NFLのQB、ペイトン・マニングが引退を表明。SB前から引退が囁かれ、既定路線と報じられてはいたが、引退と聴くとやっぱりガックリと来た。今シーズンの全盛期と比べると明らかに衰えていた。といってもまだ十分にプレーできるし、ファンとしても、もっともっと観ていたい。でもSB制覇を成し遂げての引退というのはやっぱりマニングにとって一番良い終わり方なのだろう。あの憎らしいまでの正確なパスとディフェンスを手玉に取って翻弄する様が観られないのは寂しい限りだ。
アーノンクールの死去もマニング引退と同じくらいガックリ来た。昨年の引退発表のタイミングからして何か不可逆的な疾患を抱えていたと思わざるを得ない。ご冥福をお祈りします。
先日届いたばかりのイタリアSQのBOX。お目当てはモーツァルトのはずだったが、もう3日も「ひばり」「セレナーデ」「5度」ばかり聴いている。ハイドンがあまりにも素晴らしすぎて。とはいってもハイドンの弦楽四重奏曲を聴くのはこれがたぶん初めてなので比較はできないのだけれど。でもやっぱり良い。
デッカのイタリアSQのモーツァルトBOXはフィリップス盤に比べて高音域に潤いがなく、きつい音がするというレヴューがあって、複数のレヴュアーがそう言っている。マスタリングはおんなじものだろうからこのBOXもそういう傾向なんだと思って、買うのを躊躇していた。実際聴いてみると、そうとも思えるが、繰り返し聴くうちに気にならんくなった。
このイタリアSQ、不仲説がある。セカンドバイオリンの女性が他のメンバーと次々と結婚したため、あるメンバーは嫉妬に駆られて練習にピストルを持っていった、だの、虫垂炎だか何かの手術で休んでいたヴィオラ奏者を他の3人が勝手にクビにして新しいヴィオラ奏者を入れた。けれどもその奏者が飛行機恐怖症だったので、先にクビにした奏者を呼び戻そうとしたが、そのヴィオラ奏者が3人に謝罪文を要求し、他の3人はその要求を突っぱねたので解散した、とか。信ぴょう性はなんとも言えないがなんだかガッカリなエピソード。聴く気も失せかけた。でも考えてみると殺したいほど険悪であってもこのアンサンブル。プロ意識がすごい、ともいえる。そんなところに感心しつつ聴く「ひばり」は結構、オツだ。
四重奏曲初心者としてはやはりガイドとなるものが欲しい。そこで「日本の古書屋」というサイトでオンブックスの名曲ガイド・シリーズの「室内楽 上・下」を買った。「日本の古書屋」は全国古書籍商組合連合会のサイトで東京都古書籍商組合連合会が運営している。加盟してる古書屋さんの本がネットで買える。驚いたのは注文の翌日に、まだ支払い方法も確定しないうちに送ってきたこと。中には郵便振り込みの用紙が・・・。別に怒っているわけではなくて、何が驚いたってネットショッピングでは入金が先というのがデフォのところ、商品が先で入金が後、なところ。昔はそうだったなと。イマドキのネットショッピングが世知辛く思えるのはすでに当たり前になった、この入金が先というところだろう。モノが届く前に金を払うというのはなんだか損するじゃないかと構えてしまうし、ちゃんとブツは届くのかと不安にもなる。後払い方式、気分的に余裕が持てて、日本の古本屋、なんだか粋じゃん、と思える次第。
ところで、左から3人目は伊吹吾郎か?
DECCA 4788824 |
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