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2016年9月17日土曜日

Sir John Barbirolli / Halle O. PIT Sym.5

モグ(moleさんのことを勝手にこう呼ばせて頂く)さんがバルビローリのチャイコフスキーについて書かれているのを読んで、久しぶりに5番を聴いてみた。
Royal Classicsから出ていた3枚組は七味もドヴォルザークの3枚組と一緒に持っていたがもう手元に無くなって久しい。
元々はNIXA-PYEレーベルが原盤だが、その後PYEはEMIに吸収されてしまった。よってモノラルからステレオ初期にかけてのバルビローリの録音はPYEが原盤であることが多いが詳細は分からないことが多い。EMIに吸収される前のNIXA-PYE時代にはアメリカのマーキュリーと提携していたこともあって、いくつかのディスクでウィルマ・コザート・ファインらマーキュリー録音陣が録音を手掛けたようだ。ドヴォ8もそのうちの一つらしい。そうなるとマーキュリー好きの七味としては俄然興味が湧いてくる。そのうちにバルビローリ・ソサエティー盤を入手してみたい。

現在、持っている5番のCDはEMI盤。LPでPYE盤の多分再発と思われる盤を持っている。EMI盤は廉価盤でPHOENIXAというシリーズ。フェニクサとでも読むのだろう。このシリーズのCDはこれきりなので断言はできないが、NIXA(ニクサ)の文字があることからニクサを原盤とする音源のシリーズなのかもしれない。このあたり何方か情報があれば頂きたい。

で、このCDのデジタルリマスタリングを担当しているのはDUTTON ラボラトリーズのマイケル・ダットン。NO NOISE SYSTEMを使っているようだが一聴、それほど悪い感じはしない丁寧なリマスタリングで音質を損なっていないと思われる。録音はステレオ初期の59年、マンチェスターのフリートレード・ホール。当時の水準以上の音の良さ。とはいってもトゥッティは中音域がちょっと飽和気味かな。直間バランスもよさそうで、金管の特にトランペットなどは美しく響く。
演奏はさすがはバルビローリ! と思わせる。いつものように歌わせるところはたっぷりと、締めるところはしっかりと締めて、ダレの少ないメリハリある演奏。緊張と弛緩が見事。1楽章終盤のまくりは見事だし、第2楽章の揺らしにもウットリしてしまう。特に終楽章は一直線!といった感じで音楽をオケともども引っ張っていく。
しかし、チャイコの5番は名盤と言われるものは多いが、今一つ、七味的にしっくりとくる演奏は少ない、と感じている。その中にあってこのバルビローリ盤は劇的な表現がクサ過ぎの一歩手前で留まっていて比較的気に入っている方だろうか。

それにしてもバルビローリ(&ハレO.)の良さ・美質とは何だろう?どこにあるんだろうか?

さて、今日から3連休。なぜか3連休の真ん中に町内会の運動会。で、夕方は役員としてその準備に参加してきたが、天気予報では明日は雨。かなりの雨らしい。それで会館内での実施が決まり、準備らしい準備もなく解散となった。

EMI CDM7 63962 2

2 件のコメント:

  1. おはようございます。

    詳しい情報をお持ちなんですねぇ、な~~るほどと感じております。
    NIXA-PYEレーベルが原盤で、それにマーキュリーがからんでいたと云う事でしたか。


    そ云ういきさつで録音場所とか日時その他のデータが明示されていないのですね。
    そして音の質の不自然さの原因も解るような気がします。
    演奏は相当なレベルにあるし、音の質(明瞭度や純度)も優れていると感じられるにも拘わらわらず、自然な膨らみというか美しさが無いのです。
    3曲とも演奏というか、曲の描き方は素晴らしいものがるだけに、私は残念でたまりませんでした。


    リマスターで様々な手が加わっている為でありましょうか、音が痩せているのです。
    明瞭な楽器の音が捉えられているにも拘わらずホールの情報が皆無なんですね。現実のノイズその他の不要な音が紛れ込んでいてもいい、実在感の感じられる音を私は好みます。
    私にはとても想像が付かないマイクセッティングが行われたのか...と思っていました。


    或いはデジタルリマスターリングのモニターSPか、もしくは担当者の問題だと、貴殿の情報に接して納得がいきました。
    こういうリマスターされた音質は直接音はそれほど損なわれてはいないと思いますが、反響、残響の部類のアンビエンス情報が失われていると私は感じますが、これを極度に察知して問題と感じるのは、ここの再生装置によると思われます。


    誤解を恐れず云いますと、良いか悪いかを別にしますと、私の装置で感じられるものが、他所のシステムでは欠落しているのではないかと思われる例が少なからず存在します。
    それが、単に個々のコンポーネントの性能の差ではなく、トータルなシステムの違いとして出ているのではないかと想像しています。
    (日本では誰もがやっていないことを私は採用していますが、詳しくは後に譲ります)
    その理由、現象の説明も七味さんのご興味次第でお話できると存じます。
    長くなりましたが、腹を割っての会話が可能なお人と信頼しての事でありますのでご容赦願います。

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  2. モグさん
    こんばんは。
    NIXA-PYEのすべてがマーキュリーの録音陣によるわけではないようですが、ドヴォ8に関しては確実なようです。EMIのチャイコ5番のクレジットにはマーキュリーのスタッフと思しき名前はありません。ROYAL CLASSICSは超廉価レーベルでしたのでクレジットなどが省かれてますよね。どんなマスターテープを使っているかも不明ですし、マスタリングの問題が大きいのではないかと考えています。
    バルビローリソサエティー盤が音質が良い、らしいですがどうでしょうね。あまり大きな差はないのではないかとも思います。
    オーディオシステムの音の違いに関しては正直、難しいです。
    よい音、追い求める音が皆それぞれ違っていますし、聴覚や聴覚心理、音楽における認知機能も個人によってことなるわけでそれこそ十人十(音)色ですよね。
    >その理由、現象の説明も七味さんのご興味次第でお話できると存じます。
    理解できるかはわかりませんが興味あります。是非お教えください。

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