2015年2月27日金曜日

爆笑! あさイチ 世界のOZAWA

今日のNHKあさイチのプレミアムトークは世界のOZAWA、小澤征爾。録画しましたよ~。
MCの有働アナとはウィーン国立歌劇場音楽監督の頃、同じくNHKの100年インタヴューでも一緒だった。
さすがあさイチ。軽妙なやりとり。しかし、自然だなあ、小澤。真っ赤なダウンジャケットに真っ赤なスニーカーで登場。初っ端、視聴者からの指揮中にオナラをしたくなったことは?という質問に、それはねえなと即答。返す刀でイノッチにこの番組中にしたくなったことは?と振るあたりは流石。オーマンディの指揮棒を盗んだエピソードは村上春樹との対談集でもオープンにしていたが、指揮棒を持たなくなったきっかけが、単に持ってき忘れて、指揮棒なしで振ったところ楽団員が何も言ってこなかったので、見てないんだなということで、それ以来持たずに指揮するようになったとのこと。
また、行きつけの蕎麦屋からのメッセージに目を潤ませる小澤。

残念ながらこの日のあさイチは8時55分までの短縮版。もっと話を聞きたかった。

昔の映像を見ると、今の小澤はずいぶん老けたと思うけれど病気の直後に比べると、それでも顔色は良くなり精悍な顔つき。目にも力があった。

これはもう完全復活したんじゃないか?OZAWA。

2015年2月21日土曜日

J.Suk,Ancel/Czech PO Dvořák Vn.Concert

今日は穏やかな陽気で微睡むには好日。しかしながら図書館に本を一旦、返却しなければならず、仕方なくお出掛け。借りていた本を再度借り出したあと、BO/HOへ。HOのLPコーナーを冷やかしていたらスークのヴァイオリン、アンチェル/チェコPO.のドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲のLPがあった。国内盤で値段もお手頃だったので購入。BOではポリーニのLvBの後期ピアノソナタ集のCDを購入。
早速聴きたいのはやまやまなれど、その後は歯科受診へ。継続中の右奥歯の治療。前回は昔かぶせたものを外したが、神経がまだ残っていて、今日はその神経を治療したとのこと。今も口の中に消毒の苦い味が広がっている。イソジンとかヨードの味がしていて気持ち悪くてしょうがない。

ということで、帰宅して聴いているわけだがこれが、やっぱりいいんだなあ。スークは後年デンオンに録音したが、デンオンのPCM録音は明晰なれどやや硬い音調が特徴。スプラフォン録音は硬さが後退して、ふくよかで優しい響きが堪能できる。ルドルフィヌムの豊かな残響も心地よい。LPの盤質はソリもなく、大きなキズもなく聴取には十分なノイズの少なさ。
ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲はチェロ協奏曲ほどには有名でないけれど、大らかなところが好きだ。といっても初めて聴いたのはつい最近。キャピトルのミルシテインのものを聴いてから。このディスク、昔買ったはずだがグラズノフばかり聴いていたようで、すっかり忘れていた。ドヴォルザークのコンチェルト、今ではヴァイオリンばかり聴いている。まだ聴かぬピアノ協奏曲も気になるところ。

LPは例によって精製水を振りかけメラミンスポンジで軽く擦り、ガーゼで水気を拭き取りターンテーブルに。外周スタビライザーを載せ、化粧筆で盤面のホコリを取り除いたのち針を降ろす・・・、とやっぱりこの手順、面倒だわ~。LPとCD、音の良さは我が家のシステム程度ではわずかにLPかというくらい。差は大きくない。わずかな音の良さを取るか簡便さを取るかである。CDのシステムをグレードアップすればCDでももう少し良い音になるのかどうか思案するものの全く思案だけ・・・。LPは時間のある週末だけの楽しみなのが惜しいよなぁ~。

今日、HOにいたときちょうどJBLの4428か4429が売れた。買ってったのは50歳くらいの男性。やっぱり聴くのはジャズなのかな~。とっても晴ればれとした表情。12インチ、羨ましい。コノコノ~!(by釣りバカ日誌)


2015年2月17日火曜日

えッ Paavo !?

