2019年12月31日火曜日

大晦日 この一年をざっと振り返ります

大晦日、今年は珍しく穏やかな陽気かと思いきややっぱり荒れている。新潟のお天道さまは許してくれないらしい。とはいうものの雪は全くナシ。ここまで雪が降らないのも珍しい。

日本の年末は第九、というけれど70分近い大曲を聴き通す時間がなく結局今日になって聴いている。
岩城/QEKの浜離宮ホールライヴ。朝日新聞社。
岩城らしい丁寧なベートーヴェン。小編成のオケによるベートーヴェン演奏は今では珍しくなくなったが、録音された95年頃の日本では比較的珍しがられたんではないだろうか?
七味は第4楽章の合唱が入る前のところまでが好きだが、それでもやっぱりそのあとの音楽も感動的だ。
身体の不調・故障いろいろあったが、大事には至らず無事に一年を過ごすことができた。家族も健康。健康に過ごせることの幸せ、これを強く感じる一年だった。

さて、音楽の趣味の領域では何と言っても2月に行ったツィマーマンのピアノリサイタル。世界屈指のピアニストのピアノの凄さに魅せられた、としか言いようがない。聴衆と一体となった会場全体の雰囲気もとても良かった。あと、春には人生初のライブハウスデビューもしたっけ。

オーディオの方はというと、やはり故障・修理絡みの一年だった。
昨年から修理に出していたパワーアンプMC2255が無事に治って帰ってきたことが一番か。重いこと以外は不満はなく、まだまだ使っていきたいもの。懸案だった左右の音量差も解消。それだけで随分と音楽を聴くのが楽しくなった。しかし喜びもつかのま、今度はレコード再生でトラブル発生。どうもプリアンプのフォノEQが壊れた。現在は予備のデノンのアンプをフォノEQとしているが、来年はどうするか?
そして電源の強化。6月に専用の電源を引っ張ってきたものの、期待していたような改善は無かった。その後、ブロ友さんからお借りしたホスピタルグレードの電源タップを繋ぐと大きな変化が。年末、コンセントベースをホスピタルグレードに換え、BOXももう少し強固なものに変更。これまでとは見違えるような変化。まさに激変と言っても良いくらい。
もう一つ。こちらも懸案のノイズ問題。皆さまにもご意見など頂き、大変感謝している。こちらはSPのセッティングの見直しや電源の強化によりほぼ満足できるところまで来たかと思う。
他にも、レコードプレーヤーのセッティングの見直しや接点などのクリーニングなど、原点に返り、シンプルに音質向上を図った一年となった気がする。
重ねてもう一つ。ヤフーブログの閉鎖に伴ってこれまでやり取りの有った方と連絡が取れなくなってしまったことは非常に残念。皆さまどうしているだろう?

今年、このブログはここまで、この記事を入れて121本。これはこれまでで本数としては最も多い。
一重に、お読みくださる皆様のおかげです。
これにて今年のブログ更新は最後です。
この1年、このブログを訪ねてくださった皆様に心から御礼を申し上げるとともに、ご健康とますますのご活躍を祈念いたします。皆さま良いお年をお迎えください。

2019年12月29日日曜日

子どもの頃の年末のお楽しみ

歳をとったせいか、子供の頃のことを思い出すことが多くなった。もう死ぬのかもしれない(笑)

先日、通勤の時にFMから流れてきたグローフェの組曲”大峡谷”。グローフェと言えばこの”大峡谷”が有名。聴きながら思い出したのが、子供の頃に楽しみに観ていた「アメリカ横断ウルトラクイズ」。子供ながらアメリカ各地を訪れながらクイズに挑戦していき、最後はニューヨークの摩天楼で決勝戦、というスケールの大きい、今では考えられないような番組だった。大人になったら一度は参加してみたいと思っていたっけ。

その当時は番組で使われている曲など全く知らなかったけれど音楽を聴くようになって、番組テーマ曲はスタートレックのテーマ曲が使われていることを知ったし、クイズに勝ち抜けた時の音楽がグローフェのミシシッピ組曲だということを知った。

77年に始まったこの番組だが、その頃は新潟はまだ民放が2局しかなく、日本テレビはネットされていなかった。で、年末に新潟総合テレビ(NST)というフジテレビ系列局が放送していたわけ。大掃除だの家の片づけだのの手伝いをしなければならない(正月のお年玉にも響く!)のでずっと観ているわけにもいかず、歯痒い思いをしたものだ。
4年か5年くらい年末に放送していたが、新たにテレビ新潟(現TeNy)が開局し、日本テレビの放送をネットするようになると秋に放送されるようになったが、ちょっと寂しくもあったなあ。






