は娘のワクチン接種のために午後からお休みを頂いたこともあって都合4.5連休ということに。そんなこともあって今日は他にもいろいろなミッションが重なってだいぶすり減った。
週初めには朝から気持ちの整理の付かないことが突発的に起こり、その翌日には左の肩がバキバキに凝って首を曲げる、振り返ることすらできない痛みが。何かの祟りなんでは?ってくらい。整体と痛み止めの服用でかろうじて動かすことが出来る。出来るが痛い。相当痛い。首が一方向(今回は左側)を向けないことが結構不便である。クルマに乗っていて後方確認をしようとすると左を向かざるを得ないが、それができない。出来ないわけではないが、まあバックミラーとカメラがあるのでさほどの不便さを感じることは無いのだけれども。ついついクセで後方を確認しようとすると激痛。これは堪らんです。

以前から気になっていたブログ主さまのところに明日お邪魔することにした。週末に思い切って連絡を取ってみたところ快諾頂いた。今は隣の街ということもあってクルマで1時間ほどのところであるし。ジャズを中心に聴いておられる方だがオートグラフもお持ちということで楽しみ。さてどうなるでしょう?何とかなるでしょう、といつも楽観的なウィッチです。



2021年7月18日日曜日

いよいよオリンピック トーマスは置いといてヨハン・セバスチャン 地味に暑い

ああ、ついにオリンピックやるんだなぁ~。”復興五輪”などと言っていたがいつのまにか”コロナに打ち勝った証としてのオリンピック”に変質し、コロナ禍に喘ぐ国民なぞほったらかしでとにかく開催!それだけの政府。何なんだ?この国は。
そんな中、変異株が猛威を振るい、東京では1000人超の感染者。しかし注意しないといけないのは感染者の年齢・年代の内訳。ワクチン未接種者の多い50代から下の世代がほとんどという事実。ワクチン効果は抜群だったってことか。若年者は重症化しないわけではなくて、重症化率が低いというだけで、感染してみないとわからない。重症化のリスクはあるし後遺症も。基礎疾患のある40・50代の重症化も気になるところ。
もし政府がワクチンを切り札にして本気でコロナを封じ込めようと思えばできたはずなんだな。それをないがしろにしといてオリンピックをやろうとするから反発を招くのです。

さて、オリンピック開催の影響で今週は木曜から休みになってしまう。その影響もあって仕事の段取りでワチャワチャした一週間だった。休みは有難いものの、その4日間の休みを見越しての予定を組むのだがそれがなかなかムズイ。

しばらくの間、夜に聴く音楽のお終いにかけていたヨーヨーマのバッハ無伴奏。どうしても時間の都合でほんの数トラックで止めてしまっていたので久しぶりに通して聴いている。
Kazuさんに紹介いただいたCD。3回中の2回目のもの。
気負いなく、伸びやかに歌うチェロ。ウィッチが音楽を聴き始めた頃はまだ新鋭チェリストという感じであったが、今では押しも押されぬ巨匠となった。そういえば先日のNHKBSPクラシック倶楽部で放送されたマット・ハイモヴィッツがすっかりオジサンになっていて吃驚した。時の流れは早い。若手若手と思っていたけれど。

今週、例年より9日早く梅雨明けした。その途端のこの暑さ。まあ仕事終わりのビールが旨ぇんで良いのですがね。

バッハ無伴奏はやっぱり2枚通して聴く気力が持たず1枚目でストップ。
レコードに切り替えて久しぶりのショルティ/CSOのマーラーの5番・6番を。カートリッジはオルトフォンのMC☆20wで。
以前は何だか騒々しい感じでCDのほうが音が良いと判断したケド、今聴くとレコードはレコードらしい太い感じの音が出ていて良いなあと。何だか懐の深い響きになったようにも思うが、やや低音の盛り方がワザとらしいというか音の色付けがちょっと濃ゆい気もする。そこは気に入ってもいるんだけれど。トーンコントロールで少し低音を絞って聴く。
その後もアバドのヴェルレクやらデュトワの惑星やらをLPで。
すっかり聴き欲減退は解消した様子。何か1曲でも興味の湧くものがあれば良いのだが。

それにしても暑い。今日も地味に猛暑日らしい。当地も最高気温33度の予報。熱中症警戒アラートも出ている。こんなん、お外にいたら溶けてしまうよ。エアコン様々です。









2021年7月11日日曜日

レコードプレーヤーの脚元を調整

昔、父が使っていたいわゆる応接間。そこには部屋括り付けの棚があって、その下に父はモジュラー型のステレオ一式を入れて音楽を聴いていました。
今はその部屋がウィッチのオーディオ部屋になってます。長方形の部屋の短辺側にあるこの棚は取り壊そうかとも思ったものの、材質は不明ながら結構しっかりした作り。壊そうにも結構な労力と費用が掛かりそうで、縦長配置にセッティングを変更する際、これを生かそうと現在の機器を載せてます。

