2017年1月29日日曜日

フェライトコア クランプとPEQの効果について

先々週の副鼻腔炎は良くなったり悪くなったりで、もうしばらくの通院と服薬が必要。時折、後頭部というか眼の奥が重痛いのには閉口する。

フェライトコアを家中の家電製品に取り付けられるだけ取り付けてみた。先行してリスニングルームのテレビ(LEDアクオス)、PC、LEDライトに取り付けただけでも、効果は抜群であったが、およそ15個を追加で装着すると一段とフロアーノイズのレベルが下がり、聴きやすい音調に変化した。
一聴、音楽の勢いというべきものが後退し、モッサリとした音にも思えて、こりゃ失敗かとも思った。それでも暫く聴くうちに、やはりこれは正しい方向への変化のように思えてきた。そこで、プリとパワーアンプのボリュームのバランスを少し変えることに。
これまではパワーアンプのボリュームをMAXからちょうど1/2にして、プリアンプのボリュームをメインにして12時くらいで聴いていた。それを、パワーアンプを3/4~3/5くらいのところまで上げて、プリアンプのボリュームを11~10時半にしてみた。
パワーアンプのボリュームはプリアンプのそれに比べると大雑把な性格の音で勢いがある。これで少し音楽に元気が出たかな。
オーディオ本体への取り付けは取り寄せたフェライトコアが足りなくなったので、今回は見送り。
先ほど、フロアーノイズが下がる、と書いたけれども、聴いた感じは音楽が一層浮かび上がるという方が正しいかも。これまでノイズに埋もれていた音が聴き分けられるようになったということ、と解釈している。

もう一つ。合わせて行ったEQカーヴの調整の効果も大きい。パラメトリックEQ機能を使って、耳障りな周波数をピンポイントで叩いてみた。
耳障りな周波数を見つける方法として七味はステレオ誌2011年1月号付録のオーディオチェックCDに収録されているスイープ信号音を使っている。スイープ音を鳴らしながらDEQ2496のスペアナをチェック。これで部屋が共振・共鳴している周波数を見つけてPEQで叩く。PEQは最小で1/10オクターブで調整できるので文字通りピンポイント。余分な周波数を削ってしまうことがない。
これまでもスイープ信号での調整は繰り返しトライしてきた。ただ、周波数を特定するのにスイープ信号を戻したり送ったりするのだが、エソテリックのCDPは再生しながらサーチする際、音を飛び飛びにサーチするので問題となる周波数の特定がしにくい。
そこにいくとCDP-777ESJのサーチ機能は音が飛ばないので周波数の特定が格段にしやすい。
777ESJは、エソテリックSA-10と比べて他にもディスプレイの視認性が良いし、ディスクの読み取りも早い。なによりもトレイの作動音がとても静か。このころのCDPは使い勝手が実に良い。ホントはインデックス再生も可能なのだがリモコンがないのでコレは使えないけれど。

それで、出音はというとコレがとっても心地よき音で、今のところは大満足の極上々吉。特にこれまで気になっていた2.5kHz.の膨らんだ音が見事に気にならなくなって、音楽を聴いていて耳が痛くならなくなった。
あとは、オーディオ専用の電源を引き込む工事。今のところは情報収集の段階。こうしたプランを練る過程もオーディオの楽しいところではある。

現在のGEQカーヴ

PEQのカーヴ 
140Hz付近と2.5kHz付近のピークを叩いている
定在波の重なりがあるのだろうと思われる。







2017年1月28日土曜日

NFLはSBへ

いよいよ、NFLも残すはスーパーボウルのみ。
AFCはニューイングランド・ペイトリオッツ、NFCはアトランタ・ファルコンズがSB進出を果たした。
開幕当初、七味はNFCはカージナルス、AFCがスティーラーズと予想したが、カージナルスはレギュラーシーズン中盤で失速。プレーオフにも進めなかった。スティーラーズはカンファレンスチャンピオンシップに進んだものの、ペイトリオッツに軽~く捻られてしまった。ペイトリオッツ強し。盤石。
ファルコンズは18年振りのSB進出。
ファルコンズは安定したオフェンスを武器にレギュラーシーズンを戦ったが、プレーオフはその攻撃に加えて、ディフェンスが炸裂。こちらもシーホークス、パッカーズを軽く一捻り。ここ数年、レギュラーシーズン後半に主力選手に故障者が続出するなど自慢のオフェンス陣が機能しないことが多かったが、このシーズンはここまで駒は揃っている印象。納得のSB進出。

