2020年4月29日水曜日

昭和の日に ハイドン 交響曲

GWの始まった今週。とはいうものの、カレンダー通りの休日に加えて4日は出勤日とあってあんまり実感がない。その上、コロナ騒ぎもあって外出も自粛とあっては家に籠って過ごすしかない。
HMVのクーポンがあったので、中古ながら数タイトルほど注文。連休のお供としよう。
昨日はストレスが溜まっていたこともあって思いのほか深酒してしまい早々に寝てしまった。案の定、夜中に目覚め、どうでもいいようなテレビ番組を観ながらウトウト。ということでちょっとぼんやりと午前中を過ごし、午後になってようやく活動開始。

しかしこの昭和の日、いつからなのか?前は「みどりの日」と言っていたと思うけど。まだ馴染めない昭和生まれの人間です。

活動開始といっても、コンビニへ注文したCDの代金の払い込みと、少なくなったコーヒーの粉を買い出しに行くくらい。
あとは音楽を聴いて、本を読んでコーヒー飲んで、というここ最近のひきこもりパターン。

久しぶりにハイドンの交響曲を。バーンスタインの屈託のなさがまた良い。肩肘張らずに聴いていられるし、クレンペラーのガッチリとした音楽の運びは、それはそれでまた良い。






2020年4月25日土曜日

エリー・アメリンク 歌の翼に /s/と/∫/ 

コロナ禍。我が職場でも警戒が一層強まった今週。感染対策で業務が煩雑になり、ストレスは溜る一方。
他人との接触を8割減らせと言っていたが、結局その目標は達成されないままに過ぎた。8割減らせればその後の感染爆発は抑制できる、とのことだったが、じゃあ感染爆発は起きるわけで、現状の補償を伴わない自粛要請をこのままダラダラと続けていて意味はあるのか?

今日は接骨院に行ってきた。市内でコロナ感染者が出たこともあって、自粛していたがこのところの冷え込みで腰の痛みが募り我慢できず。相変わらず混雑していた。密だった。ちょっと不安。週1回、腰の運動機能維持目的で行く程度に留めた方がよさそうかな。
そうそう、こちらの接骨院でマスクが売ってました。3800円くらい。まあ商売ですから何も言う事は無いです。でも高いなあ。医療機関では未だマスクは十分ではないというのにあるところにはあるモンだって話です。

帰りにガソリンと灯油を買いにスタンドへ。今、レギュラーが1L=128円くらい。安くなったもんだ。これぐらい安ければガソリン代を気にせず旅行やドライブに出掛けられるなあ、と思いつつもそれが叶わないこの状況。皮肉なモンです。

さて、EQの微調整も上手くいったようで、中音域から高音域にかけての歪っぽさ、煩さが気にならなくなった。
声ものは、この中音域から高音域にかけてのエネルギーが大きい。子音、わけても摩擦音の/s/と/∫/の音の振舞いは気になるところ。/s/はいわゆる”ス”で、/∫/は”シ”。”ス”より”シ”の方が周波数帯域は高い。これは実際に声を出してみるとわかる。うるさい人に静かにするよう促す時、人差し指を口元に立てて”シーー!”とやる、アレである。その要領で”スーー!、シーー!”と交互に繰り返してやってみるとエネルギーの高い周波数帯の違いがわかる。
すると段々、お寿司が食べたくなってくるから不思議だ(笑)。お寿司屋さん行きたい~!

