2019年12月19日木曜日

Zemlinsky "Die Seejungfrau" Dausgaard/Danish NRSO

今日からフィギュアスケートの全日本選手権ということで妻は週末いっぱい帰ってこない。娘と二人留守番の七味。まあ、妻が趣味に没頭してくれてるおかげで七味も趣味に対する出費を主張できて良い、というところもある。

ホスピタルグレードのコンセント、交換してすぐに馴染んだようで、違和感もなくここまできている。
世間はすっかりクリスマスムード。そりゃそうだ。来週はもうクリスマスだもんね。ロマンチック~、ってな歳でも無し。浮かれることはなく、もうすっかり普段通りの生活を送るだけでやんす。
七味のイブの予定は歯科受診。トホホ・・・

クリスマスの時期のクラシック音楽といえば、もうこれはチャイコのくるみ割り人形なんだけど、この時期に聴きたくなる音楽。それはツェムリンスキーの”人魚姫”。
題材はデンマークの童話作家アンデルセンのそれ。別に冬のお話というわけではないのだろうけども七味的には冬のイメージ。
物語は嵐に遭い難破した船から投げ出された王子を人魚姫が助けるところから始まる。嵐で荒れた海、というのがちょうど今の時期の日本海の荒波のイメージと重なる。
このツェムリンスキーの”人魚姫”、シャイー盤を愛聴していて決定盤といっても良いのだが、先日覗いたネットの中古CDショップにシャンドスのダウスゴー/デンマーク国立放送響盤を見つけて思わずポチってしまった。
ツェムリンスキーはオーストリアの作曲家で、シェーンベルクの先生筋にあたる人だが、なかなかに複雑な生い立ちもさることながら、晩年はアメリカに亡命したものの病気がちで、同じくアメリカに亡命したシェーンベルクとは対照的にほぼ無名のまま亡くなってしまった。生涯、今でいうところの陰キャだった?。

ということでこのシャンドス録音、原作の方で本場モノということになる。録音はいつものシャンドス。
ややハイ上がりの録音。このちょっとクセのある録音が我が家のシステムと少々相性が悪いと感じる。なんだか高域の、特に弦楽器に潤いがない。
とはいえ、指揮者、オケの力量ともに十分でこの曲の魅力は余すところなく伝わって来る。

さて、人魚姫。当地上越にも人魚伝説がある。人魚の物語は悲劇的であることが多い。海の泡のような儚さが人々を引き付けるのであろうか?悲しいことだけれども・・・。
七味もその一人ではある。

CHANDOS Chan 9601


4 件のコメント:

  1. おはようございます。
    今朝ラジオでくるみ割り人形をやっていました。
    楽しそうな音楽なので調べています。

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  2. 雪だるまさん
    こんばんは。寒いですね。こんな時は音楽を聴いてほっこりするのが一番ですね。
    くるみ割り人形はなんとも楽しい音楽です。是非!

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  3. 幸せの黒い猫2019年12月21日 8:45

    ウチの嫁さんは全くの無趣味で
    自分とは真反対で
    趣味も無くて何が楽しいのだろう?と
    つい思ってしまいます。
    クルミ割り人形は自分もこの時期は
    聴きたくなりますね。
    それが過ぎると第九。
    いよいよ年の瀬ですね。

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  4. 幸せの黒い猫さん
    おはようございます。以前はジャニーズに熱を上げていましたが、今はフィギュアスケートに。今回もSNSつながりの友達と行っているんじゃないかと。知らんけど。たまに使用曲で二人で盛り上がります。
    ただ、ハイシーズンになると入れ込み過ぎてフィギュア優先の生活行動になってしまうのが玉に瑕ですね。まあ、楽しそうでいいのですが。

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