2019年8月30日金曜日

今週の一枚 大江千里 "Rain"

例年、9月になっても残暑が厳しいものだが、今年はどういうわけだか涼しい日が続いている。お盆の40度超を2日間経験した身にとっては多少の暑さは気にならない(笑)。
今週はずっと雨模様のお天気で、ちょっと気分も沈みがち。仕事も何だかお盆の反動なのか多忙を極め、目の回る忙しさ。
そんな中、今週脳内再生ナンバー1は大江千里の”Rain” とはいえ、音源を持っておらず、YouTubeで探しても大江千里自身のものは見当たらず。なんでも秦基博が何年か前にカバーしたらしく、そのカバーしたものを歌ったものが散見されるくらい。
木曜日になるともう、脳内再生もMAX限界。と、そこに槇原敬之もカバーしていることを知り、ファンである妻に聞くとそのディスクを持っているという。
できる事なら大江千里のオリジナルで聴きたいが、まあ良しとしよう。
カバーではあるが良くできている。オリジナルよりも良いかも。
サビのところは何度聴いてもグッと来てしまうな。名曲。

ふとSpotifyで探してみると、ありましたありました。大江千里。こちらもやっぱり良い。七味、永遠の名曲である。


2019年8月24日土曜日

A.Schoenberg Vn.concerto Amoyal (Vn.) Boulez / LSO

先日、天気予報をテレビで観ていて、”台風が秋雨前線を刺激して・・・”と言っているのを聞いて、ついこの前までは梅雨前線を刺激していたのに・・・と秋の訪れを感じた次第。
そういえば朝、起きての窓を開けての一服の時も吹いてくる風が涼しくなったなあと。
今日はぶどう園へ。今年の葡萄も暑かったせいか、甘味が強く美味しい。時期によって出てくる品種が変わるので、できることならあと2回は行きたい。

上越市高田の繁華街、仲町には一軒、昔ながらの古書店がある。名を耕文堂という。仲町で飲み会があると、少し早めに職場を出て、必ず立ち寄る。あまり大きな店ではないが、木枠のガラス戸をガラガラっと開けると趣ある店内に立ち込める古本の匂いがなんとも良いです。
先日、そこで入手した諸井誠 著 「音楽の現代史 -世紀末から戦後へ-」 岩波新書 が読んでいて面白く、この本に出てくる曲を手持ちのCDでポツポツと聴いている。
シェーンベルクのバイオリン協奏曲が気になって聴いてみた。というのも、この本の中でルネ・レーボヴィッツ(多分、指揮者のルネ・レイボヴィッツのこと)がこの曲を「彼の全創作活動の頂点」と高く評価している、という記述があったからだ。しかし、それほどシェーンベルクの音楽を聴き込んでいるわけではないし、シェーンベルクの生涯や作品の成立過程を理解しているわけでもないので全創作活動の頂点、と言われてもピンと来ないのだが。聴いてみると十二音技法で書かれてはいるが、調性感のある、なるほど中々にリリシズム溢れるロマンティックな曲ではある。

さて、話は変わって、オーディオは依然として微調整が続いている。
今週に入って、ふと今我が家で鳴っているこの音は果たして本当の音なのか?と考えてしまった。
何を言っているんだ?(自分でも本当に何でそう思うのか?)という感じがするのだが・・・。
コレ、多分オーディオをやっていて一番考えちゃイケないコトような気がする。
オーディオによる音楽体験がそもそも疑似的なものだし、同じ音源でも聴く部屋や機器によっても違うのは当たり前で、一つとして同じ音で再生されるなんてことは無いのは百も承知だが、果たして作っている音の方向性はコレで良いのだろうか?という疑問が湧いて湧いて仕方がない。
EQを使っての積極的な音作りを是、としてここまでやって来たわけだけれども果たして良かったのか悪かったのか?
病んでいるのか?疲れているのか?
正直、今音楽を聴くことに心から楽しめていないのは事実だけれど。