2019年12月28日土曜日

久しぶりにEQで補正してみた

前回、EQによる測定をしたのは随分と前のこと。EQのメモリ―に残っているデータの日付は18年の1月1日。今年の2月に修理に出していたアンプが戻ってからもEQ測定をしていなかったことになる。今回はおよそ2年振りの測定・補正ということになる。
結構、この測定が面倒。頻回にヤルもんではないもんだから方法がすぐには思い出せずわからない。いろいろと操作しながらということになってしまい疲労感うなぎ登り。
本来であれば七味はこのあと、EQがフラットに補正してくれたカーヴを元に、好みのEQカーヴを作っていくのだが、これも結構な骨折れ仕事。
よって、今回は左右それぞれのチャンネルをEQがフラットになるように測定・補正してくれたデータを現行のEQカーヴに反映させてみることにした。

同じ周波数の音でも左右SP(音源)からの距離が異なれば結果耳に届く音量に差が生じるし、部屋の特性によって耳に届く左右の音量が逆転することもある。そうすると定位が悪くなって音像がフラフラしてちょっとした違和感となることがある。
という事で、左右のチャンネルを別々に測定・補正することで音の定位が改善されるのですが、これが七味がEQを使う目的の一つ。これをやるとステレオ録音ばかりでなく、モノラル録音なんかがビシッとセンターに定位して随分と聴きやすくなりますね。もう一つは定在波や不要な共振の除去という事になりまする。

結果はというと、上々です。コンセントを変えて随分と聴きやすくなってはいましたが、一部のディスクでは聴いていて何だか面白くない。まあ、全てのディスクが楽しく聴けるわけではないのは重々承知の上ですが、このCDってこんなんやったっけ?というディスクの違和感が減りました。もう少し微調整の必要はありそうですが、かなり手間が省けました。
これでさらにお正月休みの楽しみが増えました。

測定・補正の結果を画像で上げておきます。もう一つ、パラメトリックEQという機能も使い、こちらで中音域を中心に絞っています。

前回、18年1月1日の測定・補正結果

今回の測定・補正結果
80Hz・315Hz・1250Hz・10kHzなどで左右逆転がみられる結果に

前回の結果を基にした現行EQカーヴ
 
現行のカーヴに今回の測定・補正結果を反映させた新しいカーヴ
フラットにするような補正では80Hzがかなり持ち上がってしまう(=ディップ)が
ここはあまり持ち上げない方が良好な結果に。




2019年12月21日土曜日

大中り

大中り、と書いて”おおあたり”と読みます。中毒は”毒にあたる”、脳卒中は”脳が突然(=卒)あたる”というわけですね。
中ったのは我が上司。どうも牡蠣にあたったらしい。先週の忘年会のビンゴで寿司券が当たった上司。どうやら週末に家族と寿司屋に行って牡蠣を使った汁物を食したものの、火がよく通って無かったらしい。感染症の際の社内規定として、感染性胃腸炎の場合、症状(この場合は嘔吐・下痢)が消失して48時間は出勤停止となる。上司不在の間の業務の調整など課内はバタバタ。それでも課員の結束もあって無事にこの事態を乗りきることができた。
七味的には不謹慎かもしれないけれど、ちょっとお祭りの時のような高揚感を感じた。
そういう七味も以前、牡蠣に中ったことがある。東京の居酒屋で酢牡蠣を食べた時のこと。ホテルに帰ってから猛烈な吐き気と下痢。一晩中トイレに籠りっきり。上から下から、であった。胃に何も残っていないのにゲェゲェ、腸も空っぽなのにピーピー。
しばらくは貝類は見るのも嫌だった。
それでも生牡蠣は好きで、食べることはあるが、その時は体調と相談して覚悟して食べている。やっぱり旨いんだよなぁ~。

そんなわけで今週は歯痛だのコンセントの取り付けだの、上司の不在だの、妻の不在だのと目まぐるしい一週間だった。

大当たりだったのはホスピタルグレードのコンセントに交換したこと。耳が慣れたのかエージングが少し進んだのかわからないけれど、初日に比べると少し角が取れたというか落ち着いた音に感じる。けれども音の鮮度は保たれている。出てくる音に惚れ惚れしてしまってしょうがない。高域のノイズ感はほとんど苦にならない。
片っ端からCDをとっかえひっかえ聴いているが、なかでもボーカルものやPOPSの声が生々しく、息遣いなども以前に比べると断然リアル。あとはギターなどの音の消え際、余韻の質感が良いと感じている。
今朝からクイーンやデビッド・ボウイなどを聴いて身悶えている。




