2021年5月30日日曜日

本日も番犬のウィッチ 

5月も今日を入れて残すところ2日。早々と梅雨入りするかと思われたが晴れの日も多く、ジメジメ・ムシムシもせず、過ごしやすい日が続いている。
ブログはアジサイをイメージしたものに変えてみた。

今週はほとんど音楽に食指は動かず。
クルマは先週、車両登録が済んで車検証のコピーを頂いてきたところ。週初めに任意保険の車両の変更を済ませればあとは納車を待つ、というかディーラーに行くだけとなった。
そんなわけで今週不本意ながら都合1.5日のお休みを頂く予定となっている。
ここまでおよそ3か月。結構気を揉む展開に少々ぐったり。しかしディーラーに寄って自分のクルマを見るたびに、やっぱりニンマリとしてしまう。

仕事は相変わらずの忙しさ。いや忙しいというのとはちょと違うか。抱える案件はそれほどでも何だか面倒な、というかシビアな案件が立て込んでいる状況に疲労困憊?
まあ、ウチの職場で定型通りに進む案件というのはほとんどないのだが、こうも立て続けでは身が持たなくなりつつあり。

そんな今日はR・シュトラウスの音楽を。
音楽で表せないものは無い、と豪語したとかしないとか(笑)というリヒャルト・シュトラウス。流麗華麗な曲想とオーケストレーションを素晴らしいと思う反面、ちょっと苦手にしているウィッチ。カラヤンやショルティ、ケンペやメータなどいくつかディスクを持っているがほとんど聴くことがない。
今日聴いたのはデヴィット・ジンマン/チューリッヒ・トーンハレのBOX。
リヒャルト・シュトラウス=ゴージャスってなイメージがあって、オケの力量を示すのには絶好の曲だけあって、ベルリンやシカゴといったパワー系オケの十八番となっていることが多い。その中でジンマン/チューリッヒは比較的地味な演奏。それだけに等身大というか素顔のリヒャルト・シュトラウスが垣間見える演奏か。録音もそれなりで。
まあ、ぼんやりと聴くには良いのかと思う。

つらつらとリヒャルト・シュトラウスを聴いてきて、ふとマーラーの3番あたりが聴きたくなってアバド/ウィーンのLPにチェンジ。
カートリッジはシュアーのM97xe。レコードプレーヤー純正のシェルに取り付けているもの。やや(音楽の迫力という意味で)物足りないところは感じるが、ハッタリの無い素直な出音ともいえる。音のエッジもそれほど立たずノイズもそれほど拾わないので聴きやすい。
旗艦カートリッジのオルトフォンMC☆20wは音溝を掘り起こすような感じに加え、ややふっくらと聴かせるので盤によってはうるさく感じてしまうこともしばしば。そんな時にこのシュアーは重宝する。

このアバドの3番は80年の録音。
70年代から80年代にかけてシカゴとウィーンを振り分けて1番~7番までセッション録音が進められていた。90年代に入ってシカゴとの1番・2番・5番、6番・7番のうち、1番・5番はベルリンと、2番をウィーンとライヴ録音し、6番・7番はシカゴのままで、97年にベルリンと8番をライヴ録音して全集完成とした。
晩年になってルツェルンの祝祭管と2番を再録音し、3番・4番・6番・7番・9番をベルリンと再録音しているが、もう何が何やら。整理しようと書いてみても何が何やら。大地の歌を録音していないようだがマーラー没後100周年のライヴ映像は残っているみたい。
86年からウィーン国立歌劇場の音楽監督、90年にはベルリンの芸術監督となったことでこのようなことになってしまったのだろう。
アバドの熱心な聴き手ではないウィッチにとっては混乱の極みで現在までフォローしきれていないのが現状。
さて、このウィーンとの3番はいわゆるマーラー的なものは残しつつも洗練された感じか。踏み込みが足りないというよりは、敢えて踏み込まない感じ。クラシックを聴き始めたときはマーラーブームの真っただ中。すでにマゼールは進行していた。で、インバルとベルティーニにシノーポリによる全集が始まった頃。マーラー演奏が客観的・俯瞰的な演奏、冷静なアプローチに移行しつつあった時期。ネオ・マーラー・ルネッサンス(なんかの本に書いてあったような)。
アバドのマーラーはその先頭をぶっちぎりで突っ走るものだった。作曲者と同一化を図るかのような(と言われた)CBSのバーンスタインの全集(実はほとんど聴いていない)の反動のようなところもあるのかと思うし、そのバーンスタインがDGに再録音し、作曲者と見事に一体となるのはもうちょっと先の話だし、実はクーベリック/バイエルンの全集が10年以上も前に遥かその先を走っていたのは内緒の話。








