2025年11月30日日曜日

行ってきた。ドヴォルザーク弦楽四重奏曲全集

 先週行ってから、ずっと閑古鳥さんの事が頭から離れないウィッチ。病気だと思う。もちろん仕事の時もずっと。また行きたい。春と言わずすぐに行きたい。

行かない後悔より行って後悔。という事で行って来ました。今回は妻も一緒。犬が大好きな妻。看板犬の白い大きなイッヌの画像を見せるとすっかりその気に。
佐久に行った後に須坂のガーデンに寄ることにして出発。
高速を使って約2時間。今回は先週と打って変わって快晴。絶好のドライブ日和。
共同駐車場に車を停めてお店まで歩く。
看板犬がお出迎え。店主さんも、あれ?春に来るって言ってませんでしたっけ?と。
ハイ。そのつもりでしたが、すぐに来たくて来たくてウズウズしてましたと告白。
何やってんだ俺と思うわ、ホント。
先週、買わずにいたLPを中心に6枚ほど購入。クーベリックのマーラー5番、6番、9番とジュリーニ/CHIのドヴォ8、ラサールQの抒情組曲、スィトナーのLvB1&8。
ラサールQの抒情組曲は持っているが針飛びしたのでスペアというか買い替えのため。スィトナーは持ってった。ダブったぁ!
まあ買わない後悔より買って後悔という事で。
お値段まずまず、盤質も良好のよう。
そして、HF堂に注文していたプラハ弦楽四重奏団によるドヴォルジャークの弦楽四重奏曲全集が夜に届いた。
12枚組という事もあって箱も厚い。箱の傷み・ヤケはあるがまあ許容範囲。少しづつ検盤がてら聴いている。まだ2枚ほどしか聴いていないが反りは無さそう。ホコリの付着が多い。
昨日からカートリッジはテクニカのOC9xmlで聴いているが、少し高域がキツイ感じ。トーンコントロールで高域を少し絞っている。
プリアンプにこうした機能は不要という他人もいる。こうした回路は音質に悪影響で不要だというのだが。
ちょっと待て、こうした微調整が出来るから聴きやすくなって音楽を楽しめるのでは。なにか本末転倒のように思う。
さて、今年中の音盤探しの遠征は多分これで終わりかな。これらの音盤を聴きながらクマよろしく春まで冬眠することにしようか。

そうそう、今日閑古鳥でビクター犬のニッパーを買ってきた。25センチくらいだが背中にヒビがあるのと、おでこにキズがあるもので1500円と格安だった。まあちょっとやんちゃな感じ。随分汚れていたのでやさしく中性洗剤とスポンジで洗ってあげた。良い置き場所が無いのでスピーカーの上に鎮座している。

閑古鳥でウィッチがレコードを掘っている間、ずっと看板犬とじゃれ合っていた妻。帰宅してから妻、看板犬の画像や動画を飽きず眺めてはニヤニヤが止まらない様子。いつの間に撮ったのか?しかも可愛かった~、を連発。
まあこっちの作戦通りでこっちもニヤニヤが止まらない。今後も犬を口実に長野へ出かけるついでに閑古鳥に寄ることが出来るってワケです。ニヤリ。

さて今週は火曜日にコロナワクチンの接種がある。接種後のあのだるさを考えるとちょっと憂鬱。

2025年11月29日土曜日

うずうず

 先週伺った佐久の閑古鳥。次は来春かなと思うものの、また行きたくてうずうず。
クマの冬眠ではないが雪が積もるようになれば外に出ることも少なくなる。冬眠前の腹ごしらえではないが、その間に聴くべく音盤を買い込みたくなる。
先週、泣く泣く置いてきた盤もあって心残り。
佐久に行くなら今週末しかないがどうする?

