2015年4月26日日曜日

ビリッと LB/NYP Haydn Box 

今日の午前中は町内会のお手伝いで近くの松林の松葉掃除。これが結構な労働でクタクタ。その後のお疲れ会ではカレー汁と採れたてのわらびのおひたしに、たらの芽とこしあぶらの天ぷらが振る舞われた。口の中に広がる山菜のほろ苦さ、瑞々しくシャキシャキとした歯触りも心地よく、春を存分に味わった。

帰ってみると、昨日注文したバーンスタインのハイドンBOXが届いていた。パリセットとロンドンセットに戦時のミサ、テレジアミサ、ネルソンミサ、ハルモニーミサ、天地創造が収録されている。DGのヨッフム盤と迷ったが声楽曲も含まれるこちらにした。ロンドンセット以外は多分初めて聴くものばかり。パリセット、イイねえ~。さすがはバーンスタイン、楽しく聴かせてくれる。録音も60年代前半にしてはこちらも瑞々しい。様式的にどうかとは思うけれどこれほど活き活きと演奏をされると参ってしまう。楽しくて聴きながらニヤついてしまう。なんだかデカいアメ車を飛ばしているような疾走感がバーンスタインのハイドンにはある。愉悦よりは爽快なんだな。

さて、このBOXにはガッカリが一つ。演奏・録音は良い。パッケージングがまるでダメ夫。12枚組だが1枚づつではなくパリ、ロンドン両セットに各声楽曲がそれぞれ1パッケージに収められている。しかも取り出し口が見開きの内側を向いている。バーンスタインのポートレイトをあしらった小洒落ものだが、これじゃあ取り出しにくいったらありゃしない。取り出そうとしていきなりジャケットを破いてしまった。呪っちゃうよ、全く。何考えてんだか、ブツブツ・・・。

この他、バーンスタインのチャイコ全集とピノックの疾風怒涛期のハイドン交響曲集も届いた。こちらはこれから聴いていく予定。感想はそのうちブログで。

う~ん、結局バーンスタインの例のBOXを買った方がお得じゃね?という思いがチラと脳裏を掠めるこの頃。そんな気もしる(=する、上越弁)。しないでもないけれど、60枚が一遍に届いても果たしてこれほどまで集中して聴くことができたかどうか。なお、シンフォニー・エディションのほうはHMVではすでに完売のようである。CBS期のバーンスタインへの興味は尽きないけれどこの辺で打ち止めとしたい。

※訂正があります。以前ブログで紹介したN響レジェンド。テレビでの放映かと思っていましたがFMでの放送でした。

SME 88697480452
パリセットのインナースリーブ こんな風に内側を向いている、非常に取り出し難い。


2015年4月25日土曜日

Sir Neville Marriner/ASMF 四季

GW、特に予定のない七味。どう過ごそうかと思案中である。あッ、タイヤ変えなきゃ。

最近、といっても2週間ほど前にヴィヴァルディ「四季」のLPを買った。指揮はネヴィル・マリナ―、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの演奏。国内廉価盤で600円ほど。さらにその3か月ほど前にノーマン・レブレヒト「クラシックレコードの百年史」(春秋社,2014)という本を買った。その中に記念碑的名盤100+迷盤20というリストがあって、名盤100のほうにこのマリナ―の四季が紹介されている。なんでも、午前中、録音に行き詰った奏者の何人かは昼食後、明らかに酔っぱらっていたそうだ。ソロのラヴディは午後のセッションで40分間弾き続け、ほぼ一発録りだったとのこと。どんなにか破天荒な演奏かと思って聴いてみたが落ち着いた演奏。いや少しグラマラスな演奏かもしれない。余裕のある感じか。録音も耳あたりの良い音だ。

お恥ずかしい話だけれど、ヴィヴァルディはほとんど聴かないので、この演奏の良しあしの判断はしないけれど、発売当時の70年頃は結構センセーショナルだったようだ。今ではマリナ―/ASMFの演奏は穏当な演奏の代名詞的存在ではあるが、通奏低音の一部にチェンバロではなくオルガンが使われているなどちょっと変わった演奏のようである。

もう少し、先のハイドンやヴィヴァルディなんかも聴きたいのだが食指が動かない。BOXは極力買わないようにしているが、ここは割り切って買ってみよう。近くホグウッドのヴィヴァルディBOXが出るようなのでそのあたりから買ってみようと思う。物欲が亢進しつつある今日この頃。