2019年12月19日木曜日

Zemlinsky "Die Seejungfrau" Dausgaard/Danish NRSO

今日からフィギュアスケートの全日本選手権ということで妻は週末いっぱい帰ってこない。娘と二人留守番の七味。まあ、妻が趣味に没頭してくれてるおかげで七味も趣味に対する出費を主張できて良い、というところもある。

ホスピタルグレードのコンセント、交換してすぐに馴染んだようで、違和感もなくここまできている。
世間はすっかりクリスマスムード。そりゃそうだ。来週はもうクリスマスだもんね。ロマンチック~、ってな歳でも無し。浮かれることはなく、もうすっかり普段通りの生活を送るだけでやんす。
七味のイブの予定は歯科受診。トホホ・・・

クリスマスの時期のクラシック音楽といえば、もうこれはチャイコのくるみ割り人形なんだけど、この時期に聴きたくなる音楽。それはツェムリンスキーの”人魚姫”。
題材はデンマークの童話作家アンデルセンのそれ。別に冬のお話というわけではないのだろうけども七味的には冬のイメージ。
物語は嵐に遭い難破した船から投げ出された王子を人魚姫が助けるところから始まる。嵐で荒れた海、というのがちょうど今の時期の日本海の荒波のイメージと重なる。
このツェムリンスキーの”人魚姫”、シャイー盤を愛聴していて決定盤といっても良いのだが、先日覗いたネットの中古CDショップにシャンドスのダウスゴー/デンマーク国立放送響盤を見つけて思わずポチってしまった。
ツェムリンスキーはオーストリアの作曲家で、シェーンベルクの先生筋にあたる人だが、なかなかに複雑な生い立ちもさることながら、晩年はアメリカに亡命したものの病気がちで、同じくアメリカに亡命したシェーンベルクとは対照的にほぼ無名のまま亡くなってしまった。生涯、今でいうところの陰キャだった?。

ということでこのシャンドス録音、原作の方で本場モノということになる。録音はいつものシャンドス。
ややハイ上がりの録音。このちょっとクセのある録音が我が家のシステムと少々相性が悪いと感じる。なんだか高域の、特に弦楽器に潤いがない。
とはいえ、指揮者、オケの力量ともに十分でこの曲の魅力は余すところなく伝わって来る。

さて、人魚姫。当地上越にも人魚伝説がある。人魚の物語は悲劇的であることが多い。海の泡のような儚さが人々を引き付けるのであろうか?悲しいことだけれども・・・。
七味もその一人ではある。

CHANDOS Chan 9601


2019年12月16日月曜日

本日、交換作業でした!

今日はかねてからの予定通り、コンセントBOXの交換作業に、いつもお願いしている街の電気屋さんに来ていただきました。雪だるまさんや、幸せの黒い猫さんなんかは、チャチャっとされてしまうのでしょうケド、全くの素人の七味は、専門の方にお願いするのが無難です。コレ大事。

さて、このためにお休みを貰ったのですが、週末からの歯痛(今朝はほとんど痛みナシ)もあり、朝イチで歯科に予約の電話を入れ、午前中に行ってきました。痛い奥歯に膿が溜り腫れているとのこと。レントゲンの結果、だいぶ歯槽骨が無くなってきているのと、歯周ポケットが一部深くなっていると指摘されました。とにかく歯茎の腫れが引かない事にはちゃんと治療できないという事で、まずは抗生剤を注射していただいて帰ってきました。これから歯科通いが始まります。
歯科が好き、という人はいないと思いますが、七味も嫌いです。でも仕方無いですね。
もう一つ。こちらも週末から熱を出した娘。すわインフルかと思い休日診療所に行って検査も、結果はマイナス。今朝には熱も37度に下がりましたが、念のため近医に掛かり再度インフルの検査もこちらもマイナス。どうも単なる咽喉の腫れからくる風邪の様で、明日からは学校に行けそうです。

交換作業は1時間ちょっとで終了。早速の音出し。
まだ、機器が暖まっていないですが、それでも効果は大きい感じがします。お借りしていたコンセントBOXは、6月に取り付けたべコべコのBOXの一つから引っ張っていたわけですが、今度は直ですので、電源の接点が減ったことことで、グンと鮮度の高い音と感じます。また、アンプ・ADプレーヤーとデジタル機器を分けていますので、その効果も大きいと感じます。専用電源を引いた時よりも変化は大きいですね。

ブーレーズのペトルーシュカ&春の祭典も細かい音のニュアンスがしっかりと出る印象。ボリュームを上げてもうるさくない。これには大満足。結果は極々上々吉。
これから鳴らし込みに移ります。

しかめっ面のブーレーズも・・・

NEU CD Bela Bartok (1881-1945) - Pierre Boulez dirigiert Bartok #G58680791
ニッコリ!
                       