12畳と広い割には入口の配置などから制約も多くてスピーカーのセッティング、リスニングポイントは限られます。
しかしこの棚、水平はとれていなくてアンプの類はまだ良いとしてもCDプレーヤーやレコードプレーヤーはそのまま置くワケにはいかず。
レコードプレーヤーはこれまでタオックのボードを3点支持で設置しその上にプレーヤーを載せ水平を取っていましたが、今日はそれを4点支持に変更してみました。
ボード下にインシュレーターをセットしボードを載せ(これが結構重い)ること数回。ボードの水平が取れたらプレーヤーを載せますが、ターンテーブルに置いた水平器は水平を示さず。プレーヤーの脚の下に手製の皮シートを挟み、こちらも何度かプレーヤーを持ち上げ調節。気が付くと汗だくに。

さて、チェックを兼ねてレコードを。
やっぱり4点支持のほうが安定しているようで、出音に力感と安定感が出た気がします。まあ水平を取り直しもしましたから、両方の効果とみた方がよさそうです。



専用電源を引く際に片づけたときの様子




マリナーのハイドン

先週の東海地方の大雨に続いて今週は九州地方が大雨。こちらも今週は梅雨らしい天気であったが、今日は今のところ晴れている。昨日もムシムシとはするが梅雨明け間近と思わせるような天気。例年だと子供が夏休みに入る頃に梅雨明けとなるが今年はどうか。

再来週にはオリンピックが始まる。
当地にもドイツ体操チームが事前合宿にやって来た。街には歓迎の幟が立っている。
オリンピックの開催そのものには反対ではないが、現状コロナの感染が全国的に広がりつつある状況と、それに対する政府の対策・対応がお粗末すぎるのが問題。
ワクチンも必要数準備できずの状況で、ワクチン接種を加速していくという政府のコメントには呆れてしまう。ここまで楽しめない感じのオリンピック。”コロナに打ち勝った証としてオリンピックを開催する”といった前首相の言葉が空虚に響く。

さて、今日はレコードを聴いている。
先日買ったネヴィル・マリナーのハイドン「告別」と「時計」。盤面が綺麗だったのでとりあえずターンテーブルに載せて軽く拭いて針を下すが、盛大なノイズと歪み。
たっぷりの水とメラミンスポンジでゴシゴシと洗い、クリーナーでふき取って再生。
ノイズは減り、歪みもカートリッジが暖まり(暖まる?)針先の追従性が上がるにつれ減ってきて聴きやすくなった。
マリナーのハイドン、結構良い。マリナー/AMSFの演奏・録音(フィリップス)はまさに中庸の美という言葉がピッタリ。
若い頃の自分はこの中庸の美、というものが理解できていなかった。モダンなスタイルで安定感が抜群。
マリナーのハイドンはCDでまとまった形では発売されてない様子。LP時代にニックネーム付きの交響曲選集が録音され、その後CD期にニックネームの無い後期のパリ交響曲がいくつか録音されたようだ。フィリップスからはレッパード/イギリス室内管のハイドンも出ており、ダブりがあるのか上手く棲み分けが出来ているのか。
調べてみるとレッパードは2曲ほどしか録音していないらしい。
CDでは一度だけこのレッパードの2曲を含む29曲がBOX化されたらしいが、もちろん現在は廃盤。オクにもアマゾンにも今のところは出ていない。以前アマゾンで見かけた記憶もあるがとんでもない値段だったように思う。
以前にオフに行ったときマリナーのハイドンのLPがBOXで(確か24曲)売られていた。その時はスルーしてしまったが今になって買えば良かったと後悔しきり。
今日はこのLPをクリーニングして持ち上げようと爪(いうか指先)をレコードの淵に引っかけたつもりが見事に滑って爪で盤面を擦るアクシデント。盤面みてもキズは良く見えないが、聴くとノイズになってるなぁ~。やっちまったよ~。







