2025年12月14日日曜日

ドヴォジャークあれこれ

今年も残すところ2週間と少し。今年もなんだかんだとCDやらレコードやらたくさん買ってしまったと反省。
記録を付けているわけではないがドヴォジャークを多く聴いた年になったのではないか。次いでショスタコーヴィチか。
ショスタコーヴィチは今年没後50年の年だったが、記念盤で食指を動かされるものは無かった。来年の26年は生誕120年なのでもうちょっと期待してみたい。

という事で、今日も今日とてドヴォジャーク。
ミュンヒンガー/シュトゥッツガルト室内管による弦楽セレナーデを。デッカによる録音。カップリングはスクの弦楽セレナーデとR.シュトラウスのカプリッチョからの一曲。
あんまり話題にはならない演奏だが、ミュンヒンガーの美質である柔和な音楽づくりが美しい演奏。ミュンヒンガーはこの盤以外にパッヘルベルのカノンの入った音盤くらいしか持っていないがとても良い指揮者なのではと見直した一枚。
続いては、バイオリンとピアノの曲集。ナクソス。第1集と第2集がある。
キアン・ズー(チェン・ジョウ:Qian Zhou)のバイオリン、エドモンド・バタースビーのピアノ。これまでユモレスクと4つのロマンティックな小品くらいしか聴いたことが無かったが、バイオリンソナタが聴けるのは有難い。第2集にはクライスラー編曲のスラヴ舞曲から第2番・10番・16番などドヴォジャークのメロディーメーカーぶりがわかる選曲に嬉しくなる。
もちろんユモレスクも入っているのだが、ユモレスク、じつは8つのユモレスクという曲の第7曲らしい。という事であと7曲あることになる。
他の曲も聴いてみたいもの。
バイオリンのキアン・ズーは中国生まれ。18歳で1987年のロン=ティボーコンクール第1位を獲得というキャリアの持ち主。の割にはあまり上手には聴こえないのだけれど。
最後は、ロストロポーヴィチのチェロ、カラヤン/BPh.によるチェロ協奏曲。
これはもうなにもいう事の無い名盤中の名盤。
フルニエとセル/BPh.とは双璧。おなじベルリン・フィルでもどこか優雅で紳士的なフルニエとセルの演奏とは対極的でもある。
ロストロとカラヤン、両者少々派手なところはあるがロストロの雄渾なチェロに惚れ惚れ。なんとも堪らん演奏。ロストロのチェロを聴くためのレコード。

午後になって荒れ模様のお天気。少し虹も出たりしたのだが。
雪でないだけマシか。





2025年12月13日土曜日

第九の時期

12月に入り、およそ2週間。
もう幾つ寝るとお正月~という歌もあるが、あと19回寝ればお正月が来る。

まあ何もしなくてもお正月はやってくるのだがなかなかそうもいかない。
片付けだの掃除だの、神棚や仏壇の掃除。注連縄やお札の交換などなどいろいろとやらなければならないが・・・元来のめしこきなので気が重い。

先日ラジオを聴いていると日本で年末に演奏されるベートーヴェンの第九に12を掛けると煩悩の数と同じ108になるのだとか。偶然にしても出来すぎ。見つけた人は凄いね。
そういえば今年はナマで第九を聴くことが出来たんだった。アレはなかなか良い経験だった。普段音盤で年末に限らず聴いてはいるが実際に聴くとこの曲の破天荒さがよく判った。よくアマチュア合唱団が歌ったりするが、きっとアドレナリンがドバーッと出るに違いない。聴いている方ももちろんドバーッですよ。
という事で今年は誰の第九を聴こうか。スィトナーのLPが手に入れば良かったのだが入手できなかったので少し悩む。
そうだ、今年はレコードにしよう。久し振りにイッセルシュテット/WPh.のLPでも聴くことにしようか。こちらはまた後日に。

先日贖ったドヴォジャークの弦楽四重奏曲全集は引き続き検盤がてら聴き進めている。
全14曲にプラスαだが基本、収録順は後期からとなっており聴き進めやすい。前期から中期の曲は長めでLP1枚に渡っているが後期はLP片面くらいに収まる長さ。
前期のものはまだ聴けていないけれど後期に行くにしたがって楽想が洗練されつつ纏まりよくなっていく感じだろうか。
ようやく4枚目の中期後半というか後期前半の10番、9番に届いたところだがまことにメロディに富んでいて素晴らしい。聴きながらずっとキュンキュンしっぱなし。
これは今年一買って良かった音盤かもしれない。