そんなわけで、今のところ自分的には絶妙な塩梅で調整できていて、この”スシ”の混ざり具合も丁度良い。

エリー・アメリンク(アメリングか)のこのディスク。学生時代に買って以来、折りに触れて聴いている愛聴盤。学生時代の自分が何故このディスクを買ったかは謎だが、この人の愛らしい声にいつも癒されている。その中でもトスティ「四月」がお気に入りです。山田耕作の「からたちの花」も。
先日亡くなった志村けんさん。確か、朝ドラ「エール」では山田耕作役で出演していた。残念です。



2020年4月18日土曜日

春のブラームス祭り Barbirolli / WPh. JB Sym.1

白いお皿はもらえません。

ようやくに国民一律の給付金支給が決まった今週。麻生さんが「手を挙げた人にだけ・・・」などと妄言を吐いているが、今のタイミングで麻生さんを切れば少しは支持率上がるんじゃないかと思うがどうだ?安倍さん。
医療機関ではマスクだけではなく、消毒用アルコール綿(注射や採血の際にササっと、刺入部を拭くヤツ)も供給が危うい状況。コロナの治療だけでなく、通常の医療にも支障が出ていて、こちらも早晩破綻しそうなのに対策の優先順位がめちゃめちゃで、もうやる事成す事ピントずれまくり。笑かしに来てんのかッ!ってくらい。

この一週間、仕事が思いのほかハードで身体クタクタのヘトヘト、気分クサクサ。ガッツリと音楽、って気にもならず。夕食後はそそくさと布団に入り、ぼんやりとストリーミング。Spotifyでストコと彼のオーケストラによるクレストンの”トッカータ”とモントゥー/NYPの同じくクレストンの交響曲第2番を見つけたときはちょっと元気が出た。録音データなどは出てこないけれど、なかなか探すのが困難な音源が割とすぐに見つかるのはやっぱり凄いと素直に思う。

昨日、仕事中に頭のなかで何かが弾けるように、急にブラームスの交響曲第1番の冒頭が鳴り出した。たまにこういう事がある。特にひどく疲れている時なんかに。
で、今朝からバルビローリ/ウィーン・フィルのブラ1を聴いている。
4番は昔っからの愛聴盤であるが、1番はそれほど熱心には聴いてこなかった。久しぶりに聴いてみると、これが存外に良い。バルビローリの指揮ももちろん良いのだけれど、なんと言ってもウィーン・フィルが良い。前に聴いたときには情に溺れすぎているように感じもしていたが、今聴くとそれほどでもない。録音は並み、といったところだと思うが、この組み合わせで全集が録音されたことには大感謝。
結局、このまま4番まで通して聴いてしまった。
ちなみに持っているディスクはDiskyの3枚組。あとは中古で買った国内廉価盤LP(2番だったか3番が欠けている)。CDではこの後もEMIだかワーナーあたりから全集が出たと記憶しているし、エソのSACDでも出てたような。あとLPも。でも、上をみればキリがないので買い替えや買い足しの予定は無いです。キッパリ。






2020年4月12日日曜日

なかなかブログも儘ならず オイストラフ LvB バイオリン・ソナタ

Spotifyに入ってからというもの、ストリーミングが6、CDが3.5、LPが0.5くらいの割合になった。
そうすると、PCがストリーミングに取られてしまって、なかなかPCをさわれない時間が増えた。そんなわけでブログもなかなか書けずにいる。とくに今週末は読みだした本が面白く、文庫上下巻を一気読み。
そんな時はディスクの操作が不要なストリーミングは本当に便利。

とはいうものの、少しはレコードプレーヤーも動かさねば、と思い先日購入したオイストラフとオボーリンによるベートーヴェンのバイオリンソナタのLPを少しだけ聴いてみた。
60年代の録音だと思うが、見事なセパレーション。バイオリンが左にグイっと寄って聴こえる。また故障か?とも思ったがアンプのメーターは左右それなりに振れている。Spotifyの音源で確かめても同様の傾向があるのでそういう録音なのだと納得。
しかしながら違和感がありありで聴き続けることができず。
検盤を兼ねた試聴くらいに留まってしまったが、今度ゆっくり聴いてみたい。
そういえば以前、内周歪みが酷いといったことをこのブログにも何度か書いたところ、幸せの黒い猫さんからは、自分のところは内周歪みと言えるものは無い、といった主旨のコメントも頂いたりもした。
最近は内周歪みがほとんど気にならない感じ。セッティングの見直しが効いているのだろうと思う。




