2023年12月17日日曜日

懸案の太陽光発電の音はというと・・・ イケベエ先生

何やら土曜日から冬型の気圧配置で雪という予報らしいが、外は思ったより暖かい風が吹いていた。今月に入って寒い日はあるが積もるほどの雪で無いのがありがたい。などと言っていたら土曜の夜からものすごい風。気温もグングン下がって4度ほど。今日も寒い一日となった。

さて、我が家は太陽光発電の高気密高断熱住宅。日中に太陽光で発電した電気を使い、余った電気は売電するという事なのだが未だに売電できていない。当初は12月から売電できますという話だった。いそいそと手続きはとったがお役所の処理が追い付いていないらしい。太陽光発電君は結構頑張ってくれているようだが無駄になってしまっているようだ。

この太陽光発電、オーディオ的にはインバータノイズが多く適さないという話がある。
実際のところどうなのかというと言うほど酷くはないのではないか?というのが正直な感想。
確かにノイズはあるように感じるが微妙なところ。
それよりはCDプレーヤーのメカノイズが気になって仕方がない。ソニーの方は結構メカノイズが大きい。今は設置を見直してだいぶ良いがそれでも気になるときがある。

話を戻すと、太陽光発電をしている日中に音楽を聴く時間が少ないのでなかなか判断が難しい。平日は音楽を聴く時間が夜の8時くらいから。なので外部からの給電だがやはりノイズ感はある。今、朝の9時くらいに聴いてもノイズはあると感じるものの、それが夜間と比べてどうかと言われると夜間よりも少しノイズが多いかな?くらいの印象。
一般に通常の電気の供給(外部から給電)でも日中はノイズが多いと云われているし、それと状況は変わらない感じがしている。前の家でもノイズは多かったし。

という事で太陽光発電のノイズ問題、現状はグレーなり。
春になって日も伸びてくればまた様子もわかるのではないかと思う。

もう一つ、石膏ボードの壁の件。これはイトコのうな君からそれだけはやめた方が良いとアドバイスを頂いていたが今のところは特に不満は感じていない。嫌な響きが乗るとの事だったがそのような感じは無い印象。これは杞憂に終わったと思う。

スピーカーのセッティングは概ね満足いく恰好となった。EQも使わずに済みそう。SX3の本格稼働はもう少し先になりそう。スピーカーセレクタを使ってのMC2255での駆動を目指したい。

昨日は午後からアルフォーレへ。
「池辺晋一郎 音楽の不思議 ヒトにもビワにも家族がいます」というホール主催の催しに行ってきた。
イケベエ先生のお話しと3人の琵琶奏者による平家物語の語り(それぞれ那須与一、敦盛、壇之浦)という、ウィッチにとっては全くの未体験ゾーン。
イケベエ先生はN響アワーで司会をされていたこともあってテレビでは良くお見掛けはしていたが生で観れる機会はそうそう無い。この機会を逃す手はないという事で行ってきた。
で、どうだったかというとメチャメチャ面白かった。
イケベエ先生というとダジャレの天才。もう平均年齢高めの客席をドッカンドッカン笑わせる。繰り出すダジャレはすべてクリティカルヒット。軽妙で洒脱な生トークは流石。
琵琶のルーツの解説も良かった。
中東のウード(UDO)という楽器が西洋に行くと、頭に冠詞の”L”がついてルード→リュート(lute)になり、さらにヴィオロンやバイオリンに。東洋へ行くとインドでヴィーナ、中国でピパ(琵琶)となり、日本に行きついて琵琶(びわ)となったとのこと。
日本の琵琶も種類が多い。今回は平家琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶の三種類。それぞれ形や大きさ、素材の微妙な違いから奏法もやや異なるという。
平家琵琶は成立がもっとも古く12世紀で平家物語を語るためだけだという。奏法も語りも成立当初と変わらないらしい。楽器の大きさは今回の3種類の中でもっとも小さく、音も素朴というか質朴な感じ。薩摩琵琶は16世紀ごろに武家の嗜みとして成立したこともあって楽器も一番大きく、奏法も派手で大きな音が出ていた。剛毅・豪放な音。筑前琵琶は18世紀ごろに芸者さんが成立に関わっていたということで楽器もどことなく優美で薩摩琵琶よりはひと回り小さい。素材も楽器の表(おもて)面には柔らかい桐が使われており、バチで叩いたりすると凹んでしまう事から弦を撫でるような奏法となる。音も優美で嫋やかなところがある。
一般に琵琶というと多分薩摩琵琶をイメージするのではないかと思う。ウィッチもそう思っていたが、琵琶の種類によって奏でられる音楽も随分と変わるものだと感心した。

終演後、ホールの喫煙スペースで一服しているとイケベエ先生がタバコを吸いに現れた。少しお話しすることが出来た。今年80歳になられたようだがお元気そうであった。
タバコをお吸いになるのですか?と聞くとコレ(タバコ)が無いと作曲できませんと仰っていた。今日はダジャレは少な目にしたつもりだけどとも。えぇー!あれで!
この後はそのまま福井県に向かうのだとか。信越線が止まってしまっているけれど無事に福井に着かれただろうか?
いつまでもお元気でいて欲しいものだ。



6 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2023年12月18日 7:06

    太陽光発電のノイズと壁の問題が
    とりあえず大丈夫そうで良かったですね。
    CDプレーヤーのメカノイズは
    気になる機種は気になりますよね。
    スピーカーセレクター導入ですか?
    楽しそうな雰囲気に成りますね。

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    1. SPセレクターはまだまだ先ですね。デノンで鳴らすほうが現実的にも思えたり・・・

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  2. 拙宅も太陽光発電ですが、自分の耳では特に気になるようなノイズは出てないように思います。
    池辺先生、もう80歳になられるんですね。
    高校の時の課題曲「ランドスケイプ」が懐かしいです。

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    1. 太陽光発電、オーディオへの影響はまだ情報が少なくて。今は経過見てます。
      池辺先生、とても素敵な方でした。

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  3. オーディオルームの調整、少し落ち着いたようで何よりです。とはいえ、いろいろと課題が出てくると思いますが、音楽を楽しみながら対応できれば良いですね。
    写真の方は確かにN響アワーに出ていました。ご本人と普通の感じでお話しされたとは驚きました。

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    1. 盤によってはまだまだと思うことも多いですが何とかここまで来たか、という感じです。N響アワー、檀ふみさんと。懐かしいですね。
      いや、すっごい緊張しましたよ。

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