2014年5月25日日曜日

Maazel/VPO GM 6

今日は町内の下水道清掃。下水道といっても道路脇の側溝の掃除なのだが、これが大変である。ヘドロの臭いがすごい。あと何といっても側溝のフタが重い。これを機械を使って二人掛かりで持ち上げ、側溝のヘドロをさらったあと蓋をもとに戻す。町内挙げての大行事だ。腰に不安のある自分としては楽させて欲しいのだが、町内でもどちらかというと若いほうなので頑張らねば。ちょっと腰が危ない場面はあったが無事終了。しかし年々住民の年齢が上がり、この作業、かなりきつくなっている。

アンプはいつもお願いしている所に連絡して今週、取りに来て頂くことになっている。修理内容におかしいところがあればメーカーに言ってくれる、とても良心的なお店。もう何回目だろう。機器の入れ替えはここ十年ほどしていない。修理ばかりでとても心苦しいのだが、お願いできるところも少ないのでいたしかたない。きっといつか・・・ね。

最近はパワーアンプの調子が良くないこともあり、あまり身を入れて音楽を聴いていない。そんな訳で調整も一時お預け状態になっている。音楽を聴く前に左右のバランスをとって聴くようにしているが右チャンネルの出力低下は日によって差があるようだ。

そんな中、最近はマーラーの6番をあれこれと引っ張り出しては聴いている。スピーカーのセッティングも変わり、聴こえる音もずいぶんと変わった。好きなのはインバルのデンオン盤だが、これは他と比べて録音レベルが低いと思う。インバルのデンオン盤のなかでこれだけベストマスターズ盤なのだが、どうにも音楽の生命力といったものが無くなってしまっている。SONYのマゼール盤はいうなれば次点だが、このロマン性に溢れた曲をとても冷めた眼で見つめつつ、テンポをあまり動かさずに振幅を大きくとった演奏。VPOもそれに上手く乗っかって(乗せて?)いる。特に3、4楽章のアンサンブルは見事だ.。このあとバーンスタインやブーレーズ、アバドなどとも録音しているが、自分にはマゼールとの録音がしっくりくる。7番のとき、マゼールの演奏にはクレンペラーへのオマージュというか傾倒があるといったことを記した。6番をクレンペラーは録音(演奏も?)しなかった。しかしこの曲の運びはなんとなくクレンペラーを思い起こさせる演奏に思えてならない。自分にはマゼールの向こうにクレンペラーがうっすらと透けて見えているのだがいかがだろう。

自分の持っているのは全集だが、分売盤の画像を。

              ロリン・マゼール「 マーラー:交響曲第6番「悲劇的」」

2014年5月18日日曜日

B.Waiter Conducts WAM

右側チャンネルの出力低下から3日。気づいたその日以降、症状は出ていない。一過性だったのか。以前いとこ君も左チャンネルが大きいと言っていた。前にも書いたとおり、左が大きいのではなく、右が低下し相対的に左が大きく聴こえていたのだろう。そうするといつ頃から症状が出ていたのだろう?今は全く問題なく音が出ているがまた再発するのだろうか?ちょっと不安。突然音がでなくなったりする方が故障としては良い、というのも変だけれども分かりやすく、対処のしやすい。段々と症状が出てくる状況ではなかなか気づくことができない。症状がでたり出なかったりというのもなんだか陰険な感じがして心が落ち着かない。

先日、kazuさんの知り合いのkawaさん宅にお邪魔して以来、スピーカーの位置も含め調整をしてきた。スピーカー間の幅を広げたりテレビを撤去したりして、一応満足する音となったと思う。EQのカーヴも変えてみた。今回リスニングポイントをグッと後ろに下げたところ懸案の奥行き感が増した。このまま様子を見ようと思う。

ワルターのモーツァルト。定番中の定番。説明不要。このようなロマンティックなモーツァルトは古いという意見もあるけれど、やはり永遠の名盤。隅々まで神経の行き届いた演奏でありながら自然体。父の持っていたLPにワルターの田園があったので音楽を聴き始めた頃はよく聴いたものだ。当時はマーラーがブームだったのでお年玉で巨人を買ったのも遠い昔の話になってしまった。

            

2014年5月14日水曜日

オーディオの不調

いやぁ~、今日は暑かったですな。エアコンを少しつけています。
先日の訪問以来、セッティングをいろいろと試している。

ふと左右の音量に差があることに気づいた。右チャンネルの音量が小さいようだ。左チャンネルの方が大きいのだが、故障していて音量が大きくなるとは考えにくいので右チャンネルの音量が下がっているのだと思う。
試しにステレオ音源をプリでモノラルにして聴いてみると音像が左に偏っている。応急処置としてはプリで左右のバランスを変える方法、パワーアンプの左チャンネルのボリュームを若干絞る方法の2つがある。これもモノラル信号を再生してセンターに音像が結べばおよそのバランスはとれていることになる。とりあえず聴くぶんには支障はなくなった。

さて原因だけれども、たぶんパワーアンプだろう。音源の上流から配線の左右入れ替えなどをして確かめる気力が今日はない。これは明日にしよう。
しかし一度故障してしまうと、その機器に対しての信頼感が一気に冷めてしまう。また故障するのではないか?という不安。いやだなあ、それ。

