2016年3月5日土曜日

EQな毎日 オーウェル「動物農場」

先日のKazuさん邸訪問はとてもよい刺激に。改めてバークレイの調整を進めている。EQのカーヴをフラットになるように測定したものをもとに、できるだけカーヴはいじらず低音域を上げて、高音域は倍音成分を多く含む1KHz~1.25KHzを落さないようにして調整してみた。これまで耳痛のもとだった1KHz辺りの音もさほど苦にはならなくなったようだし、以前よりも音にふんわり漂う感じが出てきたように思う。ただ、軟な床と壁なので音が外に抜けてしまうこと、横長配置で側面の壁との距離があるせいで反射音が少ないことで、低音がなんだかもの足りない気もする。このあたりは今後の課題か。
正直、メンドくさいのだが、ああでもないこうでもないといろいろと試しているときが結構楽しい。ただ、これを始めてしまうと音楽よりも音が気になってしまう。よって、ほかのひとにはお薦めしない。

今年の目標の読書だが、月5~7冊ペースと自分としては順調だ。最近読んだのはオーウェルの「動物農場」。ロシア革命と社会主義的ファシズムを風刺した寓話。荘園農場の人間(=帝政、資本主義者)を追い出した動物たち。頭が良いとされる豚が動物たちを支配するが次第に堕落、腐敗して・・・、というお話。作中に登場する豚のナポレオンはスターリンに読み替えられるのだが、ナポレオンとはまた皮肉が効いている。オーウェルといえば「1984年」や「カタロニア賛歌」もある。以前に読んだが、また読み返してみようかな。
いまはコリンズとラピエールの「パリは燃えているか?」を読んでいる。こちらは第2次大戦中のパリ解放のドキュメンタリー。吉村昭なども好きでドキュメンタリーはよく読むジャンルだ。
しかし昔に比べると、文庫本の値段が高いのが玉に瑕。スマホに変えたのを機に電子書籍もいいかと考えたがやっぱり読書にはページを繰る、という動作がないと読んでいる気がしない。ディスプレイでは目が疲れやすいし、読むというよりは見ている感じしかしない気がする、のはやっぱり古い人間なんだろうなと思う。


                 動物農場 : 角川文庫(海外文学): ジョージ・オーウェル

                パリは燃えているか?〔新版〕 上

                パリは燃えているか?〔新版〕 下

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