2019年12月31日火曜日

大晦日 この一年をざっと振り返ります

大晦日、今年は珍しく穏やかな陽気かと思いきややっぱり荒れている。新潟のお天道さまは許してくれないらしい。とはいうものの雪は全くナシ。ここまで雪が降らないのも珍しい。

日本の年末は第九、というけれど70分近い大曲を聴き通す時間がなく結局今日になって聴いている。
岩城/QEKの浜離宮ホールライヴ。朝日新聞社。
岩城らしい丁寧なベートーヴェン。小編成のオケによるベートーヴェン演奏は今では珍しくなくなったが、録音された95年頃の日本では比較的珍しがられたんではないだろうか?
七味は第4楽章の合唱が入る前のところまでが好きだが、それでもやっぱりそのあとの音楽も感動的だ。
身体の不調・故障いろいろあったが、大事には至らず無事に一年を過ごすことができた。家族も健康。健康に過ごせることの幸せ、これを強く感じる一年だった。

さて、音楽の趣味の領域では何と言っても2月に行ったツィマーマンのピアノリサイタル。世界屈指のピアニストのピアノの凄さに魅せられた、としか言いようがない。聴衆と一体となった会場全体の雰囲気もとても良かった。あと、春には人生初のライブハウスデビューもしたっけ。

オーディオの方はというと、やはり故障・修理絡みの一年だった。
昨年から修理に出していたパワーアンプMC2255が無事に治って帰ってきたことが一番か。重いこと以外は不満はなく、まだまだ使っていきたいもの。懸案だった左右の音量差も解消。それだけで随分と音楽を聴くのが楽しくなった。しかし喜びもつかのま、今度はレコード再生でトラブル発生。どうもプリアンプのフォノEQが壊れた。現在は予備のデノンのアンプをフォノEQとしているが、来年はどうするか?
そして電源の強化。6月に専用の電源を引っ張ってきたものの、期待していたような改善は無かった。その後、ブロ友さんからお借りしたホスピタルグレードの電源タップを繋ぐと大きな変化が。年末、コンセントベースをホスピタルグレードに換え、BOXももう少し強固なものに変更。これまでとは見違えるような変化。まさに激変と言っても良いくらい。
もう一つ。こちらも懸案のノイズ問題。皆さまにもご意見など頂き、大変感謝している。こちらはSPのセッティングの見直しや電源の強化によりほぼ満足できるところまで来たかと思う。
他にも、レコードプレーヤーのセッティングの見直しや接点などのクリーニングなど、原点に返り、シンプルに音質向上を図った一年となった気がする。
重ねてもう一つ。ヤフーブログの閉鎖に伴ってこれまでやり取りの有った方と連絡が取れなくなってしまったことは非常に残念。皆さまどうしているだろう?

今年、このブログはここまで、この記事を入れて121本。これはこれまでで本数としては最も多い。
一重に、お読みくださる皆様のおかげです。
これにて今年のブログ更新は最後です。
この1年、このブログを訪ねてくださった皆様に心から御礼を申し上げるとともに、ご健康とますますのご活躍を祈念いたします。皆さま良いお年をお迎えください。

2019年12月29日日曜日

子どもの頃の年末のお楽しみ

歳をとったせいか、子供の頃のことを思い出すことが多くなった。もう死ぬのかもしれない(笑)

先日、通勤の時にFMから流れてきたグローフェの組曲”大峡谷”。グローフェと言えばこの”大峡谷”が有名。聴きながら思い出したのが、子供の頃に楽しみに観ていた「アメリカ横断ウルトラクイズ」。子供ながらアメリカ各地を訪れながらクイズに挑戦していき、最後はニューヨークの摩天楼で決勝戦、というスケールの大きい、今では考えられないような番組だった。大人になったら一度は参加してみたいと思っていたっけ。

その当時は番組で使われている曲など全く知らなかったけれど音楽を聴くようになって、番組テーマ曲はスタートレックのテーマ曲が使われていることを知ったし、クイズに勝ち抜けた時の音楽がグローフェのミシシッピ組曲だということを知った。

77年に始まったこの番組だが、その頃は新潟はまだ民放が2局しかなく、日本テレビはネットされていなかった。で、年末に新潟総合テレビ(NST)というフジテレビ系列局が放送していたわけ。大掃除だの家の片づけだのの手伝いをしなければならない(正月のお年玉にも響く!)のでずっと観ているわけにもいかず、歯痒い思いをしたものだ。
4年か5年くらい年末に放送していたが、新たにテレビ新潟(現TeNy)が開局し、日本テレビの放送をネットするようになると秋に放送されるようになったが、ちょっと寂しくもあったなあ。






