2016年8月31日水曜日

開かない

「開かない。玄関の扉、開かないんだけど」と娘から連絡があった。あと10分くらいで着くから待ってろと伝えて帰路を急いだ。我が家に到着して玄関扉の鍵穴にキーを差し込み回すもやっぱり開かず。困った。こうなったら仕方ない。もう二度と使うまい、と心に決めていたあの技を試すしかない。家の裏に回ってサッシを○○する。すんなり開いたサッシから家の中に入る―
別に昔何かヤバい事をやっていたわけではなくて・・・。独身時代に住んでいた家も玄関の鍵がバカになっていて、仕方なくサッシを揺すってロックを外して入ったことがある、だけですから。今のサッシの鍵はしっかりしていますから開かないのかもしれないが、昔の古いタイプだと意外にサッシの戸を上下に揺するとロックが外れるもんです。

まだ帰宅していない妻に玄関が開かなくなったことを伝えたら、妻の同僚が父がガラス屋さんなので呼びますか?と言ってくださったらしい。帰宅して状況を確認し、そのお父様を呼んで頂くことにした。
一時間後、そのお父様がやってきてものの5分とかからずに開錠。さすが本職。手際が良い。鍵穴に何やらパウダーを噴射したところ鍵の抜き差しと回転がとても滑らかになった。なんでも長い年月によって建付けが悪くなっているようで鍵穴にズレが生じて鍵が上手く回らなくなってしまったようだった。後日改めてその調整に来てくださることになった。有り難し。

玄関の鍵が開かなくて家の前で途方に暮れていた娘はすっかり蚊に喰われてました。ごくろうさん。


2016年8月29日月曜日

葡萄狩り WAM Symphonise Sir Neville Marriner / ASMF

一昨日、土曜日は寒いくらい。お盆以降、初めてエアコンをオフにした。日曜日は先週ほどではないものの昨日に比べて暑い。で、今日月曜日は全国1位の暑さ。参りました。
来週はもう9月。ついこないだお盆だったのに早いものだ。
そろそろ葡萄のシーズンもピーク。いよいよ巨峰系のお出まし。ということで行ってきました。日曜日。お目当ては巨峰系の藤稔(ふじみのり)。粒が大きく口の中に入れると果汁が滴る。爽やかな風吹くなか蝉しぐれを聞きつつ葡萄を頬張った。ぶどうは外で頂くほうが絶対に美味い。実は2週間前にもぶどう園に来たがその時はまだお客さんも少なかったが、今日は満席だった。
妻の実家へのお土産の分と合わせて6kgほど買い込み、そのまま柏崎の妻の実家へ。その帰りにブックオフへ。
先日の講演の謝礼金に感謝しつつマリナー/アカデミー室内管の交響曲集とブレンデルのピアノ、同じくマリナー/アカデミー室内管のピアノ協奏曲集などモーツアルトばかりを4タイトルほど購入した。
交響曲集はエロクァンスシリーズのもので4枚組。29,31,33,34,35,36,30,38,39,32,40,41番の12曲が収録されている。現在は全集が出ていて廃盤となっている様子。
まだ、つまみ聴き状態だがどれも誠実な演奏。それでいて楽しい。音がコロコロと気持ちよく転がり、音楽の流れもよい。

マリナーはここ最近、気になっている指揮者のひとり。「と」盤に踊らされて嵌っていたころは面白味のない、凡庸な指揮者とばかり思っていた。恥ずかしい話だが、よく聴きもしないで、評論だけを頼りにそう思い込んでいた。今聴くと誠実な音楽で、決して指揮者が前にしゃしゃり出てくることがない。音楽の運び方が上手い。物足りないかといえばそうでもなく音楽がよくみえる。料理でいう素材の味が引き立つ感じといったところか。
35番と40番のみ71年で他は79年~80年の録音。フィリップスだけあって録音は文句なし。シルキーかつウェット。直接音と間接音のバランスが見事。
一つ残念だなと思うのは、せっかく小編成であるのに音像が大きめであるところ。現在であればもう少し編成の小ささを意識した録音になるのかもしれない。80年頃で仕方のないことなのかも。MTTのベートーヴェン全集も室内オケを使いながらあまりそれを印象付けるような録り方はされていなかった。
もちろんマリナーもピリオドアプローチではなくモダンアプローチを採用しているわけだし・・・。まあ過渡期ってことでよしとしようではないか。

