2020年12月13日日曜日

Micheal Nyman "The OGRE" OST

やっぱりアマゾンはすごい。長いこと探していたCDがあっという間に見つかる。しかも安い。Spotifyでも見つからなかったのに。
フォルカー・シュレンドルフ監督による96年の作品。”OGRE”とは”魔王”のこと。観たのは随分前のことなので、内容はほとんど忘れてしまった。

概要とあらすじは以下の通り。
「ブリキの太鼓」で知られるドイツの巨匠フォルカー・シュレンドルフ監督がミシェル・トゥルニエの小説をジョン・マルコヴィッチ主演で映画化した人間ドラマ。キリストを背負って河を渡ったという聖クリストフォロスの伝説を背景に、子どもの心を持ったまま大人になったかのような男が運命に翻弄されながらもナチスドイツの下でしたたかに生きぬくさま描く。音楽は「ピアノ・レッスン」のマイケル・ナイマン。第二次大戦直前のパリ郊外。幼い頃から内向的だったアベル(マルコヴィッチ)は自動車修理工になった今も人付き合いが苦手だったが、唯一、近所の子どもたちとだけはウマが合い楽しく遊ぶことができた。そんなある日、一緒に遊んでいた美少女がついた嘘のため、アベルは強姦罪で摘発され、戦地に送られてしまう。戦地では早々にドイツ軍の捕虜になってしまったアベルだったが、従順な性格からドイツ軍士官学校の雑用係の職を任される。やがて、子どもたちと打ち解ける姿を見た上官から、村々を回って少年兵をスカウトする任務を負わされるのだった……。ナチスドイツを美しく描くことでその恐さが一層強調されている。

            allcinema(https://www.allcinema.net/cinema/234505)より

この村々を回って少年兵をスカウトする任務が子供たちを連れ去る”魔王”ということだったと記憶している。

音楽はマイケル・ナイマン。マイケル・ナイマン・バンドで活躍していたサックスのジョン・ハールを筆頭に管楽アンサンブル中心の弦のない音楽は何とも苦く、殺伐としたところがこの季節にはピッタリ、と思う。
ナイマンは日本でいう坂本龍一のような存在か。ミニマル音楽の技法を用いて映画音楽などの作曲もし、自身のバンドを中心に演奏活動もしている。最近はあんまり名前を聞かなくなってしまったが、80年代後半から90年代はディスクもたくさんリリースされた。フジテレビで放映されていた”料理の鉄人”の音楽といえば、あぁ~、と思い出される方もいると思う。あの音楽はピーター・グリーナウェイ監督の”コックと泥棒、その妻と愛人”のOSTが使われていた。あとは”ピアノ・レッスン”かなぁ。こちらはフィギュアスケートでよく使われるらしい(妻談)。

映画も最近はあまり観ていない。話題の鬼滅の刃も家族全員でスルー。もっぱらBSで放映されたものを録画しておいて、時間のある時にちょこちょこと細切れに観る程度。上越市の高田には日本で現存する最古の映画館「高田世界館」があって、職場からも近いのだが、未だ行く機会がない。一度は行ってみたいと思うのだが、これがなかなか。

そうそう、町内会の新年会はコロナで中止が決まった。良かった。




 

4 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2020年12月13日 16:22

    鬼滅の刃は子供が今少しハマってます。
    アマゾンで欲しいのが見付かって良かったですね。
    場合によってはプレミア付けて
    高くて買えないってパターンも有りますから。

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  2. ネットオークションでも見つかりそうなんですが、オークションはちょっと苦手です。
    競合しなければよいのですが、競り合ったときに物欲のタガが外れた時が怖いです。競り落とした後の徒労感も。
    中古CDは基本、元々の販売価格以上のものは手を出さないようにしています。
    鬼滅は、職場の同僚も嵌っているようですが、全く興味が湧きませんです。
    観ようと思っていた別の映画(テネット)が鬼滅の上映に合わせて早めに終わってしまい、少し恨んでます。(笑)

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  3. 探していたCDが見つかりおめでとうございます。
    自分は近頃探してでも買おうという気が起きません。
    専ら中古ショップでの偶然の出会いに期待してしまいます(^^;)
    とは言えコロナの影響でなかなか買いに行けませんが(-_-;)

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  4. こんばんは。
    私も中古ショップ、まあオフですがそこでの出会いに期待する方です。このCDの前の持ち主は何で手放してしまったかと想像したり。
    一度、友人にこんなCDを見つけてさぁ、と話したら、それ俺が売ったヤツ、と返されたことがありました。

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