2026年6月27日土曜日

懐かしの4チャンネルモジュラーステレオ

昔、ウィッチが子供の頃我が家には4チャンネルモジュラーステレオがあった。
ウィッチはコレで「山口さんちのツトムくん」やらアグネスチャンの歌を聴いて育った。父の少ないコレクションの中にワルターの田園やクリュイタンスの運命、クーベリックの新世界といったクラシック音楽のLPがあって、なかでもワルターの田園がお気に入りだった。このレコードは今でも折に触れて聴いている。他は再生に支障が出るほどのキズがあって今は聴くのが難しいが。

クラシック音楽を聴くようになって、70年前後の音盤を聴くこともあるが、結構4チャンネル録音のものがある。
ブーレーズのバルトークやストラヴィンスキー、ストコフスキーの展覧会などなど…。
ただ、今聴くと演奏はともかくあまり感心しない録音であることが多い。とにかく響きが過剰で作為的。不自然さが目立ってしょうがないのだ。まあ元々4チャンネルでの再生を前提としているので仕方ないのだが。
4チャンネル録音でもあまり違和感なく聴けるものもあるかもしれない。
ちなみに、4チャンネル録音のLPは再生周波数帯域が上まで伸びているカートリッジで再生すると聴きやすい。
これは以前ヤフーブログにどなたかが書いていたことで、その方はグレースのF-9シリーズが良いと書いていた。グレースF-9はいくつか派生型があるが、F-9Fは20~60,000Hzと高域の特性が良い。
実際、我が家ではオルトフォンのMC☆20w(再生周波数範囲20~35,000Hz)よりもオーテクのOC9XML(20~47,000Hz)の方が高域の抜けが良く、やや高域がキツイところもあるがスッキリとした音で聴ける。

演奏は凄いのに録音が…という音盤の最右翼が71年録音のカラヤンのチャイコフスキー5番。演奏は本当に素晴らしいのに低音域が過剰で音が飽和してしまって聴くのがとても苦痛。
初めてCDを買って聴いたときのガッカリというか腹立ちといったら無かった。CDが再発されるたびに期待して買ってはがっかりの繰り返し。SACDでも再発されたが買おうとは思わなかった。
それがこの夏また再発されるという。日本のみHD192/24最新リマスターらしい。まあSACD(確か2度目か3度目)になったからと言ってあの音質が大きく変わるとは思えない。断言しても良い。絶対に聴きやすくはない。前と大差ないと。
不思議なのは再発されるたびに今度のリマスター盤は前と違って音が良くなったって言う人がいるということ。聴きやすいとか。んで試しにと買って聴くと、前と一緒じゃねーか!しか感想が出てこない。騙される自分も自分だけど。
最新リマスターと聞くと音が良くなった(はず)と勘違いする人が一定数いるからね。
そんなこんなでカラヤンの71年チャイ5は少し前に中古で見つけた東芝の廉価シリーズ盤を買って以降、買い換えるのをやめた。

断っておくが、ウィッチは別にSACDを否定したりリマスタリングそのものを否定するものではない。
これまでも色々とCDやらSACDやらリマスター盤を買い換えてきた。SACD化されて随分と印象の変わったものも多い。ただ、それは音楽の佇まいや音楽が纏った雰囲気であって、このカラヤンの耳を覆いたくなるようなモリモリの低音がスッキリと聴きやすくなるといったものではない。

さて、この4チャンネルモジュラーステレオ(4チャンネルと言いながら父は2チャンネルで使っていた)がどうなったかと言うと…。
壁掛けタイプのフルレンジ(多分…)のリアスピーカーは未開封のまま放置されていたのをウィッチが高校生の時に見つけ、ラジカセと繋いで壁掛けスピーカーとして使用していた。レシーバー&プレーヤーはスピーカーのエッジがボロボロになりながらも姉と妹が使っていたが姉が高校入学のお祝いにCDプレーヤー付のミニコンポのセットを買ってもらったのを機にお役御免となった。レシーバー&プレーヤー部分はバラシて遊んでいるうちに元に戻せなくなってあえなく廃棄。
スピーカーのエンクロージャーはその後ユニットなどを外してただの箱にして脱衣所のタオルや洗剤などを入れておく棚に化けて、その後15年くらい使っていたと思うが気が付いたら無くなっていた。

画像はネットから拝借したもの。
まさしくこれでした。





2026年6月21日日曜日

悪い録音も良い録音もいい音で

当地もようやく梅雨入りとなった。
湿度があってレコードには良い季節。まああり過ぎるとカビの心配はあるけれど。スピーカーにはコーン紙が湿気で重くなってよろしくないか。