2021年5月23日日曜日

先日はマーラーとディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウの忌日で・・・

先日、5月18日はグスタフ・マーラーと名バリトン、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(DFD)が亡くなった日ということであった。マーラーはまだしも、DFDは歌曲をあんまり聴かないこともあって、所有するディスクは少ない。できることならDFDの歌うマーラーの曲をと思うとバーンスタインと録音した「大地の歌」くらい。
いや、もう一枚あった!(本当はまだあるのかも?)
それがパウル・クレツキ/フィルハーモニアO.との「大地の歌」。59年EMIの録音。テノールはマレイ・ディッキー。全6楽章のうち奇数楽章をテノールが歌い、偶数楽章をアルト、またはメゾソプラノが歌うが、バリトンで歌われることも。そして終楽章の第6楽章が曲の半分を占めることからアルト、メゾソプラノもしくはバリトンが重要となる。バリトンのバージョンは先のバーンスタイン盤(66年録音)が有名だが、クレツキはそれよりも早い時期の録音ということになる。バーンスタイン盤に比べてやはり声は若々しいがすでに完成された堂々たる歌唱。
ここまで見事に声をコントロールできるのが凄い。そのあまりのスキの無さが鼻についてDFDを嫌う人がいるというのも頷けるがやっぱり凄いとしか言えない。(語彙力)
LPとCDで持っているのには訳がある。
というのもLPの方は冒頭から針飛びを起こしてしまって再生は難しい。トレースの様子を見るとかなりカートリッジが揺れる。ヘタをすると針先を飛ばしてしまいかねない。
「大地の歌」は大抵LP一枚になんとか収まるのだがこれは海外初期盤で2枚組3面にわたるカッティング。多分、ゆったりとしたカッティングなので音は良いはずなのでもったいない。CDの方は問題なし。
ただ、中に入っているライナーノートの意匠がとても素晴らしい。昔は仕事が丁寧だったのだなあ。LPは聴けないが、時折取り出してはライナーを眺めつつ、CDを聴いている。

今日はまた一人、家で留守番。猟犬(=ハウンド)ならぬ番犬してます。
早朝に2年ぶりの町内一斉の下水(側溝)掃除がありました。昨年はコロナで中止だったので2年ぶりの掃除。6時開始というのに5時半過ぎにはもう外で何やら作業している音がして。急いで外に出てみるともう何人かの先輩方が側溝の蓋をはぐってらっしゃる。😟
昨夜はツイッターのスペースという機能で2時頃まで何人かで話をしていたこともあって寝不足の上、その所為か明け方にふくらはぎと脛の両方が同時に攣って目が覚めるアクシデント。昼前だというのにすっかりクタクタでやんす。









2021年5月22日土曜日

LvB Sym.7 マッケラス/ロイヤル・リヴァプールPO. ワクチン接種2回目顛末

今週は月曜日にワクチンの2回目の接種があったおかげで散々な一週間となった。
その日の夕方から、打った左腕が痛くなった。これは想定の範囲内。しかし大変だったのは夜から。熱はそれほど上がらなかったものの、全身の倦怠感というか痛みが凄い。
夜中にあまりのだるさに目が覚めてしまう。そんなことを何度か繰り返して朝を迎えた。熱は無かったので、とりあえず出勤したものの、半日持たずに早退し熱が出たら飲んでください、ということで頂いた解熱鎮痛剤を飲んで横になったが、寝すぎも腰に良くないしと思い音楽を聴いて過ごした。夕方には37度台の発熱もそれ以上は上がらずに済んだのは解熱鎮痛剤のおかげか。しかしその晩もだるさは引かずまんじりともせず夜を過ごし、ずいぶんと楽になったのは翌朝のこと。
個人差はあるのだろうがインフルのワクチン接種とはまた次元の違う副反応の強さには辟易。
コレ、今後はどうなるでしょうね。インフルのように毎年打つことになるのかどうか。こんな副反応が毎年、なんて考えるとゾッとします。
とはいうものの、やっぱり接種はしたほうが良いと個人的には思います。接種する・しないは全くの個人の自由ではありますが、一人でも多くの方に接種頂いて集団免疫を獲得したほうが良いとは思っています。
それにしても日本におけるワクチンを巡る問題は前回も書きましたが何故そうなっちゃうのかわからないところがお粗末だなあと思います。とにかく少しでも早くワクチンを打った人を増やすのが大事なはずなのに、どうしてもその形や手順にこだわるあたりに日本の社会や政治の限界が見えてきます。

今日は買い物ついでに市内の総合病院内にあるATMにお金を下ろしに行ってきました。すると休診日にもかかわらず駐車場はクルマで一杯。65歳以上の方のワクチン接種に来た方々でした。
私の職場でも65歳以上の入院患者さんと、外来での近隣の接種希望者のワクチン接種が来週から始まりますが、この副反応は高齢の方にはとてもツライかも。在宅のお元気な方はまだしも、何かしら疾患があって入院されている方は体力もありませんから少々心配になりますね。
病気の治療にも影響ありそうです。