2020年4月10日金曜日

美味しいコーヒーが飲みたくて 上越でコロナ第1号

先週、妻と行ったお店で頂いたコーヒーがとても美味しくて。
普段、それなりにコーヒーは飲むものの、普段の朝は時間が無く、ドリップなぞとてもとても。休日や夕食後に頂く程度。それでも美味しいコーヒーが頂きたい。新型コロナの嗅覚障害の有無を確かめるのにも良い?
以前はミルで豆を挽いていたものだが、ミルの掃除が面倒でミルを処分してしまった。今となっては痛恨事。
今は電動ミルが欲しい。

今週、上越市では新型コロナ感染者の第1号が出た。まあ、いつ来てもおかしくない状況ではあったが、感染者が確認されるとネットのSNS上では感染者の住所や勤務先の特定だけでなく、行動履歴に関するデマが酷い状況。曰く、症状があるにも関わらず繁華街に出て飲み歩いていた・・・など。全くヒドイもの。全く根も葉もないことが事実のように語られている。
確かにタイミングも悪かった。感染者の多い首都圏などで緊急事態宣言が出され、当該地域からの帰省などを控えるよう通達のあった直後に発表があったことに加え、最初、上越に帰省しての感染確認と報道された。実際は会社の業務で東京近辺に長期出張していて上越に戻ったものという。
まあ、いつ来るかいつ来るか?といったところに非常事態宣言が重なったタイミングでピリピリしたムードというのも分からなくはない。
濃厚接触者数十名はすべて陰性とのこと。とはいえ油断ならないし、今後の動向にも注目だが、まずは一安心。
市のコロナ関連のコールセンターには開設2日間で250件以上の問い合わせがあったということだが、そのうちの8割が感染者の身元や行動履歴の紹介であったという。全く嘆かわしい話。
勤務先の社長は今回の騒動を受け、社員の行動を説明した上で、デマを流した者に法的措置を検討、とも報道されている。

こういう時こそ冷静になりたいもの。個人情報の詮索などは全く愚かなことで、もし自分がその立場だったらどうだろう?
この感染症は誰もが罹りうるもので等しくその可能性がある。
こんな時だからこそ我がことのように、病者に思いを寄せたいものだ。


2020年4月5日日曜日

100点満点ではないけれどさ

EQの調整後、しばらくイザベル・ファウストのバッハ無伴奏を流しつつ、調整結果の確認をしている。
調整をした、という事は不満なところがあって、という事なんだけれども・・・。
やはり、ある特定の周波数で耳に障る感じがあって、それを何とかできないものか?というのが長年の課題、なんです。
以前のようなノイジーな感じはなくなって久しいのだけれど、バイオリン曲や合唱曲などでは、時折鼓膜がフルフルと震える時がある。それでも聴き終わったあとに耳がボーッとするようなことは無くなったが、それこそ耳障りで。
オーケストラなんかではそんなに気にならない。ならないことはないケド、バイオリン曲ほどではない。中音域から高音域にエネルギーが集中しているからなのだろう、と思う。あとダイナミックレンジも関係ありそう。オケものに比べると音圧が高めでレンジは狭い傾向。

CDを聴きながら、耳障りな部分が来ると、EQのディスプレイと睨めっこ。ピークが表示されるので、それを参考にEQを調整する。今回気になったのは560Hz付近。この帯域は以前から絞っていたが、1/10oct.でピンポイントでより深く絞ってみた。
耳障りな感じは、額というか頭蓋骨が響く感じと紙一重。そのギリギリのところを狙いたい。耳痛一歩手前を狙いたい。その周波数の音圧の大きさというよりは、前後周波数や帯域間のバランスが重要な気がしている。
まだまだ100点満点とはいかず、改善の余地もあるが調整した甲斐はあった。