すこし前から”タイパ”が言われるようになっている。ネット動画を視聴する際のタイムパフォーマンス=時間対効果ということらしい。
音楽を聴いたり本を読んだりという行為はタイパにもっとも遠い。タイパ、嫌いではないが自身の趣味に関してはあまり関係が無い。
最近のJ-POPは前奏が無かったり短かったりするんだそう。これもタイパ重視の表れ。
まあ、クラシックでも協奏曲などは前奏の部分が長いものがあって、確かにそういう時は早送りしてしまうこともあるな。
もちろん、仕事で動画を視聴しての研修やら講習ではタイパ重視で1.5倍速くらいで視聴しているわけだが。もっと早く2倍速では何を言っているのか聴き取れず話が頭に入ってこなくなるのでダメなんだわ。

しかし地震、それに津波。やっぱり怖いわね。
今回の青森沖の地震、このあたりは震度2だったが、寝ていて全く気が付かなかった。
一昨年の能登沖の地震ではこちらも津波の被害があった。このあたりの割と近い沖合に能登から伸びている断層があるそうで、地震発生の確率も高いと言われている。
一応、非常持ち出し用のリュックは用意してあるが、家に居る時に起きるとも限らないし、職場でとなれば帰ることは難しい。津波となれば車は置いて逃げなければならないと思っているがその後の避難生活を考えればクルマは必要だし。どこに逃げるかは決めてあるが逃げ切れるのか?不確定要素が多すぎるのだ。
後発地震注意情報が引き続き北海道、青森、岩手、宮城に出ているが、今後大きな地震が無いことを願うばかり。

プラハSQによる弦楽四重奏曲全集







2025年12月12日金曜日

早ない?

無事金曜日の勤務を終わらせ帰宅。外食ついでに首がビロ~ンと伸びてしまった肌Tをやらゴムが伸びてしまったパンツやら穴が開きそうな靴下を買い換えるべくユ〇クロへ。

お腹が空くと機嫌が途端に悪くなる妻対策として、先に夕食を済ませる。寒いのであんかけ系のアツアツ麺類を。身体も暖まってユニ〇ロに行くと閉まっている。午後7時を過ぎたばかり。あちゃ~😵
まさか7時閉店とは。早すぎでは?
週末は荒れ模様と思い、出てきたというのに。

仕方なし。気を取り直してヤマ〇電機へ。
ピンジャックプロテクターを購入。10個入りで500円、ちと高いがまあ良いか。20個は欲しいと思い2箱購入。
帰って開けてみると20個入り。あらら。結局1箱が丸々と余ってしまった。
昨日のショートピンといい、最近はこんなことばかり。

ピンジャックプレテクターの効果は効果というほどのものは無いと思う。
しかしカーボン製CDスタビライザー、ショートピン、CDプレーヤーのアクリル蓋に載せた重しといった小物アクセサリー。微妙な効果もこれだけ重ねれれば効果も出てくるというもの。
ショートピンは少し躍動感を削いでしまう気もするが、あまり大きな違和感もないのでしばらく様子をみることに。

昨夜は結構荒れた天気で、その所為か頭痛が痛く、あんまり音楽を楽しめなかった。今日はその頭痛のせいか肩がバキバキにバキバキでパンパンでズンズン。
あまり重い音楽も嫌なので、自動ピアノによるラグタイムのCDを。
なかなかご機嫌なディスクで気に入っている。



2025年12月11日木曜日

ショートピンの効果は

先週末は日曜単休だったこともあって、疲労の残る今週。ようやく木曜終了まで漕ぎつけた。後は金曜日。ここまでくればしめたもの。
気になっていたプリアンプ背面の空き端子。入力端子にショートピンを刺すと音質が向上するらしいと聞きつけて早速注文。それが今日届いた。現在空いている入力端子は4系統。左右で8つ。10個も頼めばよいかとそのつもりで注文したが届いてみれば18個。
どうしてそうなった?
出力端子には後日テクニカの端子カバーを付けることにして。
で、その効果はというと有るような無いような。音は綺麗になった気もするし。
まあ、良くなったことにしておく(笑)

