2020年12月31日木曜日

2020 大晦日 Be Ludwig !

昨日は仕事納め。例年30日まで仕事。これは致し方ないと諦めているものの、朝の通勤時の道路の空き具合には少々複雑な思い。普段30分強掛かる道のりも、この時期は20分少々で着いてしまう。通勤のお供のFMラジオも通常の番組ではなく特別番組のようで、面白くない。

予報では大雪警報が出ており不要不急の外出は控えるよう市の広報でも言っているが、今のところ我が家の辺りは雪はそれほど積もってはいない。でも風が強く冷え込みが厳しい。
買い物は昨日の帰宅時に済ませたので今日は出掛けずに済ませた。

この1年はコロナで暮れてしまった。
我が職場もご多分に漏れず、厳戒態勢のソーシャルディスタンス。とは言っても結局はマスクと手洗いこれにつきます。
昨年最後のブログに”健康に過ごせることの幸せ”と書きましたが、今年はまさにソレ。健康無事これ幸福の1年だったと思います。

オーディオの方はEQの調整が上手くいった1年でした。果たしてこれがタンノイ・バークレイⅡの音なの?と言われると自信はありませんが歪み・濁りの少ない音になって随分と聴きやすく耳当たりの良い音になったと言えるようになったと思います。
ずっと機器の故障に悩まされてきましたが今年はソレが無くてほっとしています。
今年はベートーヴェン生誕250周年ということでベートーヴェンの音楽を聴くことが多かったです。
今年最後に何を聴こうかと思い、カラヤン指揮の合唱を聴いています。
コロナに水を差された格好とはなりましたが、人類は皆兄弟と高らかに歌うベートーヴェン。彼の人間性に大いに励まされ、自身の内に秘めたるベートーヴェン的な何か、に気が付かされたまことに生誕250年にふさわしい年ではなかったかと思います。

”Be Ludwig !”

さて今年のブログはこれにておしまいです。ここまで118本。お読みくださりありがとうございました。
来年が少しでも良い年となるよう願っております。
皆さま良いお年をお迎えください。






2020年12月29日火曜日

歳の瀬はストレス溜まりまくりで・・・

例年30日まで仕事の七味。しかも新年2日が出勤日であんまり年末年始の休みという感じがしません。特に今年は2日3日が土日なので尚更。
いつもなら31日に新年を迎えるための買い物をしますが、今年はそれもやめることに。
昨日今日と近所のお店で鏡餅やら注連縄やらを購入。大晦日のご馳走、我が家はすき焼きが定番ですがそれも止めにしてジンギスカンにしようと計画中です。

さて、今年の年末も例年と変わりなく忙しい日々です。もしかして一番忙しいのかも?
新規の仕事がバンバン入って、スケジュールもパンパン。もう爆発沸騰寸前。なんとか明日の仕事納めまで冷静でいたいもの。
こんな時は音楽を聴いていても、全くつまらないですね。頭に入ってきません。

今年は仕事の方はコロナの影響もあってパッとしない一年でした。9月には同僚が一人増え、その点は心強いものがあります。ただ、来年51歳となるにあたり、このまま現在の職場で残りの人生を全うするのか悩んでいるのも事実。転職するのであればチャンス的には最後のような気もします。
コレは来年の七味の課題と言えましょう。

オーディオはといえば、振り返るなら今年は自分でいうのもなんですが、大きな飛躍の年だったかと。
機器の入れ替えといったトピックはありませんでしたがレコードプレーヤーの小改造が何と言っても大きかったなあと思います。ピンケーブルとアース線の端子化によって随分とレコードの音が変わりました。あとはEQの調整が上手くいっていること。だいぶ思い描く音に近づいて来たかなあと。

