2024年9月16日月曜日

最高のおにぎり

2.5連休だったこの週末週頭。やっぱり月曜が休みってのは良いよね。
とはいうものの今日は一歩も外へ出ず、家に籠って何をするでもなく撮り溜めたNFLの試合や映画を観たりして過ごした。

日曜日には久しぶりに妻と大地の芸術祭へ。
津南の上郷集落へ。国道17号長野との県境になる。廃校となった上郷中学校を利用した施設で宿泊もできる様だ。
ここの目玉は何といっても地域の女衆(おんなしょ)の皆さんによる演劇仕立てのレストランで頂くランチ。妻有の雪国の生活を活写した鈴木牧之(すずきぼくし)の北越節婦に題を取ったまあ演劇というよりは寸劇を交えた食事を是非一度体験してみたかった。
8月に娘が帰省した時に予約しようとしたがソールドアウト。今回はすんなりと予約が取れた。
お料理は地元の食材を使ったものばかり。
お目当ては何と言っても魚沼産コシヒカリを使ったおにぎり。なんの変哲もない塩おにぎりなのだがこれが泣けるほどに美味い。そのほかのお料理も優しくどこか懐かしいようなお味でした。
もう一つ。絵本作家の田島征三が手掛ける絵本と木の実の美術館へ。
こちらには何回も足を運んでいるがいつ来てもほっこりする。こちらも廃校となった旧真田小学校の木造校舎が美術館となっている。黒板には廃校となったときに児童が残した落書きがそのまま残されていたりして郷愁を誘う。
行った日はトークイベントがありご本人をお見掛けすることが出来た。
この日は段々と雨脚が強くなり、屋外の作品を観るのにはちと厳しいという事で早めに帰路に。
大地の芸術祭は11月10日まで。それまでに2回くらいは行きたいのだがどうか。

そんなわけで先日買った鈴木牧之の「北越雪譜」を読み始めている。まだ中島敦の「山月記・李陵」が途中なのだが北越雪譜は今読んでおきたいという思いが募る。

オーディオの方はというと、今日もEQを微調整。先日低域を下げたと書いたが少し中音域が騒がしく感じられるので630~1000Hzを少し下げてみた。高域は2500~3100Hzを下げて、といった感じ。それぞれ0.5dBくらい。
ノイズ対策の後の変化としては全体に量感が増したこと。これまではプリのボリュームを11時くらいであったのが10時半くらい。どういったことでこうなるのか?






2024年9月14日土曜日

青天の霹靂?でもない

今週、同僚から9月末で退職するという話が出た。
地域のリハビリ業界はそれほど広くないし長いことこの仕事をやっていると知り合いも増える。そんなわけで今回の話しもチラッと知り合いから情報が流れて来てなんとなくそんな流れになるんかな?という程度には知っていたが9月末に退職、というあまりにも急な話で、そこに面食らってしまった。
まあ自分も数回職場を変わっているし、辞めるスタッフに特別な感情はあんまりない。
ようやくコロナのクラスタも収束して通常の業務再開というところでのこの話。
現状の維持は厳しく業務を縮小せざるを得ないが、いろいろと問題もあったことだし業務のシステムをリセットするには良い機会なのかもしれないと思い、踏ん張ってみようと思っている。

さて、オーディオの方にも少し変化をという事で。
以前からノイズのような感じの高域のヒリつきが気になっていた。デジタル機器やアンプの電源ケーブルにフェライトコアを装着したりしてみたがあまり効果はない様子。一旦、オーディオ機器に装着していたものを全部外して、家中のフェライトコアを装着できる電気製品・機器に付けてみた。エアコン、冷蔵庫、トイレの便座、テレビにBDレコーダー、PC関連機器と付けられるところに付けてみた。
出来ることなら24時間換気システムやLED電灯にも付けたいところではあるがこちらはちょっと無理そうなので諦めた。
で、変化はというとコレが結構効いた感じ。
良いと思っていた音のバランスがちょっと変わるくらいには変化が感じられたし、気持ちフロアノイズが下がったかなという感じ。
少し高域が大人しくなった?。そこで高音域を少し持ち上げてみたがコレはちょっとやり過ぎな感じだったので、低域を少し下げて相対的に高域が上がる感じにしてみて今ココ。
この連休でもう少し聴き込んでみようと思っている。
アンプはその後、工房からピンジャックの嵌合が原因ではとの連絡があった。ケーブルによってはしっかりと刺さらない(ユルい)ものがあるとのこと。
という事でピンジャックの交換をお願いすることにした。後はもう少し様子をみて頂けることになった。
素人のウィッチがとやかく言うことはない。様々なケースに対応された経験がお有りだろうし、という事でもうお任せしようという気持ち。