SB優勝の予想は、やはりペイトリオッツかな。なんといっても攻守とも隙がない。その隙のなさに窮屈さを感じもする。安定感のあるゲーム運びは七味にはちょっとツマラナイ気もする。
そろそろペイトリオッツを破ってくれるようなチームが現れて欲しいものだが、それは難しいのか。ファルコンズのハイパー・オフェンスに期待か。それともペイトリオッツの守備陣が抑え込むのか。
SBは2月6日午前8時からNHKBS1で生中継される。今年は録画して夜に楽しむ予定。

2017年1月26日木曜日

母、退院す

おかげさまで本日1月26日、母が無事に退院し、グループホームに戻りました。
何はともあれ良かった。一安心。市内の総合病院での緊急手術が1月の5日だったから、ちょうど3週間の入院期間であった。
およそ一か月前の昨年末、暮れも押し迫った29日の夜中にホームからの呼び出しの電話には肝を冷やした。急いで駆けつけると、脈拍弱く、血圧も測れない状態。呼吸も浅く、尋常ではない様子。往診頂いた先生からは、治療をしてもよいが、あまりお勧めはしないと言われた。
あの時は正直最悪の状況を覚悟した。もうダメかもしれないと。
それが手術を経て、見事に持ち直した。術後の経過も良好で、ご飯も上手に食べられた。感染症も起こさなかったことで早期に退院することが出来た。
まあ、一番は何と言っても、生きたいという母の強い意志がそうさせたのだろう。


2017年1月21日土曜日

777ESJの導入とオーディオの近況 

最近のオーディオシステムの変更点は3つ。
一つは、777ESJの導入とケーブルの変更。二つめはEQカーヴの変更。三つめはフェライトコアの取り付け。

777ESJはその後もキズの多い一部のディスクでは相変わらず音飛びしてしまうものの、概ね順調に動いている。と思ったら、一時、読み込みしなくなった(割とすぐに直った)。
まあ、25年も前の製品。メーカーでのメンテナンスも終了している物件だけに致し方なかろう、と半ば諦めの境地。
さて、777ESJをシステムに組み込むにあたって、ケーブルを変えた。ほとんど全くと言っていいほどケーブルに関心なくここまで来たこともあって、777ESJに繋ぐケーブルがなかった。機器の設置の都合から、DEQからパワーアンプに出すケーブルの長さが足りなかった。そこで、うな君のトランスペアレントのRCAケーブルをベリンガーDEQ2496とMC2255の間に入れて、それまで使っていたオルトフォンを777ESJとC36の間に入れることにした。
結果は上々吉。
以前、トランスペアレントを入れたときは写実的な細かい描写、という点は魅力ではあったが何だか音楽の勢いがなくなるというか、こじんまりとしていて、しかも少々小賢しい感じで我が家にはちょっと合わないなぁと思っていた。
そこで2つ目の変更が効いた。EQカーヴが決まらず、遊び半分で作った攻めたカーヴ、これが思った以上にマッチした。あわせて、2500HzあたりのピークをパラメトリックEQで叩いたことで気になっていたトランスペアレントの小賢しさが気にならなくなった。
さらに3つ目、フェライトコア。
いつもブログを読ませていただいている、幸せの黒い猫さんの記事と、moleさんに触発されてのこと。それまでフェライトコアなんて全く知らんかった。
これはオーディオ機器にではなく、取り敢えずリスニングルームのLEDライト、PC、TVの電源ケーブルに取り付けた。このあと、冷蔵庫にもつけるつもり。
効果はというと、やっぱりあった!。音に艶が一段と乗り立体感がでた。よく弱音部や音の無いところでは一層、静かになってというハナシを目にするが、我が家ではそれほどでもなく、音そのものに艶感と立体感が増した印象が強い。まあ、それもノイズが減ったお陰なのだろう。
オーディオ機器に取り付ければ、静粛性が増すのかもしれないが、音楽の勢いが無くなってしまうとも聞いているし、うな君によればオーディオ機器そのものにはNGらしいので家電に留めておくことにしよう。
そういえば、気になっていたヒリヒリ・シリシリといった感じのノイズも気にならなくなった。
とはいっても、ファンヒーターがゴウゴウと鳴っているなかでの感想なのであんまりアテにはならない。