今日は普通免許の違反講習があったのでついでに1日お休みを頂いて映画でも、と思ったが良い映画がやってなかったので本屋でかなりの時間を潰して過ごした。

日曜日、NHKのEテレでドイツ・カンマー・フィルとパーヴォ・ヤルヴィ(PJ)の演奏会を中継していた。メインはブラ1だったが、テレビの音を聴く限りはなんだかとてもまとまりなく騒々しい感じがした。特に変な強弱の付け方が気になった。録画もしたが、きっと見ない(もしくは寝入りばなに流し聴く程度)だろう。

今日、外出から帰ってHMVのHPを見ているとPJのショスタコの7番が出るらしい。この件は特にどうということはないのだが、紹介記事に「2015年9月にNHK交響楽団の首席指揮者となる」、とある。へッ?いつの間に?
デュトワ、アシュケナージ以来久々の首席指揮者だと思うが、ヤルヴィとはねえ、というのが自分の感想。客演実績などからいっても妥当だとは思うけれど、それをいうなら、もっと早くに準・メルクルあたりを引っ張って来ても良かったんではないかと思う。もしくは若い日本人指揮者とかね。などと思ってN響のHPで調べたら、デュトワとアシュケナージは音楽監督でした。首席指揮者というポストは今までなかったみたい。常任指揮者というのは前に何人もいたようだけれど。パーヴォもオケの掛け持ちで片手間でしょうし、もう少し腰を落ち着けてやってもらえるようないい指揮者がいないものかねえ。と余計な心配をしてみました。

N響HPの指揮者のページはこちら

2015年2月15日日曜日

G.Szell/ The Cleveland Orchestra

土曜日は午後から歯科の受診。右奥歯のかぶせものを外すという治療。コレが・・・、結構キツかった。あまり口が大きく開かない自分。指3本がやっと入るくらい。何分かわからないけれど、ずっと口を開けておくのはかなり苦痛だ。鼻での呼吸ものどちんこが押し付けられてうまく呼吸できない。治療台というか椅子に座って横になって口を開けているわけだが、何をされているか基本分からない状態も怖い。キュィーンという音と顎に響く振動と口の中に広がるなんだか苦い感じで見当をつけるしかない。先生の「コリャ駄目だな・・・」というつぶやきにおののいたりして・・・。俎の上の鯉であある。でもなんで鯉?

ジョージ・セルは今年で没後45年。私が生まれた年にセルは来日し、その2か月後に亡くなった。
このコンビを初めて聴いたのはバルトークのオケコンのLP.廉価盤で1300円。中学生のころだった。それこそ繰り返し聴いたものだ。曲がそうなのかもしれないが、なんともスタイリッシュな曲・演奏に思えた。当時は気にも留めなかったが、ブラームスなど録音の良くないものも多い。まぁこれだけまとまった録音が残されたことに感謝である。当時のCBSのセカンドレーベル、エピックだから音が悪いとよく言われるが、CBSは全体に録音の水準は低かったように思う。
その後も没後20年とか30年記念といった折にまとめて発売されるCDを中心に揃えてきた。実演を聴いたことはもちろんないのだけれど、なんとなく録音と音楽がマッチしているようにも思う。実演はもっと真っ当な音がしていたのだろう。吉田秀和は「中国の陶器のようなひんやりとした清らかさと滑らかな光沢を具えた硬質の感触」と評していた。確かめる術がない今はCDでこのコンビの芸術を偲ぶしかないのだろう。このコンビのライブ録音がもう少し発掘されないだろうか。

セルの音楽は知情意のバランスでいえば知と意が勝り、情は控えめ。このコンビを冷たい、無機的でつまらない演奏するという人もいる。録音が悪いと切り捨てる人もいる。そのように聴こえるのなら仕方ない。でも、その突き抜けた先にある音楽の素晴らしさ凄さがふっ、と立ち現れることが時折、ある。そこに自分は興奮を覚え、セルに戦慄する。しかし突き抜けたと思わせる演奏が少ないのも事実。曲にもよるのだろう。そのなかでもシューベルトの「グレイト」とLvBの9番の2曲。この2つは音楽のその先へ突き抜けた演奏の筆頭。グレイトには70年のEMI録音があり、そちらの方が評判は高い。けれども自分は57年のCBS盤を取る。音楽を膨らませず速いテンポで強い推進力をもって曲が進んでいく。構成感、リズムの強靭さでもって聴かせるが、そこから旋律美や優雅さが立ち上る演奏。ベートーヴェンはソリスト、合唱まで意志の隅々にまで行き渡った怜悧な演奏。ベートーヴェンのあるべき姿、理想の姿がそこにあるように思えるのだ。何度聴いても背筋がゾクゾクしてしょうがない。
こんな指揮者はもう二度と現われまい。すべてが明晰。曇りのない音楽。真善美を備えた音楽。
音楽の真善美を追い求め、手にすることができた音楽家だったのだと思う。
それがセル/CLE。私の永遠のヒーロー。