暖かくなってLPレコードを聴くにはよい季節となった。このところカートリッジにDENONのDL-103を使っている。前はモッサリとした音調だった。レンジを欲張らないのと中音域が厚めないわゆるカマボコバランスによるものだろう。EQの調整のおかげかわずかながらスッキリとした音調となった。それでもカマボコ型のバランスには変わりないのだけれども。このカートリッジ、買って3年ほど経つがようやく上手く鳴ってくれるようになった。標準針圧は少し高めの2.5g±0.3gなので重めのシェルを使っている。カートリッジ本体は動かずに針先が安定して溝をトレースすることを狙ってのことだが、シェルが重過ぎると音の抜けが落ちる。いろいろと試して今の状態に落ち着いた。このあたりがレコード再生の面白いところ。我が家の103は少し暗めの音調ではないかと思っている。最近、カートリッジの針圧の値が思い出せないことが多くなった。交換して針圧調整、と思うがサッと出てこない。老化現象で片づけてしまっていいのかどうか。最近はメモするようにしている。




2015年4月18日土曜日

お花見に行ってきた

待ち望んだ暖かい日だ。先週、Kazuさん邸にお邪魔してシステムを聴かせていただいて、ずいぶんとヒントを頂いて帰って来た。それから少しだけEQをいじり、低音域を1~1.5dBほど持ち上げ、高音域の特に1600Hz付近から上を1.5dBほど下げた。ホントはもう少し聴き込みたいところだがこのところ業務多忙で帰ってくると精根尽き果て音楽を聴く余力がない。ソファに座り撮り溜めたドラマを観ながらウトウトすることが多かった。
母親の入っているグループホームのお花見に参加した水曜日以降は疲労のピーク。すっかり認知症の進んでしまった母親だが、この日は元気で頑張ってスタッフさんの手伝いをしようとしていた。でも結局スタッフさん仕事を増やす結果に。本人は辛いのかどうかも分からないが、どうか長生きして下さい。
今週はこのお花見と週末金曜日に職員の親睦会の総会があって、その準備でも忙しかったがこれも無事に終了。その後の役員懇親会は楽しい飲み会だった。
高田の100万人大観桜会の明日で終了。今年は観桜会の始まる直前の陽気で一気の桜が咲いたものの、その後は悪天候続きで人出も少なかったのでは?北陸新幹線の開業に合わせて意気込んでいたがちょっと残念。
今日は、家族で高田公園にお花見に出掛けてきたが、桜はすっかり葉桜。ま、花よりは団子、な我が家族。その辺は構わない。

さて音楽とオーディオだけれども、お花見から帰ってきて、調整後のチェック中。元のEQカーヴを元にいくつかパターンを作ってみた。①高音域のみ下げたもの②低音域のみ上げたもの③高音域を下げ、低音域を上げたもの、の4種類。この中では③がしっくりと来た。①では中音域が少しうるさすぎ、②では中音域が低音域にマスクされるようで物足りない。③は中音域はやや沈んでしまうがほかの音域とのバランスは良さそうな印象。もう少し低音域を絞っても良いかもしれない。この辺は時間をかけてゆっくりとやろうと思う。

明日は、地域の春季祭礼、春祭りの準備で神社の草取りや清掃作業が朝の5時半から。その後は子ども会の廃品リサイクル回収とこれまた忙しく、疲れる日になるんだろうな。ま、頑張ります。

2015年4月11日土曜日

ガーン‼ バーンスタインのシベリウス‼ N響ザ・レジェンド!

今日はkazuさんのお宅訪問。2月頃に伺う予定であったが、当方の所用によりキャンセル、延期になっていたもの。久しぶりに聴くkazuさんのシステムはさらにさらにシズル感が増し音楽が美しく鳴り響く。調音パネルなどを駆使し、以前伺った時より部屋の静かさが増していた。会話する声も適度に響く。音数の多さは我が家に比べ格段に多く驚異的。ついついお言葉に甘えて図々しくも持って行った試聴用CDをすべて聴かせてもらった。
特にピアノが良かった。ポリーニのベートーヴェンは美しかった。ウチのシステムでは逆さになっても出てこない音がした。ハイドンも良かったです。ありがとうございました。