HF堂に出ている12枚組のプラハ弦楽四重奏団のドヴォジャークの弦楽四重奏曲全集LPBOX。結局注文してしまった。というのも先週、その全集の中の1枚を贖ったがコレがとても良い演奏。決定打に。
心配なのは盤質。反り反りだったら嫌だな。まあ外周スタビライザーで何とかなるかな。クロ〇コからメールが来て明日届くそう。楽しみ。

今日は快晴。風は冷たい。
何処にも出掛けず家でのんびりと撮り溜めたNFLの試合などを観戦。NHKが中継を止めてしまったので、ここ数年はCSの日テレG+に加入して週2試合を録画。オーディオに時間を掛けてしまってなかなか観る時間が取れず遅れ気味。先々週の試合を見る。レギュラーシーズンももう半ばを過ぎた第11週。プレーオフまで熾烈な試合が続くが各チーム怪我人が混戦模様。これはこれで面白い。
ここ数年クォーターバック(QB)の世代交代が進んだがこの2年ほどはドラフト上位で指名されたもののデビュー後あまりパッとしなかったQBがチームを渉り歩いて成長し見事なプレーを見せるケースが多く、ちょっと胸アツ。

針飛びLP第2弾、オーマンディのブルックナーの5番。こちらもDL-103で針飛びすることなく再生出来た。ホント心強い。





2025年11月28日金曜日

クーベリックのドヴォジャークとラサールSQのベルク抒情組曲のLP

ジャケットの装丁が美しいクーベリックのドヴォジャークのLP。この春に2枚をドフで見つけて買ったものの、値段にそぐわない結構なキズがあって見事に撃沈。その後ブッコフだったかHMVの中古でCDBOXを贖うことができて折に触れて聴いている。

先日の佐久でも2枚を贖うことが出来た。これで4枚。残りはあと2~3枚。外盤はスラヴ舞曲集が作品48と72で2枚に分かれている。作品72はあるのでなんとか作品48を見つけたい。あと伝説曲も。
先日買ったLPに謝肉祭があった。これはもうとってもスカッとした曲。たぶんドヴォジャークの曲で一番スカッとした曲ではないかと思う。こんな曲はクーベリックにうってつけ。CDでも良いのだけれどLPの方が力感というかある種の重みみたいなのもあって良い感じ。

もう一枚。
ラサール弦楽四重奏団のアルバン・ベルクの抒情組曲。この曲の定番中の定番。大名盤。
いわゆる十二音音楽で無調だがベルク特有の色香があり好きな曲。この曲の第3曲は夏に十日町でカルテット インテグラで聴いて以来嵌っている。
随分と昔に中古で購入したが、針飛びを起こすところがあって敬遠していた。目視でもほとんど目立たないキズだが深いのだろう。
先日、ふと思い立ちデノンの103で再生してみた。標準針圧の2.5gではやはり飛んだが、もう少し印加して2.7gにすると飛ばずにイケることが判明。オルトフォンもテクニカも少し重めに印加してもダメだった。
こんなとき丸針(円錐針)は強い。楕円針やファインライン針では溝深くトレースする格好となってキズに対しても追従性が高く針が飛んでしまうのだろう。正直諦めてレコード捨てようかと思っていただけに嬉しい。

そんなこともあって先月、畏友に格安で譲って頂いたDL-103でLPを聴くことが最近は多い。MM型でのノイズ問題もあってMC型が出ずっぱり。デノン、オルトフォン、テクニカと3種あるMCカートリッジだがテクニカの出番が思いのほか少ない。テクニカは音が正確というかカッチリとした鳴り方。
音に余白というか遊びが無いというか融通が利かない、真面目に過ぎる。そんな感じ。
悪くないのだが音楽的な楽しさが乏しく感じられて。
まあ、テクニカの本領を引き出せていないウィッチが悪いのかもしれないがそういう印象。
デノンの103はほどほどというかこの3つの中では中庸。でももっさりはしていないし面白味の無い音もと思わない。今、60~70年代中盤までのステレオ録音のLPを聴くことが多いせいかもしれない。この年代の録音には丁度良い感じがしている。今回の件もあってとても頼もしい存在に。好感度・信頼度ともに急上昇である。
まあオルトフォンを少し休ませるのにも良いかな。


2025年11月24日月曜日

ニコラーエワ/ショスタコーヴィチ 24の前奏曲とフーガ

 先日行った佐久の閑古鳥にあったニコラーエワのピアノによるショスタコの24の前奏曲とフーガ。以前から探していたCD。こうもあっさりと見つかるとは。これだからショップ巡りは止められぬ。しかも価格はここには書かぬが格安であった。

