2025年10月13日月曜日

スザンナ・マルッキ/東京交響楽団 上田特別演奏会

 3連休の最終日。
遊びに来ていた姉が埼玉の姪のところに行くというので上田での演奏会のついでに上田駅まで送っていった。
最寄りの新幹線の駅でも良いのだが、どうせ上田に行くのだからという事で。最寄り駅だとお昼の時間帯の新幹線がないのだけれど上田まで行けば長野始発のあさまが1時間に1本あって便利というのもある。
道中県境のあたりは生憎の雨。でも須坂を過ぎたあたりで雨も止んだ。

須坂と言えば最近、大きなショッピングモールがICの近くに出来たばかり。高速道路から良く見えたが駐車場にはクルマがぎっしり。ものすごい数であったな。同僚も先日行ってきたと言っていたな。
建築資材高騰の折り、よくまあ開業に漕ぎつけたものである。

さて、スザンナ・マルッキ/東響の上田特別演奏会。サントミュゼ。
前半はLvBの田園、後半はストラヴィンスキーの春の祭典。
田園は先日OEKの上越公演でも聴いたばかり。春の祭典は初めて。
チケ取りの際、10列目という事で買ったがホールに着いてみるとなんとステージから4列目。ほぼかぶりつきで観れる反面、楽器の音が溶け合わない状態で耳に来るなあと。
田園は割と早めのテンポで始まったが、徐々にたっぷりと歌う演奏に。
田園というよりは故郷。郷愁たっぷり。信州の田舎の風景を彷彿とさせる。思わず落涙。まさか田園で泣けるとは。
ハルサイは期待の一曲。
冒頭ファゴットのソロはかなりゆっくり。全体にゆっくりずっしりでリズムも重めだが緩急の差が大きい。ゆっくりなのでテンポを上げると相対的に早く感じるのかもしれないが。なかなかオケがついて行くのもシンドイんちゃうか?と思っていたが食らいつく食らいつく。なかなかスリリングであったな。鉈で叩き切るような感じも全体ではサスペンスフルという稀有な演奏だったか。
初ハルサイとしては良かったのか悪かったのか。
席はやっぱり近すぎた。楽器の生々しい音ばかりが聴こえてしまってその点では楽しめなかったな。でもこういうのもアリ、としておこう。

サントミュゼ、初訪問だったが美しいホールだった。
十日町の段じゅうろうといい、近隣の街に良いホールがあって羨ましい。
今月、市長選挙があるのだが音楽専用ホールとは言わないが音の良い新ホール建設を公約にしている候補者がいれば投票するのにな。

昨日、遠方の畏友からケーブルが送られてきた。いつもありがとう。
MC2255をSP間に置く計画の一環だがどうなるか。SPケーブルも買わないと。

さて今週こそ検診。検便、検便と。

2025年10月12日日曜日

レコードが良い音で鳴っている

先週のオフ会でスピンドルのグリスアップをして頂いた。
SPのセッティングに時間を取られてなかなかゆっくりとレコードを聴く時間が無かったが今日はレコードを中心に聴こうと思って。

と、その前に。
SPのセッティングとリスニングポジションの細かいところの検討は一旦置いておくことにして、現在のSPとリスニングポジションでEQのカーヴを見直しをしている。結局内振りの角度は5度から10度の間くらいか。左右のSP中央間はおよそ200センチが一番良い感じだった。
低域・高域を持ち上げていたがそれを気持ち下げてみた。
うん、いい感じと思っていたらトーンコントロールのボリュームが上がっている。そりゃあハイ上がり気味になるわいなぁ。カーヴを元に戻してと。

レコードは一週間ぶり。
随分と伸びやかに鳴る。
そしてグリスアップは効果てきめんだった。とても滑らかに、静かに回る。とはいっても目視でわかるわけではなくてそういう音がする、ということ。この前までも回転は滑らかだったし、回転のノイズが気になるわけではなかったがやはり何かしら回転を阻害する要因があったのだと思う。
明日の演奏会の予習を兼ねて、ショルティ/CHIの春の祭典を。
CDに比べてLPだと一段パンチの効いた音が出てくる。ステージの広がりも申し分なし。この音、この音。
という事で、しばらくはこの状態で聴いていってみようと思う。