さて、最近は何だか身体がベートーヴェンの交響曲第7番を欲しているようです。youtubeでカルロス・クライバーの82年バイエルンでのライヴを観てしまったのがイケなかった!新しいクルマの納車日も決まり、ちょっとウキウキしてます。そんな心理を反映してのことかもしれません。
ベーム追悼演奏会では4番とこの7番が演奏され、4番だけが先に発売され、7番はしばらくお蔵入りになっていた由。一応DGに入れた5番と7番、それにオルフェオから出た4番のライヴは持ってますが、元々クライバーにはあんまり興味がないこともあって全くのノーマーク。一部ファンには決定盤とされ、録音も4番同様に良さそうでちょっと気になってます。
このあとコンセルトヘボウ管弦楽団と4番・7番のライヴ映像も発売されました。当時LDで買った記憶もありますがいつのまにか手放してしまいました。面白いのは7番の終楽章でクライバーが”ん?”って感じで首をかしげるところが2回あります。一体何があったんでしょう?

今、このブログを書きながらマッケラス/ロイヤル・リヴァプールの演奏を聴いてます。モダン楽器のオケでベートーヴェンのメトロノーム指定による演奏。アプローチとしてはオーソドックスなものですが、ウィッチのお気に入りの全集になります。録音された91年から97年当時は非常に快速演奏で音も良い意味で軽く、新しいベートーヴェン像として斬新なものでしたが、モダン楽器によるピリオドアプローチを経て、最近のクルレンツィスに代表されるようなネオ・ロマンティシズムなアプローチの演奏を聴くと少々物足りない気もします。

前にも書いた気がしますが、ベートーヴェンくらいの楽聖になるとどんなアプローチでもベートーヴェンのイメージは揺るがないなあ、と思います。名曲はどんなアプローチであろうと名曲ですし、どんなアプローチにも揺るがないのが名曲なんだと思います。

さて、もう梅雨に入ったかと思うような雨模様の日々。それでも蒸し蒸ししないだけマシでしょうかね。それでもスピーカーは敏感なようで、湿気の影響か少々音が重い気もします。
冬にPCを買い替えたらプリンタを認識しなくなってしまい、ずっとプリンタがないままでしたが妻がプリンタが無いと困る、というので新しいプリンタ/スキャナを買ってきました。ドサクサまぎれにPC用のBDドライブも。
あとヨレヨレになってしまった下着の換えを買いに某〇〇クロへ。そこでチノパンを試着。すると、ワンサイズ下のチノパンがするりと履けるではありませんか!これはうれしい話。ついうれしくてチノパンも2本新調してしまいました。
節約しなければと思いつつも、なかなか出費に歯止めがかかりません。

クライバーの動画をあげておきます。この動画の1:05:21あたりからクライバーの"ん?”が2回あります。











2021年5月16日日曜日

今日はまた肌寒く・・・

昨日は5月にして気温が30度近く、あまりの暑さに扇風機を出した。部屋着も半袖Tと短パンに変えたが、今日は一転、雨模様でかなり肌寒い。
今日は少々食料品の買い出しに出かけるほかは、家で音楽の予定。

それはそうと、HDD/BDプレーヤーのBDプレーヤーの調子が悪い。撮り溜めた番組をBDにコピーしようと、BDを初期化しようと思うのだがうまく行かない。幸いHDDは問題ない様子。
やはり回転系は繊細なのか故障しやすい。以前にも妻用のHDD/BDプレーヤーのBDプレーヤーが壊れた。その時は新しく買い直したが、BDの部分も交換すれば使えます、というので、今はHDD/BDプレーヤーを2台持ちしている。
今回もそんな風BDP部分の交換で直ってくれれば良いのだが。
念のため、レンズクリーニングディスクを数回再生したら初期化はできた。これでうまくダビングまでできれば大したものだが。こちらももう少し様子を見ることにしよう。

昨日はオットー・クレンペラーのアニバーサリーだったらしい。
ということで、朝からクレンペラーの音楽をあれこれと聴いている。久しぶりに聴いたシューベルトの未完成とグレートは以前は雄大な演奏だけれども大味な印象だったが、今日聴いた感じは逆に繊細な印象。決して細いわけではなくて大河の如き堂々とした演奏だがその波の小さなうねりも見えるような感じ。
あらためてクレンペラー凄い、と思った次第(語彙力)

今度来るクルマにはCDプレーヤーがない。スマホとBluetoothでつなぐ形になるのかな?
良く知らんケド。そうすると、お気に入りの音楽をスマホに落とさなければならんのだが、PCにはディスクドライヴ(DD)がない。外付けDDを買うべきか?
とはいうものの、通勤時の運転中はほとんどラジオ。悩む。













2021年5月15日土曜日

今から戦々恐々? 妻の誕生日ランチ

今週に入って急に暑くなりましたが如何お過ごしでしょうか?
いよいよ5月も後半に突入、ということで、暑がりの大汗かきのウィッチにはツライ季節となりました。
そろそろクルマも来るんじゃないかと待ち構えております。いつ来ても良いように、今乗っているクルマはガソリン少な目で運転中。
一昨日、走行中にポスン!とかパフン!というような何とも形容しがたいくぐもった破裂音が。しばらく何だったのだろう?と思いつつクルマを走らせていたところ、ふと冬の出来事に思い至った次第。
そうだ!パンクだ!
あの時も何だか聞いたことのない音がしたっけ。その数日後、タイヤ周りを見てみると1本だけ空気が抜けていたのでした。
あの時の音に似ていたなぁ~。とはいうものの、タイヤを目視しただけでではわからず。このまま数日走ってみて空気の抜けが無いかチェックの予定。

