2022年4月24日日曜日

RVW 150th Anniversaryの今年

 今年はRVWの生誕150周年。ということで各地のオケでそれを記念して定期演奏会にRVWの音楽が組まれている模様。

特に5月14日はRVWの特異日のようで名古屋フィル、日本センチュリー響、群響の3つのオケで交響曲が取り上げられる模様。
群響は大友直人の指揮で交響曲5番、チューバ協奏曲、交響曲9番というオールRVWプロ。何と意欲的な。これには血が騒ぐ騒ぐ。日帰りトンボ帰りで行ってこようと画策中。

まだチケットも取っていないうちから予習とばかりにRVWの交響曲を聴く。
まずは交響曲の9番からと思うもついついカップリングの6番から聴いてしまう。6番が9曲ある交響曲の中では1番好きだなぁ。これは不動。
9番は晩年を反映してか終始思索的でウィッチにとっては難解な曲。しかし終楽章の最後、寄せては引く波のような音楽にはいつも引き寄せられどこかに連れてかれてしまう。
この曲をメインに持ってくるあたりちょっと感動。

昨日のブログで少し触れたバーンスタインのブリテン4つの海の間奏曲。演奏はBBC響かと思っていたが、ボストン響でした。DGから発売された最後の演奏会からのもの。バーンスタインもこれが最後になるとは思っていなかったと思うが、体調は相当に悪かったようでそのあたりを考慮しなければなりませんね。少し反省。

今日は最高気温が23度らしいのだがあまり暖かくない。今朝もファンヒーターのお世話になった。まあカーテン開けれって話なんですけどね。

今テレビで放送されている妻夫木聡と伊藤沙莉のマクドナルドのCM。伊藤沙莉が地元を回想するシーン、よく見ると奥の山は妙高山。地元ではちょっとした話題になっている。機会があれば是非。





2022年4月23日土曜日

バーンスタインの謎

先週だったか久しぶりにエルガーの変奏曲「謎」をクラシック音楽館で観て、いろいろと手持ちのディスクを聴いている。

週の初めは良い陽気だったが、ここ2、3日はイギリスの空を思わせる曇りや雨模様の天気。イギリス音楽を聴くにはふさわしいと言えよう。
昨夜、ツイッターのスペースでバーンスタインのエニグマの話が出た。オルガンが入っているのに驚いたということだったのだが、記憶にない。それで聴いている。

バーンスタインのイギリスものというとDGのBBC響と録音したエルガーとブリテン、それにRVWの4番くらいしか思い当たらないがほかにあったか。
BBC響とのレコーディングはバーンスタインが遅刻したり、エニグマ冒頭を倍のテンポで振って、楽団員の不興を買ったようだ。エルガーのことを”エディ”と気安く呼ぶなどしたらしくオケのメンバーとかなり険悪な雰囲気となったようだ。
確かに遅い。だいたい30分くらいで終わるこの曲が38分ほどもかかる。
バーンスタインは作曲家を自分の方へと引き寄せることが得意だがうまく行く場合とそうでない場合が当たり前ではあるが、ある。
それがうまく行った場合のハマり具合は本当に素晴らしいのだがそうでない場合は目も当てられないことが多い。
少し前に聴いたブリテンの4つの海の間奏曲もなんとなくブリテンの語法とバーンスタインの語法とが嚙み合ってない印象を強く受けた。どっちつかずな中途半端な感じと言ったらいいだろうか。
とはいえ、このBBC響との謎は見事にバーンスタインの音楽になっている。これ以上思い入れたっぷりにエルガーを演奏されてしまうと少々鼻につくというか白けてしまうよというギリギリのところで踏みとどまっている。バーンスタインにだけ許される音楽か。
聴いていてオケとの険悪さは微塵も感じられない(当たり前か)。もしかしたら初めて振るオケの不興を買うことで、逆にオケの集中力を増して…、なんて思惑があったのか?なんて裏読みのし過ぎかしら。
最終変奏、確かにオルガンが聴き取れるなぁ。気が付かんかった。

来週はいよいよ大野/都響のマラ5。体調整え備えます。




2022年4月20日水曜日

DL-103が戻ってきた

針先の摩耗を疑って針の移植をお願いしていたDL-103を取りに行ってきました。

今日は町内の春季祭礼で、ウィッチも隣組長の代表ということで出席しました。8時15分に町内会館に集合し、準備に取り掛かる。町内会の執行役員の方々は皆70~80代の方ばかり。自然、一番年少のウィッチが働くことになるわけで。
まあ、致し方ないですね。
その祭礼も9時に始まって30分ほどで終了。思いのほか早く終わってしまったが、今日は1日年休を取っている。
時間を持て余してしまったので急遽柏崎まで出かけた、という次第。