こないだ、ブロ友の幸せの黒い猫さんがブログで宇多田ヒカルのDeep Riverがすっと染み込む感じで聴けている、と書かれていた。それを読んで我が家ではどんなものかと聴いてみた。
結論からいうと、すっと染み込まなかった(笑)でも以前に比べると心地よく聴けるようになったと思う。
この盤はEQ調整後のチェック用の音源としているもの。モリモリの低域とビートの押し出し具合。中音域のボーカルの張り出しと高音域のキラキラ感が各帯域間のバランスをみるのにちょうど良いなあと思っていて重宝している。
EQを使った調整の目的が①各周波数の左右チャンネルの耳に届く音量を揃えて、②定在波・共振の影響を最小限に抑えることにあるので、まずは各周波数の調整が優先で帯域間のバランスの調整はそのあと、ということになる。バランスをみながら(聴きながら)再度、各周波数の調整をする。
ここ2週間ほどこの帯域間のバランスでアレコレと悩んで、未だ悩み中。だいぶ良さそうな気はするのだが。もう好みの問題か。

そんな中、先週ジャンク市で仕入れたレコードのクリーニング&検盤の続きを。
TUDORのルドルフ・ケンペのブルックナーの8番のLP。帯にケンペの追悼盤とあるから70年代後半のリリース。盤はペラペラかと思いきやかなり分厚&重い。いわゆる重量盤というヤツで。カートリッジを盤上でリフトアップしても針先が盤を擦る。
仕方なく重ねている1mm厚のターンテーブルシート1枚を取り除く。
カートリッジはオルトフォンのMC☆20wなのだが、フルートが一部で歪む。接点のクリーニングや水平を見直してもダメ。でも他のレコードは問題なく再生。盤のキズが原因なのかどうか。他のカートリッジに換えて確認すれば良かったがそれはせず。次回に持ち越し。
クーベリックの我が祖国はCDで持っているがレコードで聴きたかったもの。箱入り2枚組。見事に反っていてこちらもカートリッジをリフトアップしていても盤を擦ってしまう。こちらは外周スタビライザーを使って解決。
箱入りのレコード、特に2枚組は箱の中で遊びが出やすく反りを生じやすい。まあ想定済みだし、対応もできるのであまり気にしない。
何と言ってもジャンクで1000円。その場で検盤は野暮というもの。
こんな時ディスクフラッターは便利なのかもね。SNSで使用前後の動画を見るけれど完全に反りが直る感じではないけれど、再生に不満はない程度には反りは解消されるよう。
でも個人的にはいらないかな。LPを何千枚と所有しつつ、年間で100枚近く買うなら持っていてもと思うが。SNSの方は置き配されて熱でLPが曲がったものに使用していた。置き配使わないし、たくさん買わないし。

さて、土曜日が勤務だったので明日も休み。ネットで検索していて市内の何だか魔窟みたいなオーディオショップ?みたいなのところを見つけた。画像もあってみるとレヴィンソンのパワーアンプがひっくり返って置いてあったり。定期的に内科受診しているところの近くだった。怖いもの見たさで出掛けるついでに行ってみようかと思案中。









2026年6月13日土曜日

閑古鳥ジャンク市

今日は妻と長野県佐久市望月に出掛けてきた。
昨日と打って変わって朝から好天。絶好のドライブ日和。暑くなりそうだったので開店目指し佐久へ。ついてみると佐久はすでに暑かった。
お目当ては500円と250円均一の中古レコードとCD。ジャンクのオーディオパーツやラックスマンの真空管アンプなどもあったが、自分で直せる訳はないのでスルー。
1時間半ほどレコードとCDを見て16タイトルほど購入。それでも6500円ほど。少し早めの昼食をと近くのユーシカフェさんへ。そこにもレコードとCDが。
普段ジャズのレコードは高いので買わないのだけれど、今回は3枚も買ってしまった。新しめのヤツかなぁ。MJQとチック・コリアのRTFとマイ・スパニッシュ・ハート。
あと、先日亡くなった大野雄二によるルパン3世のサントラもゲット。ルパン一味の掛け合いも楽しくて。
妻は看板犬目当てであったが、早朝から騒いだのとこの暑さで犬はバテ気味。まあ舌を出してへーへーしている犬も可愛い。
それにしてもお客さんは多かったね。家族で来られている方も何組かおられた様子。やっぱり店主の鈴木さんの人柄の良さかな。ホント楽しい人だ。いつも元気もらえるしワクワクしてしまうし、応援したくなっちゃうんだよね。
毎月の開催を予定しているとのこと。さすがに毎月、という訳にはいかないができるだけ伺いたいもの。