我がMC2255はすでに30年選手。相当にガタがきている。ブルーメーターも今は機嫌の良い時しか振れない。何度か修理に出しているけれど完治しない。正直、騙し騙し使っている。新しいアンプも考えないではないけれど、音は満足しているので、きっとこのまま使い続けることになるだろうなあ。夏のボーナスをみて修理も検討したい。

2014年5月11日日曜日

The Long Good-bye




先日、Kazuさんの知人宅にお邪魔させていただいた。その方はアナログとハイレゾで音楽を楽しんでいらっしゃる。それをセパレートの真空管アンプからトールボーイ・スピーカーに繋いでいる。どちらの音もとても品位の高い音だった。
真空管アンプは初体験。想像していたのはノイジーで何だか古い感じの音。でも出てきた音は全くもって現代的なサウンド。いいなあと思うも、発熱を考えるとちょっと腰が引けてしまう。
アナログシステムは往年のマイクロ精機。全くもって脱帽。重量のあるターンテーブルのなめらかな回転から紡ぎだされる音はとても静かな音だった。我が家ではこうはいかない。ベルトドライブのそれは、一日中でも見ていたかった。きっと全然飽きないだろうと思う。

今日は午後からオーディオシステムの調整。内側に振っていたスピーカーの角度を浅くし、左右の間隔も広げてみた。それに伴い、EQのカーヴも中~高音域を思い切って絞ってみた。結果はまだ何とも言えないけれどイイ感じか。リスニングポイントも少し下げるべきか検討中。あとテレビ。これもそのうちにどかそう。

さて、今NHKでチャンドラーのザ・ロンググッドバイを元にしたドラマをやっている。話の舞台は終戦まもない日本。設定を日本に移すと途端にスケールが小っちゃくなってしまうものだが、あんまり違和感がない。それもそのはずでチャンドラーの小説は昔読んだきりでその本もどこかに行ってしまった。読んだこともこのドラマを見るまでは忘れていたくらいなのでどんな話かも覚えていない。
文庫本を買って、今読んでいる最中だ。村上春樹の訳。まだまだ序盤なのでなんとも言えない。まだ話がよく見えてこない。ハルキストには申し訳ないけれど、村上春樹の文体は少々苦手。自分にとっては何だか粘着質系。すいません。あまり読んでいないもので。

               ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)


2014年5月6日火曜日

Matthäus-Passion O.Klemperer

4連休も終わり。4日とも良い天気だったけれども基本、家に引きこもり音楽を聴きながらの読書と撮り溜めておいた海外ドラマやクラシック関係のドキュメンタリーなどの視聴に費やした。

この連休、自分の住んでいる上越市の海岸で子供3人を含む5人が水死するという痛ましい事故が起こった。目を離した一瞬の隙に波にさらわれてしまったようだ。亡くなった皆さんのご冥福を祈るとともに、残されたご家族に哀悼の意を捧げたい。

そんなこともあり、この連休、宗教曲ばかりを聴いていた。
なかでもマタイ受難曲。手ごわい相手だ。何度かチャレンジしたが聴きとおせた試しがない。今回、ようやく聴き通すことができた。
自分の持っているのはクレンペラー盤。名盤リヒター盤や最近の録音のもののほうが聴きやすいよいようだが、クレンペラーファンとしては聞かざるを得まい。しかしキャストの豪華なことといったら!録音の水準も当時としては良い方だろう。輸入盤ゆえに歌詞が良く判らない。けれども敬虔さはひしひしと伝わってくる演奏だ。
ネットを見ていたら歌詞の対訳が見つかった。音楽の森というサイト。国井健宏さんという神父さんの訳。今度はこれを読みながら聴いてみよう。

             バッハ:マタイ受難曲

2014年5月3日土曜日

Hans Schmidt-Isserstedt LVB7,9

先週金曜日は内科の定期受診日だった。診察の際、右わき腹の痛みについてお話ししたら主治医は整形外科で一度見てもらうようにと仰って下さった。先般撮ったCTも放射線科の専門医によれば憩室炎の疑いもあるようだった。連休明けには受診しよう。

わき腹の痛みは相変わらず続いている。特にリスニングチェアに座っていると痛みが増強する。クッションもいろいろと試したがあまり効果はない様子。折角チェアを新調したのに恨めしい限りだ。

先週よく利用しているLP通販のリストにイッセルシュテットのベートーヴェンの7番と9番があった。価格もお手頃だったので早速注文。これでイッセルシュテットのベートーヴェンがLPで4,5,6,7,8,9が揃った。7番と9番は海外のセカンド(サード)リリース盤であとは国内盤。オリジナルは音が良いのだろうなあと思いつつも価格が高くて手が出せない、こともないのだけれども価格対音質(満足度と言い換えても良いか)が私には見合わないので買っていない。
まだよくは聴いていないのだがとても良い演奏だと思う。指揮者の自己主張が適度に抑えられていてVPOのふっくらとよく歌う感じが出ている。奇数番は物足りないと思う人もいると思うがこんな演奏もアリだな。さすが名曲は懐が深い。VPOはこのほかにベーム、バーンスタインなどと全集を完成させた他、モントゥーとも数曲を残している。VPOのベートーヴェンを聴くならばこれがベストチョイスと思う。録音も良い。

明日はイトコのKがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ! 楽しみだ。

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