気が付いたら9月ももう半ば。先日11日は母の命日だった。今はお寺さんにお経をあげてもらうこともできないので申し訳程度にお供えをして手を合わせるくらい。

もう一つ。9月といえばNFLの開幕。またこの季節がやってきました。いくつか推しのチームを応援するスタイルも2年目。今年はデトロイトとジャクソンビル、それにピッツバーグの3チームを応援の予定。どれもスーパーボウル出場は厳しそうだが地区優勝して欲しい。
今シーズンはカンザスシティの史上初3連覇成るか?というのが話題で順当に行けばその可能性はかなり高いとみている。
11月は金沢でのOEKに絡めて少し旅の予定も。こちらもぼちぼちと。

音が良くなると音楽を聴くのも楽しくなるね。
というわけで愛聴盤のマタチッチ/NHK.SOのブルックナーの交響曲第8番を。FM放送用の録音。実はこの演奏をFMで聴いたことはないのだがテレビでは中学生の時に初めて観て以降、何度か再放送されてそれは観ている。
うまく言えないがN響の演奏会の中継まんまの音がしている。
録音が悪いとよく言われているがどうしてなかなか。良い音がしていると思う。多分刷り込みなのだろうが。
第4楽章をYoutubeで。
中学生だったウィッチが雷に打たれた演奏。

たぶんこの連休でもう一本記事上げるかも?



2024年9月8日日曜日

穏やかな週末 テンシュテットとインバルのCD 2255修理その後

9月に入ってだいぶ暑さも和らいできた感がある。
暑い日もあるが吹く風に涼しさが混じったような感じ。
世間は米が売っていないと随分と熱く騒いでいるようだが、米どころの新潟県ではさして騒ぎににはなっていない様子。新米も出回ってそろそろ落ち着きそう。
今回の米騒動は以前のものと違い、不要な買占めが原因の様。米が無い、米が高いとマスコミもそれを連日のように騒ぐものだから始末が悪い。マスコミのマッチポンプにはうんざり。米が無いならパンやうどん、そばを食え!どうせ素麺残ってるだろ!←怒られるヤツ
米しか食うものが無くてそれが無いというならいざ知らず、今はいろいろあるんだからとは正直思う。

この週末は3連休。相変わらず仕事は落ち着かない。それでも職場では新たに感染する者はおらず、抗原検査でも陰性となったご利用者が増えるなどようやく今回のクラスタは収束しつつあり。来週からはN-95マスクとガウンを着てではあるが一部ご利用者へのリハビリの提供が開始されることとなった。まことに目出度い。
今週末はKazuさんのトコにお邪魔する予定であったが、依然として職場には陽性者が多数いることもあって、伺って万が一Kazuさんやご家族にうつしてしまってはと思い、キャンセルさせていただいたのだった。申し訳ないことをした。

そんな中、先週の月曜日の仕事帰りにブッコフのオンラインで注文した3枚のCDをザキのブッコフまで取りに行ってきた。ついでに棚を見てみると探していたインバルのショスタコの14番と6,12番、それにテンシュテットの80年録音のマーラーの7番のCDがあったのでついでに購入。
問題はテンシュテットのマーラー。終楽章が終わって盛大な拍手が入っている。
ん?80年録音はスタジオ録音だが?と思ってケースの裏を見ると93年(Live録音)とある。
どゆこと?
マーラーが脚を伸ばしてくつろぐような姿のジャケット絵は80年録音盤に使われていたハズ。タイトルのロゴなどの意匠も80年盤の仕様だが中身は93年のライブ盤らしい。
まあ、良く見ないでジャケットだけで判断して買ったウィッチも悪いけれど、ちょっと酷い話だ。一体いつから変わっていたんだよ。CDを買うときは良く確認する。反省。
で、結局買い直すことに。中古盤を探すが、また93年盤を掴んでしまわないとも限らない。まだ持っていない曲もあるので中古の安い全集BOXを買った。