12時少し前には佐久を後にして、妻が行きたいという上田の園芸店へ。
外も暑いが温室の中はもっと暑い。50分ほどかけて3つほど苗を選定して一路自宅へ。
でもその前に、長野のスーパーマーケット、TSURUYAさんへ。ここはオリジナルブランドの商品が充実。ジャムやハム・ソーセージを購入。もしやと思いドレッシングの棚をみるとマコーミックのフレンチドレッシングが。地元ではなかなか見ない非乳化タイプのヤツ。ついつい爆買い3本。

地元に戻って夕飯は外食。久しぶりにちょっと良い回転寿司を。回転寿司といっても今はもう回っているところはなくなってしまったね。ネタの良さはもちろんなんだが海苔の香りが良い。ついつい巻物や軍艦を頼んでしまう。

家に着いて手を洗おうと洗面所へ。鏡に映る顔を見てビックリ。見事に日焼け。真っ赤である。ヒリヒリして仕方ない。天気良かったもんね。







2026年6月7日日曜日

今週は地震に始まって

 最近になってようやっと読書に時間を割けるようになって、書籍購入が増えている。オーディオの調整が一段落したのが大きい。
以前は仕事帰りに本屋に寄って…というのが多かった。職場の有ったところから自宅までの道沿いに本屋があった。その本屋は今は24Hのフィットネスジムに。レコードショップが無くなり本屋が無くなり…。
市内には何軒か大型書店は健在だけれども気軽に立ち寄って、という事は無くなった。休日に行くのがほとんど。
ネットで本は買えるけれど、つまらないものだ。ふと立ち寄った本屋で知らない作者の本を手に取って、読んでみたら嵌ったというのが面白い。

そんな中贖ったのが真島文吉の「右園死児報告」と続巻の「右園死児報告 九」
右園死児報告は「うぞのしにこほうこく」と読む。ジャンルとしてはこれもモキュメンタリーホラー。
「右園死児案件が引き起こした現象の非公式調査報告書である」
明治二十五年から続く政府、軍、捜査機関、探偵、一般人による非公式調査報告体系。右園死児という名の人物あるいは動物、無機物が規格外の現象の発端となることから、その原理の解明と対策を目的に発足した。
という体裁で、様々な右園死児が関わる事象についての報告書が並ぶ。だが本の終盤は一気にホラーバトルの様相を呈し圧巻のクライマックスを迎える。
「右園死児報告 九」は「右園死児報告」の前日譚。
こちらは一貫して報告書と主要人物の手記の体裁となっていて、今一つ物語の盛り上がりがないまま終わるが結果、非常にクールでハードボイルド味がある。どちらも読むことが止められず3日で読み切ってしまった。

先週日曜日の県知事選挙は現職が当選。翌日の新聞では現職が大差をつけての圧勝といった見出しが躍ったが、果たしてそうか?
前回22年の知事選では77%の得票率であった現職。しかし今回は約67%と10ポイント近く落とした。現職55万票に対して落選した対立候補は23万票。
止まらない人口の流出、原発再稼働の是非を問う県民投票の忌避、県財政立て直しの見通しの不透明さなど2期目の県政に対する不満の表れと思う。
現在、県は国から起債許可団体に指定されている。県債の発行には国の許可がいるという状態。指定されているのは全国で北海道と我が県だけ。
先の原発再稼働問題もこれと密接な関連があるのだろう。とにかくお金が欲しいのだろう。当選したから良いのではなく、得票率が落ちたことをしっかり受け止めて欲しいもの。

月曜日はいきなりの地震で目が覚めた。まあいきなりでない地震なんてものはないが。
EarthquakeでWake Upとは洒落にもならない。幸いにも震度3ほどで被害らしい被害も無かったが、かなり揺れた印象。寝ぼけていたけども。震源は日本海。能登半島と佐渡島の中間の海底。能登地震の際のズレ残りの断層と言われているあたりが震源みたい。
これはちょっと怖い。そのうち大きな地震がグラり、は勘弁して欲しい。

最初にも書いたがオーディオは一段落といったところ。
先日すかんぴんさんも書いていたが、良い音で鳴ってくれない盤をいかに聴けるように鳴らすかというのはあるな、と思う。
聴いていて何となく座りが悪い音というか、チグハグなというかバランスがおかしい、みたいな。そんな音源が調整でそれなりに良い感じで鳴ってくれるとやっぱりうれしい。
録音が悪い、と言ってしまえばそれまでだし楽なのだけれど、そういうものに限って好きになってしまうから厄介だ。
ベームのモーツァルトのレクイエムだったり、ライヒの18人の音楽家のための音楽だったり。
そういう音源が気持ちよく聴けるとやっぱりテンション上がるよね。




真空管アンプ試聴オフ会