2019年12月15日日曜日

歯が痛ーい

昨日の午後から奥歯が痛い。無茶苦茶痛い。

金曜日は会社の大忘年会。2次会でも盛り上がり、気が付けば11時を過ぎ。急いでタクシーを掴まえて帰ろうと思うものの、駅前のタクシー営業所にはたくさんのタクシー待ちのお客が。1時間ほど待って、家に帰りついたのは午前1時。
昨日はお休みだったが、当地は午後から大荒れの天気。気圧が低いせいか、以前治療した奥歯がズキズキと痛み出した。歯茎が腫れているようで膿が溜まってしまっているようだ。
こうも歯が痛いと不機嫌になる。ご飯も美味しくないし、音楽を聴く気にもなれない。
それでも天気がよくなったこともあって、今日は昨日ほどの痛みが無いのが救い。

幸いにも明日は電気屋さんが来ることになっているので有休を頂いていた。朝一番で歯科に連絡して、何とか割り込ませて頂けないかと思っている。とにかく、この痛みを何とかしたい。

2019年12月11日水曜日

HpグレードのコンセントBOXを外したら

幸せの黒い猫さんからお借りしたホスピタルグレードのコンセントBOX。年内にはお返ししようと、今日、外してみた。
その差は一聴瞭然。何だか品位の下がった感じ。何だかうるさいというか、底が浅いというか、音があばれる君。よく言えば元気がいいのだけれど・・・。この音しか知らないのであればこんなものか、とそこそこ満足もできるのレベルだが、やはりホスピタルグレードの音を知った後ではやはり不満だ。

暫くこのままで様子をみようと思ったものの、ここはちょっと踏ん張って年内にホスピタルグレード
のコンセントベースに交換しようと思い立ち、パーツを注文。今日届いた。
近所の電気屋さんに相談しなきゃ。





2019年12月8日日曜日

BALALAIKA FAVORITES

昨日の朝は5時ごろにあまりの寒さに目が覚めた。起きてみると毛布一枚きりしか掛かっていない。そりゃあ、寒いわけだ。そんなわけで何だかお腹がゴロゴロして痛い。
などと言いつつも、遅ればせながら娘の誕生日のお祝いにお昼にお寿司を食べてきた。きときと寿司。ここは市内の回転すしのお店でも少々値が張る部類に入るけれど、ネタの美味しいことで、今回のようなお祝いや何かで利用することが多い。寒ブリやカニ、蒸し牡蠣の軍艦などを堪能した。

さて、EQの微調整は続く。頭が凝ってくる原因としては800Hzから1000Hzあたりの張り出しだろうと検討を付け少し削ったのち、帯域間のバランスをとるために2000Hzから上のいくつかの周波数帯域も削ったことで、先日のハルサイもリラックスして聴ける感じに。

今日、ご紹介のディスクはマーキュリーの”バラライカの響宴”。演奏は、ヴィターリ・グヌトフ指揮オシポフ国立ロシア民族オーケストラ62年、モスクワ音楽院大ホールでの35mmマグネティックフィルムを使用しての録音。
マーキュリー録音陣が冷戦時代のソ連に乗り込んでのもの。ベルリンの壁建設(ベルリン危機)が61年、キューバ危機がこの年の10月。この録音は6月。なかなかに危うい時期の録音と言える。58年からソ連側と交渉を続け、62年の春にようやく申請が受理されたらしい。
この録音は気楽に聴ける一枚。どこかで聴いたことのあるロシア民謡が出てきたりして楽しい。
ジャケットの画像のこの大きな三角形の楽器がバラライカ。ライナーによるとこのほかにもドルマ、ホルン、グーズリといった楽器が使われているようだ。

Mercury 432 000-2






2019年12月5日木曜日

明日は雪らしい

いよいよ本格的に雪の季節。明日は平野部でも積雪となるらしい。
今日、仕事の帰りしなにタイヤの交換を済ませてきた。新品の冬タイヤ。いきなりの雪道本番となりそう。交換したスタンドでは外した夏タイヤの保管もしてくれるが、6000円とのことで積んで帰って来た。