ファウストのバッハ無伴奏は草書風か。とはいっても弾き崩すようなところはなく、締めるべきところは締め、弓運び闊達。とっても自然体な感じでちょうど女性のかな書きの書を見ているよう。
録音はホールトーンも豊かで精緻。まるで蝶々がひらひらと舞うかのように音がホールを駆け巡り満たす感じは聴いていて嬉しくなってしまう。

ストリーミングは今のところ検索が面倒で、アーティスト登録をしながら聴いてるところ。まぁ~、いろんな音源が聴けますな。こんなものまで?ってのもあるし、逆にコレ無いの?ってのもある。でも昔に買えなかった、買わなかった、買いそびれていたものが簡単に聴けるのはやっぱりGOOD!
音のほうは、CDに比べてやや音に締まりがない感じがするものの、そんなものかと思って聴いている。機器のグレードアップは無理だし、まあこのままで。

さて、今週から朝ドラ「エール」が放映開始。作曲家、小関裕而がモデル。吃音(きつおん、いわゆる”どもり”ですな)という言語障害がある、という設定が珍しいのと、ヒロインで妻役の二階堂ふみがかわいいので、興味倍々増!。

harmonia mundi HMX 2908474・75
2016年のカタログ付き









2020年4月1日水曜日

本日はお休みで・・・ GM Sym.2 Solti/CHI

コロナウィルス禍が以前として収束の気配すら見せない今週、志村けんが亡くなったという報道に腰を抜かし、昨夜遅くには1日の感染者数が200人を超えたとの報道。さらに脚本家の宮藤官九郎も新型コロナに感染とのこと。依然として政府の対応は”自粛の要請”ばかりで東京をはじめ大都市圏でのロックダウンが間近ともいわれていて、どうなるのか目が離せない。

そんな中、本日の七味は自宅にて過ごしております。というのも、会社の創立記念日でお休みなんである。
オーディオの方は、特段の変化なく来ている。
ストリーミング再生のほうは、ちょっとやってみたかったことがあって、実際試してみたが結果はバツ。それというのはiPhoneからUSBDACに繋げないか?というもの。iPhoneのLightningをUSBAに変換してデジタル出力ができないかと思って、Lightning-USBA(メス)の変換ケーブルを買ってみた。繋いだがダメだった。純正品ではないし、もともとダメ元のつもりで400円くらいのもの。まあ、諦めはつく。
iPhoneユーザーでUSBDAC(DAC側がUSBB)をお使いの方はどうしているのだろう?一応、ネットでも調べてみたが、あまりヒットせず。謎である。探し方が悪いのか。
もう一つ。デジタルEQの微調整をやってみた。凡そのカーヴは聴いている限りでは不満はない。ただ、合唱曲やバイオリン独奏曲などを聴いていると時折だが耳がサワサワすることがあって、不快。以前はもっと酷かったが、随分とマシな状態ではあるけれど。パラメトリックEQで750Hz付近を削ってみた。これで様子を見ることにする。EQの調整も以前よりはいい加減になってきた。
正直、疲れる。その”ずく”も無くなってきているのかもしれない。
EQの調整に発振器を接続しておられる方もいる。その努力には恐れ入るばかり。

久しぶりにマーラーの交響曲を。ショルティ/CHIの”復活”を聴いた。ちょっと前にHF堂で買い求めたが解説書が無かったヤツ。
届いてすぐに聴いたときはパッとしない印象だったが、久しぶりに聴くと録音・演奏ともに、やはり素晴らしい、と思う。受け止め方や感想はその時々のことであてにはならないね。
初めて買ったショルティのLPがこの”復活”だった。今もまだ持っているし時折聴くのだけれど、LPの扱いが雑だったのでノイズが盛大に入る。キズももちろん。
タイムマシンがあれば、高校生の頃の自分にレコードの扱い方について叱り付けたい(笑)。
このLPの後、CDや中古LPでショルティの演奏を沢山集め、聴きもしたが、やはりこれがベストかもしれない。