先日、仕事帰りに戸田ブ(ックス)上越店に寄ったところ、グッドタイムスさんの中古レコード・コーナーにリヒターのバッハのカンタータのCDが15枚ほど入荷していた。前にKazuさんのお宅でカンタータを聴かせていただいてから、いつかまとめて聴いてみたいと思っていたので、ネットや吉田秀和の本などをチェックして目ぼしそうなところを数枚買いこんだ。とはいえ全くのめくら撃ちで冒険に近いお買い物。でもHMVでチェックすると現在、リヒターのカンタータはまとまった形での入手は難しい模様。ということで、残念ながらお目当ての最も有名な147番はなかったが、〈5・56・180〉〈4・6・67〉〈70・140〉〈80・106〉とマニフィカト他を手に入れた。
カンタータを聴くのは初めてだけれど意外と聴きやすい。そういえば昔、吹奏楽やっていたときにバッハのコラールってたくさん練習させられたけどコレだったの?
あの時は何だか掴みどころのない感じだったけれども・・・。吉田秀和は「名曲300選」のなかで140、4、56番を推している。中でも4番冒頭の格調高く、厳しい音楽には打たれた~。国内盤なので歌詞対訳もついているが今は浸るように聴くのが良さそう。耳が慣れてきたらもう少し勉強してみよう。
録音は60年代後半~70年代後半になされたようで、年代が下るにつれ音も良く聴きやすくなるが、当時のDG録音の特徴である直接音多めのマルチマイク録音のせいかクッキリとした音像ながらやや平板な印象。中音域が厚い。合唱はやや混濁してハッキリしない感じ。
しかしこの中古盤、買ったすべてのディスクケースの背に両面テープで帯が張り付けてある。で、帯をそろそろと外すのだが、これがガッチリとくっついていて簡単には剥がせない。帯はボロボロ。仕方なく捨てる。ケースに残った糊成分はシール剥がしスプレーを染み込ませたティッシュでゴシゴシとふき取る。これでペタペタはしなくなる。ただ、シンナーの匂いは苦手だしいちいち剥がすのに結構な手間がかかる。前の持ち主さんの所業であろう。その旨表示もされていたが、あまりの強固な両面テープの粘着に辟易させられる。みなさんは帯をどうしておられるのだろう?
自分の場合、帯があれば折りたたんで解説書の中に入れ込んでしまうことが多いが、最近は捨ててしまうかな。LPの場合は外して中に入れてしまう。確かにこの歳になって老眼が進むと、背の文字が小さすぎて読めないことが多い。昔まだCDが出始めた頃の東芝EMI盤の背には日本語でデカデカと「クリュイタンス ビゼー アルルの女組曲」などと、しかも縦書きで書いてあって見やすいもののちょっとカッコ悪い感じがしたものだ。帯の文字は大きくて見やすくてよいのだけれどケースに帯を張り付けるのも手間だな。
快晴の朝、通勤中に見た焼山(焼岳)。噴煙?がたなびいていたので信号待ちの間に急いでパチリ。
火山はなんだかエネルギーの源、生命の源のように感じて(火の鳥の読み過ぎ?)気持ちを高ぶらせるものを持っていて、なにか引き付けられるな。噴火したらイヤだけど。
こんな形で留めてある |
剥がしたところ シールが残ってます |
一昨日(3/17)朝の焼岳 噴煙が見える |
ごめんください。
返信削除最近、あまり声のCDを聴かなかったので取り出してみます。
焼岳の噴煙、こちらも見えます。噴火しないでほしいですね。
Kazuさん いつもありがとうございます。
返信削除最近ネットも含め、中古CDで欲しいものがたくさん出回っていて、ついつい買い過ぎてしまいます。
リヒター、さすがの安定感です。マティス、シュライヤー、ディースカウも素晴らしいですね。