今年もあと2日。もう少し頑張っていきましょう! と無理やり気持ちを奮い立たせてみます。




2020年12月19日土曜日

もうちょっと追い込みをかけてみたい・・・ 大荒れ大雪 シェル交換

先週、コレは!と思うようなカーヴが出来上がり有頂天となった七味。だが翌日にはその音がもう消えてしまった。マジックアワーは短かった・・・(´・ω・`)
とはいえ、めげずに微調整中。
そんな中、DL-103用の新しい中古(ややこしい!)のヘッドシェルが届いた。水曜の夜に注文してこの大雪の最中、金曜の夜に到着。日本の物流はすごいぜ。

買ったのはFR-S/2。ちょっと前、HF堂のメルマガにカートリッジとシェルが大量入荷という記事があり、いつ出るかと期待していたのだが、ボチボチとHPにも載るようになってきた。
せっかちなので写真も撮らずに交換してしまった上、今のEQカーヴでの聴き比べもせずなので、どう変化したのかの検証もできず。
形からするとオルトフォンのMシェルの日本版みたいな感じか。指かけの感じもソックリクリソツ。
まあオルトフォンは確か樹脂製だしこちらはアルミ製。大ぶりな感じは存在感が抜群だし、ブラックで統一した見た目も良いね。

さて、EQの方は低音域が重たいような出音で高音域の伸びが今一つ。125Hz~315Hzまでを少し削ってみたところ。これで様子を見よう。
今回、125Hz~315Hzを下げたことで、低音がスッキリとして相対的に少し中高音域の量感が増した感じがある。

ヘッドシェルと合わせて買ったコンドラシン/モスクワPO.のショスタコLP。4番と9番の2枚組国内盤。実は以前にも買って持っていたが盤の反りが致命的。それを何とかしようとしたが、結局溝を痛めてしまい再生できなくしてしまった曰くつきの七味黒歴史盤。今回は反りもなく良好な再生。録音も比較的良い部類。と云ってもメロディア原盤では、ということで。
聴いているときには気が付かなかったが、面交換の時にびっくりするくらいの大きな傷に気が付いた。内周あたり1/5くらいにわたる大傷。しかし再生にはほとんどノイズは乗らず。奇跡的!
まあ、HF堂の未検品のジャンクLPだしこんなものか。と思ったらB面にも大きな傷が!これは買い直した方が良いな。

しっかし、この大雪である。我が家は海沿いなので、積雪はそれほどでもない、というか道路の脇にちょっと残雪という感じなのだが山の方は大変なようだ。
昨シーズンは記録的な雪の少なさだった。除雪作業や雪を生業としておられる方、特に除雪作業の方には恵みの雪といえるかもしれない。
自宅付近は雪が少ないとは言え、職場のある街は結構な雪で、毎朝の通勤が大変。いつもの倍近い時間がかかった。バイパス降り口の渋滞が半端なかった。路面も悪いし道路の幅も路肩に寄せた雪で狭くなっており運転に気を遣う。それが倍の時間。身体も緊張でガチガチのコチコチ。
もう職場に着いただけでへとへと。来週はもう少し楽に通勤できると良いのだが。

FR-S/2
なかなかの佇まい、存在感。




盤面の大傷
どうしたらこんな傷がつくのか?

再生中もわかるくらい
それでもノイズは目立たない。浅い擦り傷のよう

2020年12月13日日曜日

滑らかさが一つの指標となり得るのか?

ちょっと判りにくいかもしれませんが・・・

ここまで、EQの調整がいつになく上手くいっています。
特にブラス(金管楽器)、中でもトランペットの伸び、艶感と吹け上がりの大きな変化に正直驚いている状態。
クラシックでいえばマーラーの交響曲第5番冒頭のトランペットソロによる葬送のファンファーレなどがそう。
クラシック以外にもJ-POPやらJAZZやらをアレコレと聴いてみて感じるのは、何だか滑らかに引っかかりなく鳴っているなあという印象。
音の繋がりが良いといえばそれまでなんだけど、それ以上に音楽が妻の大好きなフィギュアスケートのような感じで、スーッと流れ(滑っ)ていくよう。フィギュアの演技よろしく盛り上がりやしっとりとした運びはあるんだけど、流れを妨げないというか、毛筆で書いたようにメリハリがあるように感じられる。