昼食は柏崎市役所前の「日喜」(ひき)で頂いた。その昔柏崎に住んでいた時によく通ったお店。十数年振りに行った。妻は冷やし中華と餃子。七味は冷やし麻婆麺と餃子を注文。肉汁たっぷりの餃子も記憶にある味のまま。ごちそうさまでした。

PHILIPS 473 232-2



2016年8月27日土曜日

S.Prokofiev Piano Cocerto No.1 Graffman G.Szell / CLE

今週、朝のNHKFMでは通常のクラシック・カフェの再放送ではなくて、西村朗と羽田美智子による「あなたの知らない作曲家の素顔」という番組をやっていた。今年はヘンデル、シューマン、ドヴォルザークにプロコフィエフの4人。確か去年もやっていたような記憶がある。取り上げる作曲家も違っていたように思うがよく思い出せない。二人の軽妙なやり取りは毎回、聴いていて楽しい。最終日の金曜日はプロコフィエフだった。プロコフィエフ、やっぱりモダン。性格には難があったようだが曲はやっぱりカッコイイ。

人生で初めて買ったクラシックのレコードはシャイー指揮のユンゲ・ドイチェ・フィルのプロコフィエフの交響曲第3番(DG)。中学2年の頃だったな。友達がアイドルのレコードを買うなか、自分はクラシック。変わり者と思われただろう。ちなみにシャイーはこの曲を得意としているのか後年にも再録音を果たしている。このあたり師匠筋にあたるアバドの影響なのかもしれない。
しかし、あの不協和音だらけの曲には中学生のリビドーを刺激するような何か突き詰めたものが確実にあった、と思う。

プロコフィエフのピアノ協奏曲は全部で5曲あるらしいが、1番と3番しか聴いたことがない。3番はアシュケナージとアルゲリッチ、それにバイロン・ジャニスを持っているがお気に入りはジャニス盤。アシュケナージはクールではあるが熱が足りないし、アルゲリッチは熱はあるがクールさに欠ける。ジャニスはクールかつ熱っぽい。マーキュリーの録音の良さと相まって非常にモダンな演奏。
1番はグラフマンとセル/CLE盤しか持っていないのだが、これで十分。セル演奏スタイルはプロコフィエフにとてもマッチして一層モダン。グラフマンというピアニストはこれまで、よくは知らなかったけれども、テクニックもしっかりしているしスケールの大きい演奏をする。HMVのグラフマン・BOXの説明には当時のアメリカ5大オケとの録音を行った唯一のピアニストで、ラン・ランやユジャ・ワンの先生でもあるようで、もうとっくに亡くなっているかと思っていたらまだ存命であるとのこと。セルとはプロコフィエフの3番も入れている、なんて情報まるで漏れてましたね。というのもセルのディスクは没後○年記念で出たシリーズをディスクを購入することが多いので協奏曲はそのシリーズから漏れてしまっていることがほとんど。カサドシュのモーツァルトなんかもそう。で、早速注文をと思ったらすでに販売終了。うぅぅ・・・。

ピアノ協奏曲第1番はペテルブルク音楽院時代の作品。15分ほどの短い曲ながら冒頭の主題の雄大さですっかり心鷲摑みにされてしまう。さすがプロコフィエフ。プロコ熱が再燃しそうな七味である。


2016年8月26日金曜日

バーバー

サミュエルではなくサンパツの話。散髪。今日、仕事帰りに散髪してきた。
七味は散髪は、もうここ何年も格安のチェーン店で済ませているが皆さんは散髪はどうされているのだろうか?

