2014年3月20日木曜日

FRT-3 その後

我が家にやってきたFRT-3。一週間経とうとしているが、これが意外とじゃじゃ馬で困っている。
T-3に比べて低音域と高音域の量感がすごい。そのまま聴いているとそれこそ耳が痛い。DEQ2496のEQカーヴはCDの音を基準に音決めしている。T-3の時はわずかに低音域~中音域が膨らむ程度だったが、FRT-3はその許容レベルを超えている。良く言えば奔放、悪く言えば締まりがないというか混沌。現在はとりあえず低音はそのままにして、高音域はアンプのトーンコントロールを若干絞って聴いている。もう少し改善の余地はあるだろうがこの音の傾向を活かしながらの調整は難しい。しかし音が目の前いっぱいに広がるさまは改めて凄いと思う。同じトランスでこうも音の傾向が異なるとは驚きだ。T-3は現代のトランス。カートリッジが拾ったLPの情報をそつなく増幅していると思う。まとまっているが優等生的。67年発売のFRT-3はあまり整えるといったことは考えていない音のつくりのようだ。とにかく増幅!。まあFRのエントリーモデルだから仕方なかろう。

トランスにつきものと言えば、ハムノイズ。ブ~ンというあれ。設置場所によってもノイズは増減する。当初はハムノイズが盛大だったが出力端子の間のねじにアースをとって事なきを得た。ノイズが無くなったわけではけれど聴取に問題ないレベルまでさげることができた。ハムノイズはT-3よりも小さいようでこれも満足。

2 件のコメント:

  1. ごめんください。
    オーディオに手をかけると良い面が出ると、反対の面も出るといったことが良くあります。良くなって悪いところがないうことが少ないですね。
    あるということは、改善の可能性があるということであり、ないものを出すことはできないので、ある方が良いと思います。
    拙brog別会社へ移動しました。
    これからもよろしくお願します。

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  2. 少しでも音を良くしたい、理想の音に一歩でもという欲求がオーディオを続けてしまう理由でしょう。でも”変えてみた=音が良くなった”でもないでしょうし、このあたりをシビアに見る気概も必要でしょうね。
    今日はEQと格闘していました。低音の量感はハムノイズが原因だったようで問題は中~高音域でした。だいぶ絞ってみたのですがまだまだです。

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