ERATO 3984-24241-2

2019年8月15日木曜日

これじゃあとてもとても・・・

午後も暑いでやんす。全く部屋から出る気が起きない。海外ドラマにも飽きてきたので夕方から少しCDを聴ききながらネットサーフィン。

ちょっと前から某○○堂のHPにあがっているB&Wの802D3。価格もとてもじゃないけれど、それ以上に重量が・・・。1本94.5㎏!
私の体重よりも(かなり?)重い。よしんば買えたとして2階まで持ち上げるのは不可能に近い。便利屋さんに頼むか?
今使っているバークレイⅡは34㎏。それでも奥さんと二人でやっとのことで2階にあげたわけで。

現有のシステム、今のところ不満はないし、何かを変えるということもしばらくは無いだろうが、次はやっぱり軽量な機器、という事になるのだろうなと。


今日は一日だけどお盆休み

お盆休みは今日一日だけ。
それにしても昨日はめちゃくちゃな暑さだった~。ナ、ナント40度超え!。ちょっとしたサウナであった。外に出るだけで汗が吹き出し、頭ボーッ。夕方になっても気温は下がらず。

今日も暑いが、昨日ほどではなくそれでも過ごしやすい方か。
妻は今日も仕事。よって娘とお留守番。
クーラーの効いた部屋に籠り、撮り溜めたドキュメンタリーやドラマを観て過ごしている。

昨日は帰宅後、NHKFMで今日は一日YMO三昧」を聴いていた。
CDやLPでも持っているが、こうしてFMで流れてくるYMOの音楽を聴くのも悪くない。ツイッターに上がって来るリスナーの声を見ながらというのも一人CDやLPを聴くのとはまた違って楽しいものだ。

幸せの黒い猫さんからホスピタルグレードの電源コンセントを送っていただいた。
ありがとうございます。
取り付けはもう少し涼しくなってからになるとは思うが、大切に使わせていただきます。



2019年8月12日月曜日

お迎えの準備は万端

さて13日のお墓参りの前に、今朝は涼しいうちにとお墓の掃除に行ってきた。まあ、すでに暑いんですが。例年だと、お墓に備え付けてある花挿しには濁って淀んだ水が残っていて、悪臭を放っているんだけど、今年はカラカラ。箒で蜘蛛の巣を払い、水を掛けて束子でゴシゴシと汚れを落とし、ろうそく立てにこびり付いた蝋燭の残りを剥がして帰ってきた。

お盆といってもきょうだいが帰って来るわけでもなく、特段、ご馳走を食べるでもなく例年静かに過ごすことが多い我が家。今年も普段と変わらない休日となりそう。

先日、電源タップを幸せの黒い猫さんからお借りしたものに変え、音を出そうとしたら右SPから音が出なくなった。どうもパワーアンプに接続しているRCAケーブルの接触不良のようだがその後は問題なく鳴ってはいる。が、気になってケーブルをうな君からこれまたお借りしているケーブルに交換した。これはかなりイイ。押し出しが随分よくなった感じだ。

それに気を良くして、今朝からミュンシュ/BOSの廉価BOXのCDを聴いている。以前は迫力はあるけれど何だが大味な演奏にしか聴こえていなかった音盤が見違えたように鳴る。50年代から60年代にかけてのRCA録音。ライナー/CHIと双璧の名演揃い。ライナーの端正で強直な演奏に比べると、ゴージャスで粋。よく歌う。
SACDではそれほど多く復刻されなかったが、通常のCDでも十分イケる。


2019年8月10日土曜日

Hitink / KCO R.Schumann Sym.3

今日は久しぶりにに越後妻有は松代へ。妻と日帰り温泉に行ってきた。
昨年の今頃は週末になると大地の芸術祭に通ったなあと。ディジュリドゥ、アボリジニの音楽に触れたのだったなあと。
ジャルー・グルウィウィのディジュリドゥを聴きながら昨年の夏を思い出した。
チョット前にBSテレ東で放送している「孤独のグルメ」に儀明峠にある峠の茶屋が登場した。五郎さんは牛の煮込みと釜めしを食べていたっけ。昨年の夏、大地の芸術祭に行くのに何度もその店の横を通ったものの、営業時間が合わなかったのかもしれないが営業している様子が無かった。
今日、通ったら営業していたので、立ち寄ってみた。釜めしは30分ほどかかるというので、ほかの定食にしたが、美味かった。お店には撮影スタッフとの記念写真や松重豊のサインが飾られていた。