さて、戦々恐々としているのはワクチンのこと。月曜日に第2回のワクチンを接種する予定。前回、1回目のワクチンの時は打った左腕がその日の夜には猛烈な痛み。その後はちょっと喘息の発作が起き、微熱も。
すでに2回目を接種した同僚の中でも38度台の高熱と猛烈なだるさを経験した者も。かなりドキドキしてます。
しかしワクチンに関する報道はどうでも良いことばかり。どこかの自治体では余ったワクチンを市長が打ったとか。そんなん誰でもいいやん!余って捨てれば捨てたでもったいない!と報道するに決まっている。誰でもいいからさっさと打ってワクチンの接種率を上げるのが最優先ではないかと思う。
かと思えば、どこぞの薬局チェーンの社長が早く打ちたいと市役所に横やりを入れたという。副市長が謝罪していたが、当の薬局は早く打たせろとは言っていないとのコメント。
秘書が10回も市役所に連絡していてそれは無いだろうと思う。
我が上越市も、当初は高齢者のワクチン接種の予約の電話がなかなかつながらない、といった混乱はあったもののその後は順調そう。7月下旬には高齢者のワクチン希望者への接種は完了の予定だという市長のメッセージも届いている。

今日は1週間遅れの妻の誕生日祝いのランチを近くのフレンチレストランで頂いてきた。
昨年夏にも行ったお店。高い天井がオーディオ心を擽る。吹き抜けの空間に古民家から移築した太い梁。この空間で音楽を鳴らしたら?そんな妄想をしてしまう。
お料理は蕨のテリーヌに始まり、スープと魚料理、メインのくびき牛のステーキ。最後はレタスのパフェ(!)というコース。お酒も入って大満足の2時間。
晩御飯はいらない?感じ。

さて、帰ってからはハイフェッツの独奏による協奏曲をいくつか。うたた寝付きで。
しっかし、暑い。朝から気温(室温)はグングン上昇。窓を開けているがなかなか室温が下がらない。
目が覚めると汗びっしょり。扇風機を出して試運転。
涼~し~い~❕
再びハイフェッツ。ハイフェッツのストレートな音楽作りは扇風機の涼風の如きなり。
ハイフェッツの音楽を技術だけ、という方もいるがその技術が凄いんだけどな。
その透徹した音楽に対する眼差しに恐れを抱いてしまうのは毎度のこと。

今朝、ブログをチェックしようと開こうとすると、赤い警告画面が。なんでも偽サイトの可能性があるらしい。自分のブログを開くと個人情報を盗まれる(フィッシング詐欺)可能性があるのだとか。解除するにはグーグルにメールをしなければならないらしいが、英語でしか受け付けない、と来た。ツイッターとリンクしているスマホでもおんなじ警告が。それでもスマホから解除ができたようで無事ブログが開けるようになった。
朝から心臓に悪い。

















2021年5月9日日曜日

休日自宅警備員~ イベール 寄港地

休日はほぼ自宅警備員と化しているウィッチ。文字通り番犬。
妻は出勤、娘は学校へ。ということで留守番です。もう好きな音楽ばかり聴いております。

ということで、イベールの交響組曲「寄港地」です。
この曲を知ったのは中学生の頃。吹奏楽編曲版です。3曲からなるこの曲。第1曲「ローマからパレルモ」第2曲「チュニスからネフタ」第3曲「バレンシア」という具合に地中海沿いの港町を描写したエキゾチックな曲。これはイベールの海軍士官としての航海経験が元になっているらしい。吹奏楽ではこのうちの第2曲と第3曲が演奏されることが多い。
特に第2曲ではオーボエの長いソロがあって、難易度の高い曲として有名だった。最近では人気はどうなんだろう。

先日、朝の通勤時にラジオから「寄港地」が流れてきた。誰の演奏だろう?マルティノン?ミュンシュ?などと想像していたらその遥か斜めを行くネーメ・ヤルヴィ/スイスロマンド管で驚いた。
イベールの纏まったCD、ディスクというのは残念ながら持っていなくて、「寄港地」はミュンシュ盤とパレー盤、マルティノン盤を持っているがどれもサンサーンスのオルガン付きなどとのカップリングとなっている。
その中からミュンシュ盤を。
録音は56年と古いがSACDで音質は良好。ややFレンジは狭いが定位や音の質感は上々。
RCAのリヴィング・ステレオのSACDは全体に音の肉付きが良いと感じる。同じくミュンシュ/ボストンの廉価BOXを聴くとどうにも音が痩せてというか情報量の少なさというものを感じて聴きとおすことが苦しいときがある。音の粗さといっても良いかもしれない。まあ同じ曲を聴き比べたわけではないのだけれど。廉価BOXもソレ単体では聴けますが、SACDというか優秀なリマスタリングを聴いてしまうと、ということです。