SPの調整はまだまだ掛かりそうな感じ。聴いていると、やっぱり耳がボワ~んとして、首から頭が凝ってしまう。中~高音域のどこかの帯域が張り出し過ぎて圧迫感のある音になっているのだが、その帯域を見つけられないでいる。1000Hz前後と睨んで、EQで微調整の最中。
何とか年末年始までにはカタを付けたいものだ。

さて、NFLについて触れてこなかったが、NHKBS1の中継は録画して観てはいる。ただ、以前は週3試合の中継が去年から1試合となってしまい、寂しい限り。
我がシアトルは現在のところ地区首位。同率で49ersも首位に並んでおり最後までもつれそう。ここは何とか首位をキープして欲しいところ。
今年はボルティモアが強い。ぶっちぎりの攻撃力。しかも失点が少ない。スーパーボウル最右翼である。ペイトリオッツは、QBブレイディの衰えが見えて来たか?それでも強いのは変わりない。

今日は久しぶりにストラヴィンスキー”春の祭典”を。DGのブーレーズ/CLE盤で。この素晴らしい演奏が気持ちよく鳴ってくれる日はいつだろうか?



2019年12月3日火曜日

あー、風邪引きたい ヤンソンス追悼

仕事上のモヤモヤが溜まりに溜まり、心折れそうな今週。折れないまでもバキバキにヒビは入っているな。ストレス溜まりまくりである。
正直、仕事に対するモチベーションはどん底なわけで・・・。行きたくねーなぁ、仕事。ってなわけでタイトル。

月曜の早朝、付けっ放しで寝てしまったテレビからマリス・ヤンソンス死去のニュース。
本当にぶったまげました。まあ、昨年あたりから演奏会のキャンセルだとか、指揮したあとに倒れ掛かるようなこともあったと聞き、心配してはいたが、亡くなってしまうとは・・・。
ご冥福をお祈りしたい。

さて、当地上越はまだ雪が積もるまではいかないまでも随分と寒くなり、山のほうは白く雪化粧。
そうなって来ると、スピーカーのゴムエッジが硬くなりしばらく暖気運転が必要となる。暖房を使うとどうしても部屋が乾燥して静電気が発生しやすくなりレコードにはちょっと厳しい季節。でも乾燥はスピーカーのコーン紙が軽くなって音は良いという、結局プラスマイナス0なんじゃないか?
などと書いているうちにエッジも柔らかくなって、音に艶感が出てきた。

ヤンソンスを偲んで、若かりし頃のチャイコフスキーの交響曲全集から4番を。


2019年12月1日日曜日

DS Sym.11”1905” 

昨日は、妻がFS(フィギュアスケート)仲間と夜まで遊んでくるといって出掛けたので、娘と留守番。
娘も金曜にようやく学校に行ったものの、今週のほとんどを床に臥せっていたためか、すっかり廃用症候群。インフルで体力が落ちた上、寝ていて身体を使わなかったことで筋力も落ちてしまったようだ。来週からは定期考査。身体がしんどいだろうケド、頑張れ!

そんななか、七味はEQの微調整に一日を費やした。
バークレイⅡのセッティングをSPの左右の間隔はほぼそのままに内振りの角度を付けてみたが、そのままのEQカーヴでは中~高音域がモリモリして抜けが悪くなってしまい、聴いているとどうにも耳が痛いので削った。まだまだ調整は必要だがまあまあ聴ける出音にはなった、と思う。

先日のEテレクラシック音楽館での井上道義とN響のショスタコ11番の演奏会を観てからショスタコばかり聴いている。ロシア革命を題材にしている11番は、次の12番と並んで以前は、体制に迎合した革命賛美の曲のように言われ、駄作とまで評されていたが、最近はその評価も変わりつつある。
七味的には何よりもカッコイイ曲。いくらでも裏読み・深読みできるのだけれど、それは置いておいて、とにかくカッコいい曲なのです。
11番はそんなにディスクを持ってないのだがパパ・ヤルヴィ/エーテボリ響盤、それにベルグルンド/ボーンマス響盤が録音も良くて気に入っている。スタイリッシュさではヤルヴィ盤が持っているなかで一番かと思う。
演奏ではコンヴィチュニー盤やムラヴィンスキー盤の方が、より鋭く心抉られるのだが、いかんせんモノラル録音なのが残念なところ。特にコンヴィチュニー盤は初演後、間もないころの録音で何とも言えない底なしの怖さがあっておいそれとは聴けない演奏。