この曲についてはほとんど聴いたことが無い。廉価BOXにギレリスと作曲者自身のピアノによる演奏が数曲抜粋されて収められているのを所有しているが、ウィッチにとってはまだまだ未知の曲。
管弦楽曲や交響曲、協奏曲はそれでも何となくわかるが、この24曲の前奏曲とフーガはちょっと聴いただけでもつかみどころがない感じがする。
昨日、弦楽四重奏曲の13番&12番のレコードも合わせて買い、一通り聴いたが、こちらの方がまだ腑に落ちる感じか。
ちゃんと聴いてみたいと思っていたがなかなかの難物かもしれぬ。3枚組(演奏時間はおよそ2時間半!)だし。これはかなり忍耐がいるなと。
とはいえ今年はショスタコーヴィチの没後50年。もう少しこの作曲家を掘り下げてみたいところ。

世間では3連休の最終日であった今日、ウィッチは仕事。まあ事務方は休みなんで会議だのが無く、本来のリハビリ業務に集中できた一日であった。
帰宅してからクーベリックのBOXからモーツァルトの交響曲などを聴いている。壮年期の録音でモノラル録音。クーベリックのモーツァルトと言えばCBSにバイエルン放響と録音した演奏が有名だが、ウィッチは生憎持ってない。

今朝から筋肉痛。何事かと思えば一昨日の夜にラックの位置を変えたり、重いパワーアンプを持ち上げたりレコードプレーヤーを4,5回上げたり降ろしたりしたのだった。忘れてた。しかし一日置いて筋肉痛とは。


2025年11月22日土曜日

サクっと佐久まで

今日は念願のAntique&Collectible閑古鳥さんへ。
長野県佐久市望月にあるお店。SNSでレコードを大量に買い入れたというのを見て雪になる前にと行ってきた。

高速道路を使うと2時間弱。新潟市に行くのとさほど変わらない。9時ころににこちらを出たときは雨だったが県境を過ぎたあたりから晴れてきた。山を隔てただけで随分違うものだなと。
途中高速道路からみる妙高山は頂上付近の雪と裾野の紅葉の対比が見事。今の時期ならでは。
旧街道沿いの街なかにあるお店。お店からすこし離れた共用の駐車場から歩く。街並みを眺めつつ歩くというのも趣向としては良いな。しばらく行くと看板犬の白くて大きな犬がお出迎え。とても可愛い。モフモフが好きなようで、着ていった買ったばかりのアウターをガシガシと噛まれたが可愛いので許す。
アンティークのお店故、様々なものが置いてある。
品出し中の店内は雑然としているが妙に居心地が良い。これはやはり店主の人柄に寄るのだろう。久々に中古レコードやCDを漁って買ってほっこりした気持ちになった。
値付けも概ね妥当なもので好感が持てる。
ブッコフで買う事がほとんどだが、ほっこりはしないし、何ならちょっと高いなと思うことがほとんど。近くの店でとなるとブッコフしかないので仕方ない。
また是非伺いたいお店だった。
生憎骨董やインテリアには疎いウィッチなのでLPとCDを少々買ってきた。次回は春かな。楽しみにしておこう。
レコードはドボジャークが豊漁。ドボジャークを中心に8枚。CDもせっかく遠方から来てくれたのだからとまだ値付けのされていない物を見せてくださり2枚購入した。
もう少し買いたかったが、あまり余裕もなく。申し訳なし。

プレーヤーについては修理を請け負ってくださった仙台のショップに確認のメールをした。ノイズについては気になる様なら送ってくださいと言っていただいたので、時期を見て修理を依頼しようかと思う。
そんななか、佐久で贖いしレコードを確認がてら回していて、どうもハウリングマージンが低いなと思った。確かめてみるとプリのボリュームで2時過ぎくらい。踵で床をどんどんすると結構振動を拾う。まあラックも軽いし天板にプレーヤーが乗っかっているだけでスカスカだし。
夕食後、ラックのネジを締めてみたり、床が傷つかないように貼ったフェルトの位置を変えたり。結果マージンは3時半から4時の間くらいに。
少し様子をみてラックの位置や機器の配置も変えてみようかと思う。
レコードはこんなことばかり。まあちょっと楽しいのだけれどね。


2025年11月21日金曜日

ついにこの季節 アナログに凝る

火曜日、当地にも雪が積もった。積もったと言ってもクルマの窓ガラスが白くなっただけだが、いよいよ来たかという感じ。
今年は何だか秋が短い気がする。
晩秋に初冬がおっ被さってきたよう。この週末タイヤ交換は済ませたが、GSに電話したときに予約でいっぱいなんですよと言っていた意味が分かった。どうも雪の予報が出ていたみたいだ。まあ大袈裟に言うのが常の天気予報だが大当たりだ。
初っ端から大雪なんてことにはならなそうだがどうか。少しづつ降ってくれないか。

