2023年12月24日日曜日

宮田大 チェロリサイタル

メリー・クリスマス!
今日が日曜日であることを忘れていました。
今週はとにかく雪が凄かった。今回は里雪で始まり、山雪に変わった。海沿いも結構降ったということ。まだ雪道の運転になれていないシーズン初めにまとまった雪が降ったものだから道路の除雪もお粗末だし、クルマの運転も慎重にならざるを得ない。まあ慎重に運転することに越したことはないのだけれど。

先々週くらいからずっと左の首から肩にかけての痛みと指先の痺れに悩まされている。整形外科に受診するとレントゲンの結果から頸椎と頸椎の間隔が狭くなっているという。それに湾曲していなければならない頸椎が真っすぐになっている、いわゆるストレートネックと指摘された。はい、そうなんです。わかってるんです。
パソコンやスマホを見る時に老眼なもので、どうしても顎が前に出てしまう。そうすると首に負担がかかる。あと思い当たるフシがあるとすれば、音楽を聴きながら寝入ってしまうことが多い。変な姿勢で寝てしまい首に負担が掛かってしまうのだろう。
週の初めには随分と痛みも軽くなり痺れも無くなったのだが、この大雪の中の運転でまたぶり返してしまった。結構緊張というか力が入っちゃうのよね。

さて、今日は先週に続き柏崎のアルフォーレへ。チェロの宮田大のコンサートに行ってきた。今年のコンサートの聴き納め。
アルフォーレで録音されたという最新録音の国内ツアーの最終日でした。
前半はそのCDから数曲、後半はサン=サーンスのチェロソナタ第1番というプログラム。
やはり今の日本を代表するチェリスト。素晴らしい演奏でした。
個人的には前半の「星になった少年」を感慨深く聴いた。坂本龍一作曲の映画のための音楽。象使いの少年と象のお話し。少年は交通事故で亡くなってしまう。
今年亡くなった(星になった)坂本龍一の音楽と映画の内容がシンクロして、聴いていて涙が止まらなかった。
後半のサン=サーンスは初めて聴く曲。交響曲や協奏曲ばかりでなく室内楽も聴いてみたくなった。
今年の聴き納めとしてはとても充実した演奏会だったと思う。

画像はまた後日アップいたします。

オーディオの方は、良いなぁと思ってもどこか不満が出て、という事を繰り返しています。結局、スピーカーのセッティングもやり直したり。そりゃあ首も痛い訳だ。少し左右の間隔を狭めてみたり、吸音目的のブロックカーペットを並べてみたり外してみたり、スピーカーのアッテネーターを色々試したり・・・。
一応、良さげにはなるのだけれど、どうなるかはわからないです。
プリのガリも思ったより重症化もしれないし。メインのボリュームも酷いのですが左右バランスとラウドネスのツマミがさらに酷い。回すと音が途切れてしまうことも。
修理に出す方向で検討中です。

今年のブログはあと一回くらいの予定です。何かと忙しい年末。皆様体調を崩されませんようにお気を付けください。

2023年12月17日日曜日

懸案の太陽光発電の音はというと・・・ イケベエ先生

何やら土曜日から冬型の気圧配置で雪という予報らしいが、外は思ったより暖かい風が吹いていた。今月に入って寒い日はあるが積もるほどの雪で無いのがありがたい。などと言っていたら土曜の夜からものすごい風。気温もグングン下がって4度ほど。今日も寒い一日となった。

さて、我が家は太陽光発電の高気密高断熱住宅。日中に太陽光で発電した電気を使い、余った電気は売電するという事なのだが未だに売電できていない。当初は12月から売電できますという話だった。いそいそと手続きはとったがお役所の処理が追い付いていないらしい。太陽光発電君は結構頑張ってくれているようだが無駄になってしまっているようだ。

この太陽光発電、オーディオ的にはインバータノイズが多く適さないという話がある。
実際のところどうなのかというと言うほど酷くはないのではないか?というのが正直な感想。
確かにノイズはあるように感じるが微妙なところ。
それよりはCDプレーヤーのメカノイズが気になって仕方がない。ソニーの方は結構メカノイズが大きい。今は設置を見直してだいぶ良いがそれでも気になるときがある。

話を戻すと、太陽光発電をしている日中に音楽を聴く時間が少ないのでなかなか判断が難しい。平日は音楽を聴く時間が夜の8時くらいから。なので外部からの給電だがやはりノイズ感はある。今、朝の9時くらいに聴いてもノイズはあると感じるものの、それが夜間と比べてどうかと言われると夜間よりも少しノイズが多いかな?くらいの印象。
一般に通常の電気の供給(外部から給電)でも日中はノイズが多いと云われているし、それと状況は変わらない感じがしている。前の家でもノイズは多かったし。

という事で太陽光発電のノイズ問題、現状はグレーなり。
春になって日も伸びてくればまた様子もわかるのではないかと思う。

もう一つ、石膏ボードの壁の件。これはイトコのうな君からそれだけはやめた方が良いとアドバイスを頂いていたが今のところは特に不満は感じていない。嫌な響きが乗るとの事だったがそのような感じは無い印象。これは杞憂に終わったと思う。

スピーカーのセッティングは概ね満足いく恰好となった。EQも使わずに済みそう。SX3の本格稼働はもう少し先になりそう。スピーカーセレクタを使ってのMC2255での駆動を目指したい。