2019年12月28日土曜日

久しぶりにEQで補正してみた

前回、EQによる測定をしたのは随分と前のこと。EQのメモリ―に残っているデータの日付は18年の1月1日。今年の2月に修理に出していたアンプが戻ってからもEQ測定をしていなかったことになる。今回はおよそ2年振りの測定・補正ということになる。
結構、この測定が面倒。頻回にヤルもんではないもんだから方法がすぐには思い出せずわからない。いろいろと操作しながらということになってしまい疲労感うなぎ登り。
本来であれば七味はこのあと、EQがフラットに補正してくれたカーヴを元に、好みのEQカーヴを作っていくのだが、これも結構な骨折れ仕事。
よって、今回は左右それぞれのチャンネルをEQがフラットになるように測定・補正してくれたデータを現行のEQカーヴに反映させてみることにした。

同じ周波数の音でも左右SP(音源)からの距離が異なれば結果耳に届く音量に差が生じるし、部屋の特性によって耳に届く左右の音量が逆転することもある。そうすると定位が悪くなって音像がフラフラしてちょっとした違和感となることがある。
という事で、左右のチャンネルを別々に測定・補正することで音の定位が改善されるのですが、これが七味がEQを使う目的の一つ。これをやるとステレオ録音ばかりでなく、モノラル録音なんかがビシッとセンターに定位して随分と聴きやすくなりますね。もう一つは定在波や不要な共振の除去という事になりまする。

結果はというと、上々です。コンセントを変えて随分と聴きやすくなってはいましたが、一部のディスクでは聴いていて何だか面白くない。まあ、全てのディスクが楽しく聴けるわけではないのは重々承知の上ですが、このCDってこんなんやったっけ?というディスクの違和感が減りました。もう少し微調整の必要はありそうですが、かなり手間が省けました。
これでさらにお正月休みの楽しみが増えました。

測定・補正の結果を画像で上げておきます。もう一つ、パラメトリックEQという機能も使い、こちらで中音域を中心に絞っています。

前回、18年1月1日の測定・補正結果

今回の測定・補正結果
80Hz・315Hz・1250Hz・10kHzなどで左右逆転がみられる結果に

前回の結果を基にした現行EQカーヴ
 
現行のカーヴに今回の測定・補正結果を反映させた新しいカーヴ
フラットにするような補正では80Hzがかなり持ち上がってしまう(=ディップ)が
ここはあまり持ち上げない方が良好な結果に。




2019年12月21日土曜日

大中り

大中り、と書いて”おおあたり”と読みます。中毒は”毒にあたる”、脳卒中は”脳が突然(=卒)あたる”というわけですね。
中ったのは我が上司。どうも牡蠣にあたったらしい。先週の忘年会のビンゴで寿司券が当たった上司。どうやら週末に家族と寿司屋に行って牡蠣を使った汁物を食したものの、火がよく通って無かったらしい。感染症の際の社内規定として、感染性胃腸炎の場合、症状(この場合は嘔吐・下痢)が消失して48時間は出勤停止となる。上司不在の間の業務の調整など課内はバタバタ。それでも課員の結束もあって無事にこの事態を乗りきることができた。
七味的には不謹慎かもしれないけれど、ちょっとお祭りの時のような高揚感を感じた。
そういう七味も以前、牡蠣に中ったことがある。東京の居酒屋で酢牡蠣を食べた時のこと。ホテルに帰ってから猛烈な吐き気と下痢。一晩中トイレに籠りっきり。上から下から、であった。胃に何も残っていないのにゲェゲェ、腸も空っぽなのにピーピー。
しばらくは貝類は見るのも嫌だった。
それでも生牡蠣は好きで、食べることはあるが、その時は体調と相談して覚悟して食べている。やっぱり旨いんだよなぁ~。

そんなわけで今週は歯痛だのコンセントの取り付けだの、上司の不在だの、妻の不在だのと目まぐるしい一週間だった。

大当たりだったのはホスピタルグレードのコンセントに交換したこと。耳が慣れたのかエージングが少し進んだのかわからないけれど、初日に比べると少し角が取れたというか落ち着いた音に感じる。けれども音の鮮度は保たれている。出てくる音に惚れ惚れしてしまってしょうがない。高域のノイズ感はほとんど苦にならない。
片っ端からCDをとっかえひっかえ聴いているが、なかでもボーカルものやPOPSの声が生々しく、息遣いなども以前に比べると断然リアル。あとはギターなどの音の消え際、余韻の質感が良いと感じている。
今朝からクイーンやデビッド・ボウイなどを聴いて身悶えている。