2021年5月8日土曜日

連休明けはクタクタで カラヤンのチャイコフスキーをレコードで

5日も休んでしまったものだから、休み明けの木曜日は身体がついていかず3時頃にはエネルギー切れ。何とか2日間をしのいで週末を迎えた。
連休が終わった途端のこの陽気。昨日は暑いくらい。それに黄砂がひどい。クルマがまっ茶っ茶。

連休に引き続き、レコードを。
なんでも昨日はチャイコフスキーの生誕日だった様子。
ということで久しぶりに聴くことに。
取り出したのはカラヤンの”悲愴”70年のEMI盤。EMIによる70年代初頭の後期3大交響曲はライヴさながらの熱い演奏として知られているものの、低音のエネルギーが大きいうえに残響が多めでうまく鳴らすのが難しい。特に5番は音楽のエネルギーをうんぬんする前に再生音が破綻状態。原因は当時流行った4ch録音クアドラフォニックによるらしい。
3度ほどCDを買い直し、今度こそはと鳴らしてみるが無理と判断。興味を失ってしまって久しい。リマスタリングの限界を知った盤。それでも、4番・6番はまだいける。
音楽の方は、熟れた果物を思わせるような匂いたつような演奏。ただその匂いは少々キツい。当時のカラヤンのクラシック界の権力というか権勢を音にしたらこうなりました、といった感じ。爛熟という言葉が思い浮かぶ。
この6番のレコードは再発盤で多分2chにコンバートしたあるものの様に思うがよくわからない。4チャンネル録音の原理もよくはわからないが。盤質もあまりよくなくてチリチリノイズも多く、良い音では聴けないが雰囲気はある。

もう一枚。
60年代DGの交響曲第5番の国内盤LP。
ダブルジャケットの豪華仕様。ただこちらもノイズ多め。
70年の録音に比べて、こちらは幾分スマートな演奏。比較的早いテンポでグイグイと音楽をドライヴしていく様は痛快ですらある。
どちらも60年代~70年代のカラヤンらしい剛毅な演奏。

原田宗典の「スメル男」を読み終えた。新装版文庫。うつ病を患ったとは聞いていたけれど、その後薬物使用で逮捕・有罪(執行猶予付き)となっていたとは知らなかった。
臭いを感じないとか、異臭騒ぎとか原発のメルトダウンといった内容は89年初出を考えると随分と時代の先を行っていたなあと思う。





2021年5月5日水曜日

5連休の最終日は・・・ プリアンプの入れ替え②

さて、コメリに行って電源コードを買ってきました。こちらもサクサクっとアース線を作成。
工具箱からニッパーを出すと、アラ? このコードは??
以前にアース線を作ったときの余りが出てきた。しかも長さも十分。買ってきたコードが無駄になりました。
気を取り直して、プレーヤーをアンプに繋ぎます。
無事にアナログも音出しOK。
やはり50Hz付近のノイズは出てますね。そうするとこのノイズの原因はMCトランスでもなさそう、ということに。
カートリッジを例のAT-MONO3/LPに換えてみます。やはり盛大なハムノイズが。ではモノラルに切り替え・・・っとDENON PMA-1500AEにはステレオ-モノラルの切り替えが無かった。
これでは・・・、ということで元に戻します。
マッキントッシュC36戻して、レコードを聴いてみます。モノラルに切り替えてと・・・。
そうするとノイズは消えます(聴取音量で全く気にならない程度)。
AT-MONO3/LPは一応MCタイプ。昇圧してあげたほうが気分的に良い。昇圧せずにアンプで増幅もいいのですが、事故(ボリューム上げたまま、CDを掛けてしまうなど)も怖いです。

案の定、もとのままという・・・
DENONのアンプはマッキントッシュC36に比べるとやや中音域が厚いというか高音域の張り出しが弱い感じ。しっとりとした感じは良いが少々元気がない気も。
そうそう、元々のハムノイズの画像もあげておきます。ちなみにEQはプリとパワーアンプの間に噛ませてますので、このノイズはパワーアンプより上流に原因があると考えられます。目一杯ボリュームを上げると聞こえますが、普段(大きめ)のボリュームでも気にならない程度ではあります。

何をやってんだ?と思われるかもしれませんが、ああでもないこうでもないといろいろと機器を入れ替えたりってのが楽しいんですよね。久しぶりにオーディオいじりを堪能したしました。
お昼にビールを頂き、適度なほろ酔い加減。この後はマーラーなどを少し頂きます。