さて、カートリッジは針先の摩耗とかではなく、移植をお願いした方(Y時計店さん)曰くダンパーの劣化によるものらしい。なので針先は弄りませんでしたという。
ダンパーが硬くなってしまって歪んでいる症状のよう。
なので、使う前に暖めるとか、標準の針圧よりも重めの針圧を印加して、たくさん使っているとダンパーが柔らかくなるかもしれませんと。
確かに、音が歪みだしたのは秋に入ってからだった。しかも歪むものだからやっぱりダメとすぐに別のカートリッジに交換してしまっていた。
逆効果だったわけ。

帰ってから、少し重め3.0gの針圧を掛けてレコードを聴いてみる。確かに歪みはない。ただカンチレバー根元のボディーより出っ張っている(紙のようなものが巻いてある)ところが盤に触っているようないないような。なかなか目視では確認できない。2.7gにしてみても微妙でした。やっぱりダンパーはヘタっているようです。回復は望み薄な様。それでも音は以前に比べて良い感じ。クルマの中で暖まったのも良かったか。
3枚ほど立て続けに聴いているが今のところは良さそう。これならまあ使える。
でもこれは延命処置に過ぎないですね。やはり交換する時期なんだろうと思います。また103を購入するかは未定ですが。

Y時計店さんのところでクライスラー自作自演の美しきロスマリンをSP盤で聴かせていただいた。何と朗々と鳴ることだろう。今日もまた溜息しか出ませんでした。
帰りがけにコレ差し上げます、と言ってハイフェッツ/ミュンシュ・ボストンのベートーヴェンのコンチェルトのLP盤を頂いた。LS盤国内盤のかなり初期のもの。
有り難く頂戴して帰ってきました。

先週のEテレクラシック音楽館は尾高/N響でブリテンとバーバー、エルガーでした。
ブリテンの4つの海の間奏曲は演奏を観るのは初めて。
テレビであってもやはり観ると聴くでは観ることの情報量の多さというのはありますね。
好きな曲ではありますが、一層好きになり最近のクルマの中でもよく聴いています。という訳ではないですが、Yさんのところに伺う前、約束まで少し時間があったので柏崎中央海岸へ。柏崎の海は凪いでいて穏やかでした。









2022年4月17日日曜日

桜も終わって

先週開花したと思ったらすぐに満開となった当地の桜。月曜日は妻と夜桜見物と洒落込んでみた。日中天気が良かったこともあって夜になっても比較的暖か。
今年は会場での飲食OKということだったが屋台は少なく、お酒も会場の茶屋(食堂みたいなもの)の中だけの販売(持ち込み、宴会はOK)ということで、茶屋に入り焼きそば、焼き鳥でビールを頂いてきた。
飲んだ後も歩くので、こんな時は1杯くらいが丁度良い。
月とライトに照らされた満開の桜はやっぱり美しかった。
お客さんも結構来ていた。屋台が少ない分、一つの屋台の行列の長さには辟易したが。
桜は一昨日あたりからの雨でかなり散ってしまった。例年よりも見頃は短かったようだ。

今週は人生初の宿直もあって疲れた。もちろん明けたあとも勤務。しかしぼんやりとして仕事にならなかったので午後は休みをもらった。帰りしなラーメンを食べてきたのだけれどあまりにもぼんやりしていておつりの計算も出来ないし。

いよいよ来週末からGW。とはいっても基本祝日は勤務。まあ良い。
29日はうな君と大野和士/都響のマーラーの5番を聴きに行ってくる予定。そんなわけで5番の予習中。クルマの中ではもっぱらこればかり。
先日Kazuさんがご自身のブログでスイトナー盤を紹介されていたのでストリーミングで聴いてみた。
まあカーオーディオなので音質には目を瞑るとしても、速めのテンポでサクサクというよりは力みなくスラスラと進んでいく感じ。なので全体に軽めなのだが録音なのかオケの音色は随分と渋い。
ドイツで活躍したがオーストリア人(ドイツ人の父とイタリア人の母の間に生まれた)。師のクレメンス・クラウス譲りのエレガントさと思う。
特に第3楽章は絶品やと思う。

