2022年3月27日日曜日

春の嵐 ミケランジェリのドビュッシー

一昨日は随分と穏やかでポカポカ陽気の一日でしたが昨日は打って変わって風の強い日となりました。
所用があってクルマで出かけたのですが、砂混じりの風が吹きつけてきて大変。まるでサンドブラスターかというくらい。細かいキズが心配。
家の中にいても床は何だか砂っぽいし、口の中もジャリジャリする感じで不快。
この風で屋根が飛んだり、停電になったところもあるようですね。

身体はクタクタですが、ちょっと前よりは気持ち的には随分と楽に。仕事は相変わらずバタバタとしてますが気力充実した一週間でした。お彼岸も終わって、日が長くなりました。以前は帰宅時は真っ暗だったのがかなり明るくなりました。それだけでも精神衛生上良いようです。

一昨日は自分と同じ国家資格試験の合格発表日。ツイッターには合格しましたの報告が溢れてました。同じ資格保持者が増えるのは仲間が増えたようでうれしいですね。
合格した皆さん、おめでとうございます。
自分が国家試験に合格したときはもうこの仕事に就いていましたので、落ちたらヤバいと必死でした。仕事をしながらネットで結果を見ようとするのですがあっちのサーバーがダウンしたのか全くつながらず。2時の発表で結果が判明したのは夕方6時過ぎでした。
帰って、一人缶ビールで祝杯をあげたのを覚えています。
この仕事についておよそ30年、国家資格を取得して24年ほどですが、若い人に負けてらねえです。頑張らねば。とはいうものの、老眼で良く見えないし、読めてもなかなか内容が頭に入ってきませんね。昨今のZoomだとかも使いこなせない。若い人のほうが出来るんじゃないかな。

さて、娘の引っ越し準備も大詰め。なんせ今週半ばには関西に行ってしまいます。10箱ほどの荷物。何とかまとめて集荷に来て頂きました。

昨日は風が強く、家が揺れるのでCDが中心に。ホント地震かと思うくらい揺れるんですよね、我が家は。ということでレコードは控えて、CD。最近の平日はほとんど聴けないのですが。今日も聴きまっせ~。
久し振りにドビュッシーのピアノ曲を。ミケランジェリで。
前奏曲集第1巻と映像第1集、第2集を収めたDGオリジナルス盤ですが、ドビュッシーのピアノ曲といえばまずはコレ、というくらいに有名ですね。
ただウィッチは少々苦手。フランソワなんかも良いのですが録音が良くない。このミケランジェリ盤は何か再生が難しい。決して悪い録音ではないのですが聴いていて、こんなはずではないのじゃないかという思いがある。もう少し上手く鳴らせるはずなのにという思いがいつもしてしまう。
そんなわけで普段は小川典子盤かギーゼキング盤で聴くことが多い。
それでも以前に比べればこのミケランジェリも良い音で鳴るようになったと思う。





2022年3月26日土曜日

ウィッチのオーディオ遍歴 ~スピーカー編 Vol.1

アンプ編に続いて、スピーカー編です。

アンプ編でも書きましたが、初めてのスピーカーは父親が聴いていた4chステレオのリアスピーカーでした。
ウィッチがそれを見つけたときはまだ梱包も解かれていない状態でした。壁掛けを想定していて薄型でしたね。サランネットは外れませんでしたのでユニットは確認できませんでしたが2wayだったように思います。壁にフックを付けて引っかけて使っていました。
当時使っていたラジカセにはミニジャックのSP出力がありましたのでケーブルは一方がミニジャックでもう一方が切りっぱなしのSPケーブルでした。そういうのがちゃんと売ってました。

当たり前ですがSPの間隔が広いと音が拡がって聴こえて、それだけで嬉しかったですね。音の良しあしは二の次でした。
1年ほどそんな状態でしたが、ある日父がSPを貰って帰ってきました。なんでも父の同僚がいらなくなったSPをくれたようです。同僚の方との世間話の中でウチの息子もオーディオが好きなんだ、みたいなことを言っていたのでしょうね。
フォスターのユニットを使った自作の3way密閉型。箱はかなりガッチリした作りで重たかったのを覚えています。
音はどうだったか?もう覚えてません。このSPは学生時代から社会人になって半年くらい使っていたでしょうかね。
社会人になって冬のボーナスで買ったのがソニーのSS-A5 La Voce(ラ・ヴォーチェ)でした。デザインが良かった。本当は専用スタンドも欲しかったのですが。
確かサランネットは外せなかったと記憶してます。音は?はて?
イギリス的な音作りだったようですが、どこがどうイギリス的かはわかりません。
とはいえ、598の黒い顔が主流だったことを考えるとなかなかお洒落だったと思います。