これから週末にかけて天気は荒れる模様。夕方になって荒れてきた。帰宅時には風が強くなって、7時ころには雷も。明日は雪も降るみたい。随分気温も下がってきている様。

最近のCDプレーヤー周り




2025年12月7日日曜日

穏やかな一日を鍋焼きうどんで〆る

今日は割と暖かく、暖房も付けたり消したりしながら過ごした。この週末は日曜単休。先伸びにしていたクルマの点検に出かけ、ついでに本屋へ寄って帰ってきた。

もう少し中低音域にボリュームが欲しくてEQを弄る。
夕方はこちらも夕方からクルマの点検に行ってきて疲れた妻のリクエストで外御飯。よく行く店がそろそろ鍋焼きうどんを始めたのではと思い行ってみる。
目論み通り鍋焼きうどんを。
家を新築した際にガスコンロをIHに変えたので例のアルミ鍋に入った鍋焼きうどんが作れない。IH対応の一人用鍋を買い、それに移して作るかとも考えたりするが、あれはやっぱりアルミ鍋で作って食べるからうまいのであって。
さて、鍋焼きうどん。うどんは冷凍さぬきうどんであろうもちもち食感でも熱々土鍋がイイね。身体が暖まった。
やはりIH対応の一人鍋を買ってしまおうか。
月曜からは雪の予報。週半ばはまた冷えるらしい。嫌だねぇ。

2025年12月6日土曜日

ラサールSQのベルク レコードの買い方

今シーズン最強の寒波という事で大雪に身構えていたが積もらずちょっと肩透かし。それでも金曜日は10センチほどの積雪。しかもこれが水分を多く含んで重いこと重いこと。帰宅時クルマに積もった雪を下ろすのに一苦労。
今日は天気も良く気温が上がり積もった雪もだいぶ溶けた。
しかし今朝は寒かった。

買い込んだレコードを検盤がてら聴く日々。その中にはラサール弦楽四重奏団のベルクの抒情組曲のLPも。
手持ちの盤は先日ブログにも書いた針飛びを起こすがデノンで針圧を少し多めに掛けると無事再生出来るというもの。
偶々、店頭に有ったので買ってきた。
で、聴いてみた。カートリッジはテクニカのOC9xml。
んー、良い!盤質も買ってきた方が格段に良い。ノイズも少ない。デノン以外のカートリッジでちゃんとトレースするのが何よりも良い。
盤質と値段のバランスがおかしい。たぶん専門店ならもう少し高い値段だと思う。アンティークショップというのもあるのだろう。閑古鳥、ますます好きになってしまった。

中古レコード、最近は専らショップ店頭での購入が多い。新規プレスのLPは基本買わない。
現在、中古レコードを購入できる方法がいくつかあるが、以下の方法が主流かと思う。
①中古レコード店の店頭での購入
②中古レコード店のネット通販
③ドフ(含ブッコフ)での店頭での購入
④ネットオークションやフリマから購入
現在、ウィッチは①と③。後は時折HF堂。②④は以前は使っていたが自然と使わなくなった。
購入するレコードの9割以上がクラシック音楽。クラシックは聴く人が少ないので基本的に人気が無く価格も安い。
1枚あたりの値段は高くても元の販売価格くらいまでと決めている。高額盤はきっと音も良いのだろうが上をみたらキリがないし、我が家のシステムではウン万円のレコードは釣り合いが取れない。あと傷つけたりしたら立ち直れないと思う。
なので、高くても3000円くらいまで。大体~2000円といったところ。前述のラサールSQのLPも1600円くらいだったと思う。

理由としては①が一番安心して買えるから。が、値段も高い。
こうしたお店はだいたい5段階くらいのグレードで盤質とジャケットの程度を表示している。
グレードはお店ごとによって微妙に違っているが大体は同じ。ただグレードの定義というか基準が異なっているよう。
仕入れたり買い取ったりしたレコードを検盤して、場合によってはクリーニングも。検盤しないものはそのぶん値段を下げてセール品とかジャンク扱いで売っていることが多い。ドフやブッコフは値段だけ表示してあって。一応、検盤しているとは思うがグレードの表示がない。