以前は近所に行きつけの床屋さんがあって、休みの日に頭を刈ってもらっていたが、随分と前に高齢と跡継ぎがいないのを理由に店じまいしてしまった。
チェーン店は安いのがいいのだけれど不満もある。
七味はとてもカミソリ負けしやすい。電気シェーバーにも負けてしまう。髭に当たる際は軽く当たってほしいのだがチェーン店では容赦なくジョリジョリと当たってくるのでヒリヒリしてしょうがない。

で、今日行った店は1000円でカットのみ、というお店。シャンプーは家に帰ってすぐにシャワーすればいいか、と思って入ってみた。自販機で料金を前払いし、椅子に座りカットの注文をして刈り始める。おや?カミソリが見当たらない。ホントにカットだけなのかと思ったがもう遅い。襟足もちっちゃなバリカンで済まされてしまった。ガッカリ。散髪はシャンプーなくてもいいケド髭はやっぱり当たってほしい。
500円ほどをケチったおかげで大失敗。反省である。

平日の午後、行きつけの床屋に行って頭を刈ってもらっているうちにウトウト・・・、なんていうのが理想では、ある。

2016年8月23日火曜日

緊急事態 O.Klemperer Eine Kline Nachtmusik

今日は朝から非常事態。エマージェンシー。
明日、地域の会合で仕事に関連したちょっとした講演が予定されている。資料はパワーポイントで作成済み。今朝職場のPCで印刷しようとCD-Rをセットするも何故か読み込まず。PC再起動してもダメ。何度か繰り返すも全く読み込んでくれない。そうこうしているうちに、誤ってディスクをフォーマットしてしまったらしく、パワーポイントのデータが全部飛んでしまった。

資料はパワーポイントにして40枚。これは困った。昨日までは何の問題もなく読み込んでいたのに急にダメになるなんて。しかもデータも消えちまった。これが3日前なら何とかなるが今日の明日では・・・。頭の中は真っ白け。冷や汗どころではない。大量の汗。血圧も高そうな感じ。頭がグルグル回るグルグル回る。
今回の講演は職場の上司(しかもかなり上)からいただいた話なので、今更できません、とも言えないし・・・。謝礼、もう持ってきちゃってるし、上司。結局直属の上司に事情を話して、自宅PCにはある程度作成した資料があったハズ、と午後に年休をいただき帰宅。自宅PCには出来上がったハズの資料の1/3ほどのデータが残っていた。とりあえずペン入れ目的でプリントアウトしていたものと照らし合わせて資料を作成。何とか出来上がった。セーフ。

しかし、こんな緊急事態は初めて。焦るどころの話ではない。頭の血管が切れるか詰まるかして死んでしまうかと思った。ホント。

で、今はゆっくりくつろぎタイム。クレンペラーのアイネクライネナハトムジークを聴いている。
う~ん、どっしり。微塵も動きそうもないほどの安定感。まるでずっとそこにある、みたいな。さすがです。
さっきまでの自分の激しい焦燥はなんだったの?ってくらい悠然とした音楽の運び。あんなに騒いでいた自分が急に恥ずかしくなってきます。
C200Xの音もそれほど派手には聴こえず、クレンペラーの音楽を一層堂々と響かせてくれている。C36よりも合っているんじゃないかな?ちょっと見直したぜC200X。

エマージェンシー、といえば現在D-life(ディーライフ)というチャンネルで「ER 緊急救命室」という往年の医療ドラマを放送中。昔ビデオテープを借りたり、NHKの放送でよく観ていたが、シーズン12あたりからはさすがに根気が続かず最終シーズンを観ずに終わってしまった。月曜から金曜まで毎日1話放送しているのを録画して観ている。
「ER」が流行ったころ、日本のテレビドラマでもそのまんま、パクったとしか思えないような「救命病棟24時」シリーズがあったがかなりユルイ内容だったなぁ。

あと、リオ・オリンピックが終わって寂しい。リオ・ロス状態。とはいえ、深夜や早朝の観戦はやっぱり身体に堪えた。終わってぐっすり眠れるのかと思っていたが、今朝も何故だか4時半ごろにパッチリと目覚めてしまった。まだ身体がリオっているようです。

2016年8月20日土曜日

苗名滝へGO!

今週、胃のピロリ菌の駆除薬を飲み始めた。ので、お酒はご法度。この暑さにビールが飲めない~!!。そろっと禁断症状が・・・(ウソ)

しかし、暑かった。なんでも上越市は今年一番の暑さだったようで。
ということで涼を求めて妙高市は杉野沢にある日本の滝百選にも選ばれている苗名(なえな)滝へ。
駐車場から滝までは500mほどの遊歩道を歩くが、海抜800mということもあってかなり涼しい。滝に近づくにつれて頬にあたるヒンヤリとした風も気持ち良い。
20分ほどで到着。水に足をつけるとこれまた冷たくて気持ちが良かった。しっかりマイナスイオン頂きました。
苗名滝は小学生のころに来たっきり。35年振りくらいか。その間に水害で遊歩道などが流されてしまったようで、随分と雰囲気は変わってしまったと思う。でも滝はそのまま。落差55mの滝は音も水量も迫力満点。ああ、こうだったと記憶がよみがえってきた。

