土曜日は急遽お休みを頂いて長岡まで。広上/東フィルのマーラーの交響曲第7番を聴いてきた。
家を出たときは寒くてアウターにマフラーと帽子を合わせたものの、長岡は存外に暖かくて。
路肩には結構な雪。駐車場にも堆く除雪した雪が積まれていた。
東フィルの長岡公演、年末まで知らなくて。なんでも昨年11月に予定されていた演奏会の振替公演らしい。当初は主席指揮者のバッティストーニが振る予定だったが、転倒し怪我をして降板。指揮代役に広上淳一を起用すると発表されたのが13日。
こういう時どういった段取りで物事が進むのかは知らないが5日ほどの準備期間は大変だったことだろうと思う。
本来なら11月の定期演奏会で演奏して、それを長岡に持ってきてというという事だったのだろう。それが2か月のブランクがあり、また一からではないにしろ音楽を作るのは大変なこと。指揮者が変わればなおさら。
実を言うとバッティが振ると聞いて行こうとは思わなかった。広上マエストロが振るなら是非聴きたいと急遽参加した次第。こういう時はド級の名演にぶち当たるかもとの期待から。
そういう意味では期待外れではあったが、非常事態でもキッチリとあわせてくるプロの底力を観た思い。マーラーの7番一曲という潔いプログラム。
前半2つの楽章はやはり探り探りといった感じもあって、音楽も揃っていないところもあったように思う。マエストロもあまり音楽を動かさず悠然とした流れ。第3楽章のスケルツォあたりから音楽に躍動感が出てきたか。後半2つの楽章は流れも良く見違えるように音楽が良く動いたように思う。
マーラーの7番はCDをいくつも持っているし、それこそ何度聴いたかわからないくらい。それでもこうして実演に接してみてわかる楽器の受け渡しや、曲中鳴らされるカウベルが最初は(多分)舞台袖で、次いでステージの端、センター近くと近づいてくるなど視覚的な効果も観てとれて楽しかった。
途中、ブッコフに寄ったりして。
気になっている朝比奈御大のブルックナーなどを購ったり。500円コーナーにあったカラヤンのサンサーンスのオルガン付き。見れば輸入盤ながらカラヤンゴールドシリーズの1枚とな。ちょっと可哀想に思って購入。SNSに画像を上げると輸入盤でゴールドCDですか?と。
ジャケットにはカラヤンゴールドと印刷されているが、開けてみれば通常のアルミ蒸着盤のよう。国内盤であるショスタコの10番は金色に輝いているが輸入盤はご覧の通り。ダマサレタ。まあ金蒸着でなくてもOIBP仕様なので良しとしようか。
今日からNFLはディビジョナルプレーオフ。2試合を早朝からリアタイ観戦。推しの期待の第1シード、デトロイト・ライオンズが第6シードのワシントン・コマンダースにホームで敗れるという波乱の展開。負けられない、負けが許されない第1シードと失うものの無い下位シード。ワシントンは伸び伸びプレー。コマンダースはこれでプレーオフの2試合とも上位シードのチームに勝ち、もっとも勢いのあるチームか。
明日も2試合。2試合とも攻撃力のあるチーム同士の対戦なのでノーガードの殴り合いを期待したい。こちらは録画で。
問題のCD |
輸入盤のカラヤンゴールド |
国内盤のカラヤンゴールド |
急遽の参戦とはなかなかの行動力ですね。
返信削除ちょくちょくお邪魔してる方のブログでも
指揮者が転倒で怪我をされて交代された記事があり
https://namechansennin.blog.fc2.com/blog-entry-1402.html
立て続けで少し個人的に気になりました。
お早い回復を祈るばかりですね。
ゴールドディスクは
レーベルのシリーズとしての名前の時と
金を使ってるディスクとの両方で使われてるので
なかなか判断が難しいみたいですね。
自分は普通のCDと思ったら
金ディスクだった事も有ります。
金ディスクはシャープさが影を潜め
ソフトな感じに聴こえる気がしてます。
そうでした。秋山さんも怪我をされたとか。秋山さんも一度実演を聴いてみたい方なんですよね。早い快癒を願うばかり。
削除SNSに載せたところ、輸入盤は通常CDとのこと。国内盤も初回プレスのみ金蒸着らしいです。じゃあゴールドの意味は?って感じです。
最近、金蒸着盤は高音がキツイという意見をみたり、我が家のソニーでかからなかったりでちょっと気になって買いました。リマスタリングが良くて、輸入通常盤を持っているのですがそれと比べて少し聴きやすくなっているようです。
長岡でマーラー7番というのはすごいと思いました。最終楽章が賑やかな曲だった思いますが、盛り上がったでしょうか。
返信削除雪がなくて助かりますね。
なかなか聴く機会のない曲ですよね。それでもほぼほぼ満席だったのは驚きました。
削除完成度はもう一つ、といった感じでしたがなんとなく曲が掴めた気がします。