話は変わって、学生時代のこと。暇があると自転車で15分ほどのオーディオショップへ足繫く通っていました。学生だった頃はそれこそ598のスピーカー、798のアンプがたくさん出てた頃ですからみんな真っ黒な顔。そんな中でとても気になる(気に入った)スピーカーがありました。
一つはインフィニティのRS-6 Kappa。これは一台12万円ほどですから598のSPと比べるのはなんですが、中~高音域にかけて艶やかでグラマラスな本当に惚れ惚れするような音でした。
中音域のソフトポリドームと高音域のEMITというユニットが効いてましたね。後はラウンドバッフルも当時のウィッチには珍しかった、と思います。
今でも中古でこのKappaシリーズは見かけますが、ポリドームが劣化・破損していてジャンクというのを多く見かけます。ちょっと残念。今でも使ってみたいのですが。
もう一つはパイオニアのS-707。こちらも一台6万7千円で598よりは1ランク上ですが、落ち付いた感じの音がクラシックに合うような気がしてました。かなり本気で買うつもりだったのですが、やっぱり買えませんでした。

SS-A5を使って3年ほどで、住んでた部屋よりも狭いアパートに引っ越しをすることになり、SPを小さくしました。
インフィニティのリファレンス Oneです。小さいですが元気のある音がしてました。
また4年ほどして引っ越し。もう少し大きいSPが欲しいと思っていた時に出会ったのがB&WのDM602でした。
これは良い意味で色付けの少ないSPでした。値段も安かったですし。音も素直で良かった。
ということで、このあとB&Wが2台続くわけです。

オーディオの足跡から

オーディオの足跡から

オーディオの足跡から

オーディオの足跡から






2022年3月20日日曜日

着々と

世間は3連休ですが、ウィッチは2連休。明日は仕事です。本当は土曜日も出勤の予定でしたが、少々疲れが溜まっている感じなのでお休みを頂いた次第。
でもあんまりリフレッシュできる感じではないですね。最近は。

娘の引っ越し準備は着々と進んでます。今日はニ〇リへ寝具やカーテンなどを買いに。まあ、混んでました。結局はネットで注文し、現地に送ってもらう形になりますが、やはり細々としたものも積み重なると結構な出費です。でも仕方ない。親の務めと思うしかないですね。




2022年3月16日水曜日

今日は卒業式

本日は娘の高校の卒業式でしたので妻と一緒に行ってきました。
ポカポカ陽気という訳ではありませんが、まずは晴れて良かった。
でも体育館は寒かったですね。
入場する娘をみて少しウルっと来てしまいました。
式は感染防止の観点から来賓の祝辞を割愛、校歌も3番だけという感じで1時間ちょっとで終了。先日のパラリンピックの閉会式といい勝負でした。

振り返って自分の高校の卒業式はどうだったか?
思い出せません。何せ30年以上も昔のこと。
久々に袖を通したスーツも肩が落ちてしまい、買い替えかな?でも年に1回着るか着ないかだし悩むところ。直してもらうって手もあるな、などと思いながら帰ってきました。

最近は少々お疲れモードの様で、ちょうどよい休みとなりました。
今夜は韓国料理で卒業のお祝いの予定。マッコリ楽しみ~。

2022年3月13日日曜日

マーラー 交響曲第5番の演奏時間について調べてみた

最近気になっているマーラーの交響曲第5番の演奏時間について調べてみた。
年々、段々とポンコツ化してきているウィッチ。表がうまく編集できず。
今回集計してみて思ったのは、思ったより5番のCDを持ってないということ。
20枚しかなかった。今回は19枚で集計している。もう少し持っているつもりだったのに。
除いた1枚というのはワルター/NYPのもので実は反則級に速い。全曲60分台。

今ではマーラーの交響曲というと5番の人気は高いが、その昔はそれほどでもなかったとどこかのブログで読んで、そうだなあと頷けるものがあった。
60年代までマーラーの交響曲といえば1番、4番に大地の歌あたりがメジャーどころで、5番はややマニアックな曲であったよう。