先日BOで購入したハイティンクのシューマンの3番。以前横浜で見つけてきた1番・4番と合わせてあと2番ですべて揃うことになるのだが、2番の単独盤というのがCDであるのかとネットで調べてみた。が、画像検索ではヒットしない。あれこれと眺めていてふと全集盤の画像があったのでクリックすると、あるブログに飛んだ。
アレレ?なんか見たことのあるブログのデザインだなと思ったらKazuさんのブログ。13年12月のもの。懐かしー!
七味もコメントしている。その時の七味はフィリップス録音はあんまり上手く鳴らない(鳴らせない)のであんまりCDを持っていない、というようなことを書いている。
あれから随分と経って、我が家の音の傾向も変わった。フィリップス録音のものもCD初期盤(西ドイツプレスものを中心に)随分と増えたなぁ。感慨ぶかいなあ、というオハナシ。

この夏でハイティンクは事実上の引退。温厚・篤実なイメージだが、フィリップスから契約解除を申し渡された時はかなり激高した、らしい。
音楽を聴き始めた頃はハイティンクの紡ぐ音楽に七味の心は何ら引っ掛かってはこなかったが、歳を取るにつれ、そのハッタリや誇張のない誠実な音楽の良さがわかって来た。
クラシック音楽、特に指揮者あたりではこのところ世代交代が進んでいる印象がある。
音楽を聴き始めたころに中堅どころだった指揮者が鬼籍に入ったり引退したり、大病を患い演奏活動を縮小せざるを得なくなってきているのは寂しい限りだ。

さて、このハイティンクのシューマン、やっぱり思ったようには上手く鳴ってはくれない。
トホホ・・・。

Philips  411104-2(40CD-51)
多分、国内初発CD

Philips 432 056-2
レーザーラインクラシックス・シリーズの一枚
2番・3番があるのかは不明

2019年8月4日日曜日

ファリャ ”恋は魔術師” CMJ / PO.

午後になってようやっと音楽に対するモチベーションが上がってきた。
ファリャのディスクを何枚か効いた。
ファリャの音楽は昔から好きでよく聴いている。中学の吹奏楽部に所属していたころは”三角帽子”に痺れまくっていたっけ。

デュトワ、ロペス・コボスときてジュリーニである。”恋は魔術師”全曲に”三角帽子”の二つの組曲という王道のカップリング。三角帽子が57年、恋は魔術師は61年・64年というジュリーニ初期の録音。キングズ・ウェイ・ホール。EMI。手持ちのCDのライナーにはプロデューサー名、エンジニア名ともに記載はされていない。Discogを見てもはっきりしない。レッグとシュワルツコップフの回想録のデータにもないのでレッグのプロデュースではなさそう。
録音は古さを感じさせるが結構生々しくオケが捉えられている。録音の良し悪しで言えばEMIは悪い評価が目立つが、好みの問題もあるが七味はかなり好きな部類。ただ冒頭は音が潰れてしまっている。
レパートリーが少ないと言われていたジュリーニではあったが、なかなかどうして素晴らしい演奏である。ロス・アンへレスの独唱も深い呼吸で、孤高を保っている。

さて、少しだけ元気が出てきた。明日からまた仕事。台風も来ていてまた暑くなりそう。お盆までもう少し頑張ろうか。

東芝EMI TOCE 16347

生きるので精一杯、な感じのこの頃

この暑さ、どうにかならんのかッ!
今朝は少し風があったので窓を開けてみたものの、風はすぐに止んでしまった。窓を開けていても暑いだけだ。仕方なく窓を閉め切りカーテンを閉めてエアコンをオン。
オーディオも音楽も何だか意欲が湧かず、連日早めの就寝。

週末、少しは音楽を聴こうと思うが、これと言って聴きたい気持ちが起きない。
先週買ったベームのモツレクのLPを聴こうかとも思うものの、カビとりのクリーニングが億劫で手が伸びない。
まあ、無理に聴くこともない、と諦めて軽いものを流す程度に留めよう。
いつも夏はこんなカンジだし。