2015年9月2日水曜日

Paul Paray / DET SO. Saint-Saëns Sym.3

明日は週1回、午後から研修に行く日だ。この前行ったばかりなのに・・・。この研修が始まってから一週間の経つのが速く感じる。子どもの頃は2学期が始まると、一週間がとても長く感じたものだったが、大人になると時間の感覚は違ってくるのね。

先週の金曜日に午後、長岡に出掛けてそこで中古のCDをゲットしたその日の夜、HMVのHPを見ていたら、このパレーのオルガン付きを見つけた。迷わずにポチった。欲に限りはありませんな。
このところHMVでの買い物はほとんど中古CDばかり。しかしこの中古CDのページは親切とはいいがたい。記載データが不足しており、ジャケットの画像(これも無いものが多い)とカップリング、元の値段をみて見当をつけるしか、今のところ手立てがない。玉石混淆、見極めが難しい。いうなれば盤の見極め力を試されている、ともいえる。が、何とかならないものか。以前、ムーティ/PHIの展覧会を買ったが、EMI盤だろうと思っていたら見事にフィリップスの廉価盤が届いてがっくり来たことがある。さらに中古なので一点モノというのもある。今ポチらなければ誰かに買われてしまうという焦り。コレはもう物欲特急、出発進行。物欲のレールはどこまでも続くのだ。

このパレーのサン=サーンス、未開封の新古品だった。その昔、買い漏らしてしまい、ずっと探していたもの。さてマーキュリーのCDを買うときのポイントは2000年代以降の国内復刻盤には手を出さないこと。90年代の輸入盤か、日本語解説の入った輸入盤の国内仕様が音が良い。90年代の復刻盤にはProduced,Musically Supervised 3- to 2-channel conversion for Compact Disc by Wilma Cozart Fine と書かれており、ウィルマ・コザート・ファインの監修したことが謳われている。2000年以降の国内盤にはこの記載がない。実際、聴き比べてみるとやはり輸入盤のほうがベール1枚取れてくっきりとした音がする。国内盤の実物は側面のMERCURYのロゴの帯が黒地なので判りやすい。90年代の輸入盤はジャケット上の帯の色と同色になっている。

マーキュリーのデトロイト録音はミネアポリスでの録音と同じく、デッドな音調。間接音が少なく細部までよく聴き取れる。その反面、音の圧迫感がハンパないし、さらに演奏のキズがよく判る、ということになる。このあたりは好みの問題だけれど、目の前で演奏しているような感じは正にLIVING PRESENCE。あ、決して下手な演奏ではないです。
パレーの指揮はメリハリあるキビキビとした演奏で、フワフワした演奏ではない。サンサーンスはリズムが立っていないと、締まらない演奏になってしまうことが多い。意外とフランス語圏の指揮者はカチッとした演奏をすることが多い。パレーはその筆頭か。

今回、もう1枚購入したのはブーレーズ/BPOのダフニスとクロエ。こちらもBPOの演奏がキラリと光る佳演。官能性は今ひとつだけれど、ブーレーズの読みとBPOの高水準な演奏が見事に嵌まった見事な演奏。

MERCURY 432 719-2

DG 447 057-2

2 件のコメント:

  1. ぶーれーず、録音良いでしょ。
    ぜひ、家に誰も居ないときにボリューム11時ぐらいで聴いてください(笑)

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  2. うな君
    おはようございます。
    あれ、ウチボリューム12時なんだけど・・・。爆音で、ってコト?
    ようやくの休み、クタクタです。

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