SRCR 9871
没後30年を記念したシリーズの1枚
CSCR 8192
没後20年を記念したシリーズの1枚
CSCR 8191
シューベルトと同じく没後20年を記念したシリーズの1枚



2015年2月8日日曜日

見つけた! V.Ashkenazy/ACO Rachmaninov Sym.1

物凄い吹雪。当地で日中も氷点下という天気は珍しい。幸いにも積雪は少ないが路面の圧雪、凍結で車の運転にも結構気を使う。

ず~っと探していたアシュケナージ/ACOのラフマニノフの交響曲第1番。昨年の暮れにネットで見つけて購入。
流通量も多くないのだろうが、入手に2年近くを費やした。入手したのは輸入盤で、盤質は目立つキズや聴感上の大きなノイズもなく良盤。ジャケットもキレイ。

デジタル期のデッカはオランダでプレスしていた。オランダプレスの盤は薄くペラペラでとても柔らかい。そしてけっこうな軽さだいたい130グラム。最近の復刻LPはほとんどが重量盤でこれは180グラム。一般にレコード盤は重く、堅い盤が良いとされる。実際初期盤に限らず古いレコードは厚みがあって重くて堅い。音もどっしりとしているが響きが堅いと思われる場合も少なくない。輸入盤や初出国内盤にその傾向が強い。国内廉価盤やデジタル期の国内レギュラー盤はその中間くらいをいく。柔らかく軽いオランダプレス盤だが音が悪いかというとそうでもなく、コレが結構良い音がする、と思っている。一言で言うなら粘りのある音であろうか。針先がしっかりと音溝に密着するようなイメージ。

アシュケナージ/ACOのラフマニノフ、アシュケナージはこの録音によって世間に指揮者として認められるようになった、と自分は認識している。これ以前にもシベリウスなどの録音があったが評価は今一つだったと記憶する。これ以降、CD時代のカタログを埋めるべくクリーヴランドO.とのR.シュトラウスやドビュッシーなど指揮者としても録音が増えていくことになる。このころの録音をもう一度聴いてみたいと常々思っているのだがクリーブランドとの録音は現在はカタログにないようだ。カタログにないということはニーズがないことの証左であり、演奏としては今一つ、だったということか。かなりの優秀録音だったが、今聴くとどうなのだろう。

演奏はアンサンブルが荒い面もあるが勢いのある一方、コンセルトへボウのニュートラルな音色と相まって格調高い演奏に仕上がっている。終楽章のコーダは遅いテンポをとる。プレヴィンなどは速いテンポで結構あっさりと終わる。オーマンディ、ヤンソンスもそう。スヴェトラーノフは遅いテンポ。オレグの息子のパーヴェル・コーガンも速い。ロシア系の指揮者は遅いのかと思っていたがどうも違うようだ。そうそう、マゼールは遅い派。好みからいうと自分は遅い派。
前はそんな風に感じたことはなかったけれど、最近、この曲はやっぱり破天荒な曲だと思うようになった。なんとなく破調。調和を欠いているように思われる。この破れ加減がこの曲の魅力か。
グラズノフによる初演はキュイにこき下ろされて、その後ラフマニノフは神経を病んでしまうことになる。もし初演が成功していたらその後のコンチェルトの2番やピアニストとしての成功はあっただろうか、というのは楽しい想像。

今日は、高倉健の追悼番組としてNHKBSで映画「緋牡丹博徒」をやっている。主演の富司純子、綺麗だなあ。上戸彩に似ているなあ。上戸彩でリメイクしないかなあ。

この前、クラシック音楽館でデュトワ/N響でドビュッシー、ペレアスとメリザンドの演奏会形式をやっていた。画面を見ていて、アレ?デュトワじゃないじゃん、と思ったがよく見るとまぎれもなくデュトワ。あ、髪の毛が多いんだ!増毛?植毛?育毛?
そっちが気になって音楽に集中できないじゃん。