2025年10月11日土曜日

やばいやばい

先回のブログで来週(今週のこと)は健康診断に宿直にといったことを書いたが健康診断は来週だった。危うく何にもない日に検便を持ってってしまうところだった。

オフ会から早いもので一週間。あまり夜遅くまで音が出せない制約があったものの、SPのセッティングをあれこれと。間隔を広げてみたり前後に動かしてみたり。
一度、これは!と思うものがあったが、その後調整しているうちに儚くも消えてしまったり。
何とか形になったのかなっていないのか。時折、例の逆相再生法をやって確認してみている。そういえば!と思い、昔のステレオ誌の付録でついてきたチェック用CDを引っ張り出してきた。逆相で収録されたトラックがあるのでそれを利用している。同一音源のモノラルで正相と逆相、ステレオが収録されている。
一々SPの接続を変える必要がないのは便利。

で、どうなったかというと・・・
正直なところドツボに嵌っている。明らかに音が広がって響きは豊かになったのは確か。ただ、ディスクによっては立体感が出てこなかったり。ピアノコンチェルトがわかりやすい。
不満?ガツンと来て欲しいところで今一つかふわふわした感じで物足りない。これは今後の課題か。
EQの方はこれまで抑え込んでいた周波数帯域もその必要性が薄れたと判断して上げてみた結果、カーヴは随分とフラットな線を描いている。時折耳痛いような膨らんだ感じのところもあるが、このあたりの追い込みはもう少し先に。まずは立体感。出る音が出て引っ込む音がちゃんと引っ込む感じにしたいところ。なんとなくその雰囲気は出て来つつあるがまだまだ。ここはEQ案件なのか?悩ましい。
せっかく調整頂いたレコードプレーヤーも使えていないし。

さて、昨日無事にお義母さんはケアハウスへ入居された。めでたし。入れ替わりに福岡から姉がやって来た。同級会とのこと。およそ一年振り。
ウィッチは一人長野までリンゴを買いに。
しかし今日は寒かった。最高気温が20度を下回って19度。長野は18度。山の紅葉はどうかいな?と思ったが生憎の曇天&雨で山は見えず残念。
いつもの農園でいつもと同じく2種類をそれぞれ1袋づつ購入。今年のリンゴは小振りなのだとか。そのせいか1袋に入っているリンゴが例年よりも多い。1袋1000円で16,7個は入っていそう。
早速夕食のデザートに頂いたが甘味の中に程よい酸味があって。秋を感じる。
3連休の最終日には上田市のサントミュゼで人生初のハルサイ。初めてのホール。楽しみ。

2025年10月5日日曜日

入居準備 SPセッティングはツラ楽しい

妻のお母さんが今度、ケアハウスに入居することになった。雪のない時期ならまだまだ一人暮らしもできるくらいお元気だが、ここは雪国。冬は雪掻きだのなんだのとやはり大変という事で決断した様子。
事前の準備の諸々は妻がやっていて、今日は家具やら生活用品やらの搬入を手伝った。一人暮らしとはいえやはり荷物はあるもので。
さて自分が今後もしケアハウスへ入るとなったら一体どれくらいの荷物になるのか。
オーディオは持っていけないだろうし、レコードやCDも処分せねばなるまい。

さて、スピーカーのセッティングである。
直接音と間接音のバランスが難しい、と感じる。力感と量感のバランスと言い換えても良いかもしれない。昨夜、リスニングポジションを下げたがまた前に出してみたりSPの内振り角を強めたりと試行錯誤。
量感が勝ると響きばかりでなんとも芯のない心元ない感じだし、力感が勝ると窮屈な感じ。
バークレイのポテンシャルを信じて調整を続けるしかない。