それにしても寒い。
雪が降るくらいだから当たり前だが、それにしても寒すぎる。仕事中も使い捨てカイロを背負っているがそれでも背筋が寒い。
寒くなってくると悩ましいのがオーディオ機器の暖気。部屋がキンキンに冷えているわけではないのでまだ良いが、夏場に比べると本調子だなと思うのに時間が掛かる気がする。
電源投入後はややガサガサとした感じもする。1時間も聴いていると暖まってくるのか滑らか感じに変化する。いい感じに暖まって来たなと思うと10時を過ぎてタイムオーバー。不完全燃焼である。

さて、修理に持って行ったレコードプレーヤーが戻ってきた。
頂いた990と戻ってきた1100、2台使いと行きたいところだがスペースがない、こともない。まあ2台使いするかどうかは置いておいて、まず戻ってきた1100の動作確認が先決だろう。会津のKさんと仙台のアダージョオーディオさんには感謝しきれない。
懸案の電源スイッチはちゃんと直ってきた。
シェルコネクタの渋さとMMカートリッジを使っているときに出力端子部を触ると出るノイズは変わらず。コネクタ部はまあ良いとして、ノイズよな。MCタイプではノイズは聞こえないので良いがどうにかならないか。
まあここは一旦仕切り直しといこう。

修理に出すのと並行してシェルワッシャーを自作した。改めてその感想。
しっかりとロックできている。シェルがぐらつくことがないのは喜ばしいこと。シェルを触ったときのノイズもない。無いことは無いのだがその時はちゃんとロックできていない時というのも判った。
厚さを1mmとしたが、やや厚すぎたか?ただ0.5mmくらいだとぐらつきが出るので薄くしたとしても0.75mmぐらいがいいのかも。いままでワッシャーなしだったので有りの音は少しぼやけて聴こえるのかもしれぬ。

LPのクリーニングについて、SNSで水で盤をしっかりとふやかすと良いというのを見て最近実践している。霧吹きで水を吹きかけた後、1~5分ほどそのままにしておくというもの。そうすることで音溝深く入り込んだ汚れやカビが浮き上がってくるのだという。それをブラシで取り除く。
実際やってみると、たしかにパチパチノイズは無くならないものの減る傾向。
ただ、せっかちな性分なのでこの数分待つというのが苦手。
この数分を惜しんではと思うもものの待てない自分が嫌になる。

寒くなってエアコンを使うようになると部屋が乾燥して静電気の問題も。レコードには
あまり良くないが、スピーカーには良い季節ではある。

2025年11月16日日曜日

ワルターのマーラー Sym.9

ずっと食傷気味であったマーラーをこのところ聴くことが増えてきた。
少し前に買ったワルターの交響曲第9番のCD。コロンビア交響楽団とのCBS録音。なぜかずっとスルーし続けていたがついに、という感じ。この曲の初演者の演奏というのに。
単にこれまでめぐり合わなかっただけではある。

この録音、春に中古の米盤LPを買ってはみたものの、チェンジャー仕様で2枚組で盤の交換が面倒臭く、最初は良い演奏だなあと思ったがあまり聴かなくなり。
CDを買ってからは格段に扱いやすいこともあって取り出す機会が多い。最近9番はもっぱらこのワルター盤ばかりだ。
LPもそのうち買い直したいと思っている。
さて、ワルターの9番と言えばウィーンフィルとの戦前の録音がある。第2次世界大戦前の不穏な世情を反映して緊張感がある反面ウィーンフィル特有の甘美さもあって、と世評は高い。ウィッチも持っている。演奏も素晴らしいのだがいかんせん録音が古い。普段聴くにはちとツライ。
その点、このコロンビア交響楽団との録音は良好なステレオ録音で聴きやすい。
CBSによる一連のワルターによるステレオ録音はすでに引退していたワルターを口説き落として臨時編成のオケを使い、マエストロの体調をみながら録音された。なので全盛期を過ぎた指揮者が臨時のオケ(アメリカ西海岸の奏者たち)を振っているという事であまり評価されない向きもある。
ウィッチとしてはクラシック音楽の聴き始めがワルターのこのシリーズの1枚であるベートーヴェンの田園(これは現在でも名盤の誉れ高い1枚)であったので良質なステレオ録音でまとまったレパートリーが残されたことには大いに価値があると思っている。
確かにオケの厚みという点では不満のあるものもあるがそれはごくわずかだと思う。