マーラー繋がりでもう一つ。
幸せの黒い猫さんがショルティ/CSO.の”復活”のLPを購入されたという。盤質も一度通針したかしないかという美盤らしく慶賀の至り。
このLP、ウィッチは高校生の頃に買って、今も手元にある。ショルティとマーラーがどアップでメンチを切りあうジャケットがインパクト大。ということで聴いてみた。
録音も申し分なし。歳を重ねても円熟しないと云われたショルティだが、やはりこの頃にはあんまりオケを締め付ける感じはない。まあ天下のシカゴ、そんな必要もないのかも知れん。
LPで聴いていたものの、やっぱり物足りずCDにチェンジ。やはり良いMCカートリッジを入手せねば。

コロナは相変わらず。来週の演奏会行の後は職場で抗原検査をせねばならん。第6波が収まらないうちに7波が来るのか、すでに来ているのか?
感染症法上の分類を2類相当から5類にという話も聞く。まあ5類になると治療に掛かる医療費の負担が跳ね上がるがそれでよいのか。








2022年4月9日土曜日

M44Gで聴くクラシック

いや~、暖かくなりました。上は長袖のシャツだけで良いくらい。
今日は朝からレコードを聴いてます。
MM型のスタンダード、シュアーM44G。これが付いてたシェルの方を欲しくて、買った針無しのジャンク品。ずいぶんと長い間放置していたが、ダメ元で交換針を付けてみたらちゃんと音が出て、しかもそれがウィッチ的にかなりイケる音でした。
いくつか持っているMM型の中でもかなり気に入っている部類。やや乾いた感じも音が弾けるようで生々しくエネルギー感があります。60年代ステレオ録音ならオケ物も十分通用する気がする。ヘタなMCよりも良いという印象。

久し振りにベルリオーズの幻想交響曲をへリオドールのマルケヴィッチ/ラムルー菅の演奏で。学生時代に名古屋の中古屋さん(今池だったか栄だったかにあったナントカナントカ)で買ったもの。
そのころはCDが出始めて5-6年くらいの時で結構LPが安く買えたですね~。
当時は友人から1万円で譲ってもらったレコードプレーヤーを使ってました。デンオンのDF-47というヤツ。カートリッジは付属のMMタイプでフルオート。でも使い方がよくわからず針圧調整は今考えると随分といい加減だったと思います。
使い方も良くわからないままLPは中古で良く買ってました。このベルリオーズはそんな1枚。
鬼才マルケヴィッチ(古今東西、数多いる指揮者のなかでも鬼才という枕言葉が付くのは彼くらい)の幻想は当時繰り返し繰り返し聴いたものでした。
何でこの演奏を知ったのかは忘れてしまいましたが、今聴いてもやっぱり名演です。

当地の桜も開花しました。明日あたり満開の予想です。
まあ行く予定はないですが。







2022年4月8日金曜日

本日充実、の一日

娘の引っ越しについていった妻は昨日帰宅。いよいよ妻との二人暮らしが始まった。ウィッチがまだ子供だった頃は7人が暮らしたこの家もついに二人になった。まあ、子が育ち旅立つのは良い事。喜ばねばならぬな。

今日は休みだったので、柏崎まで行ってきた。ちなみに妻は仕事ですお疲れ様です。
目的は二つ。
一つはDL-103の針先の移植をお願いするため。二つ目はすかんぴんさんのトコの音を確認するミッション。
103はどうも歪っぽい音がして針先がだいぶ減って歪んでいる感じ。レコードの保護のためにしばらくお休み頂いていた。針交換もしくは中古での新規購入も考えていたが、昨今のレコードブーム故の値上がりが激しく、クルマのローン&仕送り地獄のウィッチにとっては少々このハードルは越えがたい。
そこで、すかんぴんさんにお願いして針先の移植をして下さる方を紹介いただきました。
Yさんのお宅(店舗兼住居)、そこは時間が止まってしまったかのようなところ。SP盤を中心に、レコードが積まれていました。う~ん、凄い。凄いとしか言いようがない。
用件そっちのけでいろいろとSP盤を聴かせて下さる。見せて頂くと海外盤。落とすと大変申し訳ない事態となるのでガチガチに緊張です。
SPはクラングフィルム。励磁型。カートリッジはESLという米国仕様?のオルトフォンでした。
このところよそ様でSP盤を聴かせていただく機会も多く、器楽曲特にバイオリンの演奏や歌曲の何とも言えず濃密な音の佇まいに魅了されてます。
なかでも聴かせて頂いたブッシュ/ゼルキンのスプリングソナタは格別。以前FMでブッシュの演奏を聴いて端正な音楽が気になっていたところ。
ストリーミングで聴くこともできるが、やはりSPの音は素晴らしいもの。ゼルキンのピアノの折り目正しさにこちらの背筋もスッと伸びますね。
103の方は、やってみますとお返事を頂きました。
針先の移植、と書きましたがどうやらカンチレバーごとの交換とのこと。ネットで調べてみるとやや高域が落ちるようですが、そこは使えないカートリッジよりは使えるカートリッジということで。お願いしてきました。