2019年12月19日木曜日

Zemlinsky "Die Seejungfrau" Dausgaard/Danish NRSO

今日からフィギュアスケートの全日本選手権ということで妻は週末いっぱい帰ってこない。娘と二人留守番の七味。まあ、妻が趣味に没頭してくれてるおかげで七味も趣味に対する出費を主張できて良い、というところもある。

ホスピタルグレードのコンセント、交換してすぐに馴染んだようで、違和感もなくここまできている。
世間はすっかりクリスマスムード。そりゃそうだ。来週はもうクリスマスだもんね。ロマンチック~、ってな歳でも無し。浮かれることはなく、もうすっかり普段通りの生活を送るだけでやんす。
七味のイブの予定は歯科受診。トホホ・・・

クリスマスの時期のクラシック音楽といえば、もうこれはチャイコのくるみ割り人形なんだけど、この時期に聴きたくなる音楽。それはツェムリンスキーの”人魚姫”。
題材はデンマークの童話作家アンデルセンのそれ。別に冬のお話というわけではないのだろうけども七味的には冬のイメージ。
物語は嵐に遭い難破した船から投げ出された王子を人魚姫が助けるところから始まる。嵐で荒れた海、というのがちょうど今の時期の日本海の荒波のイメージと重なる。
このツェムリンスキーの”人魚姫”、シャイー盤を愛聴していて決定盤といっても良いのだが、先日覗いたネットの中古CDショップにシャンドスのダウスゴー/デンマーク国立放送響盤を見つけて思わずポチってしまった。
ツェムリンスキーはオーストリアの作曲家で、シェーンベルクの先生筋にあたる人だが、なかなかに複雑な生い立ちもさることながら、晩年はアメリカに亡命したものの病気がちで、同じくアメリカに亡命したシェーンベルクとは対照的にほぼ無名のまま亡くなってしまった。生涯、今でいうところの陰キャだった?。

ということでこのシャンドス録音、原作の方で本場モノということになる。録音はいつものシャンドス。
ややハイ上がりの録音。このちょっとクセのある録音が我が家のシステムと少々相性が悪いと感じる。なんだか高域の、特に弦楽器に潤いがない。
とはいえ、指揮者、オケの力量ともに十分でこの曲の魅力は余すところなく伝わって来る。

さて、人魚姫。当地上越にも人魚伝説がある。人魚の物語は悲劇的であることが多い。海の泡のような儚さが人々を引き付けるのであろうか?悲しいことだけれども・・・。
七味もその一人ではある。

CHANDOS Chan 9601


2019年12月16日月曜日

本日、交換作業でした!

今日はかねてからの予定通り、コンセントBOXの交換作業に、いつもお願いしている街の電気屋さんに来ていただきました。雪だるまさんや、幸せの黒い猫さんなんかは、チャチャっとされてしまうのでしょうケド、全くの素人の七味は、専門の方にお願いするのが無難です。コレ大事。

さて、このためにお休みを貰ったのですが、週末からの歯痛(今朝はほとんど痛みナシ)もあり、朝イチで歯科に予約の電話を入れ、午前中に行ってきました。痛い奥歯に膿が溜り腫れているとのこと。レントゲンの結果、だいぶ歯槽骨が無くなってきているのと、歯周ポケットが一部深くなっていると指摘されました。とにかく歯茎の腫れが引かない事にはちゃんと治療できないという事で、まずは抗生剤を注射していただいて帰ってきました。これから歯科通いが始まります。
歯科が好き、という人はいないと思いますが、七味も嫌いです。でも仕方無いですね。
もう一つ。こちらも週末から熱を出した娘。すわインフルかと思い休日診療所に行って検査も、結果はマイナス。今朝には熱も37度に下がりましたが、念のため近医に掛かり再度インフルの検査もこちらもマイナス。どうも単なる咽喉の腫れからくる風邪の様で、明日からは学校に行けそうです。

交換作業は1時間ちょっとで終了。早速の音出し。
まだ、機器が暖まっていないですが、それでも効果は大きい感じがします。お借りしていたコンセントBOXは、6月に取り付けたべコべコのBOXの一つから引っ張っていたわけですが、今度は直ですので、電源の接点が減ったことことで、グンと鮮度の高い音と感じます。また、アンプ・ADプレーヤーとデジタル機器を分けていますので、その効果も大きいと感じます。専用電源を引いた時よりも変化は大きいですね。

ブーレーズのペトルーシュカ&春の祭典も細かい音のニュアンスがしっかりと出る印象。ボリュームを上げてもうるさくない。これには大満足。結果は極々上々吉。
これから鳴らし込みに移ります。

しかめっ面のブーレーズも・・・

NEU CD Bela Bartok (1881-1945) - Pierre Boulez dirigiert Bartok #G58680791
ニッコリ!
                       