これ、Kazuさんトコで聴いたヤツや!と気づいた。オフ会のあと、うな君と帰りの車中で、滑らかだったね~と話していたっけ。

と、何だか取り留めのない感じではありますが、音楽の運びの滑らかさ。これは一つ音の良さの指標となるかもしれません、というお話でした。

明日から新潟は雪マーク。本格的に降るらしい。まあ12月も中旬。ここまで降らなかったのが幸い。







Micheal Nyman "The OGRE" OST

やっぱりアマゾンはすごい。長いこと探していたCDがあっという間に見つかる。しかも安い。Spotifyでも見つからなかったのに。
フォルカー・シュレンドルフ監督による96年の作品。”OGRE”とは”魔王”のこと。観たのは随分前のことなので、内容はほとんど忘れてしまった。

概要とあらすじは以下の通り。
「ブリキの太鼓」で知られるドイツの巨匠フォルカー・シュレンドルフ監督がミシェル・トゥルニエの小説をジョン・マルコヴィッチ主演で映画化した人間ドラマ。キリストを背負って河を渡ったという聖クリストフォロスの伝説を背景に、子どもの心を持ったまま大人になったかのような男が運命に翻弄されながらもナチスドイツの下でしたたかに生きぬくさま描く。音楽は「ピアノ・レッスン」のマイケル・ナイマン。第二次大戦直前のパリ郊外。幼い頃から内向的だったアベル(マルコヴィッチ)は自動車修理工になった今も人付き合いが苦手だったが、唯一、近所の子どもたちとだけはウマが合い楽しく遊ぶことができた。そんなある日、一緒に遊んでいた美少女がついた嘘のため、アベルは強姦罪で摘発され、戦地に送られてしまう。戦地では早々にドイツ軍の捕虜になってしまったアベルだったが、従順な性格からドイツ軍士官学校の雑用係の職を任される。やがて、子どもたちと打ち解ける姿を見た上官から、村々を回って少年兵をスカウトする任務を負わされるのだった……。ナチスドイツを美しく描くことでその恐さが一層強調されている。

            allcinema(https://www.allcinema.net/cinema/234505)より

この村々を回って少年兵をスカウトする任務が子供たちを連れ去る”魔王”ということだったと記憶している。

音楽はマイケル・ナイマン。マイケル・ナイマン・バンドで活躍していたサックスのジョン・ハールを筆頭に管楽アンサンブル中心の弦のない音楽は何とも苦く、殺伐としたところがこの季節にはピッタリ、と思う。
ナイマンは日本でいう坂本龍一のような存在か。ミニマル音楽の技法を用いて映画音楽などの作曲もし、自身のバンドを中心に演奏活動もしている。最近はあんまり名前を聞かなくなってしまったが、80年代後半から90年代はディスクもたくさんリリースされた。フジテレビで放映されていた”料理の鉄人”の音楽といえば、あぁ~、と思い出される方もいると思う。あの音楽はピーター・グリーナウェイ監督の”コックと泥棒、その妻と愛人”のOSTが使われていた。あとは”ピアノ・レッスン”かなぁ。こちらはフィギュアスケートでよく使われるらしい(妻談)。

映画も最近はあまり観ていない。話題の鬼滅の刃も家族全員でスルー。もっぱらBSで放映されたものを録画しておいて、時間のある時にちょこちょこと細切れに観る程度。上越市の高田には日本で現存する最古の映画館「高田世界館」があって、職場からも近いのだが、未だ行く機会がない。一度は行ってみたいと思うのだが、これがなかなか。

そうそう、町内会の新年会はコロナで中止が決まった。良かった。




 

2020年12月12日土曜日

リスニングチェアの座面調整

早くも12月の半分が終わろうかというところ。
寒いせいか、あまり体調はよろしくない。家の用事があったので昨日は半日休みを頂いて午後には帰宅。用事を済ませて、布団に入って過ごした。