Yさんのところに伺う前に時間がありましたので、ずっと行ってみたいと思っていたドナルド・キーンセンター柏崎へ。以前寄ったときは休館でしたが、今日はちゃんと開館してました。
様々な業績の展示も魅力ですが何と言っても、NYにあったキーンさんの書斎の復元展示が見たかった。落ち着いた雰囲気の書斎にはCDの棚がありました。やはりオペラが多いみたい。
確か、LPやSP盤も所蔵しているはずでしたがそれは展示されてませんでした。ちょっと残念。帰りに受付でその旨をお話しするとSP盤のリストをくれました。

さてYさんのところを辞して、すかんぴんさんのトコへ。
過去二回伺った際は機材のトラブルに見舞われましたが、今日はちゃんと音が出てた(笑)
一聴、安定感がある音。音の構えに安定感がある。前から音はスコーンと飛んできたが、なんでしょうか?ドカーンと飛んでくる。スピードとパワーの両立。オーディオ界のエンゼルス大谷やぁ~。いや、アーロン・ドナルドか??(ググってくださいな)これは聴いていて楽しかろう。いや凄い←(語彙力
   
ということで、今日の休日は久しぶりの充実したお休みでした。
お前んとこの音はどうなんだ?問題ですが、特に変わりなし。床の敷物を少し下げたのもあって、ややライブ感が増したとも云えるし、少々床の響きが乗った音とも言えて、どう判断したものかと思案中。やはり何か敷いた方が良いのかもう少し判断を留保します。
マッキントッシュのメーターの針の動きもちょと怪しくなってきましたが、これはまあ気にしないことにします。

この記事を投稿しようとしたら(した後に?)、Bloggernoコミュニティポリシーに違反しているという報告があったとかで、公開が止められてしまった。アダルトコンテンツだとかなんだとか項目がいくつかあるようだがこの記事が何に違反してるのか皆目見当がつかない。違反項目を直して再投稿しろみたいになっているが直し様がない。
今は審査をリクエストして判定が覆るのを待っているところ。
怪しいウィルスソフトの警告画面が出たりと最近は嫌なことが続く。
と書いていたら解除されたみたい。良かった。と思ったらまた警告が。どっちやねん?
仕方なく、記事をコピーして再掲しました。







2022年4月3日日曜日

穏やかに

娘が引っ越して4日。妻も一緒についていったので只今、絶賛一人暮らし中。
ということで気ままに過ごしております。
寂しいこともなく、淡々と穏やかに過ごしております。

ただ、日々の家事が面倒なだけ。掃除・洗濯・ゴミ捨て・・・。ああ妻に感謝です。
妻がいないと生活できない・・・。

一昨日あたりから胃が痛く、吐き気が治まらない状態。今朝になって随分と良くなりましたがストレスでしょうかね。
一応ピロリ菌の駆除は済ませていて、ここ何年も胃痛に悩まされることもなかったのですが久しぶりのこの不快感。嫌ですね。
そういえば、前の職場では誕生月に希望者にですが、がん検診があって、毎年受けていました。まあ胃カメラなんですけども、コッチに移ってからそういった検診は無く定期的に胃カメラをする機会が無いことに。
今度かかりつけの先生に聞いてみることにします。

さて、洗濯を済ませて音楽を。
時間はたっぷりあるので久しぶりにLPを。ということで春の”教会のステンドグラス”祭り。
カートリッジはオルトフォンのMC☆20wで。
今のトコ稼働しているMC型カートリッジはこれだけ。ちょっと心細いですね。
レスピーギのこの曲はローマ三部作に隠れてしまった感はあるが、ウィッチ的には三部作に負けず劣らずの名曲と思っている一曲。
ジェフリー・サイモン盤とキース・クラーク盤。サイモン盤はシャンドス、クラーク盤はリファレンスレコーディングスによる録音。
演奏時間は25分強くらい。なのでサイモン盤はA面に収まってしまいます。ちなみにクラーク盤は45回転で長鉄外盤A級セレクションに入ってます。録音はどちらも甲乙つけがたし。超優秀かはわかりませんが。ついついボリュームを上げたくなってしまいます。
両方とも中古ショップで1000円くらい。見つけたときは店先で軽く踊ってしまいました。
というのは冗談にしても、来て良かったなあ。そんな風に思いましたねぇ。

良い音で聴けるカートリッジがやっぱりもう一つくらいは欲しくなります。
その前にDL-103を何とかしなければなりませんね。