今日、妻と買い物に出掛けたが、スーパーの店頭にはすでにお正月飾りが。そうか、もう師走だもんね。令和元年もあと一か月か。

DG POCG-1043

EMI 5 73839 2
カップリングの7番も秀演

BMG BVCX-4028

2019年11月29日金曜日

今週は散々で・・・

寒い。新潟市は今日、うっすらと雪が積もったようだ。
今週は、娘のインフル騒ぎもあって、七味もクタクタ。何だか身体が怠く、関節も痛いのだが、熱は全く上がらないという状態。熱さえあれば堂々と有休を申請できるのに!とこの症状を恨めしく思いながらの一週間。
何とか仕事をこなして帰宅し、夕飯を済ませると早々に寝床へ、という生活。
週末のなんと待ち遠しかった事か・・・

そんなわけでオーディオには一切触れることなく過ごしたわけだが、そんな時にも脳内オーディオシミュレーション回路が働き、ああしてみよう、こうしてみようとなるから始末が悪い。
今日は幾分、体調が良いこともあって、帰ってから早速にスピーカーの内振り角度をもう少しつけてみようと思ってます。

この週末は少し大人しくしていようと思案中。

さて、ヒリヒリ・シリシリノイズ感。スピーカーのせいか?と前回書いたところそれはスピーカーのせいではないというご意見を頂いた。ちょっと言葉が足りんかったか、と反省。
スピーカーの仕様、もしくはセッティングの問題ではないか?と言いたかったのです・・・。
それで、セッティングを見直してみたわけです。
結果、それほどノイズ感は感じなくなったわけで・・・。
果たして、いまのところは、これまで気になっていたモノはノイズだったのか・・・?そんな疑問が湧いているところで御座います。


2019年11月24日日曜日

カナレ4S8導入から一週間 SPセッティングの見直し

インフルエンザで寝込んでいた娘も今朝は少し熱も下がったようでちょっと安心。明日もう一回近医を受診させるかな。

SPケーブルをカナレ4S8に変えてもノイズ感は大きな変化はナシ。音調も特段の変化はない。ただ、ノイズの違和感というか音楽とは異質な感じは少なくなったようで、音楽に溶け込むような印象に変わった。
そうすると原因はもしかしたらスピーカーなのか?やはりアンプか?。イヤ、両方なのか??
本来ならアンプをデノンにしてみてノイズの原因がアンプなのかを検証するのが筋なのだろうが、そのずくが今はない。
以前、一度、左右のSPを入れ替えてみたりもしたがノイズ感は変わらなかった。そんなわけで最近では、高域を受け持つホーンの仕様なのか、という気もしている。

で、今日はスピーカー位置の微調整をやっている。
以前から内振りにセッティングしているが、高域が突き刺さるように鳴るのが嫌でその角度をあまりつけていなかった。
スピーカーの内振り角度を強くしてフロントバッフルがしっかりとリスニングポイントを向くようにセッティングしてみる。ノイズはやっぱりあるし、気にならないというレベルにもならないけれど、楽器の音が力強く聴こえるようになった。
EQで帯域間のバランスを整えつつアレコレと聴いているが今のところは及第点。
ただ、なんだか耳痛な音で、肩も凝ってしょうがない。

忘れないようにこれを貼っておくことにする。バークレイⅡの周波数特性とアッテネーターの特性の表。2000Hzあたりから結構上がっている。これを参考に高域を下げてみた。



2019年11月23日土曜日

久しぶりのオーディオ三銃士ナリ~

アメリカはオレゴン州にホームステイしていた娘は金曜日の夜遅くに帰国。インフルエンザ症状のお土産付き。本日は妻に連れられ休日診療所へ。インフルの検査はマイナスだが、症状からインフルとみなした格好での治療となった。
そんな娘を家に置いて、七味はKazuさんとイトコのうな君のところへ。久しぶりのオーディオオフ会。
スピーカーをエラックに変えて以降、七味は2度目(前回はGWの前半だったっけ)だがKazuさんは初めての訪問となる。
天気もよく暖かで最高のドライヴ日和。しかし、国道から側道に入る道を間違え右往左往。うな君の家までの道が未だに覚えられない。Kazuさんの方が詳しいくらいでちょっと恐縮。妻の実家までの道と合わせて七味には鬼門と言える。