グレード表示があるお店では表示を信じて、ない店はそれなりの盤なんだなと思って買うことを心掛けている。
安い盤は安いなりの音だったり盤質と思わないといけない。まああんまり大ハズレも無いのだけれど大当たりもない。極まれに当ったと思う時もあるが結構バイアスかかってるし、それって個人の感想ですよね。
なので基本、検盤はしない主義。たまに中古レコード店やドフで熱心に検盤している人を見かけるが、専門店ならその店のグレードを信用しなよと思うしドフならグレード表示が無いんだからそれなりの盤だと思いなよと思う。
ま、ドフはどうしてこの値段なんだってくらい高いのもあるけれど。グレード表示もない盤にそこまで出す?と。

専門店で買ったレコードを聴いてみてグレードと盤質に著しい乖離があるなら、もうそこの店では買わない。もしくは信頼はしないけれど(稀少盤や咽喉から手が出るほど欲しい盤だったりすれば)リスクを覚悟したうえで買うか。

まあこれはウィッチのレコードの買い方であって、十人十色みんな好きなように買えばよいだけの話なのだが。

本日土曜日は出勤日だったので真面目に仕事してきた。夕食後は少しCDを。
SNSのフォロワーさんがオンキョーのトップローディングタイプのCDP、C-1Eのアクリルパネルに重りを置いたら低域がしっかり出て落ち着いた音になったと言っていたのでウチではどうかと実験中。
音は変わるわね。重心が下がったといえば下がったし、変わりないと言えば変わりないか。メカノイズが減ってくれると良いのだけれど。



2025年12月4日木曜日

怠い怠い、怠いす・ミヨー コレクションの行方

 火曜日、コロナワクチンを接種した。
来たね。怠いし薄ら寒い。熱は上がってこないが非常に怠い。
未だコロナにはなっていないし、基礎疾患もあるので接種した。職場も以前はほぼ強制だったが今は職員の任意。費用も職場負担から個人負担へ。これが結構な出費。
でも打たずに罹って大変な思いをするのも嫌だし、罹っても軽く済めば御の字か。

先日すかんぴんさんがコレクションの行方について書いておられた。
オーディオ機器と音盤のコレクション、というほどではないが音楽を自由に聴けなくなったり、自分が死んだあとのことを考えると頭が痛い。
オーディオ機器は娘が欲しいと言っているが実際問題、使っていけるか甚だ怪しい。デカいし重いし。今でさえメンテナンスにヒィヒィ言っているのに維持するだけでも大変だ。現実的ではないと思う。
それなら信用のおける業者に引き取ってもらうのが良いと思うものの、信頼できる業者というのも現状なかなか見つからない。

そこに現れたるは閑古鳥さん。ここにお願いしようと決めた。
オーディオや音楽にも造詣の深いアンティークショップ。
自分が死んだとして残された家族に幾ばくかのお金を残すのも大事ではあるかと思うが、それよりも次の方に使って欲しいという思いの方が強い。
店主と話をしていて閑古鳥さんならその橋渡しをちゃんとしてくれそうな気がした、のと、ハードとソフトの両方を扱っているのもある。オーディオショップだとメインはオーディオ機器でソフトはどうだろう。ちゃんと買い取ってくれないんじゃないか。中古レコード店はハードは買い取らないだろうし。
閑古鳥さんのようなショップなら両方守備範囲だし。
とはいえクラシック音楽は人気が無く売れないので迷惑かなとも心配したりして。
すかんぴんさんはコレクションが分散してしまうのは忍びないというようなことをコメントに返してくれたが、すかんぴんさんのところはコレクション的にも価値のあるものが多そうだし確かに分散してしまうのは忍びないかも。
ウィッチの場合はあまり価値のあるものはないし、分散しても良いかなと。次の方のお好きなように、というスタンス。臓器移植ではないけれど、機器なり音盤を手にしたその方の人生が少しでも豊かなものになってくれるならこんなにうれしいことはない、かな。