普段、それほどというかほとんど運動をしない七味。お盆もリオの観戦で夜更かし&飲みすぎでダラケタカラダ。には結構な運動量。涼しいといっても、汗かきの七味。戻ってくるころにはそれこそ滝のような汗でべしょべしょ。そんな火照った身体にソフトクリームの甘さも心地よく、生き返る思い。
昼食は苗名滝苑で名物の流しそうめんと天ぷら、それに滝アユのから揚げを食べた。流しそうめんは回転式と竹とよ式があるが、回転式にした。竹とよ式は風情あるもののそうめんを高いところから流す作業が面倒。回転式のほうがやっぱりお手軽だ。流水は湧き水を使っていて、啜り込んだそうめんもキンと冷えてのど越しは最高。ツルツルと入っていきました。
野菜の天ぷらも一つ一つが大きくてサクサク。から揚げはちょっと揚げすぎた感じもあったけど、コレも美味しく、お腹も大満足で帰途についた。

が、山を下るときには海はおろか佐渡島が見えるほど晴れ渡っていたのに我が家に近づくにつれ雲行きが怪しい。しまいには我が家の方角には結構な雨雲が見える。雨もポツポツとフロントガラスに当たりだした。コレはヤバイ、と急いで帰宅するも干していた洗濯ものがすっかりべしゃべしゃでした。とほほ。

昔と変わらず大迫力の苗名滝

C200xのその後とC36について 雑感

さて、マッキンさんが出掛けている間の代打、アキュC200x。思った以上に元気で豪快。そして律儀な音。
国産アンプで豪快&律儀を両立させるアンプ。これはなかなか。結構細かいところまで聴かせてくれるが、やや隈取りのように音の輪郭をきっちりと際立たせて聴かせてくれるところは派手でハッタリをかましてくれている感じでちょっと欲張りすぎで、ちょっと好みではないかな。あと、上下の帯域が伸びているが聴感上、少し窮屈な印象。
でもやっぱりよくできたアンプなのだろう。もうそこは好みの問題でしょうね。
そうそう、意外と発熱が大きい。C36に比べても大きいようで、日中仕事で不在の間は電源を落としている。借り物ということもあるし。

C36は自分はとても気に入っているのだが、ある人はマッキンの中にあって割とライトウェイトな音の傾向を指して非力、買い換えたほうが良いと言うし、別の人はあれは良いアンプです、と言っていた。マッキンのプリといえば5バンドのイコライザーが代名詞的なところだがC36にはついていない。到ってシンプルな構成だが必要な機能はちゃんとついているし文句はない。プリ不要とおっしゃる方もおられるが、パワーアンプ直結の音は鮮度高いがどうにも色気がなく自分の好みではないように感じたし、やっぱりプリを咬ませたほうが音楽に色気のようなものがまとわりついてくる。C36は主張は強くしないがちゃんと色気はある。MC2255のぐぐっと沈み込む低音と艶っぽい高音にC36がサラリした肌触りの音を載せてくれている。
ただ、今回比較してみると音の輪郭という点ではかなり甘いようだ。気が付かなかったケド。
そういえば、C36とMC2255はもうずっとこの組み合わせであったことに気が付いた。かれこれ10年以上この組み合わせのまま。現在のシステムでも古株となった。
C36は2255の前にサンスイのB-2102(これはうな君に借りたもの)と組み合わせていた時もそれほどの不満はなかったように記憶しているが、年代は異なるものの同じマッキンとの組み合わせはやっぱり安定感があってしっくり来た。

今回のC36の修理で思いがけずプリアンプの比較をすることができた。アキュフェーズ初期の音を体験できたと同時にC36の音が今の自分の感性にフィットしているということが確認出来たのは大きな収穫だったと思う。
まだしばらく修理には時間がかかりそうなので楽しませて頂くとしましょうか。