2019年12月15日日曜日

歯が痛ーい

昨日の午後から奥歯が痛い。無茶苦茶痛い。

金曜日は会社の大忘年会。2次会でも盛り上がり、気が付けば11時を過ぎ。急いでタクシーを掴まえて帰ろうと思うものの、駅前のタクシー営業所にはたくさんのタクシー待ちのお客が。1時間ほど待って、家に帰りついたのは午前1時。
昨日はお休みだったが、当地は午後から大荒れの天気。気圧が低いせいか、以前治療した奥歯がズキズキと痛み出した。歯茎が腫れているようで膿が溜まってしまっているようだ。
こうも歯が痛いと不機嫌になる。ご飯も美味しくないし、音楽を聴く気にもなれない。
それでも天気がよくなったこともあって、今日は昨日ほどの痛みが無いのが救い。

幸いにも明日は電気屋さんが来ることになっているので有休を頂いていた。朝一番で歯科に連絡して、何とか割り込ませて頂けないかと思っている。とにかく、この痛みを何とかしたい。

2019年12月11日水曜日

HpグレードのコンセントBOXを外したら

幸せの黒い猫さんからお借りしたホスピタルグレードのコンセントBOX。年内にはお返ししようと、今日、外してみた。
その差は一聴瞭然。何だか品位の下がった感じ。何だかうるさいというか、底が浅いというか、音があばれる君。よく言えば元気がいいのだけれど・・・。この音しか知らないのであればこんなものか、とそこそこ満足もできるのレベルだが、やはりホスピタルグレードの音を知った後ではやはり不満だ。

暫くこのままで様子をみようと思ったものの、ここはちょっと踏ん張って年内にホスピタルグレード
のコンセントベースに交換しようと思い立ち、パーツを注文。今日届いた。
近所の電気屋さんに相談しなきゃ。





2019年12月8日日曜日

BALALAIKA FAVORITES

昨日の朝は5時ごろにあまりの寒さに目が覚めた。起きてみると毛布一枚きりしか掛かっていない。そりゃあ、寒いわけだ。そんなわけで何だかお腹がゴロゴロして痛い。
などと言いつつも、遅ればせながら娘の誕生日のお祝いにお昼にお寿司を食べてきた。きときと寿司。ここは市内の回転すしのお店でも少々値が張る部類に入るけれど、ネタの美味しいことで、今回のようなお祝いや何かで利用することが多い。寒ブリやカニ、蒸し牡蠣の軍艦などを堪能した。

さて、EQの微調整は続く。頭が凝ってくる原因としては800Hzから1000Hzあたりの張り出しだろうと検討を付け少し削ったのち、帯域間のバランスをとるために2000Hzから上のいくつかの周波数帯域も削ったことで、先日のハルサイもリラックスして聴ける感じに。

今日、ご紹介のディスクはマーキュリーの”バラライカの響宴”。演奏は、ヴィターリ・グヌトフ指揮オシポフ国立ロシア民族オーケストラ62年、モスクワ音楽院大ホールでの35mmマグネティックフィルムを使用しての録音。
マーキュリー録音陣が冷戦時代のソ連に乗り込んでのもの。ベルリンの壁建設(ベルリン危機)が61年、キューバ危機がこの年の10月。この録音は6月。なかなかに危うい時期の録音と言える。58年からソ連側と交渉を続け、62年の春にようやく申請が受理されたらしい。
この録音は気楽に聴ける一枚。どこかで聴いたことのあるロシア民謡が出てきたりして楽しい。
ジャケットの画像のこの大きな三角形の楽器がバラライカ。ライナーによるとこのほかにもドルマ、ホルン、グーズリといった楽器が使われているようだ。

Mercury 432 000-2






2019年12月5日木曜日

明日は雪らしい

いよいよ本格的に雪の季節。明日は平野部でも積雪となるらしい。
今日、仕事の帰りしなにタイヤの交換を済ませてきた。新品の冬タイヤ。いきなりの雪道本番となりそう。交換したスタンドでは外した夏タイヤの保管もしてくれるが、6000円とのことで積んで帰って来た。