2021年7月4日日曜日

珍しくバレンボイムなどを

ダニエル・バレンボイム。現代を代表する指揮者・ピアニストの巨匠ですが、ウィッチは少々苦手。
CDやLPはほとんど持っていない。若い頃のモーツァルトのコンチェルトやクレンペラーの伴奏で録音したベートーヴェンのコンチェルトにバルビローリとのブラームスのコンチェルト、これは良い演奏。しかし、指揮者としてのバレンボイムについてはどうにも肌が合わないと感じて敬遠していた。
最近になってクルマの中でSpotifyが聴けるようになったこともあって最近のブラームスとブルックナーの全集をダウンロードして、折々聴いている。
これまで指揮者バレンボイムを全く聴いてこなかったわけではない。ただ、今手元には残っていない。重厚さに向けた過剰な表情付けは良いとしても、何だかしっくりと来ない気がしてしまうことしばしば。ウィッチ的には特に独墺系はその演奏に必然性を感じないというか説得力がないのですね。
SKBとのブラームス、これは良かった。17年、ベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールでの録音。ライブ録音の表記は無いようなのでセッション録音と思われるがライブ感多めの演奏。セッション録音としてはアンサンブルの乱れや演奏ノイズなどが多いようだ。演奏時オケの自然な感興を生かしたのかも。
ここでのバレンボイムは重厚さがありながらも軽みも兼ね備えていてこれまでのゴテゴテしていて音楽にひっかかりのある感じがしない。今までのバレンボイムに抱いていた印象とはずいぶんと異なるもの。
第1番は終始ティンパニが物を云っており、その音色・響きの豊かさに痺れた。3番・4番はもう少しアンサンブルの精度を求めたいし、小賢しいところ無きにしも非ずだが、なかなかの力演と思った。
これはストリーミングでは満足できない。久しぶりにCDで欲しい、聴きたいと思えるブラームスの全集だった。
しかし、カラヤンやバーンスタインが活躍していた頃であれば一曲づつのリリースであったろうが、全集でのリリースというのはもうCDは売れないということなのだろう。

今日は終日の雨模様。部屋の湿度はエアコンを入れていても70%ほど。この時期は湿度が高くて紙コーンのタンノイは出音が重くなる傾向。まあ”しっとり”といえば”しっとり”なんですが。
昨日のEQの微調整も良い感じ。中音域が少し厚く響くようになった。その分高音域が相対的に下がったのも”しっとり”に貢献?

”しっとり”といえば妻がよく作ってくれる鶏むね肉のハムが”しっとり”で美味えです。😋






2021年7月3日土曜日

歪んでますって話 権利問題っていう話

今週はぎっくり腰ではないものの、背中から腰がひどく痛むため木曜の午前中から仕事を休み静養に充てた。ついでに整体に行ってきた。
そこは初めてのところだったが、身体に触れるなり「これはめちゃめちゃガチガチっすねぇ~」と言われてしまった。云われるまま正座して(すでに正座で膝と足首が痛い)背骨を触られると今度は「ものすごい歪んでますね~」と。
身体がガチガチなのも、背骨が歪んでるのも自分では分かっているのだが、並みのセルフストレッチではどうにもならない。うつ伏せになってガシガシと揉んでもらった。最初は悶絶するほどの痛さだが、少しづつその痛みが和らいでいく。痛みが和らぐと硬さが取れてきたということ。しかしそれでも痛い。
施術が終わると、それでも腰から背中にかけての重だるさはずいぶんと良い感じ。
自分、どうも普段から余計な力が入りやすい。
身体が硬いから力が入るのか、力が入るから硬くなるのか?どっちなんだ?

だいぶ動けるようになって、今日はクルマの購入1ケ月の点検でディーラーへ。1ケ月で走行距離は1180キロメートルほど。平均燃費は18.3キロメートル。燃費はもう少し良いかと思っていたが、AWD車ならこんなものか。前のレガシーは9.8キロメートルだったのでまあ、良し。運転していて段差があるところで、右後輪のあたりからユサユサ・ガタガタと音が聞こえる。マフラーの音なのかと思ってみてもらうと、どうも違うらしい。ラゲッジスペースの右側にはパンク修理のキットが収納されていて、それが音を発するらしい。防振剤を張り付けてもらって様子をみることに。それにしてもパンク修理キットがあるなんて知らなかった。ずいぶんと間の抜けた話。

今年の梅雨はこちらはここまで空梅雨みたいだけれど、関東の方は雨がやまない様子。熱海の土石流とみられる映像がテレビから流れてきた。被害が少ないことを願うのみ。

音楽の方は、少しCDなどを聴いてはいるが、まだまだ積極的に聴こうとは思えず。
クルマの中では、Spotifyでダウンロードしたものを聴いている。
先日、クルマの中で聴こうとコンセルトヘボウのベートーヴェンをダウンロードしたが、よく見ると7番がクライバー(例の映像のヤツの音源)ではなくクーベリックに差し替えられていた。不思議に思ってツイッターにあげてみると、権利の問題があってCDではクライバーだけれど、ストリーミングではクーベリックなのだとか。こういうこともあるのね。
今日は少しEQをいじるなどしている。PEQ(パラメトリックイコライザー)を使って中音域の耳障りな周波数帯域を絞っているが、それを少しだけ緩めてみたり。聴感上は大きな変化は無し。それでもわずかにふくよかな感じに変化したかな?
背骨は歪んでいても、オーディオの音は歪んでません、っていう話でした。違うか😉

CD盤

Spotifyの方