さて、我が家のアナログディスクシステムはケンウッドKP-1100をマッキントッシュC36に繋いでいる。プレーヤーとプリアンプの間にはMCトランスのフェーズテックT-3を挟んでいる。カートリッジは数種類を所有しているが使用頻度が高いのはオルトフォンMC☆20W。最近になってデンオンDL-103も良く鳴るようになった。モノ盤はオーディオテクニカAT-MONO3/LPを使うことが多い。MM型の大らかな音も好きだけれどMCトランスを入れてからはいちいち接続しなおさなないといけないのでついつい面倒くさく、使う機会が減っている。
KP-1100はターンテーブルを少しいじっている。ターンテーブルの重量は1.9㎏だけれども同じくトリオの一世代前の機種(KP5050ほか)のターンテーブルは2.6㎏。これに換装している。ひっくり返してみると外周部が分厚い。これは慣性モーメントのアップを狙ってのこと。700gの差は思う以上に大きい。もう一つはハウジング上に重石をして駆体の重量を増している。ちょっと見た目は悪いがこれによりモーターの回転(作用)に対して反対向き(反作用)のベクトルを増している。回転が安定しSN比と低音の量感・質感が向上した。電源部も強化したいところだけれどもこれだけでもずいぶんと音が良くなった。
ネイキッドと称してハウジングを剥いで、X型のフレームだけを残している人を見かける。見た感じも美しくないし理論上音質の改善には逆効果のように思う。
これらのチューニングは会津のオーディオショップのKさんからアドバイスを頂いたものだ。あんまり良いお客ではないのだが、質問のメールをすると親切な返事をくださる。感謝してます。
写真は上から、メインで使用しているカートリッジのオルトフォンMC☆20W。解像度とレンジの広さ、音のふくよかさのバランスが良く、オールジャンルOKである。以前はもう少し重いヘッドシェルを使っていたが、オルトフォンの軽いものに変えたらのびのびと明るい音調になった。
2枚目はターンテーブルをひっくり返したところ。左がKP1100のもので右がKP5050のもの。一目瞭然、右の外周部が分厚い。
最後はプレーヤー全体。トーンアームの動作に支障が出ないようにダンベルの重りを載せている。本当は鉛の延べ棒なんかが良いのだろうがこれでも十分な効果はあると思う。重りは革のシートを敷いて載せている。
カートリッジ、かっこいいですね~!!
返信削除失礼ですが2枚目の写真の2枚の円盤は?
ターンテーブルは1枚ですけど。
しつこいですが、先日お伺いした時のブルックナー3番の遠くでくっきりと響き渡るような、ずっと遠くが見渡すことができるような、透明な音響が気持ちに残っています。
澄み切った残響が本当に印象に残っています。
自分のシステムではさかさまにしても出ませんです。
kazuさん いつもありがとうございます。
返信削除2枚目の画像は2枚のターンテーブルをひっくり返したものです。左がKP1100オリジナルのもの、右がKP5050のものです。5050の方が古いのですが外周部の厚く重量が違います。1100のターンテーブルは作業用として5050本体に載っています。今我が家のプレーヤーには右(5050)のターンテーブル(重い方)が載っています。これだけでも回転が安定しSN比が良くなります。
KP-1100とKP-5050のターンテーブルで
返信削除これだけの差があるのですね。
なぜKENWOODはターンテーブルを
軽くしたのでしょうね?
コストダウンでしょうか。
どうしてでしょう?
返信削除この1100は頂きもので、状態はあまり良くないのですが現在のシステムには十分かと思ています。