お義母さんのところに荷物を取りに行ったついでにザキのブッコフに寄ってきた。
アシュケナージの展覧会の絵が500円コーナーにあったので引き上げてきた。オリジナルのピアノ版とアシュケナージ編曲の管弦楽版がカップリングされており、SPのチェックに良いので?という理由。オケ曲、次はピアノ曲と一々ディスクを替える手間が省けるというもの。
普段聴いている展覧会の絵はラヴェル編曲が多いし、展覧会の絵管弦楽版と言えばこのラヴェル編曲版を指すが、管弦楽版に限らずいろいろ合わせると30種を下らないくらいあるらしい。
このアシュケナージ版がどうなのかというのは正直わからないがなかなか面白く聴けるのは確か。
他にブリテン指揮のモーツァルト、スメタナQのヤナーチェクSQ1&2(79年プラハでのライヴ録音)の2つ。
ブリテンが指揮するモーツァルトは端正な中に瑞々しさもあって作曲家の指揮という枠を超えている。ブーレーズのように様々な作曲家の作品を残してくれていたらと思うほどに上手い。
スメタナQはライヴの熱気溢れる演奏のなかにも気品と何とも言えない香気というか艶っぽさもあって。

さて、今週はお義母さんがしばらく泊まって、金曜日にケアハウスへ。入れ替わりに姉がやってくるという忙しなさ。職場の検診やら宿直もあって落ち着かない一週間となりそうです。

2025年10月4日土曜日

実りの秋

10月に入ってだいぶ過ごしやすくなった。
今日は遠方から2人の友人が来てくれた。当初は5月頃の予定だったがいろいろあってようやくの実現。

オーディオの事をアレコレと。
一つはレコードプレーヤーのスピンドルのグリスアップ。
以前、会津のショップにてKP-1100を改造してもらったときにスピンドルのグリスアップもお願いしたのだけれど元トリオにお勤めだったオーナーさんはしない方が良い。責任が持てないとのことでお断りされたことがあった。
プレーヤーは頂き物で前の所有者から多分一度もスピンドル部は開けていないと思う。
回転時にゴロゴロという訳ではないが友人にお願いしてグリスを塗ってもらった。
グリスアップ後は一聴して静か。やはり滑らかな回転は良い。
もう一つ。
スピーカーのセッティング。
逆相再生法。片チャンネルのスピーカーを逆相接続してモノラル音源を再生するというもの。音源はリートなどが良い様子。
正相ではきちんと定位するが逆相ではぼんやりとした感じで左右同じような感じで空間を覆うような鳴り方だと良く、これがセンターに定位したりするとセッティングに難あり、という事らしい。
で、試してみると独唱が見事にセンターに定位してしまっている。
SPの内振り角度を浅くして平行置きに近づけてみると独唱もぼんやりとした感じに。
正相に戻してオケ物を聴くとSP間やSPの後ろにも音が拡がって鳴るように。
音離れが良いという状態か。さすがにSPが消えるとはいかないけれど随分と量感がアップした感じに。

多分こういう事なんじゃないかと。
内振りにすると直接音と間接音のバランス的に直接音が多くなる。そうすると間接音がリスニングポジションに届きにくくなるのではないか。平行置き(それに近い状態)では直接音の割合が下がって間接音が耳に届きやすくなる。
前にも平行置きは試したが、これまでずっと内振りにしてきたものでなんだかしっくりこなかったが今回はドキュン♡。
友人がお帰りになったあともリスニングポジションをも少し部屋の後方にとってみたり試している。
直接音の割合が減ったためか、あまり耳に刺さる帯域というのもなくEQのカーヴも低域を中心に上げてさらに量感アップを狙ってみたり。
内振りだと力感は出るが量感に乏しい。ついついボリュームを上げたくなって、上げると耳に障る感じが増すのでその帯域を絞ってという、今考えると悪循環。今のセッティングだと力感は減少するが量感は増す感じ。その分響きも柔らかいし耳に障らないし。

後はヘッドアンプとMCカートリッジを一つ譲って頂いた。
来週はちょっとバタバタするのであまり音楽は聴けそうにないが、悩みが解決してご機嫌である。
実りの多いオフ会となったが、何か自分だけ楽しんでしまったようで来て頂いた友人には申し訳ない。
今度はこちらが伺うことに。春ぐらいに行ければよいが。