ということで、第5交響曲所有盤の演奏時間の集計表です。今回も集計方法はCDの解説書に表示されている演奏時間をそのまま使っています。若干、表がうまく表示されませんがご容赦を。
左から、演奏者、各楽章の演奏時間、その下は総演奏時間におけるその楽章の演奏時間の割合を示してます。一番右が総演奏時間です。
最も演奏時間の短いのは予想通りメータ/LAPO.でした。最も長いのが、山田一雄/N響でした。
傾向として、総演奏時間が60分台の演奏は第4楽章がほぼ9分台となっています。例外はバルビローリ/PO.と小林研一郎/日本PO.。二人の印象からするともっゆっくりと濃厚に歌いそうですがそうでもない感じ。特にバルビローリは総演奏時間が74分台と長いほうですが、4楽章を引き締めることで、ほかの楽章との対比が際立つ感じでしょうか。終楽章をじっくり歌っているのも特徴的です。
反対に第4楽章をじっくりと歌いこんでいるのがレヴァインとヴィト、山田一雄の3人。12分をかけています。次いでカラヤンの11分51秒が続きます。このあたりはさすが、没後にアダージョ・カラヤンで一世を風靡しただけのことはあります。
マーラーといえばバーンスタイン。第1楽章がダントツに長い。演奏時間割合が19%を超えているのは彼だけです。音楽の雰囲気は一番重く、暗いですね。掴みはOK!って感じです。
ちなみに、ウィッチは冒頭のトランペットによる葬送行進曲の3連符ははっきりと聴き取れるのが好みです。

気になる演奏を聴いていく中で今のウィッチ的にこれは良いなと思ったのがレヴァインとヴィトでした。
レヴァインはやや一本調子なところがあるものの、良く歌うところが今のウィッチの好みにピッタリと合います。フィラデルフィアの豊潤な響きも曲の感じにふさわしいもの。
ヴィトは派手さや外連味はないものの、丁寧に丁寧に音楽を紡いでいきます。オーケストラも少し線が細い印象ですがそれも怜悧な感じで良いですね。

 

1楽章

2楽章

3楽章

4楽章

5楽章

総演奏時間

ノイマン/ゲヴァントハウスO.65

113017.5

132420.3

163025.1

941秒14.7% 

144722.4

6552

バルビローリ/PO.69

134018.5

150920.5

175924.3

95113.3

172323.5

7402

クーベリック/BRSO.70

113517.0

135220.4

172325.5

94414.3

152922.8

6803

ハイティンク/RCO.70

121917.4

140219.8

180025.4

103515.0

154922.4

7045

ショルティ/CSO.70

115418.1

134720.9

163825.3

94914.9

134020.8

6548

カラヤン/BPh.73

12分59秒17.8%

15分02秒20.6%

17分59秒24.6%

11分51秒16.2%

15分17秒20.9%

73分08秒

メータ/LAPO.76

11分21秒17.4%

12分50秒19.7%

17分17秒26.5%

9分41秒14.9%

14分02秒21.5%

65分11秒

レヴァイン/フィラデルフィアO.(78)

12分57秒17.9%

14分51秒20.5%

17分36秒24.3%

12分03秒16.7%

14分55秒20.6%

72分22秒

テンシュテット/LPO.78

13分43秒18.3%

15分10秒20.2%

18分04秒24.1%

11分53秒15.8%

16分15秒21.6%

75分05秒

マゼール/WPh.(82)

14分01秒19.4%

15分00秒20.7%

17分34秒24.3%

10分29秒14.5%

15分21秒21.2%

72分25秒

山田一雄/NHKSO.(85)

13分57秒17.7%

17分06秒21.7%

18分12秒23.1%

12分06秒15.4%

17分19秒22.0%

78分40秒

シノーポリ/PO,(85)

12分08秒17.6%

13分42秒19.9%

17分26秒25.3%

10分28秒15.2%

15分09秒22.0%

68分53秒

インバル/フランクフルト(86

13分31秒18.7%

14分04秒19.4%

18分46秒25.9%

11分34秒16.0%

14分27秒20.0%

72分22秒

バーンスタイン/WPh.(87)

14分30秒19.4%

14分57秒20.0%

19分03秒25.5%

11分13秒15.0%

15分01秒20.1%

74分44秒

ヴィト/ポーランド国立放響(90

12分50秒17.3%

14分56秒20.1%

19分33秒26.3%

12分03秒16.2%

14分53秒20.0%

74分15秒

ベルティー二/ケルン放響(90

11分15秒16.6%

14分46秒21.8%

17分18秒25.5%

10分05秒14.9%

14分25秒21.3%

67分49秒

小林研一郎/日本PO.(91)

12分36秒17.5%

14分59秒20.9%

19分28秒27.1%

9分46秒13.6%

15分02秒20.9%

71分51秒

ブーレーズ/WPh.96

12分52秒17.8%

15分02秒20.8%

18分12秒25.2%

10分59秒15.2%

15分12秒21.0%

72分17秒

マゼール/PO.2011

14分07秒18.8%

14分57秒19.9%

18分36秒24.7%

11分16秒15.0%

16分19秒21.7%

75分15秒