先日、5月18日はグスタフ・マーラーと名バリトン、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(DFD)が亡くなった日ということであった。マーラーはまだしも、DFDは歌曲をあんまり聴かないこともあって、所有するディスクは少ない。できることならDFDの歌うマーラーの曲をと思うとバーンスタインと録音した「大地の歌」くらい。
いや、もう一枚あった!(本当はまだあるのかも?)
それがパウル・クレツキ/フィルハーモニアO.との「大地の歌」。59年EMIの録音。テノールはマレイ・ディッキー。全6楽章のうち奇数楽章をテノールが歌い、偶数楽章をアルト、またはメゾソプラノが歌うが、バリトンで歌われることも。そして終楽章の第6楽章が曲の半分を占めることからアルト、メゾソプラノもしくはバリトンが重要となる。バリトンのバージョンは先のバーンスタイン盤(66年録音)が有名だが、クレツキはそれよりも早い時期の録音ということになる。バーンスタイン盤に比べてやはり声は若々しいがすでに完成された堂々たる歌唱。
ここまで見事に声をコントロールできるのが凄い。そのあまりのスキの無さが鼻についてDFDを嫌う人がいるというのも頷けるがやっぱり凄いとしか言えない。(語彙力)
LPとCDで持っているのには訳がある。
というのもLPの方は冒頭から針飛びを起こしてしまって再生は難しい。トレースの様子を見るとかなりカートリッジが揺れる。ヘタをすると針先を飛ばしてしまいかねない。
「大地の歌」は大抵LP一枚になんとか収まるのだがこれは海外初期盤で2枚組3面にわたるカッティング。多分、ゆったりとしたカッティングなので音は良いはずなのでもったいない。CDの方は問題なし。
ただ、中に入っているライナーノートの意匠がとても素晴らしい。昔は仕事が丁寧だったのだなあ。LPは聴けないが、時折取り出してはライナーを眺めつつ、CDを聴いている。
今日はまた一人、家で留守番。猟犬(=ハウンド)ならぬ番犬してます。
早朝に2年ぶりの町内一斉の下水(側溝)掃除がありました。昨年はコロナで中止だったので2年ぶりの掃除。6時開始というのに5時半過ぎにはもう外で何やら作業している音がして。急いで外に出てみるともう何人かの先輩方が側溝の蓋をはぐってらっしゃる。😟
昨夜はツイッターのスペースという機能で2時頃まで何人かで話をしていたこともあって寝不足の上、その所為か明け方にふくらはぎと脛の両方が同時に攣って目が覚めるアクシデント。昼前だというのにすっかりクタクタでやんす。
LPが上手くトレース出来ないのは辛いですね。
返信削除同じプレーヤーなので多分同じ盤を買ったとしたら
トレース出来ない可能性は高そうですね。
我が家の地域の清掃活動は6月ですが
今年もコロナで中止が決まりました。
お疲れ様でした。
ありがとうございます。町内会の活動は地味に嫌いですが仕方ないですね。
削除LPは中古で盤質のグレードも悪かったですし、検盤もしてダメ元での購入でした。第4面は溝が切ってないのでインサイドフォースキャンセラーのチェックなどに使っています。