ちょっと、いろいろとやりすぎ、ありすぎて何が理由でこうなったのか分かりにくいのだけれども、以前よりはチョットだけ音が良くなったのは間違いがなさそう。

この後は、コンセント周りとフェライトコアをも少し家中の家電機器に取り付けてのノイズ対策を進めていく予定。

2017年1月13日金曜日

副鼻腔炎と音の聴こえかた の話

大寒波である。
今日、一日降ったり止んだりしながらも、結構な積雪となった。まあ、これまで降らなかったのがおかしなわけで、これが新潟の冬と言ってしまえばそれまでなんだけど。
通勤時にも、結構スリップして路肩や中央分離帯に突っ込んでしまったクルマを何台か見かけた。
あの状況、幸いにもなったことはないがまことに気の毒に思う。
雪が積もると、積もった雪が良い遮音効果と防音効果、それに制振の効果を発揮するらしく、音が良くなる。これだけは有り難いことだ。

母は今日から食事が摂れることになったので食事の時間に合わせて見舞ってきた。まだ言語聴覚士さんによる摂食嚥下訓練を兼ねた食事だけれども母は食欲旺盛。顔を突き出して催促する始末。ちょっと恥ずかしい。食い意地が張っている。
でも、食べられるようになってホント良かった。発語もモニャモニャあって、機嫌も良さげだった。

母の見舞いのあと、七味は耳鼻科へ。
昨年暮れから左目の奥がずーんと痛かったのだが、年末年始と母のバタバタで長らく受診がかなわなかった。この荒天で気圧が下がったせいか、咽喉のいがらっぽさや飲み込んだ時の痛みも出て、今度は右目の奥や後頭部にも重たい痛みが出るようになった。
X線撮影と鼻腔ファイバーをしてもらい、診断は急性副鼻腔炎。いわゆる蓄膿症ってやつ。
で、膿や鼻水を出やすくする(排出する)薬と痛み止め、それに抗生剤を処方してもらった。薬を飲むと痛みは随分と和らいだ。鼻の通りも良くなった感じ。

ここでようやく本題。
音を聴く場合、耳(鼓膜から耳小骨)だけで聴いているわけではなく、骨からの伝導(骨伝導、主に頭蓋骨)でも音を感じ取っている。
副鼻腔は主に鼻腔(いわゆる鼻の穴)と眼窩の間にあって、所説あるが、その機能の一つに音声の共鳴に関わっているとも言われてる。要は骨を伝わってきた音を増幅する働きがある。
そうすると、炎症などで膿が溜まると共鳴機能が損なわれることになる。
実際、鼻が通るようになって中音域~高音域の量感が明らかに増した。特に人声が良く響いて聴こえるようだ。
副鼻腔炎になったら速やかに耳鼻科を受診することをお勧めする。

信じるか信じないかはアナタ次第、です。


2017年1月12日木曜日

来来! SONY CDP-777ESJ

以前のブログ(ここ)でCDPが欲しい、と書いた。
昔使っていたソニーのCDPを今のシステムに組み込んだらどうなるか?興味深々・・・。という内容。
昨年の暮れ、田中君(仮)が、CDプレーヤーが不調ですっかり使っていないので要らんかねと言ってくれたので、遠慮なく頂いた。こちらはそれ相応のものを支払おうと思っていたが、動かん機械やしタダで構わんと。お正月にそっちに行くついでに持ってってやるから、まあ、ガソリン代くらい出してくれればOK、有り難いなんてね。なんとまあ太っ腹なこと。ちょっと申し訳ないなあと思い、輸入ウイスキー1本ぐらいの額をお礼に差し出すことに。

確かに、動かない。トレイはスムーズに動くものの、ディスクを読み込まない。カサカサと音を立てるだけ。仕舞いにはディスクを飲み込んだままトレイも開かなくなった。
お正月は母のこともあったので、そのまま放置していた。で、一昨日くらいに電源を入れてみると、読み込んだ(驚)。少しトレイを揺すってやるとトレイも開く。そこで、アンプに繋いだところ、読み込まない(凹)。まあ、機械には全く疎い七味。成り行き任せ。電源を入れたまましばらく置いておくと読み込んだ(驚×2)。ただ、まだトレイがすんなりと開かないことあるなど、動作は不安定。キズの多いディスクも音飛びする。やっぱりピックアップがヘタってる?
外観は汚れている。大きな瑕疵は一つだけ。天板のネジが無いくらい。目立つキズはナシ。あと、リモコンもダメ。まあ、鳴ってくれれば良し。
田中君によると、中越沖地震以降全く動かしていないらしいので、ちょっと動かしてあげるとイイのかもしれん。なんかこのまま動作が安定してくるんじゃないかと希望的観測をもっている。

どうなることやら・・・楽しみではある。

さて、母も昨日からリハビリと食事が始まった。お腹も動きが出てきて、結構な量のウンチがでた。今日はリハビリの先生に腹が減ったと訴えたらしい。食い意地の張っている婆さんである。
近々、抜糸の予定。そうするとお風呂にも入れてもらえそうだ。良かった、母!