2016年8月16日火曜日

C36 ↔ C-200X

連休最終日、妻は仕事で、、娘は友人と遊びに出掛けてしまい家には自分だけ。お昼にラーメンを食べに行っただけで後はのんびりと過ごした。6連休、休みの前は長いようにも感じたが実際に過ぎてしまうと、あっと言う間であった。長期の休みはいつもなんだか有意義に過ごせなかった感じがして、休み明けの憂鬱さと相まってがっかり感が漂う。

ようやく、アンプを引き取ってもらえた。当初の連絡では代替機としてマッキントッシュが来るというような話であったが、事情があってアキュフェーズのC-200Xが代わりにやってきた。アキュフェーズさんとはショップでは何度かお目に掛かってはいるがこうして我が家にお招きするのは初めて。
サックリと聴いた印象では国産モデルのカチッとした目の摘んだ音ながら結構豪快な鳴りっぷり。もう少し繊細な鳴り方を想像していただけにこれは意外。ただ、ちょっと縁取りがクッキリしすぎてちょっとドギツイ感じの鳴り方。このアンプに合わせたEQの調整をすればもう少し良くはなりそう。ま、いじりませんけど。


2016年8月15日月曜日

美味いビールとAnne gastinel JB / Cello Sonatas & Schubert Arpeggione Sonata

お盆の休みも今日を入れて2日。午前中は卓球女子団体戦の中継に釘付け。4時間を超す熱戦。もう最後のあのエッジボールには呆然。あんなことあるんだな~。それにしても福原愛、いや愛ちゃん。それはもう、子供のころから国民のほとんどが彼女を知っている。そんなアスリートは愛ちゃんくらいだろう。ずっと成長を見守ってきた。まるで親戚の娘さんみたいなもの。なので応援にもついつい力が入っちゃう。ってそんなのオレだけですか?
あと、卓球のラリーでボールの弾む音がカルメンのハバネラに聴こえてしょうがないのもオレだけかな~?

アンプの引き取りは結局16日の夕方となり、このお休みのあいだ音楽はほんの少し聴いただけ。なんとなくデジアンの高音域のザラツキ、チリ付きが気に障って、聴く気が今一つ湧かない。それでも今日は午後からは先日買ったガスティネルの3枚組からブラームスとシューベルトのソナタを。
それからお中元で頂いたアサヒのドライプレミアムビール。これがあまり炭酸が強くなく、香りも芳醇でかなり美味い。日本もようやくこういうビールが作れるようになったんだなあ、と思う。

ブラームス、シューベルトともにロストロポーヴィチ盤しか持ってない、かな。ブラームスはシュタルケル盤があったかな?ブラームスはともかく、シューベルトのほうは録音も含め巷ではもうほとんど決定盤の扱いなれど、ほとんど聴いていません。ロストロの雄弁なチェロはやっぱりスゴイ。スゴイけれど重たい。ズン、と肩に音楽が圧し掛かる。聴くのにかなり体力・気力が要る。
ガスティネルは、音にあんまり欲張った感じはなく、しなやかな音楽。かといって音に厚みがないかというとそんなことはもちろんなくて、よく歌い、しっかりと一本、筋が通っているというか背筋が良い。聴いているこちらもなんだか居ずまいを正したくなってしまう。そんな潔さというか清潔感があってとても良い。

このCD、ディスクユニオンで、850円ほど。先のブログにも書いたが3枚組でしかも未開封。かなりのお買い得だった。

moleさんのガスティネル推し、納得です!

VALOIS  V 4817

naïve  V 5021

2016年8月12日金曜日

ひさしぶりに東京 夏バテにスープのような音楽を

さて、6連休の七味。それには理由があります。娘が七味の姉が住む福岡へ旅立ったのが今週の日曜日。で、今日帰ってくる。東京経由の新幹線で帰ってくる娘を東京駅まで迎えに行かなければならず、仕方なく休みを取った。結果、6連休となったわけ。
まあ携帯電話もあるし、改札口で待ち合わせも何とかなろう、などと思っていたが大間違い。ものすごい人混み。頼みの携帯電話の声もよく聴こえず四苦八苦。20分後ようやくに合流となった。焦ったぜ~。

