手元にマルケヴィッチ/ロンドン交響楽団のチャイコフスキーの交響曲全集のCDがある。
2枚組のCDが2つ。1-3番と4-6番の組み合わせ。
演奏はとても素晴らしい。全く持って言う事なしの名演。
なのだけれども、非常に困ったことが一つ。
それは、暗騒音。
定義について調べてみたが、ちょっと当てはまらなくて困ったが、このCDを聴いていると、楽音ではないズズーン・ドドーンという感じで30~40Hzをピークとした音が結構な頻度で聴こえてくる。
いろいろとCDを聴いてきたが、ここまで酷いのはこれまで記憶になく、このCDだけ。
最初聴いたときは何事が起きたのかとかなり焦った。戻して再生すると同じところで同じように再現される。
何の音を拾って録音されてしまったのか全く見当がつかない。
楽音以外の暗騒音・騒音が聴き取れる録音は結構ある。多いのは指揮者が指揮台を踏みつける音か。これはEMIのヨッフム/SKDのブルックナーの9番で聴き取れる。他には地下鉄の音。でもこれはスピーカーリスニングでは聴こえずヘッドホンで聴こえた。バルビローリ/NPOのマーラーの6番だったかな。
教会での録音だと、鳥が出入りするのか、巣があったりするのか囀りが聴こえて来たり、インバルだったかのマーラーでは少年少女合唱団のおしゃべり(多分)だったり。
あと有名なのが、ウィッチは暗騒音とは思わないけれど、指揮者の小林研一郎のヴンンンといった唸り声などは有名で、これは嫌う人が多い。旧ソ連時代の演奏会の実況ライヴ録音などでは観客の咳だったりと多彩。
しかし、このマルケヴィッチのチャイコの暗騒音は頻回にあることと、EQで視るとかなり低い20-40Hzあたりの可聴帯域。振動成分が高いこともあって聴いている内蔵に来てしまい少々気持ち悪くなることも。
そんなこともあってEQで20-25Hzをカットしてみたわけだが、全く効果がない訳ではないが依然として聴こえてくる。それでも以前よりは随分とマシなのかもしれない。
30-40Hzをもう少し下げても良いものか?これは連休中の課題かな。
低音酔いを起こしかねない信号かもしれませんね。
返信削除昔アンビリバボーでどこかの山で遭難者が多いとかで
山が高レベルの低周波を出しててそれで
三半規管がやられておかしくなるってのを放送してました。
自分もヘッドホンで低音酔いの経験があります。
自分の仮説を書かせて貰えば
録音年代が不明ですが録音機材の不具合で
音楽信号に低音が追加されてしまった気がします。
それかマスターテープは問題無くてCD化の時に
やはり機材不具合でとか。
後者の場合なら別リマスターなら
大丈夫の可能性は有るかもです。
誰か同じCDの別リマスターを所有してたら
確認出来るかもですね。
低音酔いよりは良い低音がありがた山ですが、酔うというよりは内蔵に響く感じですかね。んで楽曲に合わせてあるわけではないので予測がつきにくいのも困りもの。
返信削除うな君が持っているのですが、彼のとこの環境でも再現できたようですが、ほとんど気にならなかったようです。