とりあえずこんな感じで置いてみた
アップは汚れが目立つのでご容赦を




2017年1月9日月曜日

没頭してますEQの調整  プレートル 逝く

母の手術、入院とせわしないことこの上ない3連休ではあったが、空いている時間を見つけて音楽を聴いたり、EQの調整を繰り返していた。
全く、何をやっているのかとお思いかもしれない。正直、自分でもそう思わないでもない。ただ家にいても特にすることがなく、手持ち無沙汰であることは否めないんです。もちろん見舞いには毎日行っている。場合によっては昼と夕方の2回も。でも病室に居ても特にすること、できることは何もない。
勿論、心配は心配。不安ではある。そんな気持ちを紛らわせるのにEQの調整はうってつけなんである。何かに没頭していたい。ある種、自己防衛なのだろう。現実逃避とも言うかー。

そのEQであるが、概ね良い感じに調整できてきたのだが、そうすると段々と欲が出てきて、もっと良いカーヴにならないものかとイジリ過ぎてしまう。で、結局ワケが分からなくなってドツボに嵌る、といういつものパターンに。
こうなったら最後、このまま足掻いて粘ってそれなりの落としどころを見つけるか、それとも一度チャラ(フラットの状態を測定すること)にしてしまうかのどちらか。で、チャラの方を選択。とはいっても今はまだまだそんな(測定する)気分にならないので、このまま遊んじゃえ、とばかりに攻めたカーヴを作ったりして遊ぶことに決めた。意外と瓢箪から駒的にナイスなカーヴが見つかるかも?

フランスの指揮者、ジョルジュ・プレートルが亡くなった。92歳という。2008年と2010年にWPh.のニューイヤーコンサートの指揮台に上がった辺りからすっかり巨匠指揮者の仲間入りを果たした感じか。フランスの指揮者ではあるが、出身がフランス北部というか、ほとんどベルギーとの国境に近いことも関係あるのかないのか音楽はフランス的洒脱というよりは明確・明朗、現実的という印象。

ということで、80歳を記念したディスクを。80歳だけれどもEMI音源なので、主に壮年期の録音が中心。

EMI 5 86114 2 




2017年1月7日土曜日

老眼鏡と母

一昨年の秋に職場で使う用に眼鏡を作った。
家では、100均のものやもう少ししっかりとしたもの(1000~3000円くらい)を使っていたがやはり目の疲れからくる肩こりや頭痛、来ない頭痛や肩こりなども酷くなったりした。
そこで、眼鏡屋が新春初売りで3900円で眼鏡を作ります、というので作ってもらった。
老眼だけでなく、乱視も入っているということは昨年眼鏡を作った時に言われていた。で、その辺もしっかり調整してもらってレンズを作ってもらったら、コレが非常に塩梅が良い。眼の奥のコリが随分と軽くなった。
こんなことなら、もっと早く作ってもらえばよかった。
まあ、フレームのデザインは今一つではあるが、良しとしよう。

本日も母を見舞ってきた。
ちょっと目が離せないような患者の場合、ナースステーションのすぐ近くの部屋となることが多い。
母も集中治療室から一般病棟に上がった時はナースステーションの傍らの部屋であったが、今日行ったらちょっと離れた4人部屋に。点滴はしているが、酸素マスクとフォーレ(オシッコの管とバッグ)も取れていた。これは良い兆候。相変わらず眼は開かないが、呼びかけに応答も出てくるようになったし、看護師さんがしてくださる口腔ケアにも口を開け、協力するなど反応が出てきた。
この調子ならご飯も食べられそうだが、どうなるか。
怖いのは、感染症。このまま何も起きぬように、と願うばかりだ。

バタバタのヘトヘト

母は結局、一昨日に緊急手術ののち、入院となった。
主治医によれば手術は腸の切除には至らず、比較的軽い内容で済んだ、とのこと。
経過良好ということで、昨日のうちに集中治療室から一般病棟に移った。
昨日も見舞ったが、今だにウトウトしている状態。手術前、上手くいけば2、3日後には口から食べることも可能ですと説明があったが、ウトウトしているようでは経口摂取は難しそう。身体が硬くならないようにリハビリテーションをしますとも言っていたが、連休に入ってしまったのでこれも連休明けからとなりそう。
救急病院なので、そう長期の入院は叶わないだろうし、このままご飯が食べれない状況が続くと厳しいことになる。まあ、覚悟はできているのだが、病院で最期を迎えさせたくないなあというのが正直なところ。
後は、母の頑張り(80歳にならんとする母にはこれも酷な話ではあるのだが)に期待するしかない。