で、そんなことになるとは露知らず、待ち合わせまでの時間を利用してお茶(の水)してきた。本当は新宿まで出たかったのだけれど、新宿のディスクユニオンは何度行っても迷ってしまう。時間も限られていることだしお茶(の水)だけでガマンした。
喫煙者である七味。あの界隈で喫煙できるところというと駅前のロッテリアだよね~、とうな君と意見が一致。獲物を眺めつつ吸う煙が上手いのだった。

さて収穫はフェドセーエフのチャイコ4番、ビクター盤。moleさんご推薦のチェリスト。アンヌ・ガスティネルのアルペジョーネ・ソナタ、シューマンのコンチェルト、ブラームスのソナタ2曲の未開封3枚組の2つ。しめて2500円ほど。
その感想はまた後々に。

なんだかすっかり夏バテしている七味。オーディオも不調とあって先週来ほとんど音楽を聴いてないのだけれど、コレじゃイカンと胃に優しいスープや重湯のような耳あたりの良い音楽から聴き始めている。
マルコム・アーノルドはご存知か?2006年に亡くなったイギリスの現代作曲家。4つのスコットランド舞曲やピーター・ルー序曲など90年代~2000年代に吹奏楽界におられた方であればおそらく聴いたことがおありであろうか、と思う。
非常に平明かつメロディアス、ダイナミックな音楽に身を委ねているととても癒され、身体の芯からパワーが漲ってくるようだ。
演奏はヒコックス/LSO。シャンドス特有のワイドレンジでシルキーな音も涼味満点だ。
ちなみにシャンドスは当初ヒコックス/LSOで1番から順次交響曲の録音を開始した。もちろん全集とする意図があったハズ。でもなぜか途中(7番)からラモン・ガンバ/BBCフィルに変わってしまった。ガンバの演奏は聴いていないが、これも良い演奏らしい。最近、コニファー原盤のハンドリー盤が廉価になって発売された様子。コレも気になるところ。

CHANDOS CHAN 9290

CHANDOS CHAN 9385





2016年8月11日木曜日

やっとお休み

今年のお盆休みは6連休。しかし連日の猛暑で体調は最悪。ヘロヘロ。ということで、あまり騒がず体力の回復に努めたい。
それにしても皆さん、精力的に音楽を聴いておられるようだ。こちらは音楽をあんまり聴けていないこともあってブログのネタもない。
音楽を聴く体力もなく気力すら湧かない。アンプが故障中というのもあるけれど、やっぱりリオ。ついつい深夜まで、はたまた早朝にオリンピック観戦。すっかり寝不足でフラフラ。まもなくオリンピックも中間地点を折り返しとなるが、個人的に前半でグっときたのが女子柔道の松本薫選手。銅メダルに悔しさを滲ませつつも笑顔。ロンドンでの金メダル以降自分の柔道ができない時期もあったようで、辛かったようだ。連覇は成らずとも銅メダル。悔しさと安堵感の入り混じり晴々、とはいかない笑顔なれど、立派です。胸を張って帰ってきて欲しい。

NFLのほうも9月から待ちに待ったシーズン開幕。我らがシアトル・シーホークス、今シーズンも昨シーズンに続き戦力は揃っている様子。昨季プレーオフで奇跡的な勝利を挙げたもののパンサーズに負けSB進出を阻まれた。今年こそSBを制覇してほしい。




2016年8月3日水曜日

mclntosh ご帰還 その後

先日、無事に帰還したマッキントッシュさん達。しかし、その翌日、プリアンプが不調を訴えた。左チャンネルからゴソゴソ、ガサガサとノイズが。ケーブルの断線か何かかといろいろと調べるもやっぱりプリアンプらしい。メインボリュームは何ともなくて、ラウドネスのつまみを回すとこのノイズが変化するのでやっぱりプリアンプに原因があるのだろう。
まるで絵に描いたような故障の連鎖。オーディオの七不思議である。早速、Nさんに連絡。日曜日にとりに伺いますとのこと。修理代が嵩むなあ~。

ということで再度デジアンの出番となった。
ここは我慢我慢。

月曜日は仕事中に体調を崩し早退。翌日もあまり体調が芳しくなく、合わせて右肩の痛みが最悪。炎症を起こしたようだ。年休を取って怠い身体に鞭打って整形外科へ。痛み止めと抗炎症薬の注射を打ってもらって今日、ようやく肩の痛みも幾分楽になり音楽が聴けるようになった。