バンテリン腰ベルトのCMで子供をおんぶした奥様が”腰がシャキーン・・・”というのがあるけれど、七味の腰は全くシャキーンとしない。スッと立っていられない。何だか腰の曲がったお年寄りみたいに歩くしかないという情けなさ。歩けるうちはまだよい。そのうち、腰が痛くなり歩くことすら難儀になる。座ってしまえば別段問題はない。ただ歩くのがシンドイ。
仕事を休むわけにもいかず、職場に転がっている歩行器を使っての移動で凌いだ。
同僚には失笑を買ったがこれが意外と良い。腕というか肘で体重を支えていることで腰への負担がかなり減る。その分、肩への負担が大きく、ちょっと肩コリ気味。とはいえ腰痛に比べれば大したことでは、無い。
そして仕事終わりには連日、接骨院通い。先生の施術と低周波治療器による物理療法をしてもらっている。先生の施術も気持ちが良いが、なんと言っても低周波治療が気持ちよい。
人様の施術ではありえないような刺激がクセになる。背中、腰、臀部にひざ裏と都合4か所を同時に刺激されるとあまりの気持ちよさに恍惚となってしまう。
で、ある時ふと思ったのがリゲティの自動ピアノや自動オルガンによる音楽。あれもこれに近い恍惚感があるな、と。一応、クラシック音楽ということになるのだろうが、雰囲気はプログレッシブロックのそれである。
今週、部署は異なるが同僚のK君が亡くなった。35歳。あまりにも、あまりにも若すぎる死であって、やりきれなさに悲しみよりも、何だか怒りのような、色々な感情が混ざり合って胸が痛い。お子さんもまだ小さいというのに。七味はこんな状態なのでお通夜にも葬儀にも参列できなかった。
各部署からの要望にいつも真摯に応え、みんなからの信頼も厚い男だった。それが仇となってしまったのか。
お通夜・葬儀とも300人を超す参列者だったという。K君の人柄の現れだろう。
さて、今日土曜日は娘が興味を持っている大学のオープンキャンパスの日。長岡駅前に朝6時半に集合し、大学がチャーターしたバスで山形へ。ということで妻と娘を長岡駅前まで送ってきた。
家を5時に出発という無茶なスケジュール。2人を無事に長岡駅前まで送り届けて七味はBOへ。
以前、新津のBOに気になるCDがあったのと、LPをチェックできなかったので、様子をみてきた。
気になっていたハイティンクのシューマン3番とC・ディヴィスのフォーレ、チョンキョンファのコン・アモーレ(いずれも初発盤)、それにベーム/WPh.のモツレクをLPでゲットしてきた。
コン・アモーレは買い直しだが、この初発盤のほうが奥行き感があって良い感じがする。
そしてC・ディヴィスのフォーレ”レクイエム”。録音が良い、とは聞いていたが予想をはるかに上回る音の良さ。オケがSKD、ポップとエステスの独唱。84年、ドレスデン、ルカ教会。かなり重厚な仕上がり。
K君を偲びつつ。
![]() |
PHILIPS 412 743-2 ブックレットは水濡れでガビガビだった。 |