今日に備えて、昨日、歯科受診の際、沁みる歯の神経を抜いてもらった。3週間ほどガツンとした痛みに耐えてきたが限界。センセイによると、もうすこしで慣れてきて痛みも無くなるのだとか。でももう駄目です、センセイ。一度つめた金属を取り除いて神経を抜いてもらった。痛くなーい!ウソみたいに痛くなーい。これで仕事に集中できそうだ。職場の同僚には業務多忙で機嫌が悪いと思われていたみたいだが、歯イタです。

今度、NHKでN響ザ・レジェンドという番組が始まるらしい。これまでの演奏会の映像の蔵出しするようだ。リクエストにもOKのよう。HPにはこれまでの演奏会(映像として残っているものだけか?)のリストが年代順、作曲家順、指揮者順でPDFファイルで公開されている。個人的にオッとおもったのはシモノフのラフマニノフの1番。見てみてぇ~!N響には最近めっきりご無沙汰しているがまた指揮台に上がってほしいものだ。あの独特の指揮ぶりが見てみたい。

さて、Kazuさんのお宅から戻ってネットを見てみると、バーンスタインのシベリウスがリマスタリングも新たに発売されるらしい。旧盤を買って1か月も経たないのに、この仕打ち。まあシベリウス生誕150年の年、発売は覚悟していたけれどもなんだか悔しいのはなぜ?ウナ君買わないかなあ。
シベリウスを買った後、バーンスタインのチャイコフスキーが気になりはじめ、ハイドンのパリセット、ロンドンセットも欲しい今日この頃。なんだBOXセットを買っても良かったんじゃないのと思う次第。
ハイドン、注文しようかな~、どうしよっかな~。

2015年4月4日土曜日

Haydn  London Set F.Brüggen/Orchestra of the 18th Century

4月1日は会社の創立記念日にあたり休日。自分は中途採用なので以前の事は分からないけれど、前は祝賀会なども開いていたようだが、業績の悪化とともにお休みだけになったようだ。雨模様の中、春休み中の娘と柏崎までドライブ。すっかり思春期の娘、車内では一言も口を開かない。心が痛い父親である。

音楽を聴く時間が少ないせいか、このところマーラーに全く食指が動かない。引き続きシューマンとシベリウス、それにハイドンの交響曲を聴きながらの読書とPCが日課となっている。シューマンとシベリウスは数種類のディスクがあるが、ハイドンはセルのCDくらいしか持っていない。それなりに揃えようとは思ったりするが購入意欲の優先順位はこれまで高くはなく、結局買わずじまいで終わってしまう。ま、眼中に無かったってこと。面白そうには思えず、聴いても面白いとは思えなかった。
ちょっと前、セル/CLEの様々なCDを集中的に聴いて以降、ハイドンもなんとなく通して聴けるようになってきた。でも正直なところ、いまいち良さがわからんのですよ。でも段々と平明さやその中に愉悦と呼べるものがある感じはつかめてきた。皆さんはどう聴いておられるだろう?またどんな聴き方をされているだろうか。気になるところである。
柏崎のBOで、ブリュッヘン/18世紀O.のロンドンセットを買ってみた。今通して聴いているところ。ベートーヴェンではやはりピリオドアプローチや小編成オケが効いていて従来の演奏に比べてコンパクトで鋭い、という印象が強いが、ハイドンを聴く限りアプローチやオケのサイズもぴったりと嵌まっているように聴こえる。録音も良い。

自分が音楽を聴き始めた80年代の半ばはCDの発売に合わせてブリュッヘンやホグウッドをはじめとするピリオドアプローチによる演奏がたくさんリリースされたものの、当時はそこまで買い集める余裕はなかったし聴く音楽もマーラーやブルックナー、それにストラヴィンスキー、バルトークや近代フランス音楽が主流だったこともあって基本スルーでここまで来てしまった感がある。今になって聴いておけば良かったと後悔している次第。ブリュッヘンのフィリップス録音は少しづつ中古盤を探して買い集めている。

歯科の治療は未だ継続中。熱いものや冷たいものを口にするとガツンと痛みが走る状態が続いている。前回、治療のあまりの痛さに悶絶したが、昨日の治療のあとも症状が軽減しない。次回予約まで我慢できるかどうか。