                   

2015年2月7日土曜日

転寝(うたたね)に最適です、RS Symphonic Poem

これまでのところ大雪になったのは12月だけ。びっくりするくらい雪が少ない今年の冬。今日も穏やか。
SBが終わってなんだか気が抜けてしまった感じがするのと、春が近いのかとても眠い。LP片面持たずに眠り込んでしまう始末。
最近はコレといって何かを集中的に聴く、ということはなくアレコレ引っ張りだしてつまみ食い的に音楽を聴くことが多く非常に注意散漫である。

そんな中、よく聴いているのがR.シュトラウスの音楽。転寝には大音響の美音がもってこい。CDではカラヤン、ショルティが多いけれど、LPではケンペをよく聴く。SKDとの東芝EMIの廉価盤ながら聴く分には不満のない録音。ヨッフム/SKDのブルックナーがひどい録音だったのでケンペのシュトラウスも過度な期待はしていなかったけれど思っていたよりも録音が良かった。ケンペは自分にとってコレクションの中核となる指揮者ではないのだが、ケンペのシュトラウスは音楽が良く流れ、ふっくらとして重苦しくなならない豊潤な音楽だが決して派手派手しくはならないところにケンペ/SKDの力量、組み合わせの妙を感じる。今のところフルニエとのドン・キホーテと英雄の生涯の2枚きりだが、シュトラウスのシリーズは気をいれて探したい物件の一つとなっている。
60年代・70年代のEMIはカラヤン/BPOによるカタログの空白を埋め、あるいは補完するようなスペシャルな組み合わせの全集ものが多かった。ケンペのシュトラウスはその筆頭だが、そのほかにもクリュイタンス/パリ音楽院O.のラヴェル、マルティノン/フランス国立Oのドビュッシーとラヴェル、バルビローリ/ハレO.のシベリウス、ヨッフム/SKDのブルックナーなどがある。これらは今でもカタログの第一線に残っていて、評価も高く全集では、まず最初に指折られる存在であろう。当時のEMIの見識の高さや仕事の丁寧さがうかがわれる。
、しかしこれら全集がCDになると音に不満が出てくる。自分の持っているCDでは生々しい、煌びやかというよりはザラついた騒々しい音のクリュイタンスのラヴェルはLPでは、よほどにしっとりと響く。もちろん国内盤の話。ヨッフムのブルックナーのCDも、こちらは団子状の音の塊然とした非常に聴きづらい音であるがLP(こちらも国内盤)ではすっきりと見通しが良い。バルビローリのシベリウスもCDでは響きが痩せてしまっているがLPでは豊かな響きの歌が聴ける。リマスタリングと再発売が繰り返されているがどうなのだろう。それほど劇的に音が変わることはないと思う。現在の中古レコード市場ではゴミ同然、箸にも棒にも掛からぬ国内廉価盤(500~800円台)ではあるが、CD期直前の国内プレスの廉価LPは結構侮れない。

最近、CDやLPの整理をしようかどうしようか悩んでいるが、面倒くささが先に立って実行には移していない。特にLPがこの1年で100枚弱も増え、置く場所がなくなりつつある。LPがブームとは言われているものの、買い取ってもくれない国内盤がほとんど。そもそも近くに中古レコード店が無い。
どうしたものか。

2015年2月2日月曜日

ウヒ~!SB

残念!! SEAのSB2連覇ならず。マジか~。
今日はSBを観たくて年休を取得。夕べはちょっと興奮気味でなかなか寝付けなかった。
試合は頂上決戦に相応しく大接戦。第4Q残り30秒までSEAの逆転の気配が濃厚だったが、最後、SEAのQBウィルソンのパスがインターセプトされ万事休す。
28対24。ニューイングランド・ペイトリオッツの10年ぶりのSB優勝で幕を閉じた。

しかしSEAのWRカースの第4Q残り1分10秒のこのキャッチはトリハダもの。凄いミラクル!

リンクはこちら。

                    http://www.nfljapan.com/streaming/20150202-7662.html



さて、今年のNFLもこれで終わり。自分的には昨シーズン以上に盛り上がったシーズンだった。