聴き始めは他人のシステム故どうしても違和感がぬぐえないが、聴き進むうちに慣れて気にならなくなった。
前回はどうにも低音が不足しているように感じたものだが、今回はその辺りが割と改善されて音の量感もアップ。随分と聴きやすい感じ。
全体に繊細で、透明感のある出音。とはいえ、響きは整理され過ぎた印象も抱いた。この辺りうな君も本意ではないようだが、うな君の音の好みの傾向なのかとも云えるように思う。純米大吟醸のように磨かれ、雑味の無い音、と評するべきか。この辺り、我が家の音と比べると録音時の暗騒音バックノイズが聴こえてこない感じともいえる気もする。このようなスッキリとした佇まいの音は七味宅では逆立ちしてもバク転しても出てこない音で、全く羨ましいとしか言いようがない。

うな君のところに行く前に腹ごしらえと立ち寄った8番らーめん。物凄い混みようにビックリ。ここのラーメンは学生時代によく食べていた懐かし青春の味。チェーン店でもお店によってお味が異なるところもある中、ここは大体どこに行ってもほぼ同じクオリティのものを提供している。30年前と変わらない美味しさだった。
そこで事件が!
「○○様、2名でお待ちの○○様」と呼ばれて店員の案内した席に着こうとした瞬間、別の二人連れのお客がその席に座った。一瞬、エッと思ったが、名前を店員に告げる。確認するとその別のお客さんも同じ○○さんだった! こんなこともあるのかとビックリした。

家に帰ると娘はぐっすり眠っていた。妻に聞くとだいぶ汗をかいたらしく、少し楽になったようだ。
そんなわけでアメリカの土産話はもう少し先になりそうでちょっと残念な気もする。早く良くなることを願う両親でした。








2019年11月17日日曜日

癒しの音楽 JSB 無伴奏バイオリンソナタとパルティータ

今週はほとんど全くといってよいほど音楽が聴けず、フラストレーションの溜まる一週間だった。家に帰って夕飯のあと、ちょっとテレビを観ているうちに寝落ち。妻も仕事が忙しいらしく、すれ違い。
娘がいない我が家はとても静か。同僚には新婚時代に戻ったみたいですねと言われるが、とんでもない!老後のシミュレーション中です。
今日はというと、不要となった食器(主に茶わんやお皿といった瀬戸物やお椀など)の無料回収日にあたっていたので、それを市役所の駐車場まで持っていき、そのあと、時期を逸してしまった感はあるが紅葉を観に、妻と十日町にいってきた。観にというより、クルマの窓から眺めたというのが正しい。車窓からみる紅葉も美しかった。
さて、オーディオの方はというと先週末にSPケーブルをわずかながら短くしてみたりもしたが、思い切ってカナレの4芯SPケーブル(4S8)を注文。さっき届いて、先ほど交換が完了。ただ、径が太すぎアンプ側Yラグが嵌らず(昔のマッキントッシュのSP端子ネジ式で径が小さい)は。さらにSP側も端子に開いている穴に嵌らず。仕方なくアンプ側は裸線で直結。SP側はテクニカのバナナで結線。アクシデントにもめげず音出し中。高域のヒリヒリ・シリシリは少し良いか?感想はまた次週。

今週末には娘もアメリカから帰ってくる予定。LINEでやり取りをしているが、何だか楽しそうな感じで過ごせているようでなにより。
七味の方は実習生の実習期間があと一週間となり、追い込み・仕上げの時期。実習生にはくじけることなく頑張って欲しい。

という事でSPケーブルのチェックも兼ねてのバッハの無伴奏バイオリンソナタとパルティータを。クレーメルとミルシテインの演奏で。
高域のチェックのために聴くことが多いのだが、繰り返し繰り返し聴くうちに好きになってきた。
この曲は以前はとても厳しい、厳格な印象が強く少々苦手感情を持っていたが、最近はそれでも聴きやすい音になったせいか、気品ある優美さといったものが前面に感じられるようになって、聴いていて厳しくも癒されることが多い。
この曲をグリュミオーで知り、シェリング、ミルシテイン、そしてクレーメル、ファウストと聴いて来たが音の美しさではグリュミオーが一番と思うものの、最近ではミルシテインとクレーメルを聴くことが多い。
















2019年11月10日日曜日

チェコ人は淡泊か? 大発表~!