この9番の演奏だが、さすが初演者だけある風格ある演奏。様々な指揮者でこの曲を聴いたが、なんだ理想的な演奏はこれだったのか!と思った。
両端の楽章をもっと粘っこく演奏したり、中間の楽章を早いテンポでエキセントリック
に演奏したりフレーズの対比を際立たせたりしたものもあるが、ワルターの音楽に対する構えのなんと自然なことか。
死の予感、慟哭、厭世感、東洋的など様々なワードで語られることが多い9番だがそれらをことさら強調することなく音楽に身を任せるがごとく流れていく。
もしこの演奏をもっと前に聴いていたらこのような感想を持っただろうか。たぶん持たなかったろうと思う。なんて温い演奏なんだと幻滅したのではないかな。
この年齢になって、なるまでにいろいろな演奏を聴いたからこそのような気がする。
腑に落ちる、というかもっとずしんと腹に響く感覚。
出会いのタイミングというのは大事であるなと。

2025年11月15日土曜日

タイヤ交換が無事完了 マルティノンのプロコ&ショスタコ

タイヤ交換を済ませたと言っても別に自分で換えた訳ではないが、これで一応雪が降ってもそれなりに安全に運転できるように。
まあだいぶ溝が減っているので注意は必要だが。
換えた冬タイヤは夏もこのまま。来シーズン前に冬タイヤを購入して履き替えることになりそう。これで夏タイヤが1シーズン長持ちすることに。燃費が少々悪くなると思われるが、ガソリンも少し安くなるみたいだし良し。
タイヤも換えたし来週、本格的に雪が降る前にサクっと佐久まで行ってこようかと思案中。レコードやオーディオも扱う骨董品店があるのだ。

先週、すかんぴんさんのトコにお邪魔した時、ヘッドシェルの指掛け論に花が咲いた。
水掛け論にはならず。
リフターなしのマニュアルでは指がしっかりと掛からないとうっかり落として大惨事になりかねない。リフターあり、セミオート・オートは指がしっかり掛りすぎるとせっかく合わせた位置がずれたりしやすいしズレたまま針を下ろすとこれまた事故になりやすい。多少引っ掛かり、スイッと指が抜ける形状の方が良い。
まあアームリフトの有無やマニュアル・オート(セミオート)に合わせてシェルを合わせるのが粋なのかも。
我が家には指がしっかり掛る系のシェルは103を付けているFRのものだけかな。後は指が引っ掛かりにくいものばかり。
そういえば、すかんぴんさんのシェルの記事の写真の引っ掛かりにくいほうの実物を見せて頂いたが、なんと木製の削り出しでビックリ!

このところCDや音楽の紹介をしていなかったので少しだけ。
マルティノンのプロコフィエフ5番とショスタコーヴィチの1番。栄光のロンドンサウンド・シリーズの1枚。ともに50年代後半のデッカ録音。プロコフィエフはパリ音楽院管、ショスタコーヴィチはロンドン響。ショスタコーヴィチの方はプロコフィエフの1番との組み合わせで持っているのだがプロコフィエフの5番が聴きたくて購入。
マルティノンらしいキビキビとした中にも仄かな色気とジェントルな雰囲気が上質な香水のように薫る演奏。
パリ音楽院管とのプロコフィエフはやや潤いのない録音なのが残念。一方のショスタコーヴィチはロンドンのキングズウェイでの録音だけあって優秀優秀。
今、HF堂に買いたいLPが出ている。大組みのBOX12枚。値段はまあそれなり。しかし箱モノの中古LPは反りやすいので難しい。
以前買ったかオクで競り落としたかしたアンセルメのラヴェルの箱モノは見事にすべての盤が反っていた。しかもかなりの重症のお椀状。こうなると現状修復の手段はなくほぼ棚に仕舞ったままだ。
悩むが買わないだろうな。欲しいけれど。
とか言って買ったりして(笑)








