2019年12月28日土曜日

久しぶりにEQで補正してみた

前回、EQによる測定をしたのは随分と前のこと。EQのメモリ―に残っているデータの日付は18年の1月1日。今年の2月に修理に出していたアンプが戻ってからもEQ測定をしていなかったことになる。今回はおよそ2年振りの測定・補正ということになる。
結構、この測定が面倒。頻回にヤルもんではないもんだから方法がすぐには思い出せずわからない。いろいろと操作しながらということになってしまい疲労感うなぎ登り。
本来であれば七味はこのあと、EQがフラットに補正してくれたカーヴを元に、好みのEQカーヴを作っていくのだが、これも結構な骨折れ仕事。
よって、今回は左右それぞれのチャンネルをEQがフラットになるように測定・補正してくれたデータを現行のEQカーヴに反映させてみることにした。

同じ周波数の音でも左右SP(音源)からの距離が異なれば結果耳に届く音量に差が生じるし、部屋の特性によって耳に届く左右の音量が逆転することもある。そうすると定位が悪くなって音像がフラフラしてちょっとした違和感となることがある。
という事で、左右のチャンネルを別々に測定・補正することで音の定位が改善されるのですが、これが七味がEQを使う目的の一つ。これをやるとステレオ録音ばかりでなく、モノラル録音なんかがビシッとセンターに定位して随分と聴きやすくなりますね。もう一つは定在波や不要な共振の除去という事になりまする。

結果はというと、上々です。コンセントを変えて随分と聴きやすくなってはいましたが、一部のディスクでは聴いていて何だか面白くない。まあ、全てのディスクが楽しく聴けるわけではないのは重々承知の上ですが、このCDってこんなんやったっけ?というディスクの違和感が減りました。もう少し微調整の必要はありそうですが、かなり手間が省けました。
これでさらにお正月休みの楽しみが増えました。

測定・補正の結果を画像で上げておきます。もう一つ、パラメトリックEQという機能も使い、こちらで中音域を中心に絞っています。

前回、18年1月1日の測定・補正結果

今回の測定・補正結果
80Hz・315Hz・1250Hz・10kHzなどで左右逆転がみられる結果に

前回の結果を基にした現行EQカーヴ
 
現行のカーヴに今回の測定・補正結果を反映させた新しいカーヴ
フラットにするような補正では80Hzがかなり持ち上がってしまう(=ディップ)が
ここはあまり持ち上げない方が良好な結果に。




2 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2019年12月29日 8:21

    元日に測定とはなかなかですね。
    2018年の元日は気力が乗ってたのでしょうね。
    確かに使わない機能は
    数年すると忘れてる事があります。
    思い出すのも脳トレですね。

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  2. 幸せの黒い猫さん おはようございます。
    前回、何故元日に測定したのか?謎です。まあ、時間があったのでしょう。
    測定・補正、カーヴ作成で定位がよくなり、随分と重心の下がった音となりました。

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