さて、秋ジャケといっても鮭ではなくてジャケット。でもジャケットといっても服でもなくCDのジャケットの話。
秋らしいジャケットのCDをご紹介。
マーキュリーのP.パレー/DETのシューマン全集を。
別に秋とはあんまり関係ないんだけど。どちらかと言えば春なんだけど、なんででしょう?でも音楽の佇まいが秋とマッチするのよね~、シューマン。
録音は50年代。1番が58年、2番は55年。3番が56年で4番が54年。4番のみモノラル録音。モノラル~ステレオ移行期の録音だがさすがマーキュリー リヴィング プレゼンス、音質は良好。演奏はキビキビ、ゴリゴリと力強いドライヴ。
4番にはキズがあって、それは終始電気的ノイズが乗っかっちゃっていること。でも久しぶりに聴いてみたらあんまり目立たない。これは不思議。EQのせいか?
以前、タワレコの企画で再発された際は平林直哉が監修した。電気的ノイズが気になっていた七味は新潟のレコ屋にこのノイズの件を問い合わせた。するとそこの店主は平林直哉と知り合いだったようで親切にも直接、ご本人に確認してくれた。平林氏曰く「ノイズはやっぱり取り切れなかったようだが、CD初発時よりは随分と聴きやすくなっているハズ」とのこと。で、買って聴いてみたけど、ノイズはほとんど変わりませんでした。タワレコ盤はこれもうな君のところへ行っている、と思う。
オーケストレーションが冴えない、と言われるシューマン。素人にはそんなもんかね?といった感じで気にならない、というか理解できない。若いころはシューマンはなんだかとっつきにくくてほとんど聴くことがなかったが、このパレー盤で開眼。その前にはインバルの旧盤を持っていたがほとんど聴かずじまいで、うな君トコに。
シューマン開眼後は交響曲全集はCD2枚に収まってしまうこともあってついつい増えてしまいやすい。
このパレー/DET以外にもクレンペラー/PO.にエッシェンバッハ/NDR、セル/CLE、コンヴィチュニー/LGO、ムーティ/PO.あと、バラ買いだがバーンスタイン/VPO、スイトナー/SKBなどなど。
このパレー盤は所有するディスクの中では最も剛毅な演奏か。当時それほど上手いオケではなかったデトロイト。パレーが来るまでパッとしなかったが、その粗削りなところがパレーの剛毅さとの相乗効果でうまくプラスに転じている。マーキュリーの恐ろしく明晰な録音はその粗を目立たせてしまうこともあるが、総じてオケの勢いのようなものを際立たせているように思う。
Mercury 462 955-2 |
私もシュー4がマイブーム中!
返信削除偶然ですのう。
シノポリ持ってたっけ?
うな君 こんばんは。
返信削除シノポリは無いわ。持ってるの?