2024年11月19日火曜日

自分は今とても際どい淵に立っているのかも?

今これを書いているのは火曜日の夜なのですが、日曜日の兵庫県知事選挙の投票日以来、2日経ってもSNSのTLがそればっかりでげんなりしている。
前知事の再選、帰り咲きという結果には少々困惑している。兵庫県民が下した結果なのでもちろんそれは尊重するが、なんとも言えない気味悪さというか腑に落ちない感じが付きまとう。ただ、げんなりの理由が薄ぼんやりとではあるが判ってきた気がする。

反○○という言い方は嫌なのでまどろっこしいが、前知事を支持しない層と支持する層という風に表すことにして。
選挙が終わっても前知事を支持しない層と支持する層の対立が先鋭化しすぎて、TLでは口汚い罵り合いで溢れている。
支持しない層はパワハラ疑惑や県の職員が自殺した件を持って知事にふさわしくないと考えているし、支持する層は前知事は改革を推し進め既得権益層を崩そうとしてそれを阻止しようとする何者かに嵌められた、前知事は悪くない、亡くなった職員は複数の職員と不倫関係にあり、それが明るみに出るのが怖くなり自殺したもので前知事とは関係ないと考えているようだ。
一体何が真実なのか判断できないが、インフルエンサーやYoutuberなどが広めた、前知事を支持する層が考えているようなことを裏付けるような事実は今のところ出てきていない。

今回の知事選挙でヤバいなと思ったのは、立花某がこれで大きく認知されてしまったのではないかということ。NHKをぶっ壊すと言って出てきた輩だったが、胡散臭いことこの上なかった。今回の知事選までは。ウィッチは今でも胡散臭い奴と思うし信用していない(こいつが自分の身近にいたとして信用できる者がいるのかと思う)が、この立花某が広めた複数の職員と不倫云々という話を有権者はいとも簡単に信じてしまった。立花某の言うことを認めた。つまり立花某を認めた、受け入れたという事になるのではないか。

嫌いなタレントランキングや芸人ランキングというものがあるが、出川某も長年このランキング上位の常連だった。それでもテレビなどで露出が増えると次第に人気が出て、今では好きな芸人ランキングにも入る人気芸人となった。
見慣れてくると抵抗感も薄れてくる。受け入れる余地が出来てくる。
立花某も現在のところそんな立ち位置の感じなのではないかと思う。
今回の知事選、立花某も立候補していた。でも当選する気はなかったのだという。今まででは考えられないことだと思う。兵庫県内で演説するとともに真実を公表しているという触れ込みでSNSや動画サイトで裏付けや根拠の薄弱な話を広めて顔を売り収益化する。法律の隙をついた行動はあまりにも姑息で胡散臭い手法。ウィッチは全く信用できないのだが、この立花某のいう事を信じた、立花某を信じてしまった人が多数いた現実に衝撃を受けた。これはかなり恐ろしいことなのではないかと思う。

先のアメリカ大統領選挙もそうだったが、根拠の乏しい陰謀論めいた話に基づく誹謗中傷や罵り合いがまかり通っている。ついに日本もそうなってしまったかといった感じ。
対立を煽り、大衆を扇動し民衆を分断しようとする者、自身の利益にならない者や邪魔になる者に対して容赦がない者がこれからもっと出てくるのではないかと危惧せざるを得ない。
この先、事実が明らかとなるのかならないのか(ウィッチはならないと思っている)わからないが、この選挙で起きた事象の検証は必要だと思う。
我々は奈落の底の淵の思ったより近くにいるのかもしれない。

2024年11月17日日曜日

靴を新調

先日の旅行用にと、安いながらスリップオンタイプ(つま先を入れるとそのまま踵もすぽっと入る式)の靴を買って履いていったが、ソールが薄くて路面の状態をそのままダイレクトに足裏に伝えてくれる。何だかんだと結構歩いたものだから今週は膝が痛かった。
来月の福岡行きにこれでは困る。という事で靴を新調した。
ネットで履き心地が良いと評判のメレルのジャングルモック。ウィッチ的には清水の舞台から飛び降りる的な価格。明日から履き鳴らしていく予定。

このところ音楽やオーディオに割く時間が多く、録画したものの観ていないアメフトやドラマが溜まっていた。この週末でアメフトを3試合分、大河ドラマを4話分観た。
アメフトもレギュラーシーズンは12月まで。年明け早々プレーオフなので溜めておくと命取り。大河もまもなく終わるだろうし。
大河ドラマは最初は面白く観ていたが、段々と億劫になってきた。なぜだろうと考えるに、登場人物が増えるのだがその増えた人物は男性は大体が”藤原”姓だし、女性はそもそも名前の漢字が読めない(笑)。しかも衣装も皆大体同じで男性貴族は黒だし女性は十二単。要は登場人物が把握しずらいことにあると判明。
朝の連ドラも「おむすび」、再放送の「カーネーション」は毎朝録画して夕飯時に観ているが、18日からは「カムカムエヴリバディ」の再放送が始まる。これも見逃せないし。
「おむすび」は開始当初は何かパッとしないなあと思っていたが、最近は割り切って視ている。割り切って観ていると結構面白いドラマ。
それにしても「カーネーション」と「カムカムエヴリバディ」という名作ドラマに挟まれた「おむすび」はちょっと可哀そうな気も。

最近、ブックオフのアプリで中古CDを買うことが多い。全国の店舗から中古CDが買える。最寄りのブックオフの店頭で品物の受け取りが可能で送料は0円。大体2枚か3枚くらいを一度に注文。1500円前後。
そんなわけでついつい、週一ペースでちょこちょこと買い物をしているが最近はちょっと買いすぎだなあと反省。

さっき、CDで音楽を聴いていて急にCDプレーヤーがダウン。何が起きたのかと慌てたが、よく見るとデジタルEQもダウン。エソテリックの電源を入れるが入らず。デジタル機器系の電源に問題かと思って辿ってみるとアイソレーショントランスの電源ケーブルが抜けかけていた。しっかり差し直し無事復活。いつから抜けかけていたものか。
ちょっとだけヒヤリとした。

来週はKazuさんのところへお邪魔する予定。当初は夏に伺う予定が当方のコロナクラスタ騒動で延期してもらっていたもの。楽しみである。

井上道義/OEK ショスタコ14番&オーディオオフ会

ご無沙汰しておりました。ウィッチは元気でおります。
先週はタイトルにありますように井上道義/OEKのショスタコーヴィチの交響曲第14番をメインとする演奏会を聴きに金沢まで行ってました。その足で岐阜県美濃のブログ友達のところに遊びに行っていた関係でこのブログの更新が出来ませなんだ。

指揮者の井上道義は今年での指揮活動からの引退を発表しており、以前音楽監督をしていたオーケストラアンサンブル金沢とは今回が最後の演奏会。しかも曲目がショスタコーヴィチの交響曲第14番とあっては聴きに行かないわけにはいかない。
弦楽器とパーカッション、ソプラノとバスという一癖も二癖もある編成。バスはティホミーロフさんで、現在ショスタコーヴィチを歌わせたら世界で最高と思われる方。大フィルやN響との13番でも歌っているし、ムーティ/CHIの13番でも歌っている。
曲は4人の詩人の死をテーマにした11編の詩に曲を付けtいるわけだが無調であるなどショスタコの交響曲の中でも屈指の難解さ。とっつき難いことこの上なし。いくつか手持ちのCDを聴き込んで予習を重ねたがやはりわからないところは多かったというのが正直な感想。
それでも弦楽、特にコントラバスやチェロ、シロフォンやチェレスタといった楽器の音色が支配する音楽は「死」とそれにまつわる滑稽さを強く印象付ける。
なかなかナマで聴ける曲ではないので聴けたのは良かった。
ミッキーは絶好調?踊るような指揮は健在。ヨボヨボとした足取りでステージ脇に引っ込んだかと思えば、カーテンコールでは華麗にクルクルと回りながら引っ込む。やりたい放題。
もう好きにしてくれ。引退まで好き放題やって、7やり切ってお終い。良いじゃないか。
見届けたよ。しっかりと目に焼き付けた。

演奏会は午後からだったので、午前中は金沢蓄音機館へ行ってきた。様々な蓄音機が並ぶ様は壮観の一言。館長の案内による聴き比べは軽妙洒脱な館長のお話しもあって楽しかった。
状態の良いクレデンザは流石に良い音がしていた。まあ掛けたSP盤がジョージ・セル指揮のウィーン・フィルの青く美しきドナウということもあったがうっとりと聴き入ってしまった。
最後に館長が皆さんにもし一台蓄音機を差し上げると言ったらどれが良いですか?と質問を投げかけられた。ウィッチは迷うことなくクレデンザ!と即答。
聴き比べには結構若い方もいてちょっとビックリ。

その日のうちに美濃へ移動。翌朝ホテルまで迎えに来てもらいオフ会2連荘へ。昨年の5月にもお二人のところにはお邪魔しているがかなり機器が変わってグレードアップ。
OさんのところはフォノEQがヤマハの名作プリアンプのC-2に変更。我が家で使っているソニーのヘッドアンプHA-55もお持ちで聴き比べ。音の良いのはヤマハ。文句なし。とはいえソニーの聴きやすさというか聴かせ上手なところも捨てがたい。フェーズテックのカートリッジもウィッチは初聴きでしたが良い音がしてました。カチっと鳴らしつつ、音楽性も高い。このあたりはウィッチが使っているカートリッジよりワンランク上のカートリッジの実力か。スゲェ。
Oさんのところはいかんせん部屋のボリュームが厳しく、かなりのニアフィールドリスニング。ほぼ直接音が耳に届く感じなので非常に鮮烈な音でこれはこれで楽しい。少し気になったのはオケ曲でのまとまり感、ステージ感。ウィッチとしてはもう少しブレンドされた音が欲しいと感じた。
Oさん、次は部屋でっせ。←怒られる
昼食を挟んでIさんのところへ。
こちらも機器構成が前回の時に比べてかなり変更されていて、メインのアンプはパイオニアのエントリークラスのアンプがピンチヒッター。
以前は低域の量感がウィッチには物足りなくて正直少々戸惑ったが、今回は低域の支えがしっかりとした音。
特徴的なのはかなりデッドに調整された部屋。デッドにしようとしてなったわけではなさそう。本人もあんまりデッドだという認識はない様子。部屋の大きさと吸音・調音のバランスがよいのだろう。3人で会話していても嫌な響きが耳に来ない。この感じは聴力検査室に似ていると思った。アレのもうちょっとソフトな感じで耳の圧迫感の無いヤツ。
スピーカーも前回訪問時から高さを下げて後ろに下げたとのこと。低域の量感アップに一役買っているかな。アンプが低域をドライブしきれていないのもありますとはご本人。
これはウィッチも最近までそうだったので激しく共感。
無指向性SPも聴かせていただいたが、音が飛んでこない感じはちょっと不思議な感じ。セッティングに制約もあるが、弄って楽しいスピーカーと思う。
チューナーの音も良かった。正直チューナーは期待してなかったですが音が良い!これにはビックリ。ビシっとチューニングされたFMはノイズが無いのかぁと。今は普段、ラジオというとクルマの中でしか聴かないものだからノイズが多いものと思っていた。
我が家にもチューナーが眠っているが復活させるかな?
Iさんトコもヘッドアンプを変えたのだったが今回はあんまり聴くことが出来なかった。ごめんなさい。こちらは次回伺った時にぜひとも。
ブッコフに寄りつつホテルまで送って頂いてオフ会終了。この日もホテル泊。
Oさん、Iさんありがとうございました。次は我が家ですかね。泊りで来てください。

ということで月曜日に我が家へ戻ったわけですがやっぱり我が家は良いなと再確認。
早速タイルカーペットを増やしたりして。どうも我が家の現状は高域がキツイのだと思う。EQでも少し高域を絞ったり。

今週は職場に厚労省の実地指導(監査)が入るなどしてバタバタしましたがこれといった指摘を受けることなく(あったら大変)無事終了。
ちゃんとやることをやって必要な書類も普段から整えているので大丈夫とは判っていても、いざ監査、となるとやっぱり不安になってね。まあこれで今年の大きな山をまた一つ越えたかな。
来月は福岡で小泉和裕&九響によるブルックナーの5番。生誕200周年のブルックナーイヤーを締めくくるにふさわしい演奏会。体調を整えねば。

2024年11月3日日曜日

MC2255の帰宅

本日無事にメンテナンスに出していたMC2255が帰ってきた。
OEKの復興応援コンサートから帰って玄関を開けると見覚えのある大きな段ボールがドンと置いてある。
早速の開封。次いでズボンを脱いでラフな格好に。ベルトのバックルでキズを付けてもアレなので。気合を入れて2階のオーディオルームまで運ぶ。
重い。年々重く感じる。多分もう無理だ。次回は無いかも。

デノンのアンプを退けて2255をセットする。アンプの位置を整える。結線する。
EQカーヴはそのままでも構わない。お好みで。音出しする。
いい感じ。
EQで低域を上げたっていい。気に入らなければ元に戻せばいい。
高域はお好みで。今回はそのままで。

と、けんた食堂風に書いてみた(気になる方はYoutubeでけんた食堂を検索してね)がしっくり来るね、こりゃぁ。

デノンのアンプで作ったカーヴだが今のところ違和感を感じない。
これまでマッキントッシュとデノンのアンプをしっかり聴き比べしたことが無かったが、こうして聴いてみると、レンジの広さや力感はデノンに軍配が上がる気がする。ただ、出てくる音は少々だらしのない感じがする。一方、マッキントッシュの方はレンジ感はほどほどながら質感の高いよくコントロールされた音と言えるのかと思う。中音域から高音域にかけての佇まいが何とも言えず品がある。
ガサツな感じのするソニーのCDP-X3000の音も雑味が少ないように思う。
もちろん価格差を考えればそうなのだろう。
デノンが悪いと言っているわけではない。作られた年代も違う。デノンだけ聴いていたなら多分ある程度満足のいく音なのだと思う。使っている間、幾度となくこのアンプで良いのではないかと思うほどに素晴らしいパフォーマンスを示してくれた。

不調が疑われた2255。今回、特に異常はないという診断。ピンジャック端子の摩耗?を指摘され交換したのとメーターランプの交換くらい。
引っ越しまもなくでスピーカーセッティング含め調整がうまく行っていなかったことも要因としてあったのだろう。半年以上音を聴いていなかったのも判別を難しくした要因として大きい。これまでも他の機種を含めたくさん故障して修理をお願いしてきたけれど今回はいろいろとあって(あり過ぎて)悪い方向に物事が転がってしまったと思う。
他のアンプに乗り換えるか悩んだ時期もあった。
点検だけで済ますつもりで送り出した2255だが異常なし。でもピンジャックによって緩い場合があると連絡を受けた時、迷うことなく修理交換のお願いをした。
今の環境でこのアンプで、このシステムで音楽を鳴らしたい(聴きたい)という思いの方が勝った。
思いのほか時間とお金が掛かったが貴重な経験をしたと、鳴っている音を聴いてそう思う。





2024年11月2日土曜日

いよいよ冬到来?

寒い。
ついこの間、秋らしくなったかと思えば、すっかり風が冬の風。このところ雨模様で一層寒く感じる。
仕事は順調ながら毎日クタクタであまり音楽を聴く気も起きない。メンタルは案の定下り坂で、夏のコロナのクラスタ以降のバタバタ加減の影響なのだろう。
まあ予想は出来ていたので「あ、これは来たな」という感じ。以前はこのメンタルの不調の理由がわからなくてオタオタしたが、忙しい時期からかなり遅れてやってくることが判ってからは慣れたもの。この寒さも影響しているのだろう。肩が凝ってとても重い感じ。
寒くなるとどうしても身体が緊張してしまってガチガチに。そうすると肩が凝って首や腕が痛くて背中も張って腰が痛く・・・という悪循環。
この痛みというヤツも厄介。結構メンタルを削られる。こんな時は遠慮せずに鎮痛剤を飲むことにしている。痛みがないのがこんなに楽とは!という感じで気分も良い。

先週、アンプのメンテナンス完了と支払いの案内メールが届いたので、早速振り込んだ。そこそこの車検代くらい。結構したが致し方なし。11月3日か4日に到着の予定。楽しみではあるが、またあの重量物を2階まで持ち上げなければならないかと思うと正直気が滅入る。

井上道義/オーケストラアンサンブル金沢(OEK)のショスタコ14番の演奏会まであと1週間。演奏会のチケットはだいぶ前に取ってあるが、新幹線の切符がまだだったので最寄りのJRの駅まで。
最寄りと言っても自宅から30分くらい。最寄り感無し。新幹線が開通して便利になったものの、切符の購入は対面で買おうと思うと非常に不便になった。その駅のみどりの窓口も以前は2つあった気がするが今は一つ。いつ行っても長い行列。
以前はこうした旅の段取りや切符の手配といったことが楽しく感じてられたが今はさほどでも。どちらかというと面倒臭いという思いが先に立つ。齢を取ったということか。
そうそう時刻表も買わなければ。今はスマホでも簡単に見られるのだが、乗り換えやら前後の列車の発着などを確認するのは紙の方が便利だと思っている人なので。心配は小さい文字がまだ読めるのかどうか。

とにかく体調を整えねば。
ジャケットをこの旅行のために買ったのだがもう少し厚着しなければならないのかしら。

明日3日はクルマの点検とOEKの妙高公演へ行く予定。OEKは9月から中部地方を中心に能登半島地震復興応援コンサートと銘打って行っている。ショスタコの演奏会前最後の復興応援コンサートとなる。
妙高公演は池辺晋一郎作曲の「祈り、そして光 —能登半島地震犠牲者の鎮魂として」バンドネオン奏者の小松亮太を迎えてピアソラ、メインはモーツァルトの41番というプログラム。
イケベエ先生の曲も楽しみだし、41番も改めてちゃんと聴いておきたい今日この頃。
という事で、今週と来週の2週続けてのOEK演奏会。楽しみ過ぎるぅぅ。

今日は今シーズン3度目となるりんご狩りへ。時期的には紅葉もハイシーズンだが生憎の土砂降りで紅葉真っ盛りの山々は全く見えず。少々残念ではあるが美味しいりんごが買えたので良しとしよう。

手ごろな中古のDACがオフモールに出ているが、なかなか決心がつかない。そのうちにシュアーのM95EDのJICOのオリジナル互換針でSAS針でボロンカンチレバーがあることを知って気持ちはそちらへ。まあ悩んでいるだけ。悩んでいるだけ。