普段の聴取音量ボリューム12時くらいだとこんな感じ

ボリュームを目一杯上げるとこんな感じ。
少し気になるくらい

普段の聴取音量で-70dB前後
これならほとんど気になりません

マーキュリーのMono盤

マーキュリーのステレオ録音の
モノラルテイク盤



5連休の最終日は・・・ プリアンプの入れ替え①

あんなにあった5日間の休みも今日で終わり。
このところ、これと言って不満のないオーディオ関係。すこし遊んでみたくなった。

先日、仕舞ってあったDENON PMA-1500AEを引っ張り出したので、これをC36の代わりにプリアンプとしてみようか、という企画。
サクサクっと配線を外して・・・と思ったらベリンガーの電源ケーブルが抜けない。以前、Kazuさんから頂いたコルクシートが貼ってあったっけ。なんと強力な固定力!。やわやわと抜こうとするも抜けず。あんまり無理するとソケットごと壊れそうなので、そっとしておいた。
無事に配線も終了。CDで音出ししてみる。
プリにDENON、メインにマッキントッシュという組み合わせ。かなり異色ではあるが。
DENONはまだ寝ぼけた感じか。EQカーヴは元のままでも、まあイケます。
先日届いたカナレのRCAケーブルを使ってコレにレコードプレーヤーも繋ぎたいところだが、アース線の長さがちと足らん。こんな時は横配置は不便。このあとコメリに行って調達するとしますか。




2021年5月4日火曜日

5連休の4日目は映画を 戦場のメリークリスマス

5連休も残すところ今日を入れて2日。ハルヒのエンドレスエイトではないが、エンドレスファイヴというわけにはいかないなぁ。

今日は地元の映画館で上映中の「戦場のメリークリスマス」4K修復版を娘と観に行ってきた。
大島渚監督の83年公開作品。
この映画を映画館で観たことは無くて、テレビで放映されたものをビデオに録画してそれはもう繰り返し観たなあ。
以前、BSプレミアムで放映されたのを録画してあるが初めて映画館の大きなスクリーンで観た。
懐かしかった。ヨノイ大尉役の坂本龍一やハラ軍曹役のビートたけし、ローレンス役のビル・コンティのつたない英語や日本語のセリフも覚えるくらい繰り返しビデオを観ていたっけ。
しかし、何度も観た割に何を言いたいのかわからなかった。今回観ても正直わからない(笑)。ただ、映像は美しかった。
今日行った映画館は高田世界館といって現存する日本最古の映画館で築109年。職場も近いが初見参。シートは昔のままなのかガタガタだし、床も傾斜しているのでなかなかに座っていても安定しない。2時間座って腰が痛い。でも趣ある内装など雰囲気は満点。昔の映画館ってこんなんだったなぁと思い出した。

ということで、音楽はこちら。
「戦場のメリークリスマス」OST。音楽はもちろん坂本龍一。メインテーマはお笑い番組などにも使われたのでご存じではないだろうか?

さて、レコードのノイズ問題。アンプ側でモノラルに切り替えるとノイズは気に無くなる。元々、モノラル専用だし。ということでそのままで行くことにした。
ネットで調べてみると、カートリッジを左右両方繋いでしまうとアースループを形成してしまいノイズを発する、というようなことを読んだが、まあイイや。

それにしても今日は暑いくらい。昨日までの寒さがウソの様。






2021年5月3日月曜日

5連休の3日目はRVWで、とその前に

昨日、ブラームスにもちょっと飽きたのでメンゲルベルクのチャイコフスキー(もちろんMono盤)でも聴こうとカートリッジをモノラル専用のテクニカのAT-MONO3/LPに換えたところ、ブ~ンというハムノイズが出現。 
このAT-MONO3/LPはMC型ながら1.2mVの高出力タイプ。割と新しい(再発盤などの)モノラル録音はこのAT-MONO3で、古い(重い・硬い盤)はシュアーのM-44-7という風に使い分けている。
AT-MONO3/LPはMMとしても使える、というのがウリの一つ。とはいえ尋常ではないノイズ感。こんなにノイズが乗る~?って感じ。
MCトランスのセレクターをPASS(MM)にするとノイズは発生しないが、10Ω・30Ω(MC)に切り替えると盛大に聞こえる。
AT-MONO3/LPは型番の通りモノラル専用でほとんど出番がない。原因追及もしてもいいが時間がもったいない。
原因不明だが、とりあえずMCトランスを外して、フォノEQとしてデノンのPMA1500AEにリリーフを頼むことにした。繋いで音出しすると、やはりMCポジションではノイズが乗るが、MMポジションではノイズは聞こえない。しかしMMポジションでは出力が低くMCでは出力が大きすぎ(そのせいでノイズ?)、とやや中途半端な感じが否めない。
実は、もともと50Hz付近と140Hzあたりにハムノイズが乗っているのだが、普段聴く音量では聴こえないレベルのものなので、放置している。
この症状は以前、フェーズメーションのT-3というトランスの時にも発生していたと記憶しているし、マッキントッシュC36のAUX・PHONO以外に繋いでも出ている。プレーヤー側の端子化後も出ているので、少なくとも我が家では何かしら固定している症状なのだと思う。
プレーヤーのモーターのノイズ?カートリッジの何かしらの接触不良なのか?稼働の頻度・時間が少ない(ほとんど使っていない・前にいつ使ったか覚えてない)こともあってよくわからない。
まあMMポジションで使えるならよし、としておこう。