さて、インバルのショスタコーヴィチ。14番は11月の井上道義/OEKの演奏会の予習にと探していたもの。
インバルのショスタコーヴィチは初出時からほとんど話題にならなかった気の毒なもの。90年~93年にかけての録音。その後、日本コロンビアのクレスト1000という廉価シリーズでも分売された。オケはウィーン響。なんでもオケの方から日コロにぜひウチのオケをと強力なプッシュがあったらしい。デッカ(ロンドン)の團伊玖磨の交響曲全集(88~89年)もウィーン響だった。結構オケからの売り込みがあるのかもしれない。
今聴いてもとても地味な演奏で、正直パッとしない。ウィッチもクレスト1000シリーズで買いそろえたものの、引っ越しのどさくさに紛れて売り払ってしまった。

発売当時、盛んにポスト・マーラー(マーラー・ブームのあとに来るの)はショスタコと言われていたもののあまり大きなブームにはならなかった。ハイティンクによる西側初の全集録音はあったものの『証言』の影響もあって曲の裏読みや旧ソ連系のクセ強演奏が幅を利かせていた頃。マーラーの演奏でセンセーションを巻き起こしたインバル。期待も大きかったが地味な演奏のレッテルを貼られてしまいすっかり埋もれてしまった。
しかし、これが今聴くとなかなかに良い。というか戦慄。
最近のショスタコの演奏をすべて聴いているわけではないが裏読みとかはあまりなく、楽譜に書かれた響きを素直に再現しようとするものが多い気がしているが、インバルはすでにそれをやっていたという驚き。インバル、なんて恐ろしい子。
12番の冒頭、低弦による主題のなんと抑制的なこと。14番の抒情性。丁寧な歌い込み。
ど正論で押してくるような真面目で体温低めな演奏は聴き手であるこちらの逃げ道を塞ぐようで恐怖。
目から鱗が落ちる、蒙を啓く思いである。もっと早くにこの演奏の良さに気が付いていればという悔恨。
もし今ショスタコの交響曲全集を初めて聴く(買う)のだけど、という人が居たらウィッチは迷わずインバルの全集を推す。
もう一つ。このインバルのCDには楽章ごとのトラックとは別に楽章内に詳細なインデックスが付いている。楽曲解説もインデックスを元にしたとても詳細なものだ。
その昔、CDにはこのインデックス機能があったが、あんまり使われないまま廃れてしまいCDプレーヤーのインデックス機能も無くなってしまった。
ちなみにエソテリックのSA-10にはないが、VRDS-25にはあった。ソニーのCDP-X3000にもある。という事は95年、96年あたりまでということかインデックス。

昨日、アンプを修理に出している工房からメールが来た。
測定試験の結果はシロ、とのこと。
「左右ともに1kHzに比べて100H、50Hz、10kHz、20kHzで大きな変動なし。
1kHz、8Ω負荷での出力、左0.0995W(0.892V)、右0.1019W(0.903V)」
これは誤差の範囲ということだろう。
なにぶん、音が出ないとかそういう明確な不具合で無いし低域の量感不足や高域の伸びの無さといったところや左右の音量差もセッティングの調整段階での事だしで悩ましい。
不具合なしで悩ましいもないものだが。
とても忙しいのは承知の上だが、もう少し様子をみてはいただけないかと返事をした。ダメならダメで良いので。
でもデノンとの差はじゃあ何なのか?ってことが悩ましいのです。


