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2015年12月12日土曜日

朝比奈と宇野功芳 Asahina / OsakaPO, AB Comp.Sym.(Disc JeanJean)

アーノンクールが引退したとのこと。
自分はあまりアーノンクールのディスクをたくさんは聴いていないけれど、なんだか残念。たしかベートーヴェンの交響曲の新譜がでるんじゃなかったっけ?で確か全集になるはずではなかったか?HMVの記事では今後の録音予定もすべてキャンセルだとか。実はちょっと期待してたんだけども。にしても潔いなあ。まあ本人の意思を尊重しよう、と思う。とは言ってもやっぱりそんなに残念に思わないな。

久しぶりに聴いた朝比奈隆と大阪フィルのブルックナー全集。ジァlンジァン盤。95年にCD化されたもので、確か高校生だったな。当時25,000円もした。今でも25,000円のCDは買わないのに。親に無理を言って買っていただいた記憶がある。しかし親のよく買ってくれたものだ。
宇野功芳にチャンネルが開きっぱなしだったあのころ。すごい演奏だというので買ったが録音がそれほど良くなくて、ちょっとがっかりした記憶がある。あれから20年、秘蔵、いや死蔵に近かったが久しぶりに取り出して聴いてみた。

これが意外に面白い演奏。演奏は所々に綻びがあって、ちょっとツライものがあるのだけれど。でもなんというか熱気、朝比奈の情熱で時にはグイグイッと、またあるときはギュギュッと一歩一歩を踏みしめるように、でも決して停滞せず前に進んでいく、そんな演奏に思えた。いやぁ~、熱いです。良くも悪くも、後にも先にもない朝比奈だけのブルックナーの世界だすなぁ~。

録音はどちらかといえばオンマイク気味。やや平板な印象もあるけれど今聴くと演奏の熱とマッチしていてとてもよろしい。セッション録音だとばかり思ってたけど、ほとんどが公開録音。それを考えると録音はこんなものでしょうかね。エンジニアは吉野金次。何年か前に脳梗塞になり確か言語の障害と身体に麻痺が残ったが、リハビリと矢野顕子からの熱烈なエールで矢野顕子のアルバム「音楽堂」で復帰した。この人の名前は、はっぴえんど「風街ろまん」や矢野顕子の一連のピアノ弾き語りアルバムのエンジニアとして知ったのが最初、というかポップス系のエンジニアだとばかり思っていたので、朝比奈のブルックナー録音のエンジニアをしていたとは知らなかった。

さて、宇野功芳の文章が久しぶりに読みたくなって、文春文庫「クラシックCDの名盤 大作曲家篇」を買って読んでいる。昔買った、講談社現代新書の4冊は繰り返し読んだものですっかり手垢にまみれている。当時のCD購入のきっかけになったことは間違いない。今読みかえしてみると、強引な断定的な文体が恥ずかしいといえよう。現代においてこのような音楽評論はめったに読めるものではない。あまりにも主観的な評論を僕は『強引なこじつけ』とでも呼びたいのである。
でもクラシック音楽を聴き始めたあのころ、「これ(このCD)だけあれば良い」といったような文句は魅力的ではあったな。その意味では、宇野の推薦盤にはハズレは少なかったようにも思う。あれは一種の通過儀礼だったのかもしれない。
今は、それほどの強引さはないがやはり、ズバッとした物言いは健在。でも、読み手の自分にも「ふ~ん、それ本当~?」といった感じでスルーしたり、疑ってかかるだけの余裕は出てきた。当たり前か。

今、クラシック音楽を聴き始めよう、という若い人はどんな評論や意見を参考にしているのだろう。許光俊なんかだろうか。やっぱりネットで検索なんだろうな。素人のブログなんか読んで参考にしているのだろう。って自分のブログもじゃん、ってだれも読んでなかったわ。

【お詫びと訂正】
本文には朝比奈のCDを買ったのは高校生のときだったと書いたが、違っていた。このCDがいつ発売されたか正直なところ、はっきりとは覚えていないのだが、宇野功芳のライナーの日付けが1995年12月となっており、95年の暮れか96年の初めに発売されたものだと思う。そうすると、自分はこのころはもう社会人であったことになる。訂正します。








4 件のコメント:

  1. 聴いてないよー(笑) もう十年以上聴いてない。
    録音がオンだったのだけはよく覚えてます。

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  2. うな君
    結構な高額ディスクでした。自分も久しぶりに聴いたわね。でも95年って高校生だったかな~。あれれ計算が合わんな~。それほど昔だってことかー。

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  3. 私、社会人になってから買いました。あれは再発盤だったんか?

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  4. いんや、自分の勘違いだった。たしか95年CD化なので自分も社会人でした。
    お詫びして、訂正しますわ。

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