そろそろ例の時期…

今週は仕事で非常にシビアなアクシデントがあり、その対応に追われて身体にも精神的にも疲れた一週間。そしてこの寒さ。 

例の時期がやって来た。先日仕事終わりに車を走らせていたら、カツンカツンと固いものが屋根を叩く音。霰がちょっとだけ。その前にも霙が降ったし。
嗚呼、タイヤ交換。
自分で交換するわけではないのだけれど、ウィッチにとってはまあまあ憂鬱イベントよな。
今使っている冬タイヤは前のシーズン終わりにもう1シーズンはイケるでしょう、と太鼓判を押されたので今シーズンまで履くことに。本当は替えた方が良いのだろうけれど、4月に夏タイヤを買ったし8月にはパンクしてもう1本追加購入。さすがに1年で9本は無理だわ~。
次のシーズンを考えなくて良いので少し早いのだけれど履きつぶすつもりで今週交換しようか。夏タイヤも減りを節約できるし。

それにしても晩秋と初冬が一緒にやって来た感じ。最低気温が10度を下回る日が続く。来週の予報では最高気温が10度に行かない日や最低気温が5度を下回る予報も。
積もりはしないだろうが雪も想定しておかないと。
あまりの寒さに冬物を引っ張り出したがどうにもデカい。昨シーズンより2kgほど体重が減ったせい。
木曜日、仕事終わりにアウターを買いにワークマンへ。最近普段着はもっぱらワークマン。機能性に優れていてお財布にも優しいところが好き。

そんなわけでオーディオの方はあんまり。気分が落ち込んでいるときは何を聴いても面白くないし、アレコレとやる”ずく”もない。

2025年11月10日月曜日

本日はお休みでいろいろと

 本日はお休み、公休日。先週土曜日の出勤の代休的な。とはいえ先週土曜日は半日しか勤務しておらぬので出勤と言っても、まあ。
そんなわけで、部屋の片づけやら寝具の掃除機掛けに買い物などなどを。

しかし寒い、寒い。すっかり冬の様相。
とりあえず一番面倒くさい寝具の掃除機掛けをさっさと済ませ、CDの整理を。
昼近くになり、こんな日は熱い湯に浸かりたい、という事で買い物がてらの昼食と日帰り温泉へ。最近、カレーライスに嵌っており、行きたいお店があったが生憎の定休日。仕方なしに近くの食堂へ。昔ながらのカレーライスと言った感じが堪らない。ついついカツカレーにしてしまい満腹に。腹が満たされたところで日帰り温泉へ。このあたりは海が近いせいか温泉は塩っぱいものが多い。これがよく暖まる。
ポカポカしたところで、先日オープンしたスーパーへ。平日の昼間というのにもの凄い混雑。もともと魚屋から始めたお店という事もあってお刺身やお寿司に力を入れているというので夕飯のお寿司を購入。
今晩は昨夕の残りのおでんと握り寿司に。おでんに追加しようと結び昆布とはんぺんも購入。はんぺん、お前小さくなったなぁ(笑)

帰って部屋の、というかCDの整理の続き。積んであったCDはまだまだあるが、それでも随分と減った。
この1年でドボジャークとショスタコーヴィチのCDが大幅に増えて箱を追加したのと、好きな指揮者別の箱とSACDの箱を増やした。作曲家ごとだったり、室内楽やピアノ曲、ジャズ、J-POPといったジャンルだったり、演奏家(主には指揮者)ごとだったり、フランス音楽やイギリス音楽、十二音以降の現代音楽とかそんな分類の仕方。後は好きなマーキュリーレーベルの箱があったり。
この箱に入れておくとCDではあるが昔のレコード屋のようにLPをディグる感じがあって気に入っている。

夕方は歯医者。3週間奥歯に仮の詰め物をして過ごしたが、熱いものや冷たいものを口に含むとガツンと染みて染みて辛かったがようやく治療が完了。完了といってもまたほかの歯の治療があるのだが。
歳をとってくると歯がダメになってくる。一つの歯の治療が終わると次の歯、それが終わると…と際限がない。歯の治療が無くてもその頃には歯や歯周ポケットの汚れ取りとなる。まあ歯は大事なので良いのだけれど。
最近は詰め物や被せ物にセラミックが使われる。今回もそうだ。色味も自分の歯の色に合わせてくれるので鏡で見ても治療した歯とそうでない歯の見分けがつかないくらい。