ワクチンの副反応は思いのほか早くやってきて接種した日の夕方にはかなりの倦怠感。解熱鎮痛剤を服用すると随分楽になるが薬の効果が薄れるとしんどい、を繰り返した。水曜日も午前中まで結構しんどかった。いつものことだがこれだけは嫌だ。
音楽は聴く気になれず、怠いながらも撮り溜めたNFLの試合や大河ドラマを観て過ごした。おかげで追いついくことができた。

今週半ばは今期最強の寒波が襲来とかで、こちらでも平地で最大20センチの積雪との予報、だったが蓋を開けてみると積もるほど降らず。風は強く、雪は山沿いの方へ流れた様子。身構えていただけに拍子抜けである。

先週末買ったレコードを少しづつ検盤がてら聴いているが18枚もあってなかなか捗ってはいない。8枚ほど聴いたが幸いにも針飛びや酷く反った盤はない模様。12枚組のドヴォジャークの弦楽四重奏曲全集も盤質は大当りと思う。この冬の楽しみが増えた。






2025年11月30日日曜日

行ってきた。ドヴォルザーク弦楽四重奏曲全集

 先週行ってから、ずっと閑古鳥さんの事が頭から離れないウィッチ。病気だと思う。もちろん仕事の時もずっと。また行きたい。春と言わずすぐに行きたい。

行かない後悔より行って後悔。という事で行って来ました。今回は妻も一緒。犬が大好きな妻。看板犬の白い大きなイッヌの画像を見せるとすっかりその気に。
佐久に行った後に須坂のガーデンに寄ることにして出発。
高速を使って約2時間。今回は先週と打って変わって快晴。絶好のドライブ日和。
共同駐車場に車を停めてお店まで歩く。
看板犬がお出迎え。店主さんも、あれ?春に来るって言ってませんでしたっけ?と。
ハイ。そのつもりでしたが、すぐに来たくて来たくてウズウズしてましたと告白。
何やってんだ俺と思うわ、ホント。
先週、買わずにいたLPを中心に6枚ほど購入。クーベリックのマーラー5番、6番、9番とジュリーニ/CHIのドヴォ8、ラサールQの抒情組曲、スィトナーのLvB1&8。
ラサールQの抒情組曲は持っているが針飛びしたのでスペアというか買い替えのため。スィトナーは持ってった。ダブったぁ!
まあ買わない後悔より買って後悔という事で。
お値段まずまず、盤質も良好のよう。
そして、HF堂に注文していたプラハ弦楽四重奏団によるドヴォルジャークの弦楽四重奏曲全集が夜に届いた。
12枚組という事もあって箱も厚い。箱の傷み・ヤケはあるがまあ許容範囲。少しづつ検盤がてら聴いている。まだ2枚ほどしか聴いていないが反りは無さそう。ホコリの付着が多い。
昨日からカートリッジはテクニカのOC9xmlで聴いているが、少し高域がキツイ感じ。トーンコントロールで高域を少し絞っている。
プリアンプにこうした機能は不要という他人もいる。こうした回路は音質に悪影響で不要だというのだが。
ちょっと待て、こうした微調整が出来るから聴きやすくなって音楽を楽しめるのでは。なにか本末転倒のように思う。
さて、今年中の音盤探しの遠征は多分これで終わりかな。これらの音盤を聴きながらクマよろしく春まで冬眠することにしようか。

そうそう、今日閑古鳥でビクター犬のニッパーを買ってきた。25センチくらいだが背中にヒビがあるのと、おでこにキズがあるもので1500円と格安だった。まあちょっとやんちゃな感じ。随分汚れていたのでやさしく中性洗剤とスポンジで洗ってあげた。良い置き場所が無いのでスピーカーの上に鎮座している。

閑古鳥でウィッチがレコードを掘っている間、ずっと看板犬とじゃれ合っていた妻。帰宅してから妻、看板犬の画像や動画を飽きず眺めてはニヤニヤが止まらない様子。いつの間に撮ったのか?しかも可愛かった~、を連発。
まあこっちの作戦通りでこっちもニヤニヤが止まらない。今後も犬を口実に長野へ出かけるついでに閑古鳥に寄ることが出来るってワケです。ニヤリ。

さて今週は火曜日にコロナワクチンの接種がある。接種後のあのだるさを考えるとちょっと憂鬱。

2025年11月29日土曜日

うずうず

 先週伺った佐久の閑古鳥。次は来春かなと思うものの、また行きたくてうずうず。
クマの冬眠ではないが雪が積もるようになれば外に出ることも少なくなる。冬眠前の腹ごしらえではないが、その間に聴くべく音盤を買い込みたくなる。
先週、泣く泣く置いてきた盤もあって心残り。
佐久に行くなら今週末しかないがどうする?