自分はというと、年末の仕事納めを休み、そのまま年末年始を迎え、4日の仕事始めの日以降も連日の途中早退。すっかり職場には迷惑かけまくってしまっている。

寝ていても、いつ連絡があるかもしれず、熟睡というわけにもいかず。ほんの少しの時間聴くバッハが何よりも心の慰めだ。でも肩から頸にかけてのバキバキ感がハンパない。そんな中、昨日、九州の姉が来た。約2年振りに会う姉はホント頼もしい味方の到来、ではある。

2017年1月2日月曜日

Zukerman & Neikrug 愛の挨拶 

年末年始の休みは31日から3日まで。大晦日、元日と慌ただしく過ぎてしまった感じで、今日を入れても、あと2日しか休みがないと思うとがっかり。

さて、今日も母のグループホームに顔を出し、そのあとはブックオフへ。確かセール中だったと思い、行ってみると、本だけでなくCD・DVDも20%オフだった。CDは目ぼしいものはあまりなくて、ガッカリだったが、ズーカーマンとナイクルグのアンコール集の国内初出CD盤があったので迷わず購入。
ズーカーマンのあんまりナヨナヨしない、一本筋の通った太い美音が好きで、少しづつ見つけては集めている。最近はバイオリニストよりは指揮者として名前を聞くことも多いかも。確かヴィオラ奏者としても活動していたっけ。

この盤ではないが、セント・ポール室内管とのベートーヴェンのロマンスのCDがよく、行きつけのオーディオショップのデモで掛かっていた。
CDプレーヤーの購入を考えていた当時学生だった七味に店員さんが、持っているCDプレーヤーとの聴き比べにとこのCDを貸してくれた。今考えても、親切だったなぁ。
冬休みの誰もいなくなったアパートで、お借りしたCDをバイトから帰った夜中に繰り返し聴いたのは懐かしい思い出。
そんな訳でズーカーマンのバイオリンは強い刷り込みもあって、好きなのだろう。
84年の録音。フィリップス。あの頃、フィリップスの音はシルキーで自然な感じが他のレーベルの音に比べても一段高級な感じがしたものだ。今聴くとちょっとデジタル臭くないわけではないが、それでも立派に思える。

今日、イトコのうな君が遊びに来た。システムの調整不足などもあってちょっと慌ただしい感じで申し訳なかったス。今度来た時にはもう少しマシな音をお聴かせできるようにしておきます。

Philips 416 158-2

Philips 416 158-2

2017年1月1日日曜日

明けましておめでとうございます  年越しは天路歴程で

明けましておめでとうございます

今年の年越しはRVWのThe Pilgrim's Progress「天路歴程」で年またぎ。もちろん深夜なので、ボリュームは絞ってね。それにしても大晦日のテレビはツマンナイ。
EMIのホーム・オペラ・シリーズの1枚。ボールトの指揮LPO、その他の演奏。

思わしくなかった母の容体が落ち着いたこともあって、この大晦日は平穏に過ごすことができた。
で、今日も様子を見に行ってきた。
今日は少し水分や栄養流動食をわずかながら口から食べてくれたそう。この3日ほど何も口にしていないこともあって、このあとも以前のように食べられるようになるのかどうか。まだまだ油断は出来ない。熱がまた上がってきたのも心配。何からくる熱だろうか。

The Pilgrim's Progress。日本語では「天路歴程(てんろれきてい)」、もう少しくだけた言い方では「巡礼者の前進」。「天路歴程」は中国で出版された際の書名そのままになっているため。17世紀、イギリスのバニヤンによって書かれた寓話物語を基にした音楽劇。
元の物語を読んだことがないので、正直、この劇の内容や演奏をどうこう言えるほどには分からない。難解といえば難解、平明といえば平明。いずれにせよRVWテイスト満載の曲で、音楽に身を浸しているだけで心地よい。聴き進むうちに幸せな気持ちが満ちてくるといいましょうか、何だか気力が湧いてくるといいましょうか、だんだんと心が平穏、平らかになってくる。そんな音楽。

ということで、ちょっと波乱含みですが今年もスタートです。よろしくお願いします。

同じ記事を誤って公開してしまい、差し替えました。失礼しました。

EMI 7 29126 2