2016年9月8日木曜日

DS Sym.4 V.Petrenko / RLPO

先日の15番から此の方ショスタコばかり。というのも今お借りしているプリアンプのC200Xがドンピシャの相性なのだ。ショスタコさんと。ちょっとメリハリがあってハッタリの効いた(でもとても誠実な)音がショスタコの音楽にはベストマッチ。最近わかったのはこのプリはクラシックよりロックっぽい音楽のほうが合うということ。へへへ・・・。

今日は4番。はじめはバルシャイ/ケルンRSO盤(Bri)を。実はバルシャイ盤、これまであまり熱心には聴いてなかったがここにきて嵌ってきた、嵌ってきた。これまではちょっと大人しい感じで踏み込みの浅い印象で、あの時代を生きてきた指揮者の演奏としてはどうなのよ?という感じがしていた。オケもドイツの放オケで機能性・機動性は高いものの響きが薄いようだし録音もなんだかピントがちょっと合っていないように思ってた。でも、それが今聴くとなんとなくだけれども、少し座りの悪い上滑りするような踏み込みの浅い感じが上気というか熱気を孕んだ音楽、と肯定的に思えるようになった。俄然、音楽が動いている様がわかるようになった。これは収穫、ハーベスト。

他はどうなんだい?ということで次いでペトレンコ/ロイヤルリヴァプール・フィルの演奏をば。こちらは文句なく録演バランスよく、今のところ七味のイチ推し(その七味もうな君に推してもらったクチなのだけれど)。
割とスッキリ、サクッと行く印象の全集にあって、この4番は外連味たっぷりに、決して小手先だけでない上段に大きく振りかぶった感じの音楽。もう冒頭の木管とシロフォンのトレモロによる音のアタック、スピードが強くて速くて勢いがスゴイ。ここだけでペトレンコの、この曲を演奏することに対する並々ならぬ意志・覚悟と思い入れが聴ける、というものだ。ハンパない気合。
第3楽章のクライマックスでペトレンコがグググ~ッと踏ん張る。ここは音圧も大切だけれどこのグッとテンポを落として踏ん張る。これが七味はキモだと思うんだよな~。4番はココを聴きたい、聴かせてほしい。このあたりロジェストヴェンスキーはさすがによくわかっていらっしゃる、ってな演奏をする。ロジェヴェン先生はグッと踏ん張るだけではなくなんとなくズレる。抵抗する。運命に逆らおうとするかのように抵抗する。綱引きで少しづつ少しづつ相手チームに引っ張られるように、もうそうなったら挽回はできないんだけどぐっと堪える。でもやっぱりズリズリと引きずられてしまう・・・。そんなトコロに聴き手である七味はウググ・・・と涙してしまうのだな。
ペトレンコはイイ線行っているのだけれどこの抵抗、って感じがちょっとだけ弱い。でもとても立派な演奏です。おススメ。

今日は町内の秋祭り。町内委員として午前中は各戸のお祓いと祭礼に参加。くまなく町内を回ったが汗びっちょりっで足には靴擦れ。直会で頂いたビールも美味し。幸い天気はもったが、午後の青年会の神輿は土砂降り。そんな中も頑張って神輿を担ぐ青年会の面々には頭が下がる思い。
こちらは昼間からのアルコールが祟り、頭がかなり痛い。




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