ずっと懸案だった中音域400Hz前後の音のふらつき(ふわーんとした歪感)は315Hzをピークに400、500Hzを漸減することで解消した。ここに気が付くまで結構な時間と労力をかけたが、その分綺麗に鳴った時の喜びは一入。500Hzより上の帯域のバランスをとってみると、思い描いた感じに近い出音となった。

さて、EQを調整中のこと。リクライニングチェアの背もたれに深くもたれて(段々と身体がずり落ちてしまう)聴いていると中音域が煩く感じられた。耳の後ろが背もたれに覆われてしまうような位置だとこうなる。姿勢を伸ばして座ると音はスッキリする。
座面を少し高くしようと、ニ〇リで厚さは3.5センチの低反発のシートを購入。座面が高くなったことで、以前よりも少しだけバークレイの天板を上から眺めるような恰好となった。背もたれの上辺から耳が出るかというと、そんなこともない様だが、耳後ろすぐと背もたれの間にスペースができたことが中音域の煩さを減らしているようだ。
背もたれと耳の位置の問題は実は以前からいとこのうな君にも指摘されていて解ってはいたけれど、今回改めてやってみると効果の大きいことに驚いた次第。


315Hz~500Hzに注目。
バランスをとるために630Hzより上も少し削っている。

ベージュのシート。効果大!
チェックのクッションは腰痛予防。少し腰が伸びる。


随分と耳障りな音がしなくなってきた。

2020年12月6日日曜日

タツローが気持ち良ければ・・・ もう師走か・・・

12月に入り、あっという間に1週間が過ぎた。
今年は2月に妹が亡くなったが、喪中ということになるのだろうかと思ってネットで調べてみると、90日が喪に服す期間のようだが、正月を祝う気になれないのであれば、喪中でも良いらしい。
年賀状は欠礼のはがきを出したが、町内の新年会は遠慮させていただこうかと、思案中。まあ、町内の新年会はコロナのこともあり開かれるか微妙なところだが。
妹のことは、今でも時々思い出すけれど、そればかりでは生きていけない。姉とラインや電話でも妹の話が出てくる。そんな感じが良いのかもしれない。

依然EQの調整に余念のない七味。このところEQカーヴが良い感じ。オオカミ少年よろしく一体何度同じことを言うのかとお思いであろう。自分もそう思う。(笑)
しかし、言わせてください。これまでで一番しっくりとくるカーヴである!と。

使用しているベリンガーのDEQ2496は多機能ながら使っているのはGEQとPEQの二つの機能のみ。GEQはグラフィックEQの略かと思うがよくわからない。説明書にも書いてない。GEQで基本的なカーヴを描き、PEQで気になる周波数をピンポイントで叩くというのが七味の使い方。
EQによる調整、簡単と思われるかもしれないが、実は結構地味で根気のいる作業である。オートイコライジングで、左右の伝送特性を測定・補正する。ここまでは良い。しかし、その後は基本的にチェック用に使っているCDを使って自分の耳を頼りに調整・試聴あるのみ。
もう10年以上、調整を重ねていることになるか。ケーブルの類に嵌るよりもタチが悪いかもしれない。まあ、お金は遥かに少なくて済むけれど。

さて、タツローである。
特に熱心なファン、リスナーではないけれどもこういうのも聴きます。山下達郎の楽曲には独特の余韻というかエコーのようなものが掛かっており、音楽にゴージャス感が纏う。しかし、これがクセもの。これまであんまり上手く鳴らなかった。このエコーが耳障りに感じてしまい、好きなんだけどちょっと敬遠していた。先日、ふとコレはどうだろうと思い、聴いてみたら以前よりも良い感じに。
部屋全体に音が満ちるというか、包まれるような鳴り方といえばよいか。これは耳福~。

タツローがうまく鳴ればEQの最適解?なのかも?

以前のカーヴ

現在のカーヴ
中音域を下げ、左チャンネル(白丸)を一部下げている。
1.25kHzからと、5kHzあたりも下げてみた。