1500AEを繋ぐにあたって、RCAケーブルがJVCの安いケーブルしか見当たらなくて少々困ったので、カナレの安いRCAケーブルを注文した。
まだ実現できるのかは何とも言えないが、デノンのプリメインでデジタルEQを使ってタンノイを鳴らせないかと思案中、というのもある。ベリンガーのデジタルEQが予備にもう1台あるので、アナログ1系統とデジタル1系統それぞれにベリンガーを繋ぐ作戦を立案。フォノEQとアンプの間とCDPとアンプの間にデジタルEQを挟むことになる。そうするとアナログ系統の調整がもう少し適切にできるのではないかと思うのだが。
それにはMCにも対応したフォノEQがいるんだが、ケーブルも2本ほど必要になる計算。フォノEQは何なら今使っているマッキントッシュC36とMCトランスのFRT-3でも良いし。とりあえず予備のケーブルということで買っておいてもよかろう。
とはいうもののこれはまた、もう少し落ち着いてからの話ということで。

さて、気を取り直して。
そうそう、最近になって気持ちの切り替えができるようになった。前述のようなトラブルがあると、気になって仕方なかったが割と適度なところで踏ん切りをつけることに慣れてきた。
結局、アナログ系は元のMCトランスに繋ぎ直して、音楽を聴いている。
カートリッジはデノンのDL-103。ノイズは聞こえず、一安心。

RVWのレコードは中古でボールトのEMI盤で3番、4番、5番、6番を、同じくボールトのエヴェレスト盤で9番、デッカのMono盤で6番があるくらい。
以前、RVWの合唱曲全集のLPボックスを長野市の中古店で見つけたが、今になって買っておけばよかったと少々後悔している。イギリス音楽の中で合唱曲の占める位置は大きい、というのをちょっと前にブリテンを聴いていたとき思った次第。

前置きが長くなってしまいました。
久し振りに第3番を聴く。
田園交響曲というタイトルだが、その名のとおりイングランドの田園風景を思わせるなだらかな曲想が続く。終楽章はソプラノによるレチタティーヴォが挿入される。
第1次世界大戦に従軍し戦死した友人のバターワースらへの鎮魂の音楽ともいわれる。
何とも滋味深い音楽。何か心の中にそっと手を触れ優しく慰撫されているような感覚がする音楽。
続いては第4番。
これはもう、のっけから暴力的な音楽。戦争の理不尽さ、不条理に対する怒りとそれに対する戸惑いや無力感が詰まった音楽か。
そして5番。
RVWの交響曲の中では一番好きな曲かもしれない。
祈りに満ちた慎み深い音楽。
RVWには9曲の交響曲があるが、なかでも3番から6番までの交響曲には戦争(災厄)が暗い影を落としている。もし戦争がなかったなら?いったいどのような音楽を創作しただろうか?
これはRVWに限った話ではないし、演奏家にも言えることではあるが、ふとそんな思いに囚われることがある。
コロナ禍という災厄の下にも、また新しい音楽が生まれているに違いない。










2021年5月2日日曜日

5連休の2日目はブラームス

2日目。昨日はよく寝たので体調も良さそう。
今朝、最初の音楽はカラヤン/ベルリンのブラームスの交響曲第2番と3番。80年代の録音。
カラヤンのブラームスはこの80年代デジタルと、60年代しか持っていないが両者とも甲乙つけがたい演奏。
晩年の演奏は硬直している、音楽が重いと言われるが60年代よりも好きかもしれない。確かに2番の終楽章はほかの指揮者の演奏に比べて鈍重かも。でも緩徐楽章をたっぷりとうたわせた美しさを取りたい。60年代も美音振りまく演奏だけれど、カラヤン晩年の良さというものもあるなぁと思う。ウィッチの音楽を聴き始め時期とカラヤン晩年がちょうど重なっているし何だかんだとやはりカラヤン晩年の演奏が基準となっている、というのも大きい。