HF堂に出ている12枚組のプラハ弦楽四重奏団のドヴォジャークの弦楽四重奏曲全集LPBOX。結局注文してしまった。というのも先週、その全集の中の1枚を贖ったがコレがとても良い演奏。決定打に。
心配なのは盤質。反り反りだったら嫌だな。まあ外周スタビライザーで何とかなるかな。クロ〇コからメールが来て明日届くそう。楽しみ。

今日は快晴。風は冷たい。
何処にも出掛けず家でのんびりと撮り溜めたNFLの試合などを観戦。NHKが中継を止めてしまったので、ここ数年はCSの日テレG+に加入して週2試合を録画。オーディオに時間を掛けてしまってなかなか観る時間が取れず遅れ気味。先々週の試合を見る。レギュラーシーズンももう半ばを過ぎた第11週。プレーオフまで熾烈な試合が続くが各チーム怪我人が混戦模様。これはこれで面白い。
ここ数年クォーターバック(QB)の世代交代が進んだがこの2年ほどはドラフト上位で指名されたもののデビュー後あまりパッとしなかったQBがチームを渉り歩いて成長し見事なプレーを見せるケースが多く、ちょっと胸アツ。

針飛びLP第2弾、オーマンディのブルックナーの5番。こちらもDL-103で針飛びすることなく再生出来た。ホント心強い。





2025年11月28日金曜日

クーベリックのドヴォジャークとラサールSQのベルク抒情組曲のLP

ジャケットの装丁が美しいクーベリックのドヴォジャークのLP。この春に2枚をドフで見つけて買ったものの、値段にそぐわない結構なキズがあって見事に撃沈。その後ブッコフだったかHMVの中古でCDBOXを贖うことができて折に触れて聴いている。

先日の佐久でも2枚を贖うことが出来た。これで4枚。残りはあと2~3枚。外盤はスラヴ舞曲集が作品48と72で2枚に分かれている。作品72はあるのでなんとか作品48を見つけたい。あと伝説曲も。
先日買ったLPに謝肉祭があった。これはもうとってもスカッとした曲。たぶんドヴォジャークの曲で一番スカッとした曲ではないかと思う。こんな曲はクーベリックにうってつけ。CDでも良いのだけれどLPの方が力感というかある種の重みみたいなのもあって良い感じ。

もう一枚。
ラサール弦楽四重奏団のアルバン・ベルクの抒情組曲。この曲の定番中の定番。大名盤。
いわゆる十二音音楽で無調だがベルク特有の色香があり好きな曲。この曲の第3曲は夏に十日町でカルテット インテグラで聴いて以来嵌っている。
随分と昔に中古で購入したが、針飛びを起こすところがあって敬遠していた。目視でもほとんど目立たないキズだが深いのだろう。
先日、ふと思い立ちデノンの103で再生してみた。標準針圧の2.5gではやはり飛んだが、もう少し印加して2.7gにすると飛ばずにイケることが判明。オルトフォンもテクニカも少し重めに印加してもダメだった。
こんなとき丸針(円錐針)は強い。楕円針やファインライン針では溝深くトレースする格好となってキズに対しても追従性が高く針が飛んでしまうのだろう。正直諦めてレコード捨てようかと思っていただけに嬉しい。

