それとは裏腹に熱くなってきたバークレイ2の調整。結局、前回のブログ更新以降もスピーカーを前に出し後ろに下げ、間隔を広げ狭め、クルっと一回転などさせたり(ウソ)と、いろいろやっているモナカ。
ようやく週末になり、EQのAuto EQ機能を使った部屋特性の測定ができた。
測定結果は画像の通り。フラットになるように補正された形であらわされるので、0よりも上にあがっていればその周波数はディップだし、下がっていればその周波数はピークということになる。低音域、とくに40~80Hzにかけてやはりピークが多い。逆に100Hzあたりはディップだ。中音域はややディップ。高音域は思ったより素直な特性か。EQの調整の基本は「ピークは叩いて、ディップはそのまま」だ。というのもディップを持ち上げすぎると歪っぽくなりやすい。ピークは下げたほうがすっきりする。中音域のディップを少し下げ気味にして、低音域を持ち上げてみようかと。高音域はほぼそのままに20KHzあたりを少しさげようか。
ざっくりとEQをいじった音は、昨日までと比べてかなりすっきりとした音に変化した。低音域のピークを叩いたのが奏功したようだ。ただ、この段階ではなんだかつまらない音のまま。
で、ここからが先の読めない大変な作業。EQ補正の本番である。自分の好みの音に整えていくのだ。調整しては聴き、調整しては聴き、のカット&トライ。まれに神様が下りてくることもあるが地味な作業が続く・・・。ツライ作業だが楽しくもあり・・・。
さて、バークレイ2。かなり手ごわいスピーカーという印象。我が家ではEQなしにバークレイ2は鳴らせない。当時のオーナーさんはどうしていたのだろう?ふくらみ気味の低音とうるさい高音。一聴、すごいポテンシャルを秘めたスピーカーとわかるが上手く鳴らすのは容易ではなかったろう。
前任のsig805もけっこう手強かったが、鳴らない状態から鳴らす方向だったのでまだよかった。バークレイ2は鳴りすぎる状態からバランスよく鳴らす方向なので調整は難しい。
決してしまりのない低音という感じはないけれど絞ると全体のバランスが取りにくく、基本的に、いじらずこのまま野放しにすることに。出すとこは出し、抑えるとこは抑え、全体的にはちょっと盛る格好にした。ちょっとうるさい高音域はやはり下げないといけないが、低音とのバランスをとった結果、結構な音量が必要そうである。そうすると中音域は自然とバランスが決まってくるなぁ~。
余談だが、このスピーカーの初代を先日ノーベル文学賞を惜しくも逃した(?)日本の世界的ベストセラー作家も愛用している。ハーツフィールドとバークレイの2台使い。バークレイはクラシック用か?
どんな音でなっているんだろう?気になる!。ついでにハルキストには何故かイラッとくるのはなぜだ?
ちなみに自分は”ハルキ”と聞けば”角川春樹”が真っ先に思い浮かぶ世代ですよ。
Auto EQ測定データ(クリックで拡大) |
測定データをのとにカーヴをデザインしたもの。(クリックで拡大) 低音域(25~40Hz)を持ち上げ、100Hzはディップなので下げ気味に。 1000Hz付近と高音域も下げている。 |
聴かないと何とも言えないが、補正後は盛大に鳴っている感じかな?
返信削除私は抑えめに補正して爆音なので何ともいえないが、、
うな君
返信削除そうです。盛大に鳴らしているというよりは鳴ってしまっている感じ。量感有り余るかなりヤンチャなSPです。アンプのヴォリュームの設定が難しい。クラシックよりはジャズが上手く鳴るという・・・。広大な音場を期待したのですが。
ぜひ聴きに来てミテ!。というかお助け~!
こんにちは。
返信削除楽しそうで、なによりです。自分としては、少ない経験ですが、鳴るものを調整する方が、鳴らないよりいいと思います。やりがい、ありますね。
EQの話しや写真はいつまでたってもわからないです。
kazuさん
返信削除こんにちは。
EQをアレコレ弄っているときは実は楽しいですね。マゾ気質全開?
SPを変えてよかったのはアンプ(MC2255)が嬉しそうに働いている気がすることです。マッキン、スゴイなと惚れ直しています。
まだまだ及第点とはいきませんが、それでも随分と聴きやすくなりました。近いうちにいらしてください。