2018年10月21日日曜日

町田樹のアダージェット

先週だったか?ちょっと忘れてしまったが、夕方というか夜、妻が食い入るようにテレビを観ていた。
何を観ているのかと、画面を観るとカーニバルオンアイス2018町田樹(たつき)選手のスケーター引退の演技であった。
フィギュアスケート ヲタク(いわゆるスケヲタ)である妻と一緒に観た。
妻と違い、町田樹という選手も、フィギュアスケートも人並み程度にしか興味はない七味ではあるが、9分に及ぶ、町田選手に滑りは圧巻だった。自己陶酔的な演技ではあるが彼にしか表現できない一つの世界を築いていたと思う。衣装や振付がバレエダンサーのジョルジュ・ドン(のボレロ)っぽかったり、顔がちあきなおみに似ていてちょっと笑ったケド・・・
今後はスポーツ学を究めんとするらしい。頑張って欲しい。

さて、話は町田樹が滑った曲である。マーラーの交響曲第5番第4楽章”アダージェット”。
クラシック音楽が使われることも多いフィギュアスケートであるが、演技時間は決められており、ショートプログラムで2分50秒以内、フリーでは女子は3分50秒~4分10秒、男子は4分20秒~40秒なので、結構無茶苦茶なカットがされたりして、クラシック音楽のファンとしては微妙なところ。

で、この時の町田選手は第4楽章丸々滑ったわけ。
タイトルは”人間の条件”(クリックでHPにジャンプします)
興味があるのは、誰の演奏か?ということ。
彼のHPにも載っているが、カラヤンのアダージェット。73年のグラモフォン録音かと思いきやさにあらず。同年ザルツブルグでの演奏、と本人が自己解説で言っていた。そんな録音・音源があるんかいなと思って調べたら、ありました。CD-Rでも出ていました。正規盤ではなさそうですが…
アダージェットはグラモフォン盤に比べると、演奏時間は短めもこちらの方がより耽美的で陶酔的かと。

ところで町田樹選手、ウィキペディアによると、2017年に「著作権法および産業論からみたフィギュアスケート」という修士論文を早稲田大学に提出。スポーツ科学の修士学位を取得されています。
著作権・・・ちょっと心配(笑)


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