先のブログで”新世界より”の演奏時間を測定、掲載した。その際、皆様が所有しているディスクの演奏時間を教えてください、とお知らせしたところ何人かの読者の皆様からデータが送られてきた。
今回、それらと合わせ、前回掲載しなかったディスクも合わせ集計してみた。計37種。
表は総演奏時間の短いものから順に掲載している。

総演奏時間の最速演奏はメータでした。最も遅いのはバーンスタインの86年盤という結果に。
第2楽章の最速はアンチェル58年盤の9分40秒、総演奏時間に占める第2楽章の演奏時間の割合は26.1%。この上を行くのがコンドラシン。総演奏時間に占める第2楽章の演奏時間の割合は25.9%となった。
第2楽章最遅演奏はバーンスタインの86年盤で総演奏時間に占める第2楽章の演奏時間の割合は36.7%。しかし、同等か、その上を行くのがカルロス・パイタの36.8%。この二人の総演奏時間の差は約6分。第2楽章の演奏時間の差は2分35秒ほど。割とドライな演奏と思っていたパイタだが。また聴き直してみたい。
第2楽章と終楽章の演奏時間が逆転しているのはアンチェル58年盤とコンドラシン盤、それにクレンペラー盤の3種であった。クレンペラーとスイトナーの2盤は第1楽章の方が第2楽章より演奏時間が長い。

データを提供くださった皆様には感謝申し上げる。

今朝、娘はアメリカへ旅立っていった。バスで成田へ。見送りに学校まで行ったが、雨まじりの中ずっといたのがいけなかったか、ちょっと寒気がする。風邪は勘弁して欲しい。



1楽章
2楽章
3楽章
4楽章
総演奏時間
メータ(75
933
27.1
1012
28.9
539
16.0
950
27.9
3514

アンチェル(58
900
24.3
940
26.1
725
20.0
1058
29.6
3703
ライナー
847
22.4
1227
31.7
733
19.2
1028
26.7
3919
セル(59
839
21.9
1208
30.7
751
19.8
1055
27.6
3933
アンチェル(61
905
22.9
1135
29.2
745
19.6
1113
28.3
3938
広上
940
24.3
1144
29.4
622
16.0
1205
30.3
3951
ケルテス
940
24.1
1145
29.3
735
18.9
1105
27.7
4005
ヤンソンス
913
22.9
1156
29.6
738
18.9
1131
28.6
4018
ドホナーニ
915
22.8
1148
29.1
750
19.3
1141
28.8
4034
シルヴェストリ
848
21.5
1326
32.8
757
19.4
1044
26.2
4055
I・フィッシャー
1125
27.8
1121
27.7
721
17.9
1055
26.6
4102
プレートル
911
22.3
1303
31.7
750
19.0
1108
27.0
4112

カラヤン(58
934
23.1
1251
31.0
808
19.6
1054
26.3
4127
ターリヒ(54
921
22.5
1242
30.6
806
19.5
1121
27.3
4130
クーベリック
     (91)
907
22.0
1227
30.0
753
19.0
1204
29.1
4131
スウィトナー
1146
28.2
1119
27.1
750
18.8
1049
25.9
4144

オーマンディ
911
22.0
1321
31.9
737
18.2
1140
27.9
4149
マゼール(83
1144
28.0
1149
28.2
725
17.7
1054
26.0
4152
クーベリック
     (72)
927
22.3
1301
30.8
804
19.1
1147
27.8
4219
カラヤン(85
958
23.5
1227
29.3
836
20.3
1125
26.9
4226
バッティストーニ
941
22.8
1320
31.5
755
18.7
1127
27.0
4223
C・デイヴィス(77
1140
27.5
1230
29.4
741
18.1
1037
25.0
4228
ノイマン
934
22.4
1331
31.7
815
19.3
1119
26.5
4239
コンドラシン
1141
27.4
1104
25.9
816
19.4
1138
27.3
4239

ビエロブラ―ヴェク(2013
955
23.1
1246
29.8
817
19.3
1153
27.7
4251
パイタ(89
904
21.1
1547
36.8
710
16.7
1055
25.4
4256
バーンスタイン(58
1100
25.5
1437
33.9
632
15.2
1058
25.4
4307

インバル(90
1003
23.0
1400
32.1
733
17.3
1203
27.6
4339
ベーム(78
949
22.5
1322
30.6
826
19.3
1203
27.6
4340
エリシュカ
吹奏楽版
940
21.8
1334
30.6
833
19.3
1232
28.3
4419

ノリントン
1149
26.5
1354
31.2
725
16.7
1124
25.6
4432
クレンペラー
1229
27.7
1148
26.2
830
18.9
1213
27.1
4500
ショルティ
1158
26.4
1407
31.1
806
17.9
1109
24.6
4520
佐渡
1229
26.9
1334
29.2
814
17.7
1211
26.2
4628
ジュリーニ(92
1010
21.7
1529
33.0
821
17.8
1254
27.5
4654
バーンスタイン
   (86
1229
24.9
1822
36.7
705
14.1
1210
24.3
4854