2021年5月2日日曜日

5連休の2日目はブラームス

2日目。昨日はよく寝たので体調も良さそう。
今朝、最初の音楽はカラヤン/ベルリンのブラームスの交響曲第2番と3番。80年代の録音。
カラヤンのブラームスはこの80年代デジタルと、60年代しか持っていないが両者とも甲乙つけがたい演奏。
晩年の演奏は硬直している、音楽が重いと言われるが60年代よりも好きかもしれない。確かに2番の終楽章はほかの指揮者の演奏に比べて鈍重かも。でも緩徐楽章をたっぷりとうたわせた美しさを取りたい。60年代も美音振りまく演奏だけれど、カラヤン晩年の良さというものもあるなぁと思う。ウィッチの音楽を聴き始め時期とカラヤン晩年がちょうど重なっているし何だかんだとやはりカラヤン晩年の演奏が基準となっている、というのも大きい。

買い物と食事を済ませて、今はドッペル・コンチェルトをLPで聴いている。
シュナイダーハンのバイオリン、シュタルケルのチェロにフリッチャイ/ベルリン放送響の演奏。ライナーには記載はないが61年、ベルリンのイエス・キリスト教会での録音。DG。
ブラームスのドッペル・コンチェルトは、オイストラフとロストロポーヴィチ、セル/CLEのLPを買ったのが最初。交響曲よりも早く買った記憶がある。その後、シェリングとシュタルケル、ハイティンク/ACOをCDで。しばらくはこちらばかり聴いていた。何年か前にスターンとローズ、オーマンディ/PHIと、このシュナイダーハンとシュタルケル盤をLPで入手した。
なぜ、最初のブラームスのレコードがドッペル・コンチェルトだったのかは思い出せないが、セルの指揮に惹かれたのではなかったか。当時のオーディオシステムではあんまりよい音がしなかったのと、曲が高校生の自分には渋すぎて(笑)
買ったはいいがあんまり熱心には聴かなかった。
自分が持っているLPはビクター盤だが、現在はワーナー(旧EMI)からCDは出ている。LPのライナーを見てみると、メロディアレーベルだが、当時クリーヴランドはCBSの専属で録音はEMIが行ったと書いてある。
複雑な事情があった模様(笑)
昨年10月に出たセル/CLEのワーナー録音のBOXデータをHMVのHPで見ると、ドッペル・コンチェルトと合わせて69年5月にオイストラフとブラームスのバイオリン協奏曲が録音されているほか、この前年の68年にはギレリスを迎えてベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲が録音されており外貨獲得・文化的な優位の宣伝を目的に、当時文字通りドル箱ソリスト3人をアメリカに派遣してのレコーディングであったのではないかと思われる。
今聴いても、伴奏のオケは少々音が割れてしまっている。主役のバイオリンとチェロはまあ聴ける音。それにしても両ソロ、オケともども雄弁でなんと立派な演奏であることか!









4 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2021年5月2日 15:52

    体調良く音楽三昧楽しい休日ですね。
    自分も少し買い物に出掛けて
    今音楽タイムです。
    自分も今日はLP比率が高いですね。

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  2. こんにちは。
    体調良く音楽を聴いています。
    スーパーは混んでいましたし、飲食店には県外ナンバーのクルマもちらほら。
    アナログ系にハムノイズが出て、今しがたデノンのアンプをリリーフ登板させたところです。
    MCトランス(特に古いもの)はこの問題が付きまといますね。これはまた明日以降ということで。

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  3. おはようございます。予報では今日ころから天気が回復しそうです。コロナと曇り空を吹っ飛ばすようなあたたかな日差しがほしいです。外は気持ちがよく、疲れたら部屋で小さめの音楽を聴きながらうとうとするのが楽しみです。
    暇つぶしにインターネットで音楽やオーディオのことを見ていると、アナログを愛好している方の記事が凝っているように思います。ウィッチさん宅で聴いたカザルスの無伴奏の深みのあるゴリゴリ感が忘れられませんが、もはや手の出ないところです。

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  4. おはようございます。
    今朝も曇り空。風も冷たいですね。
    昨日はアナログでトラブルがあり、夕方からバタバタとしました。まあ、トラブルといえるのかわかりませんが。
    今日はRVWをレコードで、と思ってます。

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