昨日は午後からアルフォーレへ。
「池辺晋一郎 音楽の不思議 ヒトにもビワにも家族がいます」というホール主催の催しに行ってきた。
イケベエ先生のお話しと3人の琵琶奏者による平家物語の語り(それぞれ那須与一、敦盛、壇之浦)という、ウィッチにとっては全くの未体験ゾーン。
イケベエ先生はN響アワーで司会をされていたこともあってテレビでは良くお見掛けはしていたが生で観れる機会はそうそう無い。この機会を逃す手はないという事で行ってきた。
で、どうだったかというとメチャメチャ面白かった。
イケベエ先生というとダジャレの天才。もう平均年齢高めの客席をドッカンドッカン笑わせる。繰り出すダジャレはすべてクリティカルヒット。軽妙で洒脱な生トークは流石。
琵琶のルーツの解説も良かった。
中東のウード(UDO)という楽器が西洋に行くと、頭に冠詞の”L”がついてルード→リュート(lute)になり、さらにヴィオロンやバイオリンに。東洋へ行くとインドでヴィーナ、中国でピパ(琵琶)となり、日本に行きついて琵琶(びわ)となったとのこと。
日本の琵琶も種類が多い。今回は平家琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶の三種類。それぞれ形や大きさ、素材の微妙な違いから奏法もやや異なるという。
平家琵琶は成立がもっとも古く12世紀で平家物語を語るためだけだという。奏法も語りも成立当初と変わらないらしい。楽器の大きさは今回の3種類の中でもっとも小さく、音も素朴というか質朴な感じ。薩摩琵琶は16世紀ごろに武家の嗜みとして成立したこともあって楽器も一番大きく、奏法も派手で大きな音が出ていた。剛毅・豪放な音。筑前琵琶は18世紀ごろに芸者さんが成立に関わっていたということで楽器もどことなく優美で薩摩琵琶よりはひと回り小さい。素材も楽器の表(おもて)面には柔らかい桐が使われており、バチで叩いたりすると凹んでしまう事から弦を撫でるような奏法となる。音も優美で嫋やかなところがある。
一般に琵琶というと多分薩摩琵琶をイメージするのではないかと思う。ウィッチもそう思っていたが、琵琶の種類によって奏でられる音楽も随分と変わるものだと感心した。

終演後、ホールの喫煙スペースで一服しているとイケベエ先生がタバコを吸いに現れた。少しお話しすることが出来た。今年80歳になられたようだがお元気そうであった。
タバコをお吸いになるのですか?と聞くとコレ(タバコ)が無いと作曲できませんと仰っていた。今日はダジャレは少な目にしたつもりだけどとも。えぇー!あれで!
この後はそのまま福井県に向かうのだとか。信越線が止まってしまっているけれど無事に福井に着かれただろうか?
いつまでもお元気でいて欲しいものだ。



2023年12月10日日曜日

セッティングの追い込み

先週はブログをお休みしましたが、ウィッチは元気でやっております。
スピーカーケーブルを新調いたしました。というのも、以前の部屋で使っていたケーブルが4.5mという事でそのまま使っていたのですが、左SPに届かないわけではないのですが左右SP間を通さないと届かなかったんです。で、6mのものに交換しました。カナレというメーカーの4S8Gというもの。これまでは4S8というのを使っていたんですが、幸せの黒い猫さんおすすめという事で、新調するならとこちらにした次第。
確か無酸素銅でなかったかと思います。で、これがなかなかのじゃじゃ馬ぶりを発揮。とにかく音がデカい。型番にGが付いただけでこの違い。はじめの頃は少々戸惑いましたが今は耳の方も慣れて違和感はありません。細かいところも出ているのではないでしょうか。

前回記事にした奇数分割法によるセッティングはそのまま今のところ満足しています。継続中。チェンバロなどは煌びやかな感じで好印象なのです。ただ、オーケストラ曲などはどうにも潤いに欠ける音に辟易としています。ボンつく感じやブーミーな感じは全く無い訳ではないものの、十分許容範囲に収まっていますが、カサカサとした音でつまらないなあという音。量感に欠けるのです。特にお気に入りのベーム/ウィーンフィルのモーツアルトレクイエムなんて、もう怒りの日まで聴くのが耐えられないくらいの酷い音。
吸音しすぎなのか、吸音している帯域があっていないのか?スピーカー前に敷いてあるブロックカーペットを取ったり敷直したり色々とやってみますが結果は今一つ。
愚痴を聞いてもらおうと黒い猫さんに連絡すると「内振りですかねー」と。おお、やはりその手かと。
早速やってみると中音域~低音域の量感がマシマシになりました。これでもう少し調整してみようと思います。ちょっと前まで内振りにしていたのを戻してその代わりカーペットを敷いていたのでした。この辺はいろいろとタイミングのようなものもありますね。
ベームのモーツァルトも大分聴ける音になりました。もう少し繊細な感じが出せるといいのですが、どうでしょうね。スマホの周波数測定アプリでは100~110Hzくらいのところに膨らみがあるようです。
デジタルEQは入れない方向ながら、そのうち一度は部屋の特性は測ってみたいなあと思っています。

さて先日、ゴジラ-1.0(マイナスワン)を観てきました。
監督は「永遠の0」の山崎貴。ドラマ部分はクサい、クドいと評判ですがCG・VFXが出色の出来。少し前に公開された「アルキメデスの大戦」と比べても画は段違いに良かったです。ウィッチ的には最近の実写ゴジラ作品では「シン・ゴジラ」を抜いて一番ですね。確かにドラマ部分はセリフ回しなどが説明くさかったり、陳腐ではあるもののゴジラと戦う主人公の動機みたいなものが描かれていてドラマがしっかりとある中でゴジラとの闘いが描かれているのが良かったです。映像はもう本当に素晴らしかったです。