2025年11月9日日曜日

クリスティアン・ツィメルマン 2025日本ツアー柏崎公演

今日はツィメルマンの柏崎公演に行ってきた。
ツィメルマンは1年おきに日本ツアーを行っていて、柏崎はツアーの初日の公演が多く今回もそう。
今年は前半にシューベルトの4つの即興曲と後半は当日発表の「前奏曲とその仲間」というプログラム。前奏曲とその仲間は様々な国の作曲家による古今の前奏曲を演奏するものであった。
前半のシューベルトは晩秋を思わせる寂寥感の滲む演奏。文句なく素晴らしい。これぞシューベルトという感じ。
後半のプログラムは今後の演奏会でも当日発表という事で曲目や作曲家についてはここでは書かないが、様々な作曲家の15曲の前奏曲をほぼ間を取らずに演奏するというものでなかなか野心的な試みと思えた。
前奏曲(プレリュード)と聞いて思い浮かべる作曲家が何人かいるが、そういった作曲家は複数の曲が弾かれていた。
いろいろな作曲家の曲を集めた割に、構成が見事でまるで一つの曲のように感じた。いうなればツィメルマンの展覧会の絵と言った趣があった。
以前はもう少しガツガツというか打鍵鋭く音がスコーンと抜けて届いてくる感じだったように思うが、今回、2023年のシマノフスキの時と同様に重めの音であった。
ツィメルマンは今年、70歳を迎えるそうだ。年齢・体力に合わせた弾き方に変化させてきているのだろうと思うがどうなのだろう。
しかし、凄い演奏だった。前回のツアーのあと引退説が流れたと記憶しているが、まだまだ素晴らしい音楽を聴かせてくれたし、これからも聴かせて欲しいもの。
という事で、今年のコンサートはツィメルマンで終わり。
夏の芥川やカルテット インテグラなど刺激の多い一年となった。

柏崎と言えばすかんぴんさんである。演奏会の前に少しお邪魔してきた。アンプが変わったという事でどんなものかと興味深々。
随分とご無沙汰していたが、アンプが変わったせいなのか何だか音に凄みが出てきたよう。シンバル何かはまるでドラ(ゴング)のようにドスが効いていて。まあちゃんとシンバルの音なのだが。
すかんぴんさんのブログを読むとカレンダー作りで忙しい様で悪いことをした。

今週はCDの整理を頑張っている。
積んであるCDが収拾着かなくなりつつあり、だいぶ見苦しいことになってきたので年末を待たずに整理しているがコレがなかなか捗らない。プラBOXに入れているのだが収まりが悪く手こずっている。
そんなわけで、今オーディオルームはカオスである。
中古CD漁りを少しセーブするか? 多分しない、というか今日もCDを買ってしまった。

2025年11月3日月曜日

充実の三連休

この三連休を利用してレコードプレーヤー関係でお世話になっている会津若松のオーディオKさんのところに行ってきた。

当初は三連休であることを忘れて(11月1日が出勤日)いて11月2日の日帰りを想定していたができれば余裕を持って一泊したい。改めて宿を探すも秋の行楽シーズン三連休であるためか宿はどこも満室。連休の直前になって11月1日ならかろうじて宿に空きがある。
急遽1日は時間休を取って前泊の形で行くことに。
会津に行くならこの季節、是非国道252号線を魚沼から只見へ抜けて奥会津に行きたい。何と言っても紅葉が見頃。4日には国道252号線の冬期通行止めが始まる。
ということで午前で仕事を切り上げドライブ。
しかし甘かった。途中食事や休憩を入れて約7時間のドライブ。途中県境は六十里越えと呼ばれる屈指の峠道。夜の7時、這う這うの体でホテルに到着。グッタリ。
それでも美しい紅葉が観れて大満足。
翌日、Kさんのところに伺う。5年振りの再会。耳が少々遠くなったようだがとてもお元気。うれしくなった。
Kさんは元トリオの技術者。その頃のお話しやお店を開いた当初のお話しなど1時間ほど。
問題だったノイズはほぼ解消したので電源スイッチが入りっぱなしの修理をお願いしてプレーヤーを預けてきた。
帰り際、プレーヤーが1100一台しかないことを話すと、じゃあコレを持っていきなさいと言ってKP-990というプレーヤーを持たされた。
ひゃぁー!
全くそんなつもりではなかったが、無碍に断る理由もない。リフターが不調で上がりっぱなしだと言うが何とかなるでしょうと。
トランクにKP-990を積んで帰路に。
そのほかにも、タンテシートも「たくさんあっから!好きなだけ持ってけ!」とそんなに貰ってもしょうがないので2枚ほど頂くことに。