このジャケ絵は80年盤という認識










2024年9月1日日曜日

ぐったりな週末 メータの「復活」 リアル16巻

世間は台風10号の接近・上陸でワチャワチャ。最強クラスの台風とのことで被害も大きい様子。上陸後は勢力が弱まり風はそれほどでもないようだが、周辺含めて雨の被害が大きい。
当地はフェーン現象で暑かったのと、ちょっと雨が降ったくらいだが被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げる。
元旦の地震の時にも思ったが、音楽が聴ける環境が当たり前だけれども安穏とした生活、それがどれだけ恵まれてありがたいことかと思う。
台風で思い出すのは、随分と昔のこと九州は大分の別府に出張に行った際、台風が九州に上陸したとニュースで見て慌てて特急に乗って帰ってきたこと。
別府からなんとか飛び乗った特急が最後の特急で車内は乗車率が250%くらい。4人掛けのボックスシートの間にも乗客が立っているような状態で身動きも取れない。。エアコンも動いているようだがものすごい人いきれで蒸し暑く不快さはMAX。スピードも落として走っているようでなかなか小倉に着かない。気分が悪くなる人も出て、乗客が車掌からお水やタオルをバケツリレーよろしく渡していた。
小倉について列車を降りたときの解放感は今でも覚えている。

今週も引き続きレッドゾーンでの業務が続いたウィッチ。正直ぐったりである。
クラスタの発生からおよそ4週間。新規の感染者が数日なく、ようやく収束の兆しが見えてきた。それでも感染したご利用者の中にはベッドから起きられなかったり御飯が食べられていない方も数名いる状況。リハビリ職としてはこれからが腕の見せ所である。
その後の抗原検査もずっと陰性だったウィッチはコロナには感染しなかった?みたい。いや、PCR検査をやっていたらわからなかった?
まあ、腰がものすごく痛いけれど元気は元気。
多分、弊施設でのクラスタが収束傾向なのでここまで感染しなかったウィッチはコロナにはならなそう。とりあえず良かった。

オーディオの方はぼちぼち、といったところ。
今週は高音域の耳に刺さる周波数帯域をピックアップしEQで1dBほど削った。耳に刺さると言ってもほんの一瞬の強奏部分だったりするが調整後はやっぱり聴きやすい。
夏前に比べると随分とグラマラスかつシェイプされた感じに変化したと思う。

そんな中、ちょっと前に中古で買ったズービン・メータ/イスラエルPO.によるマーラーの交響曲第2番「復活」を聴いた。
メータの「復活」というとウィーンとの録音が真っ先に挙げられるのだけど、手持ちのCDが良くないのか録音が良いとは思えずウィッチはあんまりピンとこない。
今の音に落ち着く前に買って聴いたときはあまり良い録音とは思えなかったが久しぶりに聴いてみるとホールのデッドな響きの質感も良く出ている感じ。
メータの円熟した指揮から紡がれる恰幅の良い音楽がこれまた心地よい至福の時。
ロスフィルを率いていた頃の颯爽溌剌とした演奏のイメージが強く、その後のニューヨークやヨーロッパでの活動があまり評価されないメータだが、今ヨーロッパの王道をいくような指揮者でもトップオブトップではないかと思う。
最近では演奏会が度々キャンセルになるなど指揮活動にも制約が出ているようで、指揮姿も往時のカッコよさは残念ながら見られない。それでも老いてもなお指揮台に立つメータのオーラは凄いと思う。
という事でロスフィル以後のメータについてはちゃんと聴いておかなければと思っている。

パリオリンピックが終わったと思ったら、パリパラリンピック(パリパラ)をやっている。タイミング良く車いすバスケをテーマにした井上雄彦の漫画「リアル」最新刊の16巻が先日発売。早速読んだ。
もう毎回号泣につぐ号泣。どんだけ泣かせんだってくらい泣かせられている。
主人公は元陸上競技の短距離スプリンターであった車いすバスケ選手の戸川、盗んだバイクで交通事故を起こし高校を退学となった野宮、野宮と同じ高校のバスケ部仲間で交通事故に遭って脊髄損傷を負った高橋の3人。
ウィッチは野宮にかなり肩入れして読んでいる。最近になってプロバスケプレーヤーを目指すという目標が出来て立ち直りつつあるのがうれしい。
車いすバスケのルールもこの漫画で少し知ることが出来た。
そんなわけで、車いすバスケ日本代表を応援しようと思っていたのだが男子は出場権を逃してしまったらしくパリパラには出ていない(泣)女子代表は出場しているのでそちらを応援しようと思う。
それにしてもあれだけオリンピックを中継していたテレビがパラリンピックはさっぱり放映しない。
この時期の某民放、障がい者に何かチャレンジさせて応援する体(てい)のチャリティ番組をやっているが、パラリンピックを放映したほうがよっぽど良いのにと思うがどうだろうか。