昔、俳優の矢崎茂がどこかの漁港辺りに行って、漁師の皆さんとパックの日本酒を呑みかわして、みんなで「まるっ!」と叫ぶCMがあった。
MM型カートリッジのノイズ問題のチェックから手持ちのMM型をアレコレととっかえひっかえ聴いている昨日今日。
ちょっと前に買ったテクニクスのEPC-271CSというカートリッジ。シェル一体型。普通シェル一体型というと高級感があるものだがコレはとてもチープな造り。筐体はプラスチック。なんでも当時テクニクスのプレーヤーに標準装備されていたらしく世界で一番出回っていたカートリッジといわれているらしい。
針圧は標準が1.75g±0.25g。2.0gで聴いていたがやや内周でビビるのでもうすこし針圧を掛けて2.2gで。
他のカートリッジと音は比べてはイケナイ。価格なりの音質だがこれだけの音が出ていれば十分と思う。恐るべしテクニクス。
さて、このカートリッジの針先は何だろう?
270CⅡは0.3×0.7milの楕円針となっているが、手持ちのこれはちょっとわからない。この内周の苦しさ、もしかしたら互換針に変えられていて丸針(接合)かもしれない。
無垢の円錐針(丸針)のカートリッジが欲しいと思うこの頃。
というのも、ステレオ初期のLPを聴くのに、あんまりレンジを欲張らなくて良いのでノイズをあまり拾わないものが欲しい。
理想的なカートリッジとしてはデノンの103。無垢の円錐針。この仕様、今は貴重だと思う。レコードブームといわれる昨今でもなかなか無垢の円錐針はお目に掛れない。
無垢針は基本ハイ寄りのミドル以上のカートリッジ。エントリークラスは円錐針・楕円針に限らず接合針という認識でよいかと思う。ミドルクラス接合楕円針が多い気がする。アッパーミドルクラスから上で無垢の楕円針~特殊楕円針。
カートリッジメーカーのカタログを見ても針先の形状は書いてあっても接合か無垢かは明記されていないものもあったりしてて。無垢はNudeと表記されているかも。
円錐針と記載があるものはもうほとんどが接合針かと思う。接合針は土台の金属にダイヤのチップを取り付けたもので土台が重い。そのため重心の低い音が出るとメーカーは謳っているがものは言い様だと思っている。近年は土台に軽いチタンが使われているので接合針でも音は悪くないとのことだがどうだろうか。チタンかどうかの表記もないものがほとんど。
ネットで目に付いた無垢の円錐針を採用している現行カートリッジはMM型ではオルトフォンの2MmonoとLP GearのAT3600NSSの2つ。あとはJICOでシュアー用のオリジナル針があるくらい。MC型ではデノンの103くらいか。
手持ちのカートリッジではシュアーのMM型M44Gと44-7が円錐針だが接合針。針先の径も大きく細かいところにはこだわらない大味なところが持ち味。
できればもう少し針先の径の小さいカートリッジが欲しいところ。
MM型でオルトフォンのエントリークラスでOMシリーズの5Sが気になる。とはいえMM型のオルトフォンなら2MシリーズのREDが手元にある。こちらは接合楕円針。ひとつ上のBLUEになると無垢の楕円針となる。
理想はオルトフォンが2Mシリーズの互換針として無垢円錐針のステレオ針を発売してくれないかなぁ。2Mmonoは無垢の円錐針なんだから。
2Mmonoのカタログには贅沢な円錐無垢針を使った、とあるから無垢の丸針を使ったカートリッジは高級かつ希少なのだろうと思う。
明日は秋分の日だが出勤。金曜日の夜にOEKの上越公演があるのでそれを励みに仕事するかぁ。
演目は「皇帝」と「田園」の2曲。指揮は広上マエストロ。期待大である。
確かに無垢の丸針は存在がレアかもですね。
返信削除自分はDL103LCⅡを使ってますが
これも丸針だったりします。
あ〜今日は祝日なのですね。
普通に仕事なので気にしてませんでしたが
確かに子供が起きて来ません。
コンサート楽しみですね。
無垢の丸針は今ではレアですね。接合丸針は多いですが無垢はほぼ見かけないです。
削除祝日の仕事は会議などが無いので本業に集中できて嫌いではないのですが何だか疲れました。