帰りは高速でと思っていたが妻が会津の赤べこが欲しいというので前日通った道を戻ることに。
前日と打って変わって晴れて紅葉も一段と綺麗。
途中、沿道の大塩温泉の共同浴場へ。鉄分を多く含む炭酸泉は温めの湯でずっと入っていられる心地よさ。とはいえそうそう長湯もできず。でも気持ちよかった。
只見町市街を過ぎて田子倉ダムは前日とうって変わって大層な賑わい。天気も良く紅葉もよく映える。
新潟県に入ってからは雨。魚沼市街では土砂降り。疲れもピーク。休憩を多めに取りながら運転。
魚沼から十日町へ抜けるのに高速で六日町まで行き、そこから上沼道のトンネルを抜けて時短を図る。でも結局家に着いたのは6時過ぎ。もうヘトヘト。クルマから降りてもなんだか身体が揺れている。早く寝たいが疲れすぎて寝付けなかった。

最終日の今日は、修理から戻ったプリアンプと頂いたKP-990の設置をした。
プリアンプはフロントパネルがちゃんと灯っている。やはりマッキントッシュはランプが灯ってこそ、を実感。
プレーヤーはアルコールで大まかな汚れを取り、リフターを下げる作業。電源を投入しリフターの動作をチェックするがやはり下がらない。物理的に下げて固定するしかない。思案の末、結束バンドで固定。若干高さ調整が犠牲になる仕様となったが実用上は問題ない。ウェイトとカートリッジを装着しケーブルを繋いで音出し。無事に音が出た。所有のKP-1100に比べると少し騒がしい感じもするが十分な出音と思う。

後は会津に行く前にアマゾンに注文していた1mm厚のゴムシートと12mmと8mmの穴あけポンチが届いていた。
これでシェルのゴムワッシャーが量産できる。別にゴムじゃなくてもいいわけで穴があけられるものならいろいろなものでワッシャーが作れそう。

今日はとても荒れた空模様。午前中には霰や霙混じりの暴風雨。それに雷も。まるで冬おろしの様。今年は冬が来るのが早いのかもしれない。少し早めにタイヤ交換しても良いかもしれない。

2025年10月29日水曜日

レコードプレーヤーのノイズの原因が判明?

寒い。秋が来たかと思ったら、もう冬の入口。只今室温は20度。少しだけエアコンの暖房を入れる。

さて、少し前から悩まされているレコードプレーヤーのノイズ。ノイズ以外にも電源スイッチが入りっぱなしという症状もあり懇意にさせていただいている会津のショップに持ち込むことにした。
その前に、とアームとシェルのコネクタ部分のクリーニングをした。結構汚れている。今月のオフ会の前に綺麗にしたはずだが結構な汚れ。何故か?
綿棒に無水アルコールを付けてアーム側のピンをゴシゴシと。接触面は綿棒1本くらいで綺麗になったが側面は3本使っても汚れが付く。5本目で汚れが付かなくなったので、コンタクトクリーナーを塗布してふき取って終了。だいぶピカピカに。
ノイズは、やっぱりある。
カートリッジをアームに装着してアームのロック部分とシェルを持って軽く捻るとザザッとノイズが変化する。結構グラグラする。
仔細に観察すると、若干ヘッドシェルというかシェルの顎が上がる。シェルにはピンがついていてこれがコネクタ部のらせん状に切った溝に嵌りながらアームと密着するのだが、ピンが上にあるためにシェルが浮き上がってしまうよう。そうするとコネクタ部分の4つの接触部分の下の方の接触が悪くなる様子。どうもピンが噛み込みすぎて接触が悪くなるのか。そこでシェルにゴムリング(ゴムワッシャー)をはめてアームに。まだグラグラする。シェルに触れるとやはりノイズがある。もう一枚ワッシャーをはめる。これで1mm厚。しっかりとアームに取り付けるとノイズは無い。
固定ピンが奥まで入り過ぎて下部が浮き上がり接触が悪くなる、という結論。
まあ汚れもあるのだが。これが正解のような気がする。
まあ出力端子部を触るとまだハムノイズが出るのだがコレは原因は判らないまま。

とりあえず日曜日にプレーヤーを会津のショップに持ち込んでみてもらい、電源スイッチと他のスイッチも交換してもらおうかなと考えている。