買い物と食事を済ませて、今はドッペル・コンチェルトをLPで聴いている。
シュナイダーハンのバイオリン、シュタルケルのチェロにフリッチャイ/ベルリン放送響の演奏。ライナーには記載はないが61年、ベルリンのイエス・キリスト教会での録音。DG。
ブラームスのドッペル・コンチェルトは、オイストラフとロストロポーヴィチ、セル/CLEのLPを買ったのが最初。交響曲よりも早く買った記憶がある。その後、シェリングとシュタルケル、ハイティンク/ACOをCDで。しばらくはこちらばかり聴いていた。何年か前にスターンとローズ、オーマンディ/PHIと、このシュナイダーハンとシュタルケル盤をLPで入手した。
なぜ、最初のブラームスのレコードがドッペル・コンチェルトだったのかは思い出せないが、セルの指揮に惹かれたのではなかったか。当時のオーディオシステムではあんまりよい音がしなかったのと、曲が高校生の自分には渋すぎて(笑)
買ったはいいがあんまり熱心には聴かなかった。
自分が持っているLPはビクター盤だが、現在はワーナー(旧EMI)からCDは出ている。LPのライナーを見てみると、メロディアレーベルだが、当時クリーヴランドはCBSの専属で録音はEMIが行ったと書いてある。
複雑な事情があった模様(笑)
昨年10月に出たセル/CLEのワーナー録音のBOXデータをHMVのHPで見ると、ドッペル・コンチェルトと合わせて69年5月にオイストラフとブラームスのバイオリン協奏曲が録音されているほか、この前年の68年にはギレリスを迎えてベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲が録音されており外貨獲得・文化的な優位の宣伝を目的に、当時文字通りドル箱ソリスト3人をアメリカに派遣してのレコーディングであったのではないかと思われる。
今聴いても、伴奏のオケは少々音が割れてしまっている。主役のバイオリンとチェロはまあ聴ける音。それにしても両ソロ、オケともども雄弁でなんと立派な演奏であることか!









2021年5月1日土曜日

5連休の初日はシベリウスで

いよいよ5連休がスタート。とはいえやっぱり雨。東北の方ではまたも震度5強の地震。
昨夜というか早朝、朝まで生テレビを観ていたせいですっかり寝不足。相変わらず司会の田原総一朗は出演者の話の腰を折ってばかり。話の飲み込みの悪いおじいちゃんに三浦瑠璃が噛んで含めるように説明をしてあげないと先に進まない。
田原総一朗も二言目には「この前、安倍首相に言った…」とか「菅総理に会ったとき…」など、自慢なのか何なのか、そんな話ばかり。最後の方はウィッチもうつらうつらとしてしまって記憶が定かではないが、オリンピック開催の是非については話は出てこなかったよう。
そのあたりがNHK含めオリンピック放映権を持っているテレビ局の限界であろう。

そんなわけで昼間も眠い。
最近、youtubeで徳岡何某という指揮者・作曲家のチャンネルを観ることが多い。そのチャンネルでカラヤンのブラームスの交響曲を取り上げていたので、それでも聴こうかと思っていたけれど、なんとなくシベリウスにしてみた。
ヤンソンス/Osloの3番と5番そしてモントゥー/LSOの2番、アンセルメ/スイスロマンドの2番と4番を。
アンセルメと思って聴いていた2番がすこぶる良くて、やるなぁ~と感心していたらカレリア組曲が。
はて❔カレリア組曲なんて入っていたっけ、とみてみると、何のことはないモントゥー盤だった(笑)。ジャケットデザインが廉価盤のエロクァンスシリーズで似ていたので間違えてしまったワケ。
気を取り直して、アンセルメ盤を聴くとコレがモントゥーに輪をかけてさらに良い。ホールの所為か、オケの所為なのか指揮者の所為なのかちょっとわからないけれど音楽に艶のようなものがあってグィっと引き込まれる。アンセルメは伊達じゃない!
録音された63年当時、フランス語圏のオケと指揮者によるシベリウスの録音は無かったとは言わない(調べてない)が珍しかったと思う。2楽章もあんまり溜めない。あんまり欲張らないところがいいのかも。
続く4番もアンセルメで聴くととても明快に響く。シベリウスが癌が見つかり、”死”を感じて人生に悲観的となっていた頃の曲。でもアンセルメの棒にかかると孤独・寂寥感、無常感のようなものが迫ってくるって音楽には仕上がってはいないんじゃないかなあ。やっぱりアンセルメは伊達じゃない。
ちなみに終楽章グロッケンシュピールではなくてチューブラーベルのようです。このあたり楽譜の指定はどうなってんでしょう?終楽章は救いがあるようにも感じとれるので、チューブラーベルのほうが合う気もします。
アンセルメの後、ホルスト・シュタインが2番と管弦楽曲集を70年代後半から80年代初頭にかけて録音していて、エロクァンスから3枚組で出ているのだが、これは未聴。

ツイッターのTLでベルリンPO.のシベリウスの初演年のデータが流れてきた。3番が意外にもラトルとの2010年の演奏が初演とのこと。これにはビックリ❕ 3番の不遇さ加減に泣けます。いい曲なんですけどね。特に終楽章が好きです。交響曲の中では1番・2番の国民楽派的な音楽から大きく飛躍する切っ掛けになっていると思います。知らんケド。
3番は先にあげたヤンソンスも好きなんですが、ちょっと前に買ったオッコ・カム/ベルリン盤(LP)も好きです。

それにしても凄い雨。明日も荒れ模様の予報。せっかくの連休。出かけないまでもお天気くらい良くなってほしいもの。あ、でも戦メリの4K修復版は観に行きたい。
さて、ブログは連休中は毎日投下の予定?果たして?