SPの調整はまだまだ掛かりそうな感じ。聴いていると、やっぱり耳がボワ~んとして、首から頭が凝ってしまう。中~高音域のどこかの帯域が張り出し過ぎて圧迫感のある音になっているのだが、その帯域を見つけられないでいる。1000Hz前後と睨んで、EQで微調整の最中。
何とか年末年始までにはカタを付けたいものだ。

さて、NFLについて触れてこなかったが、NHKBS1の中継は録画して観てはいる。ただ、以前は週3試合の中継が去年から1試合となってしまい、寂しい限り。
我がシアトルは現在のところ地区首位。同率で49ersも首位に並んでおり最後までもつれそう。ここは何とか首位をキープして欲しいところ。
今年はボルティモアが強い。ぶっちぎりの攻撃力。しかも失点が少ない。スーパーボウル最右翼である。ペイトリオッツは、QBブレイディの衰えが見えて来たか?それでも強いのは変わりない。

今日は久しぶりにストラヴィンスキー”春の祭典”を。DGのブーレーズ/CLE盤で。この素晴らしい演奏が気持ちよく鳴ってくれる日はいつだろうか?



2019年12月3日火曜日

あー、風邪引きたい ヤンソンス追悼

仕事上のモヤモヤが溜まりに溜まり、心折れそうな今週。折れないまでもバキバキにヒビは入っているな。ストレス溜まりまくりである。
正直、仕事に対するモチベーションはどん底なわけで・・・。行きたくねーなぁ、仕事。ってなわけでタイトル。

月曜の早朝、付けっ放しで寝てしまったテレビからマリス・ヤンソンス死去のニュース。
本当にぶったまげました。まあ、昨年あたりから演奏会のキャンセルだとか、指揮したあとに倒れ掛かるようなこともあったと聞き、心配してはいたが、亡くなってしまうとは・・・。
ご冥福をお祈りしたい。

さて、当地上越はまだ雪が積もるまではいかないまでも随分と寒くなり、山のほうは白く雪化粧。
そうなって来ると、スピーカーのゴムエッジが硬くなりしばらく暖気運転が必要となる。暖房を使うとどうしても部屋が乾燥して静電気が発生しやすくなりレコードにはちょっと厳しい季節。でも乾燥はスピーカーのコーン紙が軽くなって音は良いという、結局プラスマイナス0なんじゃないか?
などと書いているうちにエッジも柔らかくなって、音に艶感が出てきた。

ヤンソンスを偲んで、若かりし頃のチャイコフスキーの交響曲全集から4番を。


2019年12月1日日曜日

DS Sym.11”1905” 

昨日は、妻がFS(フィギュアスケート)仲間と夜まで遊んでくるといって出掛けたので、娘と留守番。
娘も金曜にようやく学校に行ったものの、今週のほとんどを床に臥せっていたためか、すっかり廃用症候群。インフルで体力が落ちた上、寝ていて身体を使わなかったことで筋力も落ちてしまったようだ。来週からは定期考査。身体がしんどいだろうケド、頑張れ!

そんななか、七味はEQの微調整に一日を費やした。
バークレイⅡのセッティングをSPの左右の間隔はほぼそのままに内振りの角度を付けてみたが、そのままのEQカーヴでは中~高音域がモリモリして抜けが悪くなってしまい、聴いているとどうにも耳が痛いので削った。まだまだ調整は必要だがまあまあ聴ける出音にはなった、と思う。

先日のEテレクラシック音楽館での井上道義とN響のショスタコ11番の演奏会を観てからショスタコばかり聴いている。ロシア革命を題材にしている11番は、次の12番と並んで以前は、体制に迎合した革命賛美の曲のように言われ、駄作とまで評されていたが、最近はその評価も変わりつつある。
七味的には何よりもカッコイイ曲。いくらでも裏読み・深読みできるのだけれど、それは置いておいて、とにかくカッコいい曲なのです。
11番はそんなにディスクを持ってないのだがパパ・ヤルヴィ/エーテボリ響盤、それにベルグルンド/ボーンマス響盤が録音も良くて気に入っている。スタイリッシュさではヤルヴィ盤が持っているなかで一番かと思う。
演奏ではコンヴィチュニー盤やムラヴィンスキー盤の方が、より鋭く心抉られるのだが、いかんせんモノラル録音なのが残念なところ。特にコンヴィチュニー盤は初演後、間もないころの録音で何とも言えない底なしの怖さがあっておいそれとは聴けない演奏。

今日、妻と買い物に出掛けたが、スーパーの店頭にはすでにお正月飾りが。そうか、もう師走だもんね。令和元年もあと一か月か。

DG POCG-1043

EMI 5 73839 2
カップリングの7番も秀演

BMG BVCX-4028