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2017年2月25日土曜日

Lòpez-Cobos 三題プラス1

七味が地味に好きなヘスス・ロペス=コボスのディスクの紹介。
この1月にN響を振って七味お気に入りの「教会のステンドグラス」を含む、オール・レスピーギ・プロを披露したばかり。
ロペス=コボスはスペインの指揮者。シンシナティSO.の音楽監督の時代にテラークにかなりの量の録音を残している。あと、デンオンにローザンヌ室内管といくつか。
その前にはデッカにロサンゼルスPO.とファリャとレスピーギを残していたかな~。
テラークにはマーラーやブルックナーなども残したがあまり評価されていない。そういう七味も昔、マーラーの3番を持っていたが、それ以外聴いたことがない。マーラーの3番は全くハッタリの無い演奏で、面白くないといえばそうかも。でもマーラーの「ウィーン風」とか「ユダヤ的」といった垢を落とした演奏は新鮮ではあった。
やっぱりファリャに食指が動いてしまう。

最初はファリャのバレエ音楽「三角帽子」。テラーク、87年。
これが、全くハッタリのない誠実な演奏。派手なところは曲と録音に任せて、という感じ。誠実さがこの人の真骨頂、かと思う。シンシナティSO.はアンサンブルの精度も高く、スムーズな音楽のドライヴが聴いていて心地よい。
2つ目。レスピーギ「教会のステンドグラス」。テラーク、93年。
ローマ三部作に比べて知名度の低いこの曲。オルガンとバンダが入るなどローマ三部作に負けず劣らずド派手な曲。こちらもシンシナティSO.の機能性を十分に生かしたドライブを見せる。録音の良さも手伝って、4曲の描き分けも見事。最高のカタルシスを得られる同曲のベスト盤。
最後もファリャ。ローザンヌ室内管との「恋は魔術師」(1915年オリジナル版)。デンオン、92年。
通常聴かれる「恋は魔術師」はディアギレフの委嘱によるバレエ音楽だが、元は語りとセリフによって進められる舞台のための音楽。曲の構成や順序、オーケストレーションが異なる。セリフが入ると新鮮な感じがして気に入っている。オリジナル版の録音はこの録音だけかもしれない。このあたり、さすが、ロペコボ。目の付け所ナイスです!

ロペス=コボス、実力はあると思うのだが、ここまでのところ今一つパッとしない。地味である。テラークにはマーラーも録音していて3番、9番、10番を残しているが、今HMVのHPを見ると9番は廃盤の様子。ブルックナーも6~9番を録音したが、全く話題になった記憶がない。
多分に、スペイン出身がイメージとしてドイツ・オーストリア物にはマイナスに作用しているのだろう。シンシナティのオケもポップスオーケストラのイメージが強く、やっぱり軽く見られてしまうようだ。カンゼル指揮シンシナティ・ポップスオーケストラの方が有名かもしれない。
あとは風貌!(笑)。以前よく使われていた画像は禿ていて(失礼!)コレがまったく冴えない。やっぱりイケてない。でも最近はいい感じに老けて、チョイ悪風。ちょっと見、あのロペス=コボスとはわからない変わり様。

とここまで来て、もう1枚紹介したいディスクがあった。
ラフマニノフの交響曲第2番。テラーク。
こちらも、非常にスッキリ見通しの良い演奏。アッサリ系ラフマニノフ。

指揮者の我みたいなものをあんまり表に出さず、曲の持ち味を上手く引き出すタイプ。でもって政治的な野心は持たない指揮者なのだと思うのですが、最近はそれも災いして録音も無いみたいで寂しい。マドリード王立劇場との映像があるくらいか。youtubeで渇きを癒すしかない。
テラークの録音がまとまってBOXで出るなら是非買いたいと思うが、出ないかなー。

ここまで書いてきて、褒めているのか貶しているのか?自分はロペス=コボスが好きなのかどうか?
好きか嫌いかで言えば、やっぱり好きなんでしょうね。でもやっぱり地味だな~(そればっかり)。

Telarc CD-80149

Telarc CD-80356

DENON COCO-75339 

Telarc CD-80543


DENONのCDのジャケットから

最近のロペス=コボス
オデコの広さは変わらず(笑)



2 件のコメント:

  1. ロペス=コボス。名前は知っていますが、CDなどありません。テラークのブルックナーやマーラーは聴いてみたいと思いました。

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  2. こんにちは。
    以前、と盤ブームのころのブルックナーやマーラーの評価はケチョンケチョンだったですね~。
    テラークは安くならなくて・・・。BOX希望です。
    ロペス=コボス、風貌がどことなくアンセルメに似ている感じになってきました(笑)。もう少し人気上がれば嬉しいなあ。

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