そんなこともあって先月、畏友に格安で譲って頂いたDL-103でLPを聴くことが最近は多い。MM型でのノイズ問題もあってMC型が出ずっぱり。デノン、オルトフォン、テクニカと3種あるMCカートリッジだがテクニカの出番が思いのほか少ない。テクニカは音が正確というかカッチリとした鳴り方。
音に余白というか遊びが無いというか融通が利かない、真面目に過ぎる。そんな感じ。
悪くないのだが音楽的な楽しさが乏しく感じられて。
まあ、テクニカの本領を引き出せていないウィッチが悪いのかもしれないがそういう印象。
デノンの103はほどほどというかこの3つの中では中庸。でももっさりはしていないし面白味の無い音もと思わない。今、60~70年代中盤までのステレオ録音のLPを聴くことが多いせいかもしれない。この年代の録音には丁度良い感じがしている。今回の件もあってとても頼もしい存在に。好感度・信頼度ともに急上昇である。
まあオルトフォンを少し休ませるのにも良いかな。


2025年11月24日月曜日

ニコラーエワ/ショスタコーヴィチ 24の前奏曲とフーガ

 先日行った佐久の閑古鳥にあったニコラーエワのピアノによるショスタコの24の前奏曲とフーガ。以前から探していたCD。こうもあっさりと見つかるとは。これだからショップ巡りは止められぬ。しかも価格はここには書かぬが格安であった。

この曲についてはほとんど聴いたことが無い。廉価BOXにギレリスと作曲者自身のピアノによる演奏が数曲抜粋されて収められているのを所有しているが、ウィッチにとってはまだまだ未知の曲。
管弦楽曲や交響曲、協奏曲はそれでも何となくわかるが、この24曲の前奏曲とフーガはちょっと聴いただけでもつかみどころがない感じがする。
昨日、弦楽四重奏曲の13番&12番のレコードも合わせて買い、一通り聴いたが、こちらの方がまだ腑に落ちる感じか。
ちゃんと聴いてみたいと思っていたがなかなかの難物かもしれぬ。3枚組(演奏時間はおよそ2時間半!)だし。これはかなり忍耐がいるなと。
とはいえ今年はショスタコーヴィチの没後50年。もう少しこの作曲家を掘り下げてみたいところ。

世間では3連休の最終日であった今日、ウィッチは仕事。まあ事務方は休みなんで会議だのが無く、本来のリハビリ業務に集中できた一日であった。
帰宅してからクーベリックのBOXからモーツァルトの交響曲などを聴いている。壮年期の録音でモノラル録音。クーベリックのモーツァルトと言えばCBSにバイエルン放響と録音した演奏が有名だが、ウィッチは生憎持ってない。

今朝から筋肉痛。何事かと思えば一昨日の夜にラックの位置を変えたり、重いパワーアンプを持ち上げたりレコードプレーヤーを4,5回上げたり降ろしたりしたのだった。忘れてた。しかし一日置いて筋肉痛とは。


2025年11月22日土曜日

サクっと佐久まで

今日は念願のAntique&Collectible閑古鳥さんへ。
長野県佐久市望月にあるお店。SNSでレコードを大量に買い入れたというのを見て雪になる前にと行ってきた。

高速道路を使うと2時間弱。新潟市に行くのとさほど変わらない。9時ころににこちらを出たときは雨だったが県境を過ぎたあたりから晴れてきた。山を隔てただけで随分違うものだなと。
途中高速道路からみる妙高山は頂上付近の雪と裾野の紅葉の対比が見事。今の時期ならでは。
旧街道沿いの街なかにあるお店。お店からすこし離れた共用の駐車場から歩く。街並みを眺めつつ歩くというのも趣向としては良いな。しばらく行くと看板犬の白くて大きな犬がお出迎え。とても可愛い。モフモフが好きなようで、着ていった買ったばかりのアウターをガシガシと噛まれたが可愛いので許す。
アンティークのお店故、様々なものが置いてある。
品出し中の店内は雑然としているが妙に居心地が良い。これはやはり店主の人柄に寄るのだろう。久々に中古レコードやCDを漁って買ってほっこりした気持ちになった。
値付けも概ね妥当なもので好感が持てる。
ブッコフで買う事がほとんどだが、ほっこりはしないし、何ならちょっと高いなと思うことがほとんど。近くの店でとなるとブッコフしかないので仕方ない。
また是非伺いたいお店だった。
生憎骨董やインテリアには疎いウィッチなのでLPとCDを少々買ってきた。次回は春かな。楽しみにしておこう。
レコードはドボジャークが豊漁。ドボジャークを中心に8枚。CDもせっかく遠方から来てくれたのだからとまだ値付けのされていない物を見せてくださり2枚購入した。
もう少し買いたかったが、あまり余裕もなく。申し訳なし。

プレーヤーについては修理を請け負ってくださった仙台のショップに確認のメールをした。ノイズについては気になる様なら送ってくださいと言っていただいたので、時期を見て修理を依頼しようかと思う。
そんななか、佐久で贖いしレコードを確認がてら回していて、どうもハウリングマージンが低いなと思った。確かめてみるとプリのボリュームで2時過ぎくらい。踵で床をどんどんすると結構振動を拾う。まあラックも軽いし天板にプレーヤーが乗っかっているだけでスカスカだし。
夕食後、ラックのネジを締めてみたり、床が傷つかないように貼ったフェルトの位置を変えたり。結果マージンは3時半から4時の間くらいに。
少し様子をみてラックの位置や機器の配置も変えてみようかと思う。
レコードはこんなことばかり。まあちょっと楽しいのだけれどね。


2025年11月21日金曜日

ついにこの季節 アナログに凝る

火曜日、当地にも雪が積もった。積もったと言ってもクルマの窓ガラスが白くなっただけだが、いよいよ来たかという感じ。
今年は何だか秋が短い気がする。
晩秋に初冬がおっ被さってきたよう。この週末タイヤ交換は済ませたが、GSに電話したときに予約でいっぱいなんですよと言っていた意味が分かった。どうも雪の予報が出ていたみたいだ。まあ大袈裟に言うのが常の天気予報だが大当たりだ。
初っ端から大雪なんてことにはならなそうだがどうか。少しづつ降ってくれないか。

それにしても寒い。
雪が降るくらいだから当たり前だが、それにしても寒すぎる。仕事中も使い捨てカイロを背負っているがそれでも背筋が寒い。
寒くなってくると悩ましいのがオーディオ機器の暖気。部屋がキンキンに冷えているわけではないのでまだ良いが、夏場に比べると本調子だなと思うのに時間が掛かる気がする。
電源投入後はややガサガサとした感じもする。1時間も聴いていると暖まってくるのか滑らか感じに変化する。いい感じに暖まって来たなと思うと10時を過ぎてタイムオーバー。不完全燃焼である。

さて、修理に持って行ったレコードプレーヤーが戻ってきた。
頂いた990と戻ってきた1100、2台使いと行きたいところだがスペースがない、こともない。まあ2台使いするかどうかは置いておいて、まず戻ってきた1100の動作確認が先決だろう。会津のKさんと仙台のアダージョオーディオさんには感謝しきれない。
懸案の電源スイッチはちゃんと直ってきた。
シェルコネクタの渋さとMMカートリッジを使っているときに出力端子部を触ると出るノイズは変わらず。コネクタ部はまあ良いとして、ノイズよな。MCタイプではノイズは聞こえないので良いがどうにかならないか。
まあここは一旦仕切り直しといこう。

修理に出すのと並行してシェルワッシャーを自作した。改めてその感想。
しっかりとロックできている。シェルがぐらつくことがないのは喜ばしいこと。シェルを触ったときのノイズもない。無いことは無いのだがその時はちゃんとロックできていない時というのも判った。
厚さを1mmとしたが、やや厚すぎたか?ただ0.5mmくらいだとぐらつきが出るので薄くしたとしても0.75mmぐらいがいいのかも。いままでワッシャーなしだったので有りの音は少しぼやけて聴こえるのかもしれぬ。

LPのクリーニングについて、SNSで水で盤をしっかりとふやかすと良いというのを見て最近実践している。霧吹きで水を吹きかけた後、1~5分ほどそのままにしておくというもの。そうすることで音溝深く入り込んだ汚れやカビが浮き上がってくるのだという。それをブラシで取り除く。
実際やってみると、たしかにパチパチノイズは無くならないものの減る傾向。
ただ、せっかちな性分なのでこの数分待つというのが苦手。
この数分を惜しんではと思うもものの待てない自分が嫌になる。

寒くなってエアコンを使うようになると部屋が乾燥して静電気の問題も。レコードには
あまり良くないが、スピーカーには良い季節ではある。