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2016年11月12日土曜日

Eduard van Beinum/ACO  AB7  冷えたピザ

すっかり季節は冬、かと思いきや今日は比較的穏やかな陽気。山のほうは雪が降ったようだが里のほうはもう少し先のようだ。

ベイヌムとコンセルトヘボウ管弦楽団のブルックナーの7番を聴いた。ベイヌムは戦犯として活動を禁じられたメンゲルベルクに代わって戦後のコンセルトへボウを引っ張った指揮者。レコーディングはモノ後期からステレオ初期にかけてデッカとフィリップスを中心に行われた。
ブルックナーは後期の3曲がスタジオ録音で、5番がライヴ録音で残されている。8番・9番はフィリップス、5番と7番はデッカによる録音で、すべてモノラル録音となっている。
モノラルとは言っても戦後、1950年代の録音ということもあって聴きにくさは感じない。
ベイヌムのブルックナーを最初に聴いたのは7番。次いで8番・9番。5番は長らくCD化されなかったが、フィリップスのダッチマスター・シリーズの4枚組に含まれてようやくのCD化。現在所有してるのはこのダッチマスター・シリーズの4枚組。持っていた7・8・9番の単独盤はうな君のところへ行ったか。現在も豪エロクアンスで入手が可能かと思う。音は単独盤のほうが良かったかも。

さて、ベイヌムのブルックナーの特徴は何といっても基本、高速演奏なところ。前任のメンゲルベルクがブルックナーの録音を残していない(ハズ)なので何とも言えないけれど、情緒纏綿としたロマン派にどっぷりと浸かった演奏からみても、非常に革新的なブルックナーだったのは間違いない。
初めて7番を聴いたときに感じた、前へ前へとスーッ、スーッと滑っていくような一種、奇妙な感覚は今でも忘れられない。決してダレない引き締まった清澄なブルックナー演奏に衝撃をうけたものだ。基本は新即物主義的演奏ながら、結構テンポは揺らすし、タメも作るから行き急いでる感じはしない。
これと似たような演奏スタイルのブルックナーにヨッフムがあるが、ヨッフムはベイヌムに比べて少々野暮ったい。デッカ・フィリップスの録音と相まってとってもクールな仕上がり。また、オケがコンセルトヘボウなもんだから豊穣な響きの上にアンサンブル良くって、上々吉。

今日のお昼はピザ。美味しいと評判のイタリア料理屋だったがすっかり興醒め。
基本的に料理が冷めていた。多分、冷たい皿に盛り付けているのが原因だな。ピザの一片を持ち上げてもピンと延びたまま。まるでSWのスターデストロイヤー。ピザはデロンと垂れ下がるくらいが食べにくいけれど旨いのにな。モッツァレラチーズも全く伸びない(笑)。食後のエスプレッソも全く温くて砂糖が溶けなかった。こんな料理ならチェーン店のほうがよほど美味いし安いというのが妻と一致した意見だった。

スターデストロイヤー

PHILIPS 464 950-2

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