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2014年11月9日日曜日

マーラー 落穂拾い Bernstein & Tennstedt

この前の連休は妻のお母さんを連れて、長野県の野沢温泉に一泊。硫黄泉のなかなかに良い湯でございました。お土産はもちろん野沢菜漬けで決まりでしょう。翌日は善光寺へ、といっても妻と娘、お母さんの3人が。自分は別行動で中古レコード屋アンサンブルさんへ。このお店、近々閉店してしまうとのことで、割引もあるようなので行ってきた。

これまで買いそびれていたマーラーのCDを中心に10点ほど購入。バーンスタイン/NYPの7番と3番(DG)、テンシュテット/LPOの8番(EMI)、インバルの3番(DENON)、アバド/CSOの1番(DG)、ブーレーズ/CSOの1番(DG)、シノーポリの大地の歌(DG)それにクーベリック/BRSOの3番(DG)、こちらはLPで。そのほかに数点。
これでバーンスタインのDG全集はすべて揃った。インバルは1番を、ブーレーズもあとは8、9、10番を残すのみ。そういえば最近、ACOとの9番の輸入盤LPがネットショップに売りに出ていたが50000円の値がついていた。国内盤はそれほどでもないが、それでも高い。CDに移行しつつある時期のLPは流通量も少ない、よってあまり出回らないのだろう。さすがに手が出ないのであきらめている。マーラー・ブームはちょうどCDが出始めた頃であった。インバルやシノーポリあたりは途中までLPでも出ていたと記憶しているが、現在はなかなか流通していないようだ。シノーポリは国内盤で2番と5番を見つけて持っている。マーラーのような大編成の曲でもLPの音は音楽を聴くぶんには申し分ないし、やはりCDにはない艶というか色気があるように思う。特にインバルのワンポイント録音はぜひLPで聴いてみたいと思っているが今だにお目に掛かっていない。

大量に買いこんでしまったディスク。ゆったりと聴きたいところだが、このところ天気が悪く、しかもかなり寒い。立冬も過ぎ暦のうえではもう冬。扇風機も片付けてファンヒーターの出番となった。

さて、バーンスタインの7番はさすがの一言。所要時間82分20秒の堂々たる余裕のドライブを見せる。とても落ち着いた印象だ。CBSの旧盤と基本的には同じことをやっているのだが、こちらの方が断然、呼吸が深い。特に第2楽章と第4楽章においては一段と呼吸が深く、沈み込みが大きい。その落差によって奇数楽章の躁的な感じが一層強められ、結果、表現の幅が出て懐の深い演奏となった。NYPはバーンスタインにビッタリと付いて行っているが、共感度は低めで意外と冷静。それがまた演奏にも余裕のようなものを与えていて上手くいっている。例によってライブ録音だが録音も良好だ。
3番は今のところは残念ながら惜しい、惜しいなあという印象。NYPの特質が裏目に出たか。まだ簡単に通して聴いただけだが全体に雑な印象を受けた。ただ、第6楽章の、特に終盤はとても感動的であるけれど。以前聴いた旧盤の頃は、もう本当にバーンスタインのオケ、といった感じのNYPであったがこの頃にはもうその面影はなくなってしまったようだ。バーンスタインの勢いで聴かせる演奏、と言えそうだがこちらの期待も大きすぎた?

テンシュテットの8番、これもまた見事なドライブを見せている。音楽評論家、許光俊によってテンシュテットは猟奇的な指揮者に祭り上げられ、ライブ盤ばかりが持ち上げられてしまった感がある。8番にはLPOレーベルからでているライブ盤もあるが、一度ちゃんとしたセッション録音も聴いておかないといけないと思って今回買った次第。テンシュテットの指揮もさることながら合唱の質が高い。これだけで聴いた甲斐があったというもの。隅々まで目の行き届いた演奏でテンシュテットの集中力が凄い。録音もEMIの録音にしては聴きやすい、というよりEMIのテンシュテットのマーラー録音の中では一番良いと思う。
テンシュテットのマーラーは彼の代表作ではあるけれど、正直に言うと、なぜ良いのか今一つ自分のなかでしっくりとこない。「なにが」ではなく「なぜ」良いのか、がである。都会的・現代的な病理を伴う演奏かと思う。かといってシノーポリやインバルほどには分析的ではない。このしっくりと来ないところが良いのだろうか。
このCD、初出盤(CC33-3585.86)ながら、録音データが記載されていない。ネットで調べると1986年4月20-24日、ロンドン、ウォルサムストウでの録音とのこと。この録音は85年に癌を発病、放射線治療による活動休止の後、復帰してすぐの録音。その年の11月には癌が再発、演奏活動の中断を余儀なくされた。その後小康を得て、活動再開している。ちなみにライブ盤は91年ロイヤルフェスティバルホールでのもの。その後何年まで指揮活動を続けていたのかはわからないが98年1月に没している。

Bloggerに障害があり、しばらく閲覧できなかったが、無事閲覧可能となった。ご迷惑をおかけしました。


(DG 419 211-2)

(DG F00G 20347/8)

(東芝EMI CC33-3585・86)



6 件のコメント:

  1. クーベリックの3番のアナログ、楽しみにしてます。こちらは昨日仕事、今日は雨の中、宇奈月へ。早く暇にならないかなあ。

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  2. こんばんは
    クーベリックの3番はまだ聴いてないんです。宇奈月はなに?仕事?

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  3. どうも、ご無沙汰しています。
    温泉と買い出し、良いですね。温泉でゆっくりしたいです。
    マーラー8番ですが、入手されたCD、発売した時に買いました。今からは考えられないほどの値段だったと思います。ところが最初のとこだけ聴いただけで、あとは退屈で聴きませんでした。
    ようやくショルティ録音で全曲通して聴けるようになり、特に後半がきれいで、大変価値があると思います。
    確かにこちらのCDは録音が優秀で、テンシュテットのなかでは一番だと思います。

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  4. kazuさん
    こんばんは。温泉、結局、気も使ってで疲れてしまいました。雨模様でしたが紅葉もきれいでした。
    発売時にはやはり高くて買えませんでした。そのままズルズルと、という次第。テンシュテットのマーラーは録音でだいぶ損をしているなあ。もったいないです。8番は音が団子になっていなくて良いですね。

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  5. こんにちは。ブログにアクセスしようとするとエラーが出るので心配していましたが、回復して何よりです。

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  6. MUUSANさん
    こんばんは。ええ、こちらもちょっと慌ててしまいました。自分にとってはPCは使えるけれど理解はできてないブラックボックスですね。こちらは